stack virtual-mac

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: バーチャルシャーシスタック(VCS) / コマンド


(config)# [no] stack virtual-mac


VCSのバーチャルMACアドレス機能を有効化する。
no形式で実行した場合はバーチャルMACアドレス機能を無効化する。
初期設定は無効。


使用例

■ バーチャルMACアドレス機能を有効化する。

awplus(config)# stack virtual-mac

■ バーチャルMACアドレス機能を無効化する。
awplus(config)# no stack virtual-mac


注意・補足事項

■ バーチャルMACアドレス機能の有効化は、stack virtual-macコマンドで行います。バーチャルMACアドレス機能は初期設定では無効ですが、VCS使用時は必ずバーチャルMACアドレス機能を有効にした状態で運用してください。無効状態での運用はサポート対象外となります。

■ バーチャルMACアドレス機能有効時にVCSグループが使用するMACアドレスは、stack virtual-chassis-idコマンドで設定するバーチャルシャーシIDによって決まる。同一ネットワーク上に複数のVCSグループが存在するときは、バーチャルシャーシIDが重複しないよう注意して設定すること。バーチャルシャーシIDは、show stackコマンドをdetailオプション付きで実行したときに表示される「Virtual Chassis ID」欄で確認できる。

■ 本コマンドでバーチャルMACアドレス機能の有効・無効を変更しても、VCSグループを再起動するまで設定は有効にならない。すなわち、バーチャルMACアドレス機能の有効・無効は、スタートアップコンフィグの読み込み時に決まる。

■ バーチャルMACアドレス機能の有効・無効設定が異なるメンバー同士はVCSグループを構成できない。VCSグループのメンバーを交換・追加する場合は、後から追加するメンバーのバーチャルMAC設定をVCSグループの設定に合わせておくこと。たとえば、バーチャルMACアドレス機能が有効な状態で運用しているVCSグループにメンバーを追加するときは、追加メンバーのスタートアップコンフィグに本コマンドとstack virtual-chassis-idコマンド(運用中のVCSグループで使っているのと同じ値を指定すること)を入れてから再起動し、バーチャルMACアドレス機能が有効になった状態で追加する必要がある。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- stack virtual-mac(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

show stack(非特権EXECモード)
stack virtual-chassis-id(グローバルコンフィグモード)



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