AT-Vista Manager EX 2.3.0: AWCプラグイン ユーザーガイド
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6.5.20 無線APの交換(オートリカバリー)

管理下の無線APに障害が発生し、新しい無線APと交換する場合、既存の無線AP設定を新しい無線APに引き継ぐための手順を説明します。

必要な手順は、AP事前設定用のAMF設定(ゼロタッチコンフィグ)の有効/無効によって異なります。
AP事前設定用のAMF設定については、「無線APの登録、情報編集、削除」をご覧ください。

AMF設定無効の場合
既存の無線AP設定について、IPアドレスとMACアドレスを変更します。
管理下APの交換にあたっては、新しい無線APのIPアドレスとMACアドレスが必要となります。事前に無線AP単独でIPアドレスを固定設定するか、DHCPサーバーにて無線APのMACアドレスに割り当てる静的IPアドレスを設定しておく、または、割り当てられた動的IPアドレスを確認しておく必要があります。

新しい無線APが正しく認識されると、新しい無線APに既存の無線AP設定が適用され、管理下に追加されます。

AMF設定有効の場合

AP事前設定用のAMF設定が有効に設定されたAT-TQシリーズの場合は、障害発生機が接続されたAMFノードの同じスイッチポートに新しい無線APを接続し直すと、自動的にAMFゲストノードとしてAWCプラグインに通知されます。
AWCプラグイン上のデータベースにおいて、該当のスイッチポートに接続されたAMFゲストノードのIPアドレスとMACアドレスが変化すると、新しい無線APに既存の無線AP設定が適用され、管理下に追加されます(オートリカバリー)。

Note
AMF設定によるゼロタッチコンフィグやオートリカバリーを行うためには、AMFゲストノードはIPアドレスをDHCPサーバーから取得する必要があります。このため、IPアドレスの使用時間(リース時間)が経過し、異なるIPアドレスを割り当てられると、オートリカバリーが実行され、通知メッセージが表示されます。
DHCPサーバーに無線APのMACアドレスに割り当てる静的IPアドレスを設定している場合、または、IPアドレスの使用時間を無期限に設定している場合は、正常動作中の同一無線APに対するオートリカバリーは実行されません。

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