[index] エクストリコム無線LANシリーズ ユーザーガイド v4.6.18.10
- エクストリコム無線LANシステムの接続形態 - カスケード(MS-1000-Cのみ) - 無線LANスイッチ、無線APの通常時/障害時の動作 - カスケードレジリエンシー機能(MS-1000-Cのみ) - アップリンクポートの冗長化構成例 - 無線APの冗長化構成例 - 無線LANスイッチ、無線APの通常時/障害時の動作 - LS-3000
※エクストリコム無線LANシステム関連機器の接続可能距離については、「設置と接続」/「設置方法・接続可能距離」をご覧ください。
エクストリコム無線LANシステムの接続形態 |
Note - 同一無線LANスイッチ上で「RP-22n、RP-32nおよびRP-22En」の組み合わせで無線APを使用する場合、設定可能なRadio数は無線LANスイッチに接続する無線APがサポートする最も少ないRadio数になります。
Note - 無線APは無線LANスイッチに直接接続しないと機能しません。
カスケード(MS-1000-Cのみ) |
Note - 無線LANスイッチ間の接続可能距離は、UTPケーブル使用時は最大50m、光ファイバーケーブル使用時は無線LANスイッチと無線AP間の接続距離(100mまで)も含め最大300mです。
Note - カスケード機能を使用することにより無線APの台数は増えますが、Radio1つあたりで利用可能な帯域などの無線LANリソースは無線LANスイッチ1台と同じため、スループットを要求される場合での利用は避けてください。
プライマリー機と接続している無線AP |
セカンダリー機と接続している無線AP |
|||
通常時 | ・無線APは電波出力を継続。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはグリーン点灯)。 ・GUIでセカンダリー機の情報確認可能。 |
・無線APは電波出力を継続。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはグリーン点灯)。 ・GUIでプライマリー機のIPアドレス情報を常に表示。 |
プライマリー 無線AP、セカンダリー 無線AP共に正常なサービスを提供。 | ― |
スイッチ間 通信障害(LAN 2) | ・無線APは電波出力を継続。 ・通信断なくスタンドアローンモードへ移行(Power LEDはグリーン点灯)。 (GUIの上部に「No Connection to Secondary Switch!」とエラー表示) |
・無線APは電波出力を停止。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはオレンジ点灯へ変化)。 (GUI上部に表示されるプライマリー機のIPアドレス情報表示は消えない) |
プライマリー機により切り離されサービスが停止。プライマリー機に接続されている無線APのみでサービスを継続。 | 復旧時に再起動は不要。 |
プライマリー機 LAN 1リンク障害 | ・無線APは電波出力を継続。 ・Power LEDはグリーン点灯。 ・アップリンクとの通信は不可。 |
・無線APは電波出力を継続。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはグリーン点灯)。 ・自身のアップリンクが繋がっていたとしても通信には使えない。 |
無線APはサービスを継続するがアップリンクとの通信ができないため実質利用不可。 | 復旧時に再起動は不要。 |
セカンダリー機 LAN 1リンク障害 | ・無線APは電波出力を継続。 ・通信断なくカスケードモードを維持(Power LEDはグリーン点灯)。 |
・無線APは電波出力を継続。 ・Power LEDはグリーン点灯。 ・アップリンク経由での管理アクセス不可。 |
セカンダリー機への管理アクセスのみ不可。それ以外のサービスは影響なし。 | 復旧時に再起動は不要。 |
プライマリー機 システム障害 | 障害停止。 | 無線APは電波出力を停止。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはオレンジ点灯へ変化)。 (GUI上部に表示されているプライマリー機のIPアドレスは消えない) |
全サービス停止。 | 復旧時特別な操作は不要(プライマリー機の起動のみ)。 |
セカンダリー機 システム障害 | ・無線APは電波出力を継続。 ・通信断なくスタンドアローンモードへ移行(Power LEDはグリーン点灯)。 (GUI上部に「No Connection to Secondary Switch!」とエラー表示) |
障害停止 | プライマリー機に接続されている無線APのみでサービスを継続。 | 復旧時特別な操作は不要(セカンダリー機の起動のみ)。 |
カスケードレジリエンシー機能(MS-1000-Cのみ) |
Note - 無線LANスイッチ間の接続可能距離は、UTPケーブル使用時は最大50m、光ファイバーケーブル使用時は無線LANスイッチと無線AP間の接続距離(100mまで)も含め最大300mです。
プライマリー機と接続している無線AP |
セカンダリー機と接続している無線AP |
|||
通常時 | ・無線APは電波出力を継続。 カスケードモードを継続(Power LEDはグリーン点灯)。 ・GUIからセカンダリー機の情報確認可能。 |
・無線APは電波出力を継続。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはグリーン点灯)。 ・GUIでプライマリー機のIPアドレス情報を常に表示。 |
プライマリー機、セカンダリー機に接続している無線APは正常なサービスを提供。 | ― |
スイッチ間 通信障害(LAN 2) | ・無線APは電波出力を継続。 ・通信断なくスタンドアローンモードへ移行(Power LEDはグリーン点灯)。 (GUIの上部に「No Connection to Secondary Switch!」とエラー表示) |
・無線APは電波出力を停止。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはオレンジ点灯へ変化)。 (GUI上部に表示されるプライマリー機のIPアドレス情報表示は消えない) |
セカンダリー機はプライマリー機により切り離されサービスが停止。プライマリー機に接続されている無線APのみでサービスを継続。 | 復旧時に再起動は不要。 |
プライマリー機 LAN 1リンク障害 | ・無線APは電波出力を一旦停止し再開。 自らをセカンダリー機へ変更。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはオレンジ→グリーン点滅→グリーン点灯と遷移)。 ・スイッチ間リンクを利用して通信を継続。 |
・無線APは電波出力を一旦停止。 ・プライマリー機へ設定変更。 ・カスケードモードを継続(Power LEDはオレンジ→グリーン点滅→グリーン点灯と遷移)。 ・自身のアップリンクを利用して通信を継続。 |
セカンダリー機 → プライマリー機 プライマリー機 → セカンダリー機 上記の順番で役割が入れ替わり両機でサービスを継続。 |
復旧時に再起動は不要。 |
セカンダリー機 LAN 1リンク障害 | ・無線APは電波出力を継続。 ・通信断なくカスケードモードを継続(Power LEDはグリーン点灯)。 |
・無線APは電波出力を継続。 ・Power LEDはグリーン点灯を継続。 ・アップリンク経由での管理アクセス不可。 |
セカンダリー機への管理アクセスのみ不可。それ以外のサービスは影響なし。 | 復旧時に再起動は不要。 |
プライマリー機 システム障害 | 障害停止。 | ・無線APは電波出力を一旦停止後に再開。 ・自らをプライマリー機に設定変更しスタンドアローンモードへ移行(Power LEDはオレンジ→グリーン点滅→グリーン点灯へ遷移)。 (GUIの上部に「No Connection to Secondary Switch!」とエラー表示) ・自身のアップリンクを利用して通信を継続。 |
プライマリー機、セカンダリー機の役割が入れ替わり、新プライマリー機(旧セカンダリー機)のみでサービスを継続。 | 復旧時に特別な操作は不要(旧プライマリー機を起動すると新セカンダリー機として機能する)。 |
セカンダリー機 システム障害 | ・無線APは電波出力を継続。 ・通信断なくスタンドアローンモードへ移行(Power LEDはグリーン点灯)。 (GUIトップには「No Connection to Secondary Switch!」とエラー表示) |
障害停止 | プライマリー機のみでサービスを継続。 | 復旧時に特別な操作は不要(セカンダリー機の起動のみ)。 |
LS-3000 |
Note - LS-3000とMS-1000/MS-1000-C間の接続可能距離は最大50mです。
Note - LS-3000同士の接続、冗長(Redundancy)は未サポートです。
Note - LS-3000を導入することにより無線LANスイッチと無線APの台数は増えますが、Radio1つあたりで利用可能な帯域などの無線LANリソースは無線LANスイッチ1台と同じため、スループットを要求される場合での利用は避けてください。
(C) 2016 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002288 Rev.B