AT-Vista Manager EX 2.3.0: インストールガイド

インストールガイド

1 ライセンス・動作環境

1.1 ライセンスの種類

AVM EXを利用するための基本パッケージライセンスと、無線アクセスポイントの管理などの追加機能を提供するプラグインライセンスを用意しています。
ご使用の環境によりライセンスをご購入ください。

本製品のライセンスには有効期限があります。
ライセンスの期限日から28日前、21日前、14日前、7日前、1日前に、期限の警告メッセージが画面右上の管理欄に表示されます。

期限が切れた後は、本製品の管理画面へのログインができなくなりますので、有効期限のあるライセンスを新たにご購入ください。
ライセンスを再登録すると、本製品へのログインが有効になります。

AT-Vista Manager EXライセンス

基本パッケージ(AMFノードマネージメント)(1年、6年)

AT-Vista Manager EXプラグインライセンス

無線LANコントローラーライセンス(10AP)(1年、6年)

SNMPマネージャーライセンス(1年、6年)

Note
AMFコントローラー/マスターが存在しないネットワークで、AWCプラグインによる無線アクセスポイントの管理機能のみを使用することもできます。ただし、AWCプラグインと合わせてAVM EX本体もインストールし、基本パッケージライセンス、無線LANコントローラーライセンスの認証が正常に行われている必要があります。基本パッケージライセンスの期限が切れた状態で使用したり、AWCプラグイン単独でインストール、使用したりすることはできません。

1.2 動作環境

インストールを行う前に、インストールを行うコンピューターが以下の要件を満たしているか確認してください。

Note
弊社製品のAT-Vista Manager(EX V2.0以前)、AlliedView NMS Standard Edition、AlliedView NMS Enterprise Edition、Allied Telesis Unified Wireless Controllerの他、Windows IIS Web Server、Apache Web Server、RDBMSを使用するソフトウェアとの同一環境での使用は未サポートです。
なお、AVM EXでは下記のポート、プロトコルを使用しています。
  ポート プロトコル
SYSLOG 514 UDP
HTTP 80 TCP
5000 TCP
HTTPS 443 TCP
データベース 27017 TCP
65432 TCP
65433 TCP
AWC 65435 TCP
65436 TCP
65437 TCP
SMMPトラップ 162 UDP
ノード探索 ICMP

AVM EXの管理下となった無線APは下記のポート、プロトコルを使用しています。
  ポート プロトコル
AWC65438TCP
65439TCP

サーバー環境

ハードウェア DOS/V互換機(OADG仕様)およびPC98-NXシリーズ
CPU Intel Core i5プロセッサー2.5 GHz以上
対応OS Windows 7 Professional(64ビット版)、Windows 8.1 Pro(64ビット版)、Windows 10 Pro(64ビット版)、Windows Server 2012 R2(Standard、Datacenterエディションのみサポート)、Windows Server 2016(Standard、Datacenterエディションのみサポート)
※いずれのOSも日本語版のみサポート

Note
WOW64サブシステム(32ビットエミュレーター)上で動作します。

仮想化環境 VMware vSphere Hypervisor(ESXi)5.5/6.0/6.5
Windows Server 2012 R2 Hyper-V、Windows Server 2016 Hyper-V
CDドライブ AT-Vista Manager EXインストーラーDVDからインストールする際に必要
AVM EX・AWCプラグインのみ使用する場合
メモリー(RAM)容量 8GB以上
ハードディスク容量 200GB以上の空きが必要
AVM EX・AWCプラグイン・SNMPプラグインを使用する場合
ソフトウェア 以下のソフトウェアがインストールされていること
  • .NET Framework:.NET Framework 4.6.1以降

    Note
    「Client Profile」ではなくフルセットのものをインストールしてください。

  • Webサーバー:Internet Information Services(IIS) 7.5以降(OSに付属)

    Note
    ※64ビット版Windowsでは32ビット(WOW64)モードでのみ動作します。
    ※IISのインストールは.NET Frameworkをインストールした後に実施してください。
    ※ASP.NETモジュールと.NET 拡張機能モジュールを有効に設定してください。
    モジュール有効時に「〜 に必要な機能を追加しますか?」と表示された場合は、他に必要な役割サービスまたは機能も併せて有効に設定してください。

メモリー(RAM)容量 16GB以上
ハードディスク容量 300GB以上の空きが必要

閲覧環境

対応OS Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016
Webブラウザー 上記対応OSで動作可能なInternet Explorer 11またはGoogle Chrome
CPU Intel Core i3プロセッサー1.7GHz以上
メモリー(RAM)容量 3GB以上(1GB以上の空きが必要)
ディスプレイ 1280×768以上必須

管理可能な弊社製品

AVM EXで管理可能な弊社製品とファームウェアのバージョンについては弊社Webページをご覧ください。

その他

AVM EXにてユーザーを管理する際、ユーザーがログイン情報を忘れた場合、ユーザーが登録したメールアドレスに対して、復旧のためのメールを送信します。
また、ライセンス有効期限が近づいた場合、このメールアドレスにライセンスの期限を予告するメールを送信します。
メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、次のものが必要となります。

2 インストールの前に

Note
AT-Vista Manager EXのIPアドレスもしくはドメイン名からのJavascriptが実行できるように設定を行ってください。

2.1 インストーラーの準備

インストーラーは、弊社Webページよりダウンロードいただくか、AT-Vista Manager EX基本パッケージ ライセンス証書に同梱のDVDに収載されたものをお使いください。

2.2 OS側の準備

OSのタイムゾーンを「(UTC09:00) 大阪、札幌、東京」に設定してください。

Windows 7にインストールする場合は事前にWindows Updateを行い、最新の状態に更新されている必要があります。

Note
Windows 7では、AVM EXをインストール後に、コマンドプロンプトから[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\mongodb\bin\mongo.exeを実行し、下記のメッセージが表示されることをご確認ください。

yyyy-MM-ddThh:mm:ss.xxx.xxxx I CONTROL [main] Hotfix KB2731284 or later update is installed, no need to zero-out data files

2.3 .NET FrameworkおよびIISのインストール

2.3.1 インストール手順

  1. .NET Framework 4.6.1(またはそれ以降のバージョン)をインストールします。
    Microsoft社のWebサイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=49982)より、インストーラーをダウンロードし、インストールしてください。
  2. Windowsのスタートメニューから「コントロールパネル」を開きます。

  3. 「プログラム」をクリックします。

  4. 「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックし、「役割と機能の追加ウィザード」が開きます。

  5. 「次へ」を数回クリックし、「サーバーの役割の選択」の画面に移動します。

  6. 「Webサーバー (IIS)」のチェックボックスを有効にします。
  7. 「Webサーバー (IIS) に必要な機能を追加しますか?」のウィンドウが表示されます。
    「管理ツールを含める (存在する場合)」のチェックボックスが有効であることを確認し、「機能の追加」をクリックします。

  8. 「Webサーバー (IIS)」のチェックボックスが有効になったことを確認し、「次へ」をクリックします。

  9. 「機能の選択」画面が表示されたら「.NET Framework 4.5 Features」をクリックしてツリーを展開し、「ASP.NET 4.5」のチェックボックスを有効にし、「次へ」をクリックします。

  10. 「次へ」を数回クリックし、「役割サービス」画面を表示します。

  11. 「アプリケーション開発」の三角マークをクリックしてツリーを展開し、「.NET 拡張機能 4.5」と「ASP.NET 4.5」のチェックボックスを有効にします。

  12. 「ASP.NET 4.5」のチェックボックスを有効にすると「ASP.NET 4.5 に必要な機能を追加しますか?」のウィンドウが表示されます。
    「管理ツールを含める (存在する場合)」のチェックボックスが有効であることを確認し、「機能の追加」をクリックします。

  13. 「次へ」をクリックし、「インストール オプションの確認」画面を表示します。
    「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」のチェックボックスを有効にします。

  14. 「自動的に再起動しますか?」の確認メッセージが表示されますので「はい」をクリックします。

  15. 「インストール」をクリックします。

  16. 「インストール進行状況」画面が表示され、インストールが完了したら「閉じる」をクリックします。

2.3.2 確認

  1. Webサーバー(IIS)のインストールが完了したら、「インストール手順」と同じ手順で「役割と機能の追加ウィザード」を開きます。

  2. 「次へ」を数回クリックし、「サーバーの役割の選択」の画面に移動します。

  3. 「Webサーバー (IIS)」のツリーをすべて展開し、下記の画像で有効となっている機能のチェックボックスがすべて有効であり、インストール済みとなっていることを確認します。

  4. 「次へ」をクリックし、「機能の選択」の画面に移動します。
  5. 「.NET Framework 4.5 Features」のツリーをすべて展開し、下記の画像で有効となっている機能のチェックボックスがすべて有効であり、インストール済みとなっていることを確認します。

  6. 「キャンセル」をクリックし、「サーバーの役割の選択」の画面を閉じます。

2.4 AMF機器の設定

AMFネットワークの監視を行う場合は、AMF機器に下記の設定を行ってください。

  1. すべてのAMFマスターで"atmf topology-gui enable"コマンドを有効にします。
  2. AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)で"log event-host atmf-topology-event"の設定を行います。
  3. すべてのAMFノードで"service http"を有効にします。
  4. AMFコントローラーとすべてのAMFマスターがAVM EXをインストールしたPCと通信できるようにIPの設定を行います。
  5. AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)でAVM EXが使用するユーザーがsshログインを行えるようにsshサーバーの設定を行います。

AMF対応機器への具体的な設定については各機器のコマンドリファレンスをご参照ください。

3 インストール

インストールを行う場合は、次の手順に従ってインストールしてください。

Note
インストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがAT-Vista Manager EXのセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。

Note
インストールをキャンセルした場合でも、指定したディレクトリーにインストールログが出力されます。

Note
AVM EXとあわせてAWCプラグイン、SNMPプラグインをインストールする場合は、AVM EXインストーラーと同じディレクトリーにAT-AWCインストーラー(atawcXXXw.exe)、AT-SNMPインストーラー(atsnmpXXXw.exe)を保管してください。この際、同じ種類でバージョンが異なるプラグインのインストーラーを同じディレクトリーに保管しないでください。(atawc100w.exeとatawc110w.exeなど)

  1. Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。

    Note
    Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. インストーラー本体(atvmexXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。

  3. 本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。

    コンポーネントチェック

  4. インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。

    言語選択

  5. 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。

    開始画面

  6. 使用許諾契約のダイアログが表示されます。
    ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

    使用権許諾契約書

  7. インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
    インストール先フォルダーを指定し、「次へ」をクリックします。

    Note
    インストール先に日本語を含むパスを指定しないでください。日本語を含むパスへのインストールは未サポートです。

    Note
    ファイルの存在しないフォルダーをインストール先として指定してください。

    インストール先指定

  8. インストール セットの選択ダイアログが表示されます。
    AVM EX本体とAWCプラグイン、SNMPプラグインのインストールを行う場合は、「次へ」をクリックします。
    一部のみ構成を変更する場合は、必要に応じてインストールするコンポーネントのみのチェックボックスにチェックをつけて「次へ」をクリックします。

    インストール セット選択

  9. サーバーIPアドレスの登録ダイアログが表示されます。
    AVM EXのサーバーIPアドレスとして使用するIPアドレスを指定します。
    表示されている以外のIPアドレスを指定する場合は、ユーザー入力を選択し、IPアドレスを入力してください。
    変更しない場合は、「次へ」をクリックします。

    Note
    AVM EXを正常に起動するためにはサーバーが使用する正しいIPアドレスを指定する必要があります。また、無線AP管理機能を使用する場合は、無線APからの通信を待ち受けるIPアドレスを指定してください。インストール後にIPアドレスを変更した場合は、AWCプラグイン ユーザーガイド「サーバーの起動・停止、IPアドレス・ポート番号変更」をご覧ください。

    要約

  10. インストール前の要約ダイアログが表示されます。
    インストールフォルダー、ショートカットフォルダー、インストールする製品機能、サーバーのIPアドレスが正しいかを確認します。
    変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
    変更しない場合は、「インストール」をクリックします。

    要約

  11. インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。

    インストール開始

  12. インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
    「完了」をクリックしダイアログを閉じます。

    インストール完了

Note
AWCプラグインとSNMPプラグインの両方を有効に設定する場合は、AWCプラグインのWebサーバーのポート番号を、使用していないポート番号に変更する必要があります。詳細は「プラグインのポート番号設定」をご覧ください。

4 インストール後の推奨設定

4.1 SNMPプラグインのWebサービスの確認

  1. Windowsのアプリメニューから「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。
  2. 左側の「接続」ペインのツリーを「コンピューター名」⇒「サイト」⇒「Default Web Site」⇒「NetManager」の順に展開します。
  3. 「接続」ペインから「api」をクリックし、右側の「操作」ペインの「基本設定」をクリックします。

  4. 「アプリケーションの編集」ウィンドウが表示されたら「選択」をクリックします。

  5. 「アプリケーション プールの選択」ウィンドウが表示されたら「プロパティ:」の設定が以下の内容であることを確認し、設定が異なる場合は「アプリケーション プール設定の変更」を実施します。

      .Net CLR バージョン: 4.0
      パイプライン モード: 統合

  6. 「キャンセル」をクリックし、「アプリケーション プールの選択」ウィンドウと「アプリケーションの編集」ウィンドウを閉じます。
  7. 「接続」ペインのツリーから「web2」をクリックし、右側の「操作」ペインの「基本設定」をクリックします。
  8. 「アプリケーションの編集」ウィンドウが表示されたら「選択」をクリックします。
  9. 「アプリケーション プールの選択」ウィンドウが表示されたら「プロパティ:」の設定が以下の内容であることを確認し、設定が異なる場合は「アプリケーション プール設定の変更」を実施します。

      .Net CLR バージョン: 4.0
      パイプライン モード: 統合
  10. 「キャンセル」をクリックし、「アプリケーション プールの選択」ウィンドウと「アプリケーションの編集」ウィンドウを閉じます。
  11. 右上の「×」ボタンをクリックし、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を閉じます。

4.1.1 アプリケーション プール設定の変更

  1. 左側の「接続」ペインのツリーから「アプリケーション プール」をクリックします。
  2. 「アプリケーション プール」の一覧が表示されたら「DefaultAppPool」をクリックします。

  3. 右側の「操作」ペインの「基本設定」をクリックします。
  4. 「アプリケーション プールの編集」ウィンドウが表示されたら各ドロップダウンリストを以下の設定に変更します。

      「.Net CLR バージョン」ドロップダウンリスト:「.Net CLR バージョン v4.0.xxx」
       (※ xxxのバージョンは環境により異なります)
      「マネージ パイプライン モード」ドロップダウンリスト:「統合」

  5. 「アプリケーション プールを直ちに開始する」のチェックボックスが有効であることを確認し、「OK」をクリックします。
  6. 再度「SNMPプラグインのWebサービスの確認」を実施し、設定が反映されていることを確認します。

4.2 AWCプラグインにHTTPSで接続

クライアントPCからAWCプラグインにHTTPS接続する場合は下記の設定を行ってください。

Note
HTTPS接続の設定後にHTTP接続に戻す場合は再インストールが必要になります。AVM EXのバックアップファイルを取得し、再インストールした後でリストアを行ってください。

Note
AVM EX、SNMPプラグインの管理画面にHTTPS接続することはできません。

  1. 管理者権限を持つユーザーでAVM EXがインストールされているPCにログインします。
  2. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
  3. 管理者権限で下記の設定変更を行います。

    > md [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\apache\key
    > cd [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\apache\key
    > ..\bin\openssl.exe genrsa 2048 > server.key
    > ..\bin\openssl.exe req -new -config ..\conf\openssl.cnf -key server.key > server.csr
    --> 対話形式の入力が求められます。お使いの環境のパラメーターを入力してください。
    > ..\bin\openssl.exe x509 -days 3650 -req -signkey server.key < server.csr > server.crt
    > [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\use_https\use_https.bat

  4. https://localhost/にアクセスできれば完了です。

4.3 プラグインのポート番号設定

AWCプラグインとSNMPプラグインのWebサーバーのポート番号は、いずれもデフォルトで80に設定されています。
AWCプラグインとSNMPプラグインの両方を有効に設定する場合は、AWCプラグインのWebサーバーのポート番号を、使用していないポート番号に変更する必要があります。

AWCプラグインサーバーのポート番号変更

AWCプラグインサーバーのポート番号を変更します。

Note
AVM EXサーバーのポート番号(5000)、SNMPプラグインのポート番号(80)は変更できません。

Note
AWCプラグインサーバーのポート番号を、AVM EXサーバーやSNMPプラグインサーバー、AVM EXがインストールされたPCサーバー上で実行しているその他のサービスと重複させないでください。

  1. [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\change_port\change_port.batを右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
  2. 「Please input the port number : 」と聞かれるので、変更したいポート番号を入力します。
  3. バッチ処理が完了したら完了です。
    確認方法:手順2でポート番号を「8080」と入力した場合は、http://localhost:8080/にアクセスできれば設定変更が正しく行われたことになります。

4.4 ファイアウォール経由通信の許可設定

AVM EXをインストールしたサーバーPCでファイアウォールが有効になっている場合は、SNMPプラグインでのTrap受信やダイレクトブロードキャストアドレスを使用したサブネットの自動探索ができなくなってしまうため、サーバーPCでWindowsファイアウォールの設定を行ってください。

  1. コントロールパネルからWindowsファイアウォールを開きます。
    (コントロールパネル > システムとセキュリティ > Windowsファイアウォール)
  2. ダイアログ左側から、「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
  3. 「許可されたアプリ」ダイアログ上部の「設定の変更」をクリックしダイアログ内のリストから、以下の項目を探してチェックを入れます。

     - SNMP Trap

      ※その際使用環境に合わせて、プライベート/パブリックにもチェックを付けてください。
  4. 「許可されたアプリ」ダイアログ下部の「OK」をクリックします。

    Note
    以下の設定はサブネットの自動探索にダイレクトブロードキャストアドレスを使用する場合に設定を行ってください。

  5. スタートメニューの「コントロールパネル」を起動し、「システムとセキュリティ」または「システムとメンテナンス」の「管理ツール」から「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を起動します。
  6. 「受信の規則」を選択し、「操作」の「新しい規則...」を選択します。
  7. 「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログで、「規則の種類」に「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックします。
  8. 「プログラム」ステップで「このプログラムのパス」を選択し、「[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-SNMP\NetManager\bin\netdisc.exe」を指定します。
  9. 「サービス」の「カスタマイズ」をクリックし、「すべてのプログラムとサービスに適用する」が選択されていることを確認します。「OK」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  10. 「プロトコルおよびポート」ステップにおいて、「プロトコルの種類」に「ICMPv4」を指定し、「カスタマイズ」をクリックします。
  11. 「ICMP 設定のカスタマイズ」ダイアログで、「特定の種類の ICMP」を選択し、「この種類の ICMP」の「種類」に「0」、コードに「任意」を選択し、「追加」をクリックします。追加された種類がチェックされているのを確認して「OK」をクリックし、「プロトコルおよびポート」に戻り、「次へ」をクリックします。
  12. 「操作」ステップで、「接続を許可する」を選択して、「次へ」をクリックします。
  13. 「プロファイル」ステップで、必要な適用先を選択します。(SNMPプラグイン以外で必要がない場合は「ドメイン」、「プライベート」のみを選択します。)「次へ」をクリックします。

    Note
    「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっている場合は、「パブリック」を選択しないと通信ができません。

  14. 「名前」ステップで、任意の名前(例:ICMP自動探索)を入力します。「完了」をクリックすると設定が完了します。

5 AT-TQシリーズファームウェアアップデート

ここでは、TQ Firmware Updateツールを使用してファームウェアのアップデートを行う方法について説明します。

Note
本ツールはAT-MWS APシリーズには対応しません。別途、手動にて個別にファームウェアのアップデートを行う必要があります。AT-MWS APシリーズのファームウェアのアップデート方法は、弊社Webページに掲載の「AT-MWS APシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。

用意するもの: 注意事項: 設定手順:

TQ Firmware Updateツールは、AVM EXインストール後、下記ディレクトリーに保存されます。
[AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\tq_firmware_update.exe

  1. TQ Firmware Updateツールの実行ファイル(tq_firmware_update.exe)を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
  2. 設定画面が表示されます。
    用意した設定ファイルとファームウェアを選択して「開く」ボタンをクリックします。

    設定画面

    項目名説明
    設定ファイル
    「参照」ボタン用意した設定ファイルを指定します。
    ファームウェア
    「参照」ボタン用意したファームウェアファイルを指定します。
    バージョン番号ファームウェアのバージョンが表示されます。
    ビルド番号ファームウェアのビルド番号が表示されます。
    その他
    「開く」ボタン実行画面が開きます。
    「終了」ボタンアップデートを止めます。
  3. 実行画面が開きます。

    実行画面

    項目名説明
    IPアドレス無線APのIPアドレスが表示されます。
    プライマリー無線APのプライマリーにインストールされているファームウェアバージョンが表示されます。
    セカンダリー無線APのセカンダリーにインストールされているファームウェアバージョンが表示されます。
    実行結果 「実行」ボタンをクリックした結果が表示されます。
    また、「確認」ボタンをクリックした場合、インストールされたファームウェアバージョンの確認を行っている無線APの実行結果欄に「確認中」が表示されます。
    ログログが表示されます。
    「ログ表示」ボタンログ画面が開きます。
    「確認」ボタン無線APの情報を取得します。情報取得の可否は確認結果欄に表示されます。
    「実行」ボタンファームウェアの更新を行います。更新の可否は実行結果欄に表示されます。
    「閉じる」ボタン実行画面を閉じます。
  4. 「確認」ボタンをクリックします。
    アップデート前の時点で無線APにインストールされているファームウェアバージョンが、プライマリー、セカンダリーに表示されます。
  5. 「実行」ボタンをクリックします。
    実行結果欄に「成功」と表示され、プライマリーまたはセカンダリーにアップデート後のファームウェアバージョンが表示されれば、アップデートは終了です。

    以下の場合は「失敗」になります。

  6. 詳細はログ画面に表示されます。

    ログ画面

    項目名説明
    フィルターログの重要度(INFO、NOTICE、WARN)で絞り込みを行えます。ログ一覧に表示させたい重要度のチェックボックスにチェックを入れると、その重要度に関連したログが表示されます。
    ログ一覧ログが表示されます。
    「更新」ボタン情報の更新を行います。
    「閉じる」ボタンログ画面を閉じます。

    ログの履歴は上記ログ画面、またはログファイルに表示されます。
    ログファイルは実行ファイルと同じ下記に保存されます。
    [AVM EXのインストールディレクトリー]\Plugins\AT-AWC\tools\firmware_update\log_xxxxxxxxxxxxxx.txt
    ※ xxxxxxxxxxxxxxはログファイルの作成日時です。

  7. セカンダリーファームウェアもアップデートするため、TQ Firmware Updateツールを閉じ、再度1〜5の手順を実施してください。
その他の操作: 補足(実行画面のボタンの挙動):

6 初期設定

6.1 AVM EXの初期設定

AVM EXに初めてログインする際、初期アカウントのパスワードの変更、ライセンスファイルのアップロードなど、AVM EXの初期設定を行います。
また、AMFネットワークの設定、復旧用SMTPサーバーの設定についてもここで行います。

  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。

    ログイン画面

  2. 初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
    初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。

    ログイン画面入力

  3. 管理者アカウントの登録を行います。
    「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面にて、管理者アカウントのユーザーIDとパスワード、そして確認用にパスワードをもう一度入力します。最後に、メールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押します。

    Note
    この手順の実行後は、初期アカウント/パスワードは使用できなくなります。

    Note
    メールによるログイン情報の復旧やライセンス有効期限の通知を行うためには、SMTPサーバーの設定が必要となります。SMTPサーバーの設定を行わないまますべての管理者アカウントのパスワードを紛失した場合、AVM EXを再インストールする必要があります。この場合、再インストール以前のライセンスは使用できなくなりますので、以前のバックアップから復元するか、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。

    管理者アカウントの登録

  4. ライセンスファイルをアップロードします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面にて、「参照」ボタンをクリックします。
    「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効な基本パッケージ ライセンスを含むライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。

    ログイン画面入力

    Note
    ライセンスファイルをお持ちでない場合は、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
    なお、ライセンスファイルの取得にあたって、「Step 2: ライセンスのアップロード」画面に表示されるシリアル番号が必要となります。

  5. 管理するAMFネットワークの情報を登録します。
    「Step 3: AMF ネットワークの設定」画面にて、AMFコントローラー/AMFマスターの情報を入力し、「Next」ボタンをクリックします。

    AMFコントローラー/マスターの存在しない環境で無線管理機能のみを使用する場合は、左下の「AMF ネットワーク設定を省略」をクリックし、手順7に進みます。

    AMFネットワークのセットアップ

    Note
    AMFコントローラーが存在するAMFネットワークではAMFコントローラーのIPアドレスのみを設定し、AMFマスターのIPアドレスは設定しないでください。

    Note
    AMFネットワーク設定を省略し、後からAMFネットワークの管理機能を使用する場合、AMFネットワークの再設定の際に現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。登録済みのライセンスを紛失した場合、弊社担当営業、代理店またはライセンス発行時にご案内する窓口までお問い合わせのうえ、ライセンスを再発行する必要があります。

  6. AMFコントローラーとの通信の確認、情報の取得が行われます。

    AMFネットワークとの通信

  7. SMTP設定を行います。
    「Step 4: SMTP の設定」画面にて、AVM EXのサーバーPCから接続可能なSMTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名、送信元アドレスを入力します。
    SMTP認証を使用する場合は、上記に加えて、SMTPサーバーの有効なユーザーIDとパスワードを入力します。
    上記の入力後、「完了」ボタンをクリックします。

    Note
    ユーザーIDとパスワードは、SMTP認証を使用する場合にのみ入力してください。

    Note
    この時点でSMTP設定を行わない場合、または、メールによるログイン情報の復旧を行わない場合は、「あとで」をクリックします。

    SMTPの設定

  8. 以上で設定は完了です。
    AMFネットワークを設定した場合は、AVM EXのダッシュボード画面が表示されます。

    ダッシュボード画面

    AMFネットワーク設定を省略した場合は、AVM EXのシステム管理画面が表示されます。

    システム管理画面

6.2 プラグインの登録

AVM EXのプラグイン管理画面にてSNMPプラグインを登録することで、AVM EXのメインメニューからプラグインのWeb設定画面を容易に呼び出すことができるようになります。

Note
本バージョンでは、AWCプラグインの登録は未サポートです。
AWCプラグインのWeb設定画面を表示する場合は、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - ビューアー起動」をクリックして起動してください。

  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。
  2. 管理者アカウントのユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
  3. メインメニューから「システム管理」を選択します。
  4. 「Vista Manager EX について」から「プラグインを管理」ボタンをクリックします。
  5. プラグイン管理画面右上の、「プラグインを追加」ボタンをクリックします。
  6. サーバー URLに、SNMPプラグインに対応したURLを入力します。
  7. 登録するプラグインの管理者アカウントのユーザー名、パスワードを入力します。
    デフォルトでは、管理者アカウントのユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」に設定されています。

    Note
    AVM EX(AMFマネージャー)のアカウントとAWCプラグイン、SNMPプラグインのアカウントは異なるデータベースに記録されます。いずれかで行った初期アカウント(manager)のパスワードやセッションタイムアウトの変更、アカウントの追加、削除などは、他のシステムには反映されません。

  8. 「保存」ボタンをクリックします。
  9. プラグインが正常に登録されると、AVM EXのメインメニューに「SNMP Plugin」が追加されます。 以後、メインメニューから「SNMP Plugin」を選択すると対応するプラグインのログイン画面が表示されます。

6.3 AWCプラグインの言語設定(日本語への切り替え)

AWCプラグインのGUIは、デフォルトでは英語で表示されます。日本語表示への切り替えは次の手順で設定してください。

  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - ビューアー起動」をクリックします。
  2. Webブラウザーが立ち上がり、ログイン画面が表示されます。
  3. AWCプラグインのログイン画面が表示されますので、User IDに「manager」、Passwordに「friend」を入力し、「Log In」ボタンをクリックします。
  4. ログインに成功すると、Language / Countryダイアログが表示されます。
    Languageドロップダウンリストをクリックし「Japanese(日本語)」を選択します。

    日本語選択

  5. 同様に、Countryドロップダウンリストをクリックし「JP - Japan」を選択します。

    カントリーコード選択

  6. 「Apply」ボタンをクリックします。

7 アンインストール

アンインストールを行う場合は、次の手順に従ってアンインストールしてください。

Note
Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2016ではAT-Vista Manager EXのメニューに「アンインストール」が表示されません。
アンインストールする場合は、AVM EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。

  1. インストール時と同じユーザーでログオンします。
  2. サーバーを停止させます。
    Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「サーバー停止」を選択します。
  3. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「アンインストール」を選択します。
  4. AT-Vista Manager EXのアンインストーラーが起動します。
  5. 「アンインストール」ボタンをクリックするとアンインストールが行われます。
  6. システムを再起動するか否かを選択するダイアログが表示された場合は、「システムを再起動する」または「後で再起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックします。

Note
インストールフォルダーは削除されません。システムの再起動後、必要に応じ手動で削除してください。
デフォルトのインストールフォルダー(Cドライブにインストールした場合)は以下となります。

  C:\Program Files (x86)\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX

8 アップデート

本製品を以前のバージョンからアップデートを行う場合は、下記の手順に従ってアップデートしてください。

AT-Vista Manager EXセットアッププログラムによるアップデートインストールはできません。
アップデートを行う場合は、事前に設定のバックアップを作成後、AT-Vista Manager EXをアンインストール、再インストールし、設定のリストアを行います。
次の手順に従ってアップデートしてください。
なお、この節では、AT-Vista Manager EX バージョン2.1.x、2.2.xを「旧バージョン」、AT-Vista Manager EX バージョン2.3.0を「新バージョン」と表記します。

Note
アップデートインストールはAT-Vista Manager EX バージョン 2.1以降からのみサポートとなります。
AT-Vista Manager(EX V2.0以前)からのアップデートはできません。

Note
バージョン2.3.0では、AVM EXのプラグイン管理におけるAWCプラグインの登録は未サポートとなります。
バージョン2.2.0のAVM EXのプラグイン管理にてAWCプラグインを登録している場合は、アップデートにあたってシステムデータのバックアップを作成する前に、AVM EXのプラグイン管理画面から削除し、連携を解除する必要があります。

Note
バージョン2.3.0にアップデート後、SNMPプラグインを使用する場合は、現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。ライセンスファイルの取得にあたって、システム管理画面の Vista Manager EX についてに表示されるシリアル番号が必要となりますので、事前にシリアル番号をご確認のうえ、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。

8.1 システムデータのバックアップの作成

AVM EXのバックアップ
  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。
  2. 管理者アカウントのユーザー名、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。
  3. メインメニューから「システム管理」を選択します。
  4. AVM EXのプラグイン管理にて「AWCプラグイン」を登録している場合は、登録を解除します。
    1. 「Vista Manager EX について」から「プラグインを管理」ボタンをクリックします。
    2. プラグイン管理画面にて、コンテンツ欄左側のプラグイン欄から「AT-Vista Manager Ex wireless plugin」をクリックします。
    3. コンテンツ欄右側に表示されるプラグイン詳細の下にある、「削除」ボタンをクリックします。
    4. 「プラグインの削除」ダイアログが表示されます。「削除」ボタンをクリックして、AVM EXとAWCプラグイン登録を解除します。
    5. 再度、メインメニューから「システム管理」を選択します。
  5. システム管理画面にて、「バックアップ」ボタンをクリックします。
  6. 「Vista Manager のバックアップ」ダイアログが表示されます。「バックアップ」ボタンをクリックします。
  7. バックアップが完了すると、バックアップファイルがダウンロードされます。
    Webブラウザーの表示に従ってバックアップファイルを保存します。
    ファイル名の形式は「YYYYMMDDhhmmss.vistamanager.tar」です。
AWCプラグインのバックアップ

AWCプラグインをお使いの場合は、AWCプラグインの管理データをバックアップします。

Note
スケジュール登録で指定したAT-TQシリーズのファームウェアは、AWCプラグインのバックアップファイルに含まれません。リストア後に再度ファームウェアを指定してください。

  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - バックアップ リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
  2. 「AT-Vista Manager Backup Restore」ダイアログが表示されます。
  3. 「バックアップ」タブを選択し、ファイル保存先、パスワード(任意)、コメント(任意)を入力します。
  4. 「実行」ボタンをクリックします。
  5. バックアップの確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
  6. バックアップが完了すると、バックアップ完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
    ファイル名は「vistamanager_all-X.X.X.X_BXX-YYYYMMDD-hhmmss.zip」です。

バックアップの作成手順は以上です。

8.2 旧バージョンのアンインストール

Note
Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2016ではAT-Vista Manager EXのメニューに「アンインストール」が表示されません。
アンインストールする場合は、AVM EXをインストールしたディレクトリーにある「_uninst」フォルダー内の「uninstall.exe」を実行してください。

  1. インストール時と同じWindowsユーザーでログオンします。
  2. サーバーを停止させます。
    Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「サーバー停止」を選択します。
  3. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「アンインストール」を選択します。
  4. AT-Vista Manager EXのアンインストーラーが起動します。
  5. 「アンインストール」ボタンをクリックするとアンインストールが行われます。
  6. システムを再起動するか否かを選択するダイアログが表示された場合は、「システムを再起動する」または「後で再起動する」を選択し「完了」ボタンをクリックします。
  7. インストールフォルダーを削除します。
    デフォルトのインストールフォルダー(Cドライブにインストールした場合)は以下となります。

      C:\Program Files (x86)\Allied Telesis\AT-Vista Manager EX
  8. システムを再起動します。

8.3 新バージョンのインストール

本書の「ライセンス・動作環境」から「AT-TQシリーズファームウェアアップデート」までの手順に従ってAT-Vista Manager EX バージョン2.3.0をインストールします。

なお、新バージョンにてSNMPプラグインを使用する場合は、メモリー(RAM)容量、ハードディスク容量が旧バージョンより多く必要なほか、事前にインストールが必要なソフトウェアがありますので、使用環境をご確認のうえ、適切にインストールを行ってください。

Note
インストールする際には、ウィルスチェックソフトを無効にしてからインストールを行ってください。これは、ウィルスチェックソフトがAT-Vista Manager EXのセットアッププログラムをウィルスと誤検出して隔離してしまうことを防ぐためです。

Note
インストールをキャンセルした場合でも、指定したディレクトリーにインストールログが出力されます。

Note
AVM EXとあわせてAWCプラグイン、SNMPプラグインをインストールする場合は、AVM EXインストーラーと同じディレクトリーにAT-AWCインストーラー(atawcXXXw.exe)、AT-SNMPインストーラー(atsnmpXXXw.exe)を保管してください。この際、同じ種類でバージョンが異なるプラグインのインストーラーを同じディレクトリーに保管しないでください。(atawc100w.exeとatawc110w.exeなど)

  1. Windowsを起動し、Administratorsグループのユーザーでログオンします。

    Note
    Administratorsグループに属していないユーザーでインストーラーを起動した場合、Administrators権限のないユーザーではインストールできないことを示すダイアログが表示され、インストールが中断されます。

  2. インストーラー本体(atvmexXXXw.exe)を実行します。XXXはバージョン番号です。

  3. 本体のインストール前に、必要なソフトウェアコンポーネントのチェックが行われます。不足している場合はインストールが中断されます。

    コンポーネントチェック

  4. インストールする言語を選択するダイアログが表示されます。「日本語」になっているか確認し「OK」をクリックします。

    言語選択

  5. 開始画面のダイアログが表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。

    開始画面

  6. 使用許諾契約のダイアログが表示されます。
    ソフトウェア使用権許諾契約書に同意いただけましたら、「使用権許諾契約の条項に同意する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

    使用権許諾契約書

  7. インストールフォルダーのダイアログが表示されます。
    インストール先フォルダーを指定し、「次へ」をクリックします。

    Note
    インストール先に日本語を含むパスを指定しないでください。日本語を含むパスへのインストールは未サポートです。

    Note
    ファイルの存在しないフォルダーをインストール先として指定してください。

    インストール先指定

  8. インストール セットの選択ダイアログが表示されます。
    AVM EX本体とAWCプラグイン、SNMPプラグインのインストールを行う場合は、「次へ」をクリックします。
    一部のみ構成を変更する場合は、必要に応じてインストールするコンポーネントのみのチェックボックスにチェックをつけて「次へ」をクリックします。

    インストール セット選択

  9. サーバーIPアドレスの登録ダイアログが表示されます。
    AVM EXのサーバーIPアドレスとして使用するIPアドレスを指定します。
    表示されている以外のIPアドレスを指定する場合は、ユーザー入力を選択し、IPアドレスを入力してください。
    変更しない場合は、「次へ」をクリックします。

    Note
    AVM EXを正常に起動するためにはサーバーが使用する正しいIPアドレスを指定する必要があります。また、無線AP管理機能を使用する場合は、無線APからの通信を待ち受けるIPアドレスを指定してください。インストール後にIPアドレスを変更した場合は、AWCプラグイン ユーザーガイド「サーバーの起動・停止、IPアドレス・ポート番号変更」をご覧ください。

    要約

  10. インストール前の要約ダイアログが表示されます。
    インストールフォルダー、ショートカットフォルダー、インストールする製品機能、サーバーのIPアドレスが正しいかを確認します。
    変更を行う場合は、該当の箇所まで「戻る」をクリックし変更を行ってください。
    変更しない場合は、「インストール」をクリックします。

    要約

  11. インストール中のダイアログが表示され、インストールが開始されます。

    インストール開始

  12. インストール完了ダイアログが表示されるとインストール完了です。
    「完了」をクリックしダイアログを閉じます。

    インストール完了

Note
AWCプラグインとSNMPプラグインの両方を有効に設定する場合は、AWCプラグインのWebサーバーのポート番号を、使用していないポート番号に変更する必要があります。詳細は「プラグインのポート番号設定」をご覧ください。

Note
AWCプラグインにHTTPSで接続している場合は、インストール後に「AWCプラグインにHTTPSで接続」に記載されている手順を再度実施してください。

8.4 システムデータのリストア

AVM EXのリストア
  1. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-Vista Manager EX - ビューアー起動」を選択します。
  2. 初期アカウントのユーザーID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。 初期アカウントのユーザーIDは「manager」、パスワードは「friend」です。
  3. 「Step 1: Vista Manager アカウントの設定」画面下部の「バックアップから復元する場合」をクリックします。
  4. 「基本設定の復元」ダイアログが表示されます。「参照」ボタンをクリックしてバックアップファイルを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
  5. 復元が完了すると、ログイン画面が表示されます。
AWCプラグインのリストア

AWCプラグインをお使いの場合は、AWCプラグインの管理データをリストアします。

  1. サーバーを停止するために、Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - サーバー停止」をクリックしてください。
  2. Windowsのアプリメニューから「AT-Vista Manager EX」→「AT-AWC - バックアップ リストア」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。
  3. 「リストア」タブを選択し、バックアップファイルとパスワードを入力します。
  4. 「実行」ボタンをクリックします。
  5. リストアの確認ダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
  6. リストアが完了すると、リストア完了のダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

リストアの実行手順は以上です。

8.5 ライセンスの適用

リストア後のAVM EXのシステムデータには、SNMPプラグインのライセンス情報が含まれていません。
バージョンアップとともにSNMPプラグインを使用する場合は、現在のAVM EXシステムで有効なライセンスをアップロードする必要があります。

ライセンスの更新は、AVM EXのシステム管理画面から行います。

  1. AVM EXにログインします。
  2. メインメニューからシステム管理を選択します。
  3. コンテンツ欄左上のVista Manager EX についてに表示されている「ライセンスを管理」ボタンをクリックします。

    ライセンスを管理

  4. ライセンス管理画面が表示されるので、右上の「ライセンスを更新」ボタンをクリックします。

    ライセンスを更新

  5. 「ファイルのアップロード」ダイアログで、有効なライセンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。
    「Step 2: ライセンスのアップロード」画面で、「次へ」ボタンをクリックします。

    Note
    ライセンスファイルをお持ちでない場合は、弊社担当営業、代理店またはお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
    なお、ライセンスファイルの取得にあたって、システム管理画面の Vista Manager EX についてに表示されるシリアル番号が必要となります。

有効なライセンスファイルが読み込まれると、管理欄のシステムメッセージに「ライセンスの更新が完了しました。」のメッセージが表示され、ライセンスの期限が延長されます。

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