Web GUI / ネットワークマップ

ネットワークマップは、本製品配下のネットワークを視覚的に表示する機能で、下記2種類のマップをサポートしています。

トポロジーマップ
AMFマスターを頂点とするAMFのネットワークトポロジー（接続構成図）を表示します。
AMFマスター、AMFメンバー、AMFゲストノードの接続構成と基本情報を確認することができます。
また、無線LANコントローラー機能を使用している場合は、同機能の管理下にある無線LANアクセスポイント（以下AP）も表示します。

Note
本製品はAMFマスター機能をサポートしていないため、トポロジーマップでは無線LANコントローラーの管理下にあるAP（AWCノード）の表示のみをサポートします。本ページにはAMFを前提とする機能の記述もありますがこれらはすべて未サポートとなります。
ヒートマップ
無線LANコントローラー機能の管理下にあるAPの配置と無線電波の想定到達範囲および強度を表示します。
ヒートマップは複数作成することができ、各マップには任意の背景画像を指定して縮尺を自由に設定できます。
管理下APのアイコンを指定した縮尺にもとづいて配置することで、各APの無線電波がカバーする範囲を視覚的に確認できます。

Note
CLIにおける制限事項は、基本的にすべてWeb GUIでの操作にも該当します。Web GUI上で各種機能の設定を行うときは、該当機能の解説編・コマンド編に記載の制限事項をご参照ください（全角文字および半角カナも入力できません）。

Note
Web GUIの画面、メニュー構成、機能などは、製品機種やバージョンによって異なる可能性があります。

Note
Web GUIの画面を開いた状態で長期間操作をしない状態が続くと、画面表示が正しく行われなくなることがあります。その場合はいったんログアウトし、再ログインしてください。

注意事項

前提事項

ネットワークマップは、AMFおよび無線LANコントローラー機能の情報をもとにマップを表示するため、Web GUIを使用するための前提事項に加え、以下の前提事項があります。

トポロジーマップ
- AMFマスター機能とGUI連携機能
  AMFのネットワークトポロジー（AMFマスター、AMFメンバー、AMFゲストノード）を表示するには、Web GUIを提供する装置でAMFマスター機能が有効になっており、また同装置をAMFマスターとするAMFネットワークが正しく構築されている必要があります。
  また、AMFマスターにおいて、GUI製品との連携機能（atmf topology-gui enableコマンド）が有効に設定されている必要があります。
  AMFマスター機能、GUI連携機能のいずれかが無効の場合や、AMFネットワークが構築されていない場合、AMFのネットワークトポロジーは表示されません。
  ただしその場合でも、無線LANコントローラー機能が有効であれば、同機能の管理下にあるAPは本製品の直下に接続された形で表示されます。
  
  Note
  本製品はAMFマスター機能をサポートしておらず、トポロジーマップでは無線LANコントローラーの管理下にあるAP（AWCノード）の表示のみがサポート対象のため、本設定は不要です。
- 無線LANコントローラー機能
  AMFマスターおよびトポロジーマップ連携機能に加えて無線LANコントローラー機能も有効な場合は、AMFのネットワークトポロジーと管理下APが統合された形で表示されます。
  AMFゲストノードとしても認識されている管理下のAPは、実際の接続先であるAMFノードにつながった形で表示されます。
  一方、AMFゲストノードとして認識されていない管理下APは、本製品の直下に接続された形で表示されます。
  AMFマスターまたはトポロジーマップ連携機能が無効で、無線LANコントローラー機能だけが有効な場合は、同機能の管理下にあるAPだけが本製品の直下に接続された形で表示されます。
ヒートマップ
- 無線LANコントローラー機能
  ヒートマップにAPのアイコンを配置して電波範囲を表示するためには、無線LANコントローラー機能が有効になっており、該当APが同機能の管理下に置かれている必要があります。

無線LANコントローラー機能の設定については「無線LANコントローラー（AWC対応）」/「概要」をはじめとする同機能の各解説ページをご参照ください。

また、Web GUIを使用するための準備については、「Web GUI」/「準備」をご覧ください。

サポートリミット

作成可能ヒートマップの数：最大10

画面構成

メニュー欄の「ネットワークマップ」をクリックすると、トポロジーマップ画面が開きます。
また、トポロジーマップ下部のヒートマップ一覧からは、任意のヒートマップ画面に移動することができます。
ここでは、トポロジーマップとヒートマップの基本的な画面構成について説明します。

トポロジーマップ

トポロジーマップの画面構成は次のとおりです。

ノード数と状態の表示
画面上部にはトポロジーマップ上に表示されているノード数と状態が表示されます。
詳しくは「ノード数と状態の確認」をご覧ください。
トポロジーマップ本体
画面中央にはAMFおよび無線LANコントローラーの情報にもとづくトポロジーマップが表示されます。
ノードのアイコンをクリックすると、該当ノードの基本情報がポップアップで表示されます。詳しくは「ノード基本情報の確認」をご覧ください。
画面更新ボタン
トポロジーマップはいったん表示されるとその後は自動更新されませんので、表示内容を更新したい場合はこのボタンをクリックしてください。
リセットボタン（未サポート）
本ボタンは未サポートです。
画面保存ボタン（未サポート）
本ボタンは未サポートです。
表示設定ボタン
トポロジーマップにおけるノードアイコンの集約・展開表示を変更するためのボタンです。クリックにより「トポロジーマップ表示設定」が表示されます。
ズーム調整
トポロジーマップをズームイン・ズームアウトしたいときは、ズーム調整のスライダーを上下にドラッグするか、「＋」「－」ボタンをクリックしてください。
ノードリスト開閉ボタン
ノードリストを開閉するためのボタンです。クリックするたびに開閉が切り替わります。トポロジーマップを開いた直後は閉じています。
ノードリスト
トポロジーマップ上にあるノードの一覧が表示されます。
無線LANコントローラーの管理下にある場合はAMFゲストノードかどうかにかかわらず「AWC」と表示され、無線LANコントローラーの管理下にないAMFゲストノードの場合は「Guest」と表示されます。
トポロジーマップ上の「ノードリスト」でAPをクリックすると、マップ上で該当APの基本情報がポップアップで表示され、また、ヒートマップ一覧にフィルターがかかって、該当APが配置されているヒートマップの「表示ボタン」だけが表示された状態になります。
ヒートマップ一覧大小切り替えボタン
ヒートマップ一覧の表示サイズを小（名前のみ表示）と大（背景画像のサムネイルと名前を表示）で切り替えるためのボタンです。クリックするたびに大小が切り替わります。トポロジーマップを開いた直後は小表示です。
小表示からはヒートマップの選択（表示）と追加が、大表示ではこれらに加えてヒートマップの編集と削除が可能です。
なお、初期状態ではヒートマップは存在していませんが、次の「追加ボタン」で追加できます。
ヒートマップ一覧追加ボタン
ヒートマップを新規追加するためのボタンです。クリックにより新規ヒートマップの編集画面に移動します。
ヒートマップ一覧表示ボタン
ヒートマップを表示するためのボタンです。クリックにより該当ヒートマップ画面に移動します。
「ヒートマップ一覧大小切り替えボタン」により、表示サイズを小（名前のみ表示）と大（背景画像のサムネイルと名前を表示）で切り替えることができます。

次はノードリストを開き、ヒートマップ一覧を大表示に切り替えた状態です。集約されていたノードアイコンも展開しています。

ヒートマップ

ヒートマップの画面構成は次のとおりです。

ヒートマップ本体
画面中央には管理下APの位置と電波の想定到達範囲を示すヒートマップが表示されます。
背景画像と画面上の縮尺、管理下APアイコンの位置はユーザー（管理者）がヒートマップ編集画面で指定します。
APのアイコンをクリックすると、該当APの基本情報がポップアップで表示されます。
ナビゲーションリンク
「←」のリンクをクリックすることでトポロジーマップの画面に戻ることができます。
表示切り替えボタン
表示画面を切り替えるためのボタンですが、ヒートマップを開いた直後やページの再読み込みをした後に表示される「無線ステータス表示」のみサポートです。
編集ボタン
ヒートマップ編集画面に移動するためのボタンです。
ヒートマップの背景画像やスケール（縮尺）、APの配置を変更する場合はこのボタンをクリックして編集画面に入ってください。
無線クライアント一覧表示ボタン
ヒートマップ上の各APに接続している無線クライアントの情報が表示されます。詳しくは、各APに接続している無線クライアントを確認するをご覧ください。
無線切り替えリストボックス
ヒートマップに表示する電波範囲と強度の対象無線（無線1、無線2、無線3）を切り替えるためのドロップダウンリストボックスです。
電波強度凡例
ヒートマップに表示する電波範囲円の色と電波強度の関係を示します。
スケール表示
現画面上での縮尺を表す距離目盛りとヒートマップの大きさ（背景画像の横幅と縦幅が実環境でどれだけのサイズになるか）を表示します。
ズーム調整
ヒートマップをズームイン・ズームアウトしたいときは、ズーム調整のスライダーを上下にドラッグするか、「＋」「－」ボタンをクリックしてください。
ノードリスト開閉ボタン
ノードリストを開閉するためのボタンです。クリックするたびに開閉が切り替わります。ヒートマップを開いた直後は閉じています。
ノードリスト
該当ヒートマップに配置されているアクセスポイントの一覧が表示されます。
無線LANコントローラーの管理下にある場合はAMFゲストノードかどうかにかかわらず「AWC」と表示され、無線LANコントローラーの管理下にないAMFゲストノードの場合は「Guest」と表示されます。
ヒートマップ一覧大小切り替えボタン
ヒートマップ一覧の表示サイズを小（名前のみ表示）と大（背景画像のサムネイルと名前を表示）で切り替えるためのボタンです。クリックするたびに大小が切り替わります。ヒートマップを開いた直後は小表示です。
小表示からはヒートマップの選択（表示）と追加が、大表示ではこれらに加えてヒートマップの編集と削除が可能です。
なお、初期状態ではヒートマップは存在していませんが、次の「追加ボタン」で追加できます。
ヒートマップ一覧追加ボタン
ヒートマップを新規追加するためのボタンです。クリックにより新規ヒートマップの編集画面に移動します。
ヒートマップ一覧表示ボタン
ヒートマップを表示するためのボタンです。クリックにより該当ヒートマップ画面に移動します。
「ヒートマップ一覧大小切り替えボタン」により、表示サイズを小（名前のみ表示）と大（背景画像のサムネイルと名前を表示）で切り替えることができます。

操作・表示リファレンス

各マップ上で可能な操作と画面表示について説明します。

マップ情報の保存について

ネットワークマップでは画面上部ナビゲーションバーの「保存」ボタンによるスタートアップコンフィグへの保存は不要です。
ヒートマップに対する編集内容は、背景画像アップロード画面の「保存」ボタン押下時やヒートマップ編集画面の「適用」ボタン押下時に適宜保存されます。

Note
ネットワークマップ関連の設定情報は、内蔵フラッシュメモリーのルートディレクトリー直下に自動作成される gui-userdata ディレクトリーに保存されます。このディレクトリーを削除したり、内容を手動で変更したりしないようご注意ください。

Note
gui-userdata ディレクトリーをバックアップする際はAMFのバックアップ機能をご利用ください。マップ情報の復元はAMFオートリカバリーを用いた場合のみサポートで、外部メディア等から手動で gui-userdata ディレクトリーを再配置することはサポート対象外です。

Note
AMF機能を利用していない場合には、機器交換に備えてあらかじめ画像データを用意し、再配置しなおすための画面キャプチャ等を取得しておいてください。

各マップ共通

トポロジーマップ、ヒートマップで共通に行える操作は以下の通りです。

ヒートマップを追加する
ヒートマップを表示する
ヒートマップ編集画面に移動する
ヒートマップを削除する

ヒートマップを追加する

画面下部のヒートマップ一覧に表示されているヒートマップ追加ボタン（＋）をクリックすることで、新規ヒートマップの編集画面に移動できます。

[小]

[大]

ヒートマップを表示する

画面下部のヒートマップ一覧に表示されているヒートマップ表示ボタンをクリックすることで、該当ヒートマップを表示させることができます。

[小]

[大]

ヒートマップを編集する

大表示のヒートマップ一覧では、ヒートマップのサムネイル右下にある「編集」（鉛筆）ボタンをクリックすることで、該当ヒートマップの編集画面に移動できます。
ヒートマップ編集画面では、背景画像やスケール（縮尺）、AP配置の変更やヒートマップの削除が可能です。

[大]

ヒートマップを削除する

大表示のヒートマップ一覧では、ヒートマップのサムネイル右上にある削除（×）ボタンをクリックすることで、該当ヒートマップを削除できます。

Note
ヒートマップ一覧の削除ボタンをクリックした場合は、確認なしに削除されますのでご注意ください。

[大]

トポロジーマップ

トポロジーマップでは以下の操作が可能です。

ノード数と管理状態を確認する
ノード基本情報を確認する
ノードアイコンの自動決定
ノードアイコンを集約・展開する
トポロジーマップの表示設定を変更する
ポーリング間隔を設定する

ノード数と状態の確認

ネットワークマップページの画面上部にはトポロジーマップ上に表示されているノード数と状態が表示されます。
管理に失敗したAPの数を確認することができます。

それぞれ色の付いたマークの横にノード数と状態が表示されます。
それぞれの状態の意味は下記のとおりです。

ノード	トポロジーマップ上に表示されている全てのノード
管理	AMFマスターおよびメンバーとして管理されているノード、もしくは、無線LANコントローラーによって管理されているノード
異常	無線LANコントローラー上のステータスが「管理失敗」、もしくは、ARPノードのステータスが「Down」となっているノード
管理外	AMFゲストノード、SNMPノード、ARPノード、もしくは、無線LANコントローラー上のステータスが「探索中」となっているノード
トラップ	AMFマスターが受信したトラップ数

Note
本製品はAMFマスター機能をサポートしていないため、トポロジーマップでは無線LANコントローラーの管理下にあるAP（AWCノード）の表示のみをサポートします。

Note
トポロジーマップ上に表示されているノード数と状態はノード名を表すラベルの色と連動しています。

Note
「管理」、「異常」、「管理外」はノード数が0の場合表示されません。

ノード基本情報の確認

トポロジーマップ上のノードアイコンをクリックすることで、該当ノードの基本情報をポップアップで表示させることができます。

ノード情報ポップアップの「開く」をクリックすると、該当ノードのGUIにブラウザでアクセスできます。

Note
TCPポート80番（http）を指定して開くため、機器側が異なるポート番号を使用している場合、Webブラウザーのアドレスバーに直接対応するURLを入力してください。

ノード名を表すラベルの色は各ノードの状態を示しています。それぞれの色の意味は下記のとおりです。

NODENAME	緑	AMFノードとして管理されている、あるいは、無線LANコントローラーで管理されているノード。また、Web GUI（ネットワークマップ）を実行している製品はAMFや無線LANコントローラー機能の有効・無効と関係なく常に緑で表示される。アイコンの左上には配下の接続ノード数が表示される。水色の背景 5 は配下のノードアイコンを集約していることを、灰色の背景 5 は配下のノードアイコンを展開していることを示す。集約・展開表示については「ノードアイコンの集約・展開表示」を参照。さらに、AMFマスターとして動作している場合はアイコンの右上にMが表示される
NODENAME	青	AMFゲストノード、SNMPノードまたはARPノードとして管理されているノード
NODENAME	橙	AMFリカバリー中もしくはAPを探索中のノード
NODENAME	赤	無線LANコントローラー上でのステータスが「管理失敗」、もしくは、ARPノードのステータスが「Down」となっているノード

また、ノード間を接続するリンクの色およびリンク上に表示されるアイコンは次の意味を持ちます。

	黒	AMFリンク、AMF仮想リンク、AMFゲストリンクで管理されたリンク
	緑	AMFクロスリンクで管理されたリンク
	アイコン	AMFクロスリンクのステータスがBlockingになっている箇所を示す
	灰	無線LANコントローラーのみで管理されたリンクもしくはARPノードとして検出されたリンク

ノードリストでは、ノードアイコン、ノード名（名称）および種類（Type）が表示されます。
またフィルターを使用することでノードリスト上に表示させるノードを絞ることができます。

フィルターの意味は下記のとおりです。

ALL	全てのノードを表示
AMF Master	AMFマスターを表示
AMF Member	AMFメンバーを表示
AMF Guest	AMFゲストノードを表示
AMF SNMP	SNMP探索機能で検出されたARPノードを表示
AMF Guest AWC	AMFゲストノードかつ無線LANコントローラーで管理されているノードを表示
AWC	無線LANコントローラーで管理されているノードを表示
ARP	SNMP探索機能で検出されたARPノードを表示

Note
本製品はAMFマスター機能をサポートしていないため、トポロジーマップでは無線LANコントローラーの管理下にあるAP（「AWC」）の表示のみをサポートします。

Note
ノードの種類が「AWC」かつCLIから設定を行っている場合、descriptionコマンドが設定されていないAPは名称が表示されません。また、ラベルも表示されません。

ノードリストのノードアイコンをクリックすると、「ノード情報」ダイアログが表示されます。

「ノード情報」ダイアログのノード情報に表示されるラベルの意味は下記の通りです。

	AMF MASTER(赤)	AMFマスター
	AMF MEMBER(橙)	AMFメンバー
	AMF GUEST(青)	AMFゲストノード
	AWC(緑)	無線LANコントローラーで管理されているノード
	AMF SNMP(青)	SNMP探索機能で検出されたSNMPノード
	ARP(緑)	SNMP探索機能で検出されたARPノード

Note
本製品はAMFマスター機能をサポートしていないため、トポロジーマップでは無線LANコントローラーの管理下にあるAP（「AWC」）の表示のみをサポートします。

「ノード情報」ダイアログの「開く」をクリックすると、該当ノードのGUIにブラウザでアクセスできます。

Note
TCPポート80番（http）を指定して開くため、443番（https）を使いたいときや他のポートを使いたいときは開いたブラウザウィンドウのアドレスバーに書かれているURLを手で編集して接続してください。

ノードアイコンの自動決定

ノードアイコンは、ノード名（タイトル）から自動で決定されます。

Note
ノードアイコンの自動決定は以下のルールに基づいて行われます。

AMFマスターおよびメンバーの場合 : モデル名で検出されたアイコン

AMFゲストノードおよび無線APの場合：
　1. 無線管理で設定されているアクセスポイント名で検出されたアイコン
　2. APのモデル名で検出されたアイコン
　3. 無線管理設定がされていない場合、ゲストノード名で検出されたアイコン
　4. ゲストノードのモデル名で検出されたアイコン
　5. 上記1~4に当てはまらない場合はunknown iconとなる

なお、ユーザーが手動でノードアイコンを変更もしくはノード名を変更すると、それに応じてノードアイコンも変化します。
また、手動でノードアイコンもしくはノード名を変更した時点で、アイコン自動決定に使用された情報は上書きされます。
ただし、ノード情報内のリセットボタンを押せば、手動設定した内容はリセットされ、自動決定されたアイコンに戻ります。

ノード名に対応するノードアイコン画像の組み合わせは以下のとおりです。

Note
ノード名は、完全一致だけでなく、該当の文字列を含む場合にも、対応するノードアイコンが表示されます。

Note
ノード名は大文字、小文字の区別はありません。

ノード名（タイトル）	対応するノードアイコン
wireless_ap
wireless_node
Switch
video_camera
ip_camera
ip_dom_cam
tq3403
tq6403gen2
tq6602
tq6602gen2 tq6702gen2
tq6702e
tq7403
tq7613
tq5403
tq1402
IE340 industrial_switch

背景画像を設定する（未サポート）

トポロジーマップ右上の「設定」ボタンをクリックすると表示される「トポロジーマップ表示設定」ダイアログ「レイアウト」タブの「背景画像」は未サポートです。

ノードアイコンの集約・展開表示

トポロジーマップの初期設定では、特定のノードアイコンに5個以上のノードアイコンが接続されている場合、これらを集約して表示します。

Note
集約表示の設定は「トポロジーマップ表示設定」で変更できます。

配下のノードアイコンを集約表示している場合、親ノードの「接続ノード数」の背景が水色になります。

水色の「接続ノード数」をクリックすると、集約されていたノードアイコンが展開表示され、「接続ノード数」の背景が灰色になります。

トポロジーマップ表示設定

トポロジーマップ右上の「設定」ボタンをクリックすると、「トポロジーマップ表示設定」ダイアログが開きます。
このダイアログの「レイアウト」タブでは、トポロジーマップにおけるノードアイコンの集約・展開表示の変更をすることが可能です。

「省略数」は子ノードが何個以上のときに集約して表示するかの設定です（初期値は5）。

「折り返し数」は、集約されていた子ノードアイコンを展開した時に、1列に何個ずつ子ノードアイコンを表示するかの設定です（初期値は10）。

「省略表示」と「折り返し表示」はそれぞれ「有効」「無効」の設定も可能です。

Note
本ダイアログの設定内容は画面を更新すると初期値に戻ります。

ポーリング間隔の設定

「トポロジーマップ表示設定」ダイアログの「レイアウト」タブにある「クライアントポーリング間隔設定」では、ヒートマップにおける無線クライアントのポーリング間隔の変更が可能です。

ポーリング間隔は1～10秒の範囲で設定可能で、デフォルトは5秒です。

Note
本設定はブラウザ側で保持される設定のため、F5キーやブラウザの更新ボタンによりページの更新を行った場合は初期値（5秒）に戻ります。

SNMP探索機能（未サポート）

「トポロジーマップ表示設定」ダイアログの「SNMP」「機器探索」タブは未サポートです。

ノードアイコンの配置と保存（未サポート）

ページ画面右上の「保存」ボタンと「リセット」ボタンはトポロジーマップ上のノードアイコンの配置を保存/リセットするものですが、本製品では未サポートです。

ヒートマップ

ヒートマップ画面は、大きく分けて表示画面と編集画面の2つの画面で構成されています。

ヒートマップ一覧の「表示ボタン」をクリックしたときは該当ヒートマップの無線ステータス表示ページに、ヒートマップ一覧の「追加ボタン」をクリックしたときは新規ヒートマップの編集画面に移動します。

またヒートマップ表示画面の「編集」ボタンをクリックした場合は該当ヒートマップの編集画面に、ヒートマップ編集画面の「適用」ボタンをクリックしたときは該当ヒートマップの表示画面に移動します。

無線ステータス表示画面

ヒートマップの無線ステータス表示画面からは以下の操作が可能です。

無線電波の到達範囲と強度を確認する
AP基本情報を確認する
各APに接続している無線クライアントを確認する
ヒートマップ編集画面に移動する

無線電波の到達範囲と強度を確認する

ヒートマップ上のAPアイコンの周りには、該当ヒートマップの縮尺とAPの送信出力設定の情報にもとづき、想定される電波の到達範囲と強度が色付きの円で示されます。
到達範囲は無線別（無線1、無線2、無線3）に表示されます。表示する無線の切り替えはマップ右上のリストボックスから行います。

Note
到達範囲と強度の表示はAPの無線送信出力設定から算出される見通しでの想定到達距離にもとづきます。設置場所の状況（遮蔽、反射など）は考慮されませんので、実際の到達範囲や強度、通信状態とは異なる場合があります。

AP基本情報を確認する

ヒートマップ上のAPアイコンをクリックすることで、該当APの基本情報をポップアップで表示させることができます。
表示内容はトポロジーマップの管理下APと同じです。

各APに接続している無線クライアントを確認する

ヒートマップ上のAPアイコンの右上に、APに接続しているクライアントの数が表示されます。
クライアント数をクリックすると、無線クライアントの一覧（MACアドレス/IPアドレス/AP名）がポップアップ表示されます（クライアントリスト）。
またクライアントの移動はアニメーションで表示されます。

リストの右上にある透過ボタンは、リストの透過・非透過を切り替えて背景が透けて見えるようにするためのボタンです。
初期状態は非透過ですが、ボタンをクリックするたびに非透過と透過が切り替わります。

	非透過
	透過

透過状態のときにマウスカーソルをリストの外に移動すると背景が透けて見えるようになります。

ヒートマップを編集する

ヒートマップ右上の「編集」ボタンをクリックすることで、該当ヒートマップの編集画面に移動できます。
ヒートマップ編集画面では、背景画像やスケール（縮尺）、AP配置の変更やヒートマップの削除が可能です。

ヒートマップ編集画面

ヒートマップ編集画面では以下の操作が可能です。

ヒートマップ名を変更する
背景画像を設定する
スケール（縮尺）を設定・変更する
APアイコンを配置（追加・移動・削除）する
ヒートマップを削除する

次に示すのは、ヒートマップ追加ボタンで新規作成した直後のヒートマップ編集画面です。
ヒートマップを利用するには、以下の説明にしたがって、背景画像を設定し、APアイコンを配置してください。

ヒートマップ名を変更する

ヒートマップ名は以下の手順で変更できます。作成直後のヒートマップ名は「HeatmapX」（Xは番号）です。

ヒートマップ編集画面でヒートマップ名の横に表示されている鉛筆アイコンをクリックします。
ヒートマップ名欄が編集可能になるので希望の名前を入力します。

ヒートマップ名は下記の基準を満たす必要があります。
- 最大文字数は64文字
- 使用可能な文字は半角英数字、半角記号 ! # $ % & ( ) - ^ \ = ~ | [ { ; ] + * } , . / < > _
入力が終わったらチェックマークをクリックします。
ヒートマップ名が変更されます。

背景画像を設定する

ヒートマップ背景画像の設定手順は次のとおりです。

ヒートマップ編集画面の「マップアップロード」ボタンをクリックします。
アップロード画像選択（上向き矢印）ボタンを押して画像ファイルを選択し、さらに「スケール」欄でマップ上における背景画像領域の実サイズを指定して、「保存」ボタンをクリックします。
Note
背景画像として使用できる画像ファイルの条件は次のとおりです。
- ファイル形式：JPEG（.jpg, .jpeg）、GIF（.gif）、PNG（.png）
- ファイルサイズ：最大4MB
Note
AWCプラグインのリモートモニター機能と連携する場合は、flash:/gui-userdata/network-map/floormaps ディレクトリーに保存されているSVGファイル「heatmapX.svg」（Xは番号）の合計サイズを 4MB以下にする必要があります。

各SVGファイルには個々のヒートマップの情報が背景画像のデータも含めて保存されていますが、背景画像は形式が変換されるためアップロード時よりもサイズが大きくなります。
Web GUIのファイル管理画面やCLIのdirコマンドで前記ディレクトリーの内容を確認し、SVGファイルの合計サイズが 4MB以下になるようにしてください。

Note
「スケール」欄では、背景画像の横幅と縦幅が実際の環境ではどれだけの距離に相当するかを指定します。
なお、背景画像の縦横比と「スケール」欄で指定した縦横比が一致していない場合、縮尺表示は横のスケールと背景画像の横幅を基準に計算され、電波範囲の表示もその縮尺にもとづいて正円で表示されます。

Note
「スケール」に小数値は使用できません。

スケールを設定・変更する

ヒートマップの縮尺は背景画像の設定時に指定しますが、後で変更することも可能です。
スケールの変更手順は次の通りです。

ヒートマップ編集画面の「スケール編集」ボタンをクリックします。
「スケール」欄でマップ上における背景画像領域の実サイズを指定して、「保存」ボタンをクリックします。

Note
「スケール」欄では、背景画像の横幅と縦幅が実際の環境ではどれだけの距離に相当するかを指定します。
なお、背景画像の縦横比と「スケール」欄で指定した縦横比が一致していない場合、縮尺表示は横のスケールと背景画像の横幅を基準に計算され、電波範囲の表示もその縮尺にもとづいて正円で表示されます。

Note
「スケール」に小数値は使用できません。

APアイコンを配置（追加・移動・削除）する

ヒートマップの新規作成時には管理下APのアイコンは配置されていません。
ヒートマップに背景画像を設定し、スケール（縮尺）を指定したら、以下の手順で管理下APのアイコンを配置します。
既存ヒートマップのAPアイコンを移動、追加、削除する場合も同様です。

Note
名称が表示されていないAPは配置することができません。

ヒートマップ編集画面の「ノードリスト」を開きます。
「ノードリスト」上で配置したいAPをクリックします。
クリックしたAPのアイコンがヒートマップの中央に配置されるので、ドラッグ＆ドロップで任意の場所に移動します。
また、既存のAPアイコンも同様の操作で移動できます。
複数のAPアイコンを配置する場合は、上記1～3の手順を繰り返してください。
また、配置を取りやめたい場合（ヒートマップからアイコンを削除したい場合）は、「ノードリスト」で対象のAPをもう一度クリックすると該当APのアイコンがヒートマップから取り除かれます。
アイコンの配置が決まったら、配置情報を保存してヒートマップ表示画面に反映します。
ヒートマップ編集画面の「適用」ボタンをクリックしてください。
問題なければ確認ダイアログで「適用」ボタンをクリックします。

ヒートマップを削除する

ヒートマップの削除手順は次のとおりです。

削除したいヒートマップを開きます。
ヒートマップ編集画面の「削除」ボタンをクリックします。
問題なければ確認ダイアログで「削除」ボタンをクリックします。

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