画面リファレンス / AMF Plus / 状態監視


状態監視
状態監視設定
デバイス状態監視


状態監視画面では、AMF Plusデバイスのハードウェアのメトリクス(指標)の状態を要約して表示します。
監視の対象となるメトリクスには次のものがあります。
デバイスのメトリクスを良好、妥当、不良、または、到達不能に分類し、指定した期間中のトレンド、最新のデバイス分類の内訳、注視すべきデバイスのリスト、期間中のデバイス分類の推移を表示します。
状態監視機能を使用するには、後述の「状態監視設定」サイドパネルにて、状態監視ポーリングを有効にする必要があります。

状態監視


表 1:状態監視
項目名 説明
状態監視 ヘッダー
状態スコア すべてのAMF Plusデバイスに対し、正常な(良好または妥当に分類された)デバイスの比率を表示します。
また、状態スコアの色は、管理デバイスの中で最も判定結果の悪い分類に基づいて、次の色で表示されます。
  • 緑色:良好
  • 黄色:妥当
  • 赤色:不良
  • 灰色:到達不能
デバイス数 AMF Plusデバイスの判定結果に基づいて、次の順にデバイス数の内訳を表示します。
  • X デバイス:AMF Plusデバイスの総数
  • X 良好(緑色):良好判定のAMF Plusデバイス
  • X 妥当(黄色):妥当判定のAMF Plusデバイス
  • X 不良(赤色):不良判定のAMF Plusデバイス
  • X 到達不能(灰色):到達不能なAMF Plusデバイス
AVM EXでは、CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率、温度の各メトリクスについて判定し、デバイスごとに最も判定結果の悪いメトリクス分類に基づいてデバイス自体の判定結果を決定します。
判定は、後述の判定しきい値によって行われます。CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率については、妥当または不良と判定するしきい値を変更できます。
期間 ネットワーク状態トレンドおよび履歴に反映する観測期間を、最新からの長さ、または、開始・終了日時で選択できます。
  • 1h:
    直近から1時間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 12h:
    直近から12時間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 24h:
    直近から24時間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 7d:
    直近から7日間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 範囲指定(カレンダーアイコン):
    開始日および終了日をカレンダーコントロールで指定します。また、開始・終了の時刻をドロップダウンリストから1時間刻みで選択します。
    初期状態は直近から7日前の同時刻です。
    • 選択解除:設定した期間を初期状態に戻します。
    • キャンセル:設定した期間の変更を破棄します。
    • 適用:設定した期間の変更を適用します。
デフォルトは「24h」です。
PDFをダウンロード 現在の表示内容をレポートとしてPDF形式でダウンロードできます。
Note
ダウンロードされるPDFファイルにはデバイスリストウィジェットのデータは含まれません。
設定 「状態監視設定」サイドパネルを開きます。
状態監視設定サイドパネルでは、状態監視ポーリングの有効/無効と、各使用率メトリクスの妥当・不良判定しきい値を設定することができます。
各種ウィジェット
ネットワーク状態トレンド ウィジェット CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率、温度の各メトリクスについて、正常な(良好または妥当判定の)デバイス数の推移を表示します。
  • スコア:
    すべてのAMF Plusデバイスに対し、正常な(良好または妥当に分類された)デバイスの比率の最新値を表示します。
    また、スコアの色は、管理デバイスの中で最も判定結果の悪い分類に基づいて、次の色で表示されます。
    • 緑色:良好
    • 黄色:妥当
    • 赤色:不良
    • 灰色:到達不能
  • X/X デバイス正常:
    正常なデバイスの数と、すべてのAMF Plusデバイスの数を表示します。
  • 平均:
    期間中のスコアの平均を表示します。
  • トレンドグラフ:
    指定された期間中のスコアを折れ線グラフで表したものです。
    また、グラフ下部に、指定された期間の開始時点から最新値の差分を表示します。
最新データ ウィジェット CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率、温度の各メトリクスについて、AMF Plusデバイスの判定結果の割合を円グラフで表します。円グラフの中央には、合計デバイス数が表示されます。
  • X 良好(緑色):良好判定のAMF Plusデバイス
  • X 妥当(黄色):妥当判定のAMF Plusデバイス
  • X 不良(赤色):不良判定のAMF Plusデバイス
  • X 到達不能(灰色):到達不能なAMF Plusデバイス
デバイスリスト ウィジェット CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率、温度の各メトリクスについて、良好、妥当、不良判定となったAMF Plusデバイス、特に注意が必要なデバイスから順に一覧されます。
期間中にメトリクスが取得できなかった到達不能デバイスは表示されません。
また、デバイス名をクリックすると、該当デバイスの監視結果をまとめた「デバイス状態監視」画面が表示されます。
履歴データ ウィジェット CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率、温度の各メトリクスについて、指定した期間中のAMF Plusデバイスの判定結果の変化を積み上げ棒グラフに表示します。
各状態は次の色で表示されます。
  • 緑色:良好
  • 黄色:妥当
  • 赤色:不良
  • 灰色:到達不能
サンプルは、表示期間が1時間の場合は5分間隔、表示期間が2時間以上の場合は1時間間隔で集計されます。
グラフの各時点にマウスポインターを合わせると、該当のサンプル期間の判定結果の内訳がポップアップ表示されます。

状態監視設定

状態監視画面のヘッダー右端の「設定」ボタンをクリックすると、状態監視に関する設定を行えます。

表 2:状態監視
項目名 説明
状態監視ポーリング AMF Plus機器の状態をポーリングするか否かを設定します。
状態監視を行う場合は、トグルスイッチを「有効」に設定します。デフォルトは「無効」です。
有効にすると、5分間隔でAMF Plusネットワーク内のデバイスにポーリングが行われます。

AVM EXによるポーリングはAMF Plusネットワーク内の全デバイスを対象とするため、個別のデバイスのCLIにて行われるポーリング間隔に比べて長く、CLI上に表示されるメトリクス値と異なる場合があります。より正確な値を参照したい場合は、個別デバイスのCLIから確認してください。
機器状態しきい値 ポーリングによって収集されたメトリクス値を良好、妥当、不良に分類する際のしきい値を設定します。
メトリクスごとに、妥当判定しきい値、不良判定しきい値を持ち、測定値がしきい値以上となった場合に妥当または不良と判定されます。

メトリクスごとの妥当判定しきい値、不良判定しきい値のデフォルトは次の通りです。
  妥当判定しきい値 不良判定しきい値
CPU使用率 50% 65%
メモリー使用率 78% 85%
フラッシュメモリー使用率 85% 95%
デフォルトのメモリー使用率を例にすると、0~77%は良好、78~84%は妥当、85%以上は不良と判定されます。

なお、温度については妥当判定しきい値、不良判定しきい値を変更することはできません。
機種ごとに内蔵センサーの上限が設定されており、上限を上回った場合、不良と判定されます。また、上限-5℃を上回った場合、妥当と判定されます。
また、機種によっては内蔵センサーの下限が設定されており、下限を下回った場合、不良と判定されます。また、下限+5℃を下回った場合、妥当と判定されます。
不良、妥当のいずれにも当てはまらない場合は良好判定となります。
キャンセル 状態監視設定の変更を破棄し、サイドパネルを閉じます。
保存 状態監視設定の変更を適用し、サイドパネルを閉じます。

デバイス状態監視

特定のAMF Plusデバイスの現在の状態や、指定期間のメトリクス測定値のグラフを表示できます。

Note
該当のデバイスがVCS対応のAlliedWare Plusスイッチの場合、デバイス状態監視画面において、製品名の左側にスタックメンバーIDが表示されます。
表 3:デバイス状態監視
項目名 説明
状態監視 ヘッダー
状態スコア すべてのAMF Plusデバイスに対し、正常な(良好または妥当に分類された)デバイスの比率を表示します。
また、状態スコアの色は、管理デバイスの中で最も判定結果の悪い分類に基づいて、次の色で表示されます。
  • 緑色:良好
  • 黄色:妥当
  • 赤色:不良
  • 灰色:到達不能
デバイス数 AMF Plusデバイスの判定結果に基づいて、次の順にデバイス数の内訳を表示します。
  • X デバイス:AMF Plusデバイスの総数
  • X 良好(緑色):良好判定のAMF Plusデバイス
  • X 妥当(黄色):妥当判定のAMF Plusデバイス
  • X 不良(赤色):不良判定のAMF Plusデバイス
  • X 到達不能(灰色):到達不能なAMF Plusデバイス
AVM EXでは、CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率、温度の各メトリクスについて判定し、デバイスごとに最も判定結果の悪いメトリクス分類に基づいてデバイス自体の判定結果を決定します。
判定は、後述の判定しきい値によって行われます。CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率については、妥当または不良と判定するしきい値を変更できます。
期間 ネットワーク状態トレンドおよび履歴に反映する観測期間を、最新からの長さ、または、開始・終了日時で選択できます。
  • 1h:
    直近から1時間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 12h:
    直近から12時間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 24h:
    直近から24時間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 7d:
    直近から7日間のトレンドおよび履歴を表示します。
  • 範囲指定(カレンダーアイコン):
    開始日および終了日をカレンダーコントロールで指定します。また、開始・終了の時刻をドロップダウンリストから1時間刻みで選択します。
    初期状態は直近から7日前の同時刻です。
    • 選択解除:設定したした期間を初期状態に戻します。
    • キャンセル:設定した期間の変更を破棄します。
    • 適用:設定した期間の変更を適用します。
デフォルトは「24h」です。
PDFをダウンロード 現在の表示内容をレポートとしてPDF形式でダウンロードできます。
デバイスを管理 該当AMF PlusデバイスのデバイスWeb GUIを表示します。
Note
デバイスWeb GUIは、AVM EXが内蔵したGUIファイルを使用して表示します。AMFデバイス自身に保存されたGUIファイルは使用しません。
CLI接続 該当AMF Plusデバイスのコマンドラインインターフェース(CLI)に対し接続を行います。
Note
CLI接続は、HTTPS接続でAMF Plusコントローラー(存在しない場合はAMF Plusマスター)を経由し、指定のAMF Plusデバイスを操作対象とするワーキングセットプロンプトを介して行われます。
Note
一般ユーザーアカウントの場合、管理者から許可された場合のみ表示されます。注:各AMF Plusデバイスでは、仮想端末におけるアイドル時タイムアウト値をゼロ(no exec-timeout)に設定しないでください。AVM EXからAMF PlusデバイスへのCLI接続ができなくなる場合があります。
Note
CLI接続は、1セッションごとにAMFコントローラー/マスターの仮想端末ポート(Telnet/SSH用)を1つ使用します。仮想端末ポートに空きがない場合、「CLI接続」を選択すると、ウィンドウに「Session Closed」と表示されます。
各種ウィジェット
使用率グラフ ウィジェット CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率の各メトリクスについて、円グラフは利用率の現在値をパーセンテージで表示します。また、メモリーとフラッシュメモリーのグラフには、デバイスの現在の値が表示されます。最後のポーリング時刻は、ウィジェットの左上隅に表示されます。
グラフは現在値の分類に基づいて次の色で表示されます。
  • 緑色:良好
  • 黄色:妥当
  • 赤色:不良
温度状態メーター ウィジェット デバイスの温度状態について、現在の測定値を表します。
機種ごとに内蔵センサーの上限が設定されており、上限を上回った場合、不良と判定されます。また、上限-5℃を上回った場合、妥当と判定されます。また、機種によっては内蔵センサーの下限が設定されており、下限を下回った場合、不良と判定されます。また、下限+5℃を下回った場合、妥当と判定されます。これらのしきい値はAVM EXでは変更できません。
使用率履歴グラフ ウィジェット CPU使用率、メモリー使用率、フラッシュメモリー使用率の各メトリクスについて、表示期間の各区間における最大値を水色の棒グラフで、平均値を青色の折れ線グラフで表します。
また、「状態監視設定」サイドパネルで設定した妥当判定しきい値、不良判定しきい値がそれぞれ黄色、赤色の線で示されます。
サンプルは、表示期間が1時間の場合は10分間隔、表示期間が2時間以上の場合は1時間間隔で集計されます。
温度履歴グラフ ウィジェット 温度について、表示期間の各区間における最大値を水色の棒グラフで、平均値を青色の折れ線グラフで表します。
機種ごとに内蔵センサーの上限が設定されており、上限を上回った場合、不良と判定されます。また、上限-5℃を上回った場合、妥当と判定されます。また、機種によっては内蔵センサーの下限が設定されており、下限を下回った場合、不良と判定されます。また、下限+5℃を下回った場合、妥当と判定されます。これらのしきい値はAVM EXでは変更できません。
サンプルは、表示期間が1時間の場合は10分間隔、表示期間が2時間以上の場合は1時間間隔で集計されます。