インストールガイド / はじめに


動作環境
仮想化環境
VMware vSphere Hypervisor(ESXi)7.0 / 8.0
Hyper-V
Nutanix AOS 6.5(AHV)
パブリッククラウドサービス
アマゾン ウェブ サービス(AWS)
Microsoft Azure
マルチテナントモードの追加要件
ネットワーク帯域
AMFノードのファームウェアバージョン
環境別インストールガイド
ライセンスのインストールと確認
AMFライセンスのインストール
AMFライセンスの有効期間


本製品は従来のAMF対応製品とは異なり、専用のハードウェアを必要とせずに、仮想マシン上でAMFコントローラーまたはAMFマスター機能を動作させることができます。

本製品を仮想マシンへインストールする前に、本章の「動作環境」「環境別インストールガイド」をご参照ください。

AMF機能の各種設定方法につきましては、本マニュアルの「アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF)」をご参照ください。

Note
AMF機能を利用する際に必要なライセンスの種類については、弊社ホームページをご覧ください。

動作環境

本製品は、物理サーバーにインストールした仮想化環境上の仮想マシン、あるいは、パブリッククラウドサービス上の仮想マシンで動作させることができます。
それぞれの動作環境におけるシステム要件は以下のとおりです。

動作環境の選定にあたっては、以下のシステムおよびネットワーク帯域要件をご参照ください。
他の要件に関しては特に制限がありません。本製品のセットアップにあたっては各動作環境のマニュアルなどもご参照ください。

仮想化環境

本製品がサポートする仮想化環境は次のとおりです。
それぞれのシステム要件は下記の表をご参照ください。
AMFマルチテナント機能を使用しない場合(シングルモード)と使用する場合(マルチテナントモード)で、CPU、メモリー容量、仮想ディスク容量の要件が異なりますのでご注意ください。
また、マルチテナントモード使用時は、「マルチテナントモードの追加要件」 についてもご確認ください。

VMware vSphere Hypervisor(ESXi)7.0 / 8.0

シングルモード
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
AMFネットワークの規模
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
1~120ノード vCPU×2 1GB 32GB
121~300ノード (1~60 仮想リンク) vCPU×2 1GB 32GB
121~300ノード (61~300 仮想リンク) vCPU×2 2GB 32GB
301~1000ノード (301~1000 仮想リンク) vCPU×2 4GB 32GB
ネットワークアダプター(NIC)種別
Intel E1000 NIC、VMware vmxnet3 NIC
ネットワークアダプター(NIC)数
1~10インターフェース
 
マルチテナントモード
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
AMFネットワークの規模
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
1~1200ノード (1~20コンテナ、1~300 仮想リンク) vCPU×2 4GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (1~20コンテナ、301~1200 仮想リンク) vCPU×4 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (21~120コンテナ、21~1200 仮想リンク) vCPU×4 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (121~300コンテナ、21~1200 仮想リンク) vCPU×8 32GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (5~120コンテナ、5~2000 仮想リンク) vCPU×8 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (5~120コンテナ、2001~10000 仮想リンク) vCPU×16 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (121~300コンテナ、2001~10000 仮想リンク) vCPU×16 48GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (34~60コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 16GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (61~120コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 32GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (121~300コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 48GB 5GB + 1ノードにつき64MB
ネットワークアダプター(NIC)種別
Intel E1000 NIC、VMware vmxnet3 NIC
ネットワークアダプター(NIC)数
1~10インターフェース
その他 ネットワーク帯域とバージョン混在に関する要件は、「マルチテナントモードの追加要件」をご参照ください。

Hyper-V

Hyper-VのホストOSとしては以下をサポートしています。
シングルモード
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
AMFネットワークの規模
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
1~120ノード vCPU×2 1GB 32GB
121~300ノード (1~60 仮想リンク) vCPU×2 1GB 32GB
121~300ノード (61~300 仮想リンク) vCPU×2 2GB 32GB
301~1000ノード (301~1000 仮想リンク) vCPU×2 4GB 32GB
ネットワークアダプター(NIC)数
1~8インターフェース
 
マルチテナントモード
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
AMFネットワークの規模
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
1~1200ノード (1~20コンテナ、1~300 仮想リンク) vCPU×2 4GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (1~20コンテナ、301~1200 仮想リンク) vCPU×4 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (21~120コンテナ、21~1200 仮想リンク) vCPU×4 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (121~300コンテナ、21~1200 仮想リンク) vCPU×8 32GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (5~120コンテナ、5~2000 仮想リンク) vCPU×8 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (5~120コンテナ、2001~10000 仮想リンク) vCPU×16 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (121~300コンテナ、2001~10000 仮想リンク) vCPU×16 48GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (34~60コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 16GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (61~120コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 32GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (121~300コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 48GB 5GB + 1ノードにつき64MB
ネットワークアダプター(NIC)数
1~8インターフェース
その他 ネットワーク帯域とバージョン混在に関する要件は、「マルチテナントモードの追加要件」をご参照ください。

Nutanix AOS 6.5(AHV)

シングルモード
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
AMFネットワークの規模
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
1~120ノード vCPU×2 1GB 32GB
121~300ノード (1~60 仮想リンク) vCPU×2 1GB 32GB
121~300ノード (61~300 仮想リンク) vCPU×2 2GB 32GB
301~1000ノード (301~1000 仮想リンク) vCPU×2 4GB 32GB
ネットワークアダプター(NIC)数
1~10インターフェース
 
マルチテナントモード
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
AMFネットワークの規模
CPU
メモリー容量
仮想ディスク容量
1~1200ノード (1~20コンテナ、1~300 仮想リンク) vCPU×2 4GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (1~20コンテナ、301~1200 仮想リンク) vCPU×4 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (21~120コンテナ、21~1200 仮想リンク) vCPU×4 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1~1200ノード (121~300コンテナ、21~1200 仮想リンク) vCPU×8 32GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (5~120コンテナ、5~2000 仮想リンク) vCPU×8 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (5~120コンテナ、2001~10000 仮想リンク) vCPU×16 8GB 5GB + 1ノードにつき64MB
1201~10000ノード (121~300コンテナ、2001~10000 仮想リンク) vCPU×16 48GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (34~60コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 16GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (61~120コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 32GB 5GB + 1ノードにつき64MB
10001~18000ノード (121~300コンテナ、34~18000 仮想リンク) vCPU×24 48GB 5GB + 1ノードにつき64MB
ネットワークアダプター(NIC)数
1~10インターフェース
その他 ネットワーク帯域とバージョン混在に関する要件は、「マルチテナントモードの追加要件」をご参照ください。

パブリッククラウドサービス

本製品がサポートするパブリッククラウドサービスは次のとおりです。
それぞれのシステム要件は下記の表をご参照ください。
AMFマルチテナント機能を使用しない場合(シングルモード)と使用する場合(マルチテナントモード)で、対応仮想マシン(インスタンス)の要件が異なりますのでご注意ください。
また、マルチテナントモード使用時は、「マルチテナントモードの追加要件」 についてもご確認ください。

アマゾン ウェブ サービス(AWS)

シングルモード
対応プラットフォーム
Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)
対応仮想化タイプ
Hardware Virtual Machine(HVM)
対応インスタンスタイプ
AMFネットワークの規模
インスタンスタイプ
1~120ノード 0トンネル t3.small, t3.medium
1~120ノード 1~100トンネル t3.medium
121~300ノード 0~100トンネル t3.medium
121~300ノード 101~300トンネル c5.large
301~1000ノード 301~1000トンネル c5.large
仮想ディスク容量 1~300ノード
5GB + 1ノードにつき64MB
301~1000ノード
5GB + 1ノードにつき128MB
 
マルチテナントモード
対応プラットフォーム
Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)
対応仮想化タイプ
Hardware Virtual Machine(HVM)
対応インスタンスタイプ
AMFネットワークの規模
インスタンスタイプ
1~1200ノード 1~20コンテナ 1~300 仮想リンク 1~100トンネル t3.large
101~300トンネル t3.large
301~1200 仮想リンク 1~100トンネル c5.xlarge
101~1000トンネル c5.xlarge
21~120コンテナ 21~1200 仮想リンク 1~100トンネル m5.4xlarge
101~1000トンネル m5.4xlarge
121~300コンテナ 121~1200 仮想リンク 1~1000トンネル m5.4xlarge
1201~10000ノード 5~120コンテナ 5~2000 仮想リンク 1~100トンネル m5.4xlarge
101~1000トンネル m5.4xlarge
1~1000トンネル m5.4xlarge
121~300コンテナ 121~10000 仮想リンク 1~1000トンネル m5.4xlarge
10001~18000ノード 34~60コンテナ 34~18000 仮想リンク 1~1000トンネル c5.8xlarge
61~120コンテナ c5.8xlarge
121~300コンテナ c5.8xlarge
仮想ディスク容量
5GB + 1ノードにつき64MB
その他 ネットワーク帯域とバージョン混在に関する要件は、「マルチテナントモードの追加要件」をご参照ください。

Microsoft Azure

シングルモード
対応プラットフォーム
Azure 仮想マシン
対応仮想マシンOSタイプ
Linux
対応仮想マシンサイズ
AMFネットワークの規模
仮想マシンサイズ
1~120ノード 0トンネル A1v2
1~120ノード 1~100トンネル A2v2
121~300ノード 0~100トンネル A2v2
121~300ノード 101~300トンネル F2
301~1000ノード 301~1000トンネル F2, F2s, F2s v2
仮想ディスク容量 1~300ノード
5GB + 1ノードにつき64MB
301~1000ノード
5GB + 1ノードにつき128MB
 
マルチテナントモード
対応プラットフォーム
Azure 仮想マシン
対応仮想マシンOSタイプ
Linux
対応インスタンスタイプ
AMFネットワークの規模
インスタンスタイプ
1~1200ノード 1~20コンテナ 1~300 仮想リンク 0トンネル A2v2, D1v2
1~100トンネル F2
101~300トンネル F4
301~1200 仮想リンク 0~100トンネル A4v2, D11v2
101~1000トンネル F4
21~120コンテナ 21~1200 仮想リンク 0~100トンネル A4v2, D11v2
101~1000トンネル F4
121~300コンテナ 121~1200 仮想リンク 1~1000トンネル D8
1201~10000ノード 5~120コンテナ 5~2000 仮想リンク 0~100トンネル F8
101~1000トンネル F16
2001~10000 仮想リンク 0~1000トンネル F16
121~300コンテナ 121~10000 仮想リンク 0~1000トンネル D16
10001~18000ノード 34~60コンテナ 34~18000 仮想リンク 0~1000トンネル F32
61~120コンテナ F32
121~300コンテナ F32
仮想ディスク容量
5GB + 1ノードにつき64MB
その他 ネットワーク帯域とバージョン混在に関する要件は、「マルチテナントモードの追加要件」をご参照ください。

マルチテナントモードの追加要件

マルチテナントモードでは、仮想マシンの必要動作環境に加え、以下の条件を満たす必要があります。

ネットワーク帯域

マルチテナントモードでAMFネットワークを安定して運用するためには、本製品を接続するネットワークに最低限以下の帯域が必要です。
1エリアあたりノード数
AMFネットワーク全体の仮想リンク数
最低必要帯域
1~150ノード 1~10000リンク 500 Mbps
10001~18000リンク 600 Mbps
151~350ノード 1~2000リンク 200 Mbps
2001~6000リンク 600 Mbps
6001~10000リンク 800 Mbps
10001~18000リンク 1000 Mbps

AMFノードのファームウェアバージョン

マルチテナントモードでノード数 1200 を超えるAMFネットワークを運用する場合は、以下の点にご注意ください。

環境別インストールガイド

本製品をインストールする際は、インストール先の環境によってインストール方法が異なりますので、以下の環境別インストールガイドをご覧ください。
Note
インストールガイドの説明は、動作環境の設定(仮想化環境のセットアップ、パブリッククラウドサービスのアカウント作成等)は行われていることを前提としています。各動作環境の設定方法につきましては、各環境のマニュアルなどをご参照ください。

ライセンスのインストールと確認

AMFライセンスのインストール

各環境別に本製品のインストールが完了しましたら、必要に応じてライセンスをインストールしてください。

AMFライセンスファイルは、バイナリー形式のファイルです。
ライセンスファイルを本製品にインストールするためには、ファイルを本製品に転送し、以下の手順でインストールします(ファイルの転送方法については、copyコマンドや「運用・管理 / ファイル操作」などを参照して、Flashに保存してください)。

  1. 本製品のCLIでdirコマンドを入力し、ライセンスキー(バイナリー形式ファイル)が、ディレクトリーに存在することを確認します。
    awplus# dir
    907 -rw- Nov 5 2015 15:20:47 Mast20-response.bin
    826 -rw- Nov 5 2015 15:18:16 default.cfg
    270 -rw- Nov 5 2015 13:42:35 reboot.log
    4096 drwx Oct 30 2015 03:00:00 atmf/
    

  2. license update fileコマンドを入力し、パラメーターにライセンスキーを指定します。

    バイナリー形式ファイル名が「Mast20-response.bin」の例
    awplus# license update file Mast20-response.bin
    awplus# 15:21:15 awplus ATMF[667]: The number of nodes allowed on this ATMF network is 20
    

  3. show license externalコマンドで、ライセンスが適用されていることを確認します。
    awplus# show license external
    Licensed features:
    AMF Master
    Start date : 05-Nov-2015 12:00AM
    Expiry date : 03-Nov-2016 11:59PM
    Total Nodes Allowed : 20
    

AMFライセンスの有効期間

本製品のAMFライセンスには有効期間があります。
ライセンスの期限日から28日前、21日前、14日前、7日と1日前に、期限の警告メッセージがログに表示されます。

また、これらのメッセージを見つけるために、syslogを監視する設定が可能です。
(ログについては、本マニュアルの「運用・管理 / ログ」をご参照ください)

期限が切れた後は、show running-config上にはAMF関連のconfigが残っていますが、機能が無効になります。
また、このまま運用し続けると、警告メッセージが1時間毎に出るため、追加ライセンスを購入ください。
ライセンスを再入力すると、自動的に機能が有効になります。


(C) 2016 - 2025 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002312 Rev.AL