detect-multiplier

モード: BFDプロファイルモード
カテゴリー: IP / BFD


(config-profile)# detect-multiplier <2-255>

(config-profile)# no detect-multiplier


BFDコントロールパケットによる障害検出時間(Detection time)を決定するための乗数値(Detection multiplier)を変更する。
no形式で実行した場合は初期値に戻る。
初期値は3。

Detection timeは、ネゴシエーションで決定されたBFDピアのコントロールパケット送信間隔(ミリ秒)に、本コマンドの設定値をかけることで得られる。
たとえば、送信間隔が300ミリ秒で本コマンドの設定値が3の場合、Detection time は 300 x 3 で 900ミリ秒となる。
この場合、BFDピアからのコントロールパケットを受信できない状態が900ミリ秒続くと、BFDセッションがダウンしたものと見なし、状態フィールドにDownをセットしたコントロールパケットをBFDピアに送信する。


パラメーター

<2-255> 障害検出乗数。初期値は3


使用例

■ BFDプロファイル「abc」において障害検出乗数を5に設定する。

awplus(config)# bfd profile abc
awplus(config-profile)# detect-multiplier 5


注意・補足事項

■ VCS構成でBFDを使用する場合、BFDコントロールパケットによる障害検出時間(Detection time)が 6000ミリ秒以上になるように設定する必要がある。Detection timeは、transmit-intervalコマンドとdetect-multiplierコマンドの設定値をかけることで求められる。

Detection time (ミリ秒) = transmit-interval × detection-multiplier


コマンドツリー

bfd profile (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- detect-multiplier(BFDプロファイルモード)

関連コマンド

bfd profile(グローバルコンフィグモード)
profile(BFDピアモード)
ip route bfd(インターフェースモード)
ip route bfd all-interfaces(グローバルコンフィグモード)
receive-interval(BFDプロファイルモード)
transmit-interval(BFDプロファイルモード)
echo-mode(BFDプロファイルモード)
echo-interval(BFDプロファイルモード)



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