passive-interface

モード: RIPモード
カテゴリー: IP / 経路制御(RIP)


(config-router)# [no] passive-interface IFNAME


指定したIPインターフェースをRIPのパッシブインターフェースに設定する。
パッシブインターフェースではRIPパケットの受信のみを行い、ブロードキャストやマルチキャストによる送信は行わない(neighborコマンドで指定したRIPルーターへのユニキャスト送信は行う)。
no形式で実行した場合は、指定したインターフェースをパッシブインターフェースでない通常のRIPインターフェースに戻す。


パラメーター

IFNAME IPインターフェース名


使用例

■ vlan10、vlan20、vlan100でRIPを有効にする。vlan100はパッシブインターフェースに設定する。これにより、vlan100からはRIPパケットが送信されなくなる。ただし、vlan10とvlan20からは、vlan100の直結経路が通知される。また、vlan100で受信したRIPパケット内の経路情報もvlan10とvlan20から通知される。

awplus(config)# router rip
awplus(config-router)# passive-interface vlan100
awplus(config-router)# network vlan10
awplus(config-router)# network vlan20
awplus(config-router)# network vlan100


注意・補足事項

■ パッシブインターフェースを設定する場合、本コマンドでインターフェースを指定するだけでなく、networkコマンドを実行して該当インターフェースの直結ネットワークがRIPの通知対象になるよう設定しておく必要があるので注意。

■ パッシブインターフェースであっても、neighborコマンドで指定されたRIPルーターへはユニキャストのRIPパケットが送信される。


コマンドツリー

router rip (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- passive-interface(RIPモード)

関連コマンド

neighbor(RIPモード)
network(RIPモード)
show ip rip interface(非特権EXECモード)



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