red-curve

モード
トラフィックコントロールモード
カテゴリー
トラフィック制御 / Quality of Service

構文

コマンド構文

(config-tc)# red-curve NAME [limit <4-127> & avpkt <64-1518> & min <3-126> & max <4-127> & probability <1-100> & ecn [ecn-drop]]

(config-tc)# no red-curve NAME

コマンド説明

RED(Random Early Discard)アルゴリズムの動作を規定するREDカーブテンプレートを作成・変更する。
no形式で実行した場合は指定したREDカーブテンプレートを削除する。
初期状態ではデフォルトのREDカーブテンプレート「default」が存在している。

REDは、キュー長が上限に達する前にパケットを徐々に破棄していくことで、輻輳回避やより細やかな帯域制御を実現するアルゴリズム。

REDの設定は、キュー長とパケット破棄率の関係を示す「REDカーブテンプレート」を本コマンドで定義し、class(htb)class(priority)class(wrr)sub-class(htb)sub-class(priority)sub-class(wrr)sub-sub-class(htb)sub-sub-class(priority)sub-sub-class(wrr)の red-curve パラメーターでQoSポリシー内の各末端クラスに適用することで行う。詳細は解説編を参照のこと。

パラメーター

NAME
REDカーブテンプレート名
limit <4-127>
最大キュー長(パケット数)。内部的にキュー長は avpkt × limit のバイト数として扱われ、キュー長がこの値を超えた場合、該当フローのパケットはすべて破棄される。省略時は127
avpkt <64-1518>
想定される平均パケットサイズ(バイト)。内部的にはバイト数で扱われる最大キュー長、破棄開始点、完全破棄点を計算するための基準となるパラメーター。省略時値は576
min <3-126>
破棄開始点(パケット数)。内部的に破棄開始点は avpkt × min のバイト数として扱われ、キュー長がこの値を超えるとパケット破棄率が徐々に高くなり、キュー長が完全破棄点に達したときに破棄率が probability で指定された値となる。省略時値は10
max <4-127>
完全破棄点(パケット数)。内部的に完全破棄点は avpkt × max のバイト数として扱われ、キュー長がこの値を超えるとすべてのパケットが破棄されるようになる。省略時値は32
probability <1-100>
キュー長が完全破棄点に達したときのパケット破棄率(%)。省略時値は2
ecn
キュー長が破棄開始点を超えた場合に、パケットを破棄するのではなく明示的輻輳通知(ECN)のマーキングを行いたいときに指定する。省略時は破棄(ECN無効)
ecn-drop
ecnパラメーターを指定した場合(ECN有効時)、キュー長が完全破棄点を超えても最大キュー長に達するまではパケットを破棄せずにECNのマーキングだけを行うが、ecnパラメーターに加えて本パラメーターを指定した場合は、完全破棄点から最大キュー長までの間はパケットを破棄するようになる

使用例

実際にはパケットを破棄せず、明示的輻輳通知(ECN)だけを行うREDカーブテンプレート「red-ECN」を作成する。キュー長、平均パケットサイズ、破棄開始点、完全破棄点などカーブを定義する各パラメーターは初期値を使う。
awplus(config-tc)# red-curve red-ECN ecn

「default」よりも積極的にパケットを破棄するREDカーブテンプレート「aggressive」を作成する。
awplus(config-tc)# red-curve aggressive min 5 max 50 probability 70

注意・補足事項

REDアルゴリズムの動作は、REDカーブテンプレートを適用した末端クラス内のフロー単位で適用される。

デフォルトのREDカーブテンプレート「default」は削除できない。

コマンドツリー

関連コマンド