AVM EXによるAMFネットワーク管理機能を利用可能なライセンスと、無線アクセスポイントの管理などの追加機能を提供するプラグインライセンスを用意しています。
ご使用の環境によりライセンスをご購入ください。
本製品のライセンスには有効期限があります。
ライセンスの期限日から28日前、21日前、14日前、7日前、1日前に、期限の警告メッセージが画面右上の管理欄に表示されます。
期限が切れた後は、本製品の管理画面へのログインができなくなりますので、有効期限のあるライセンスを新たにご購入ください。
ライセンスを再登録すると、本製品へのログインが有効になります。
AT-Vista Manager EXライセンス |
基本パッケージ(AMFノードマネージメント)(1年、6年) |
AT-Vista Manager EXプラグインライセンス |
無線LANコントローラーライセンス(10AP)(1年、6年) |
インストールを行う前に、インストールを行うコンピューターが以下の要件を満たしているか確認してください。
Note
無線管理機能をご使用の際は、管理対象のネットワーク上にAMFコントローラーまたはAMFマスター(AMFマスターライセンス搭載製品またはAMFマスター機能が標準搭載されている製品)が設置されている必要があります。
Note
弊社製品のAT-Vista Manager(EX V2.0以前)、AlliedView NMS Standard Edition、AlliedView NMS Enterprise Edition、Allied Telesis Unified Wireless Controllerの他、Windows IIS Web Server、Apache Web Server、RDBMSを使用するソフトウェアとの同一環境での使用は未サポートです。
なお、AVM EXでは下記のポート、プロトコルを使用しています。
ポート | プロトコル | |
SYSLOG | 514 | UDP |
HTTP | 80 | TCP |
5000 | TCP | |
データベース | 27017 | TCP |
65432 | TCP | |
65433 | TCP | |
AWC | 65435 | TCP |
65436 | TCP | |
65437 | TCP |
ポート | プロトコル | |
AWC | 65438 | TCP |
65439 | TCP |
サーバー環境
ハードウェア | DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ |
CPU | Intel Core i5プロセッサー2.5 GHz以上 |
対応OS | Windows 7 Professional(64ビット版)、Windows 10 Pro(64ビット版)、Windows Server 2012 R2(Standard、Datacenterエディションのみサポート) ※いずれのOSも日本語版のみサポート Note |
仮想化環境 | VMware vSphere Hypervisor(ESXi)5.5/6.0/6.5 Windows Server 2012 R2 Hyper-V |
メモリー(RAM)容量 | 8GB以上 |
ハードディスク容量 | 200GB以上の空きが必要 |
CDドライブ | AT-Vista Manager EXインストーラーDVDからインストールする際に必要 |
閲覧環境
対応OS | Windows 7、Windows 10、Windows Server 2012 R2 |
Webブラウザー | 上記対応OSで動作可能なInternet ExplorerまたはGoogle Chrome |
CPU | Intel Core i3プロセッサー1.7GHz以上 |
メモリー(RAM)容量 | 3GB以上(1GB以上の空きが必要) |
ディスプレイ | 1280×768以上必須 |
管理可能な弊社製品
AVM EXで管理可能な弊社製品とファームウェアのバージョンは、リリースノートをご覧ください。
その他
AVM EXにてユーザーを管理する際、ユーザーがログイン情報を忘れた場合、ユーザーが登録したメールアドレスに対して、復旧のためのメールを送信します。 メールによるログイン情報の復旧を行うためには、次のものが必要となります。
Note
AT-Vista Manager EXのIPアドレスもしくはドメイン名からのJavascriptが実行できるように設定を行ってください。
インストーラーは、弊社Webページよりダウンロードいただくか、AT-Vista Manager EX基本ライセンスのライセンス証書に同梱のDVDに収載されたものをお使いください。
OSのタイムゾーンを「(UTC09:00) 大阪、札幌、東京」に設定してください。
Windows 7にインストールする場合は、hotfixがインストールされている必要があります。
Microsoft社のWebサイト(http://support.microsoft.com/kb/2731284)より、ダウンロード/インストールしてください。
AMFネットワークの監視を行う場合は、AMF機器に下記の設定を行ってください。
AMF対応機器への具体的な設定については各機器のコマンドリファレンスをご参照ください。
インストールを行う場合は、下記の手順に従ってインストールしてください。
Note
インストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがAT-Vista Manager EXのセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。
Note
インストールをキャンセルした場合でも、指定したディレクトリーにインストールログが出力されます。
Note
AVM EXとあわせてAWCプラグイン(ワイヤレスプラグイン)をインストールする場合は、AVM EXインストーラーと同じディレクトリーにAT-AWCインストーラー(atawcXXXw.exe)を保管してください。この際、複数のバージョンのAT-AWCインストーラーを同じディレクトリーに保管しないでください。
Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
Note
Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。
インストーラー本体(atvmexXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。
本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。
インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。
開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。
使用許諾契約のダイアログが表示されます。
ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
インストール先フォルダーを指定し、「次へ」をクリックします。
Note
インストール先に日本語を含むパスを指定しないでください。日本語を含むパスへのインストールは未サポートです。
Note
ファイルの存在しないフォルダーをインストール先として指定してください。
インストール セットの選択ダイアログが表示されます。
AVM EX本体とAWCプラグインのインストールを行う場合は、「次へ」をクリックします。
一部のみ構成を変更する場合は、必要に応じてインストールするコンポーネントのみのチェックボックスにチェックをつけて「次へ」をクリックします。
サーバーIPアドレスの登録ダイアログが表示されます。
AVM EXのサーバーIPアドレスとして使用するIPアドレスを指定します。
表示されている以外のIPアドレスを指定する場合は、ユーザー入力を選択し、IPアドレスを入力してください。
変更しない場合は、「次へ」をクリックします。
Note
AVM EXを正常に起動するためにはサーバーが使用する正しいIPアドレスを指定する必要があります。また、無線AP管理機能を使用する場合は、無線APからの通信を待ち受けるIPアドレスを指定してください。インストール後にIPアドレスが変更になる場合、「無線APのWeb設定画面で変更を行う場合は」をご覧ください。
インストール前の要約ダイアログが表示されます。
インストールフォルダー、ショートカットフォルダー、インストールする製品機能、サーバーのIPアドレスが正しいかを確認します。
変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
変更しない場合は、「インストール」をクリックします。
インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。
インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
「完了」をクリックしダイアログを閉じます。
クライアントPCからAWCプラグインにHTTPS接続する場合は下記の設定を行ってください。
Note
HTTPS接続の設定後にHTTP接続に戻す場合は再インストールが必要になります。AVM EXのバックアップファイルを取得し、再インストールした後でリストアを行ってください。
Note
AVM EXのAMF管理画面にHTTPS接続することはできません。
> md [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\apache\key
> cd [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\apache\key
> ..\bin\openssl.exe genrsa 2048 > server.key
> ..\bin\openssl.exe req -new -config ..\conf\openssl.cnf -key server.key > server.csr
--> 対話形式の入力が求められます。お使いの環境のパラメーターを入力してください。
> ..\bin\openssl.exe x509 -days 3650 -req -signkey server.key < server.csr > server.crt
> [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\use_https\use_https.bat
AVM EXをインストールしたサーバーPCでファイアウォールが有効になっている場合は、クライアントPCでAVM EXを開くことやAMF機器からのsyslogパケットの受信、AWCプラグインからの無線AP管理ができなくなってしまうため、サーバーPCでWindowsファイアウォールの設定を行ってください。
- CLI
- Apache HTTP Server
※その際使用環境に合わせて、プライベート/パブリックにもチェックを付けてください。
[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\apache\bin\httpd.exe
[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\php\php.exe
[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\CWM\bin\CWM.exe
ここでは、TQ Firmware Updateツールを使用してファームウェアのアップデートを行う方法について説明します。
用意するもの:
例: tq_firmware_update.csv
192.168.1.230,manager,friend,http,80
192.168.1.231,manager,friend,http,80
IPアドレス: 無線APのIPアドレス
ユーザー名: 無線APのログインユーザー名
パスワード: 無線APのログインパスワード
プロトコル: ログインに使用するサーバーのプロトコル(httpまたはhttps)
ポート番号: ログインに使用するサーバーのポート番号(プロトコルがhttpsの場合は443)
例えばAT-TQ4400とAT-TQ4600のIPアドレスが設定ファイルに記述されている場合、AT-TQ4400のファームウェアを選択しているとAT-TQ4600の更新には失敗します。
この場合、設定ファイルを分けて2回更新する必要があります。
例: tq4400_firmware_update.csv
192.168.1.230,manager,friend,http,80
例: tq4600_firmware_update.csv
192.168.1.231,manager,friend,http,80
TQ Firmware Updateツールは、AVM EXインストール後、下記ディレクトリーに保存されます。
[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\tq_firmware_update.exe
項目名 | 説明 |
---|---|
設定ファイル | |
「参照」ボタン | 用意した設定ファイルを指定します。 |
ファームウェア | |
「参照」ボタン | 用意したファームウェアファイルを指定します。 |
バージョン番号 | ファームウェアのバージョンが表示されます。 |
ビルド番号 | ファームウェアのビルド番号が表示されます。 |
その他 | |
「開く」ボタン | 実行画面が開きます。 |
「終了」ボタン | アップデートを止めます。 |
項目名 | 説明 |
---|---|
IPアドレス | 無線APのIPアドレスが表示されます。 |
プライマリー | 無線APのプライマリーにインストールされているファームウェアバージョンが表示されます。 |
セカンダリー | 無線APのセカンダリーにインストールされているファームウェアバージョンが表示されます。 |
実行結果 |
「実行」ボタンをクリックした結果が表示されます。 また、「確認」ボタンをクリックした場合、インストールされたファームウェアバージョンの確認を行っている無線APの実行結果欄に「確認中」が表示されます。 |
ログ | ログが表示されます。 |
「ログ表示」ボタン | ログ画面が開きます。 |
「確認」ボタン | 無線APの情報を取得します。情報取得の可否は確認結果欄に表示されます。 |
「実行」ボタン | ファームウェアの更新を行います。更新の可否は実行結果欄に表示されます。 |
「閉じる」ボタン | 実行画面を閉じます。 |
以下の場合は「失敗」になります。
項目名 | 説明 |
---|---|
フィルター | ログの重要度(INFO、NOTICE、WARN)で絞り込みを行えます。ログ一覧に表示させたい重要度のチェックボックスにチェックを入れると、その重要度に関連したログが表示されます。 |
ログ一覧 | ログが表示されます。 |
「更新」ボタン | 情報の更新を行います。 |
「閉じる」ボタン | ログ画面を閉じます。 |
ログの履歴は上記ログ画面、またはログファイルに表示されます。
ログファイルは実行ファイルと同じ下記に保存されます。
[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\log_xxxxxxxxxxxxxx.txt
※ xxxxxxxxxxxxxxはログファイルの作成日時です。
AVM EXに初めてログインする際、初期アカウントのパスワードの変更、ライセンスファイルのアップロードなど、AVM EXの初期設定を行います。
また、AMFネットワークの設定、復旧用SMTPサーバーの設定についてもここで行います。
初期アカウントのユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
初期アカウントのユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。
管理者アカウントの登録を行います。
「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザー名とパスワード、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。
ユーザー名は、初期設定では「manager」が設定されています。
パスワードは8文字以上で、いずれかの半角数字、英字、記号( ! @ # $ % ^ & * ( ) )を最低1文字ずつ含む必要があります。
メールアドレスは、ログイン情報を忘れた場合の復旧に使用します。有効なメールアドレスを設定してください。
Note
この手順の実行後は、初期アカウント/パスワードは使用できなくなります。
Note
メールによるログイン情報の復旧を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。SMTPサーバーの設定を行わないまますべての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AVM EXを再インストールする必要があります。この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。
ライセンスファイルをアップロードします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面にて、「参照」ボタンをクリックします。
「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効な基本ライセンスを含むライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。
Note
ライセンスファイルをお持ちでない場合は、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
なお、ライセンスファイルの取得にあたって、「Step 2: ライセンスのアップロード」画面に表示されるシリアル番号が必要となります。
管理するAMFネットワークの情報を登録します。
「Step 3: ネットワークのセットアップ」画面にて、AMFコントローラー/AMFマスターの情報を入力し、「次へ」ボタンをクリックします。
IPv4/v6アドレス、またはドメイン名
特権ユーザーのユーザー名
特権ユーザーのパスワード
Note
AMFコントローラーが存在するAMFネットワークではAMFコントローラーのIPアドレスのみを設定し、AMFマスターのIPアドレスは設定しないでください。
Note
無線管理機能をご使用の際は、管理対象のネットワーク上にAMFコントローラーまたはAMFマスター(AMFマスターライセンス搭載製品またはAMFマスター機能が標準搭載されている製品)が設置されている必要があります。
AMFコントローラーとの通信の確認、情報の取得が行われます。
SMTP設定を行います。
「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AVM EXのサーバーPCから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
SMTP認証を使用する場合は、上記に加えて、SMTPサーバーの有効なユーザー名とパスワードを入力します。
上記の入力後、「完了」ボタンをクリックします。
Note
ユーザー名とパスワードは、SMTP認証を使用する場合にのみ入力してください。
Note
この時点でSMTP設定を行わない場合、または、メールによるログイン情報の復旧を行わない場合は、「あとで」をクリックします。
以上で設定は完了です。
AVM EXのダッシュボード画面が表示されます。
AVM EXのプラグイン管理画面にてAWCプラグインを登録することで、AVM EXのメインメニューからAWCプラグインのWeb設定画面を容易に呼び出すことができるようになります。
また、無線APをゲストノードとしてAMFネットワークの管理下に加えている場合は、AVM EXのノードマップにて管理下のゲストノードの情報を参照したり、ゲストノード一覧画面からAWCプラグインの無線APステータス詳細画面を開いたりすることができます。
Note
AWCプラグインサービスにHTTPSを使用する場合は「http://」を「https://」に変更してください。
また、AWCプラグインサービスのポート番号を変更した場合は、「localhost:8080」のように、ホスト名のあとにポート番号をコロン区切りで指定してください。
Note
AVM EX(AMFマネージャー)のアカウントとAWCプラグインのアカウントは異なるデータベースに記録されます。いずれか一方で行った初期アカウント(manager)のパスワードやセッションタイムアウトの変更、アカウントの追加、削除などは、もう一方に反映されません。
AWCプラグインのGUIは、デフォルトでは英語で表示されます。日本語表示への切り替えは下記の手順で設定してください。
ログインに成功すると、Language / Countryダイアログが表示されます。
Languageドロップダウンリストをクリックし「Japanese(日本語)」を選択します。
同様に、Countryドロップダウンリストをクリックし「JP - Japan」を選択します。
アンインストールを行う場合は、下記の手順に従ってアンインストールしてください。
Note
Windows 10ではAT-Vista Manager EXのメニューに「アンインストール」が表示されません。
アンインストールする場合は、AVM EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。
また、クライアントPC側でもssh_client\putty\putty_unregister.batを起動し、アンインストールしてください。
Note
インストールフォルダーは削除されません。システムの再起動後、必要に応じ手動で削除してください。
デフォルトのインストールフォルダー(Cドライブにインストールした場合)は以下となります。
C:\Program Files (x86)\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX