画面リファレンス / ネットワークマップ


概要
ネットワーク階層/グループ
ネットワーク階層
サイトの自動作成
サイトの省略表示
グループ
ネットワークマップ
デバイス情報の表示
スタック情報
スタックリンク
ループガード
LDF検出
MACアドレススラッシング
トラフィックマップ
ネットワークトラフィック表示
sFlow・DPIモニタリング
プロトコルトラフィック表示
アプリケーションサービス
VLANマップ
VLANの作成・編集
IPマップ
Tracepath
Walk Path
マップ編集
レイアウト
背景画像をアップロード
画像選択
プレビュー


ネットワークマップには、AMFネットワークに属するすべてのAMFデバイスが表示されます。
コンテンツ欄上部にはネットワークの詳細が、コンテンツ欄中央にはデバイス同士の接続を可視化したトポロジーマップが表示されます。
AWCプラグイン、SNMPプラグインを登録している場合は、AMFデバイスに加えて、AWCプラグイン管理下の無線AP、SNMPプラグイン管理下のデバイス(以下、SNMPデバイス)が、AMFデバイスと同格の構成単位として表示されます。
また、ここから、AMFネットワーク内のデバイスの階層化表示、AMFデバイスのVLAN設定、AMFデバイスのトラフィックモニター、デバイスやリンクなどの編集、Tracepathの実行ができます。
Note
管理下デバイスに無線クライアントなどの管理外デバイスが接続した際、ネットワークマップは自動で更新されません。最新の情報を表示するにはWebブラウザーを再読み込みしてください。
Note
VCS構成の機器や、AMF Cloud、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloud、AT-ARシリーズルーターなど、仮想を含め複数のMACアドレスを持つAMFデバイスをSNMPプラグインでも監視する場合、ネットワークマップにアイコンが重複して表示される場合があります。その場合は、ネットワークマップの編集モード画面で、SNMPデバイスアイコンを非表示に設定して運用してください。
Note
SwitchBlade x8100は、VCS機能を無効に設定していても、ネットワークマップ上ではVCS構成として表示されます。

概要


Note
AMFマスターで使用しているファームウェアバージョンが5.5.0より前のバージョンで、かつ対向の接続デバイスのファームウェアバージョンが5.5.0以降の状態でAMF仮想リンクを構成した場合、ネットワークマップ上にAMF仮想リンクが重複して表示されます。
AMFマスターにAlliedWare Plus バージョン5.5.0以降を適用することで、重複を回避できます。

■ 表示1
管理中のネットワークの情報を表示します。
表 1:管理中のネットワークの情報
項目名 説明
ネットワークの状態 正常/ダウン/異常の各デバイスの数を円グラフで表示します。
X デバイス AMFネットワークに所属するデバイス数が、灰色のバッジに表示されます。
AWCプラグインが登録されている場合は管理下APに接続中のクライアント、SNMPプラグインが登録されている場合はSNMPサブネットに登録されたデバイスの数を合わせて表示します。
X 正常 正常なデバイス数が、緑色のバッジに表示されます。
X ダウン ダウン状態のデバイス数が、赤色のバッジに表示されます。
また、AWCプラグインが登録されている場合は、ステータスが「探索中」「適用失敗」の無線APもこれに含まれます。
X 異常 AMFセーフコンフィグが適用されているデバイス数が、黄色のバッジに表示されます。
AMFクリーン状態のデバイスをAMFネットワークに接続した際、バックアップデータが存在しないなどの理由でオートリカバリーが行われなかった場合、一時的にAMFネットワークに参加するため、セーフコンフィグが適用されます。
また、AWCプラグインが登録されている場合は、ステータスが「適用中」の無線APもこれに含まれます。
X 管理外 AVM EXの基本機能を単独で使用している場合は、AMFゲストデバイス数が、青色のバッジに表示されます。
AWCプラグインを使用している場合は、AWCプラグインの管理下に登録されていないAMFゲストデバイス、AWCプラグインの管理下APに接続している無線クライアントの数を合わせて表示します。

■ 表示2
表 2:ネットワークマップ コントロール
項目名 説明
サイドパネル ネットワークマップの表示モードに応じて、様々な情報を表示します。
表示が不要なときには、サイドパネル右上のタブをクリックすると折り畳み表示になります。折り畳み表示状態でタブをクリックすると、サイドパネルが再び表示されます。
画面上部
ネットワーク階層/グループアイコン 場所・建物・フロアといったサイト(地理的な階層構造)でデバイスを分類したり、表示/非表示を切り替えることができます。また、「資産管理」画面にてデバイスのグループを作成している場合、ここで表示/非表示を設定することができます。
モードメニュー ネットワークマップの表示モードを切り替えます。
  • ネットワーク:
    ネットワークマップの初期画面です。
    デバイスのAMF情報の表示、デバイスの再起動やCLI接続などを行います。
    AWCプラグインやSNMPプラグインを登録している場合は、プラグインからの管理状態なども表示されます。
  • トラフィック:
    デバイス間のリンクの速度、使用率をグラフィカルに表示する、トラフィックマップに切り替わります。
  • VLAN:
    VLANの作成・編集・削除を行うVLANマップモードに切り替わります。
  • IP:
    AMFデバイス間の通信経路や応答時間をグラフィカルに測定するTracepath、デバイスのルーティングテーブルを基に経路を確認するWalk Pathを実行可能な、IPマップモードに切り替わります。
  • 編集:
    ネットワークマップにカスタムデバイスやカスタムリンクを追加・削除したり、ネットワークマップの背景画像をアップロードしたりできる、マップ編集モードに切り替わります。また、AWCプラグインやSNMPプラグインに由来するデバイス、カスタムデバイスの表示・非表示を設定することができます。
レイアウトメニュー フロアマップに適用するレイアウトを選択できます。
また、デバイスアイコンの配置を新規レイアウトとして登録したり、既存のレイアウトに上書きしたりします。
レイアウトメニューで作成したレイアウトは他の管理者と共有したり、一般ユーザーの初期レイアウトとして適用したりできます。

トンネル作成ボタン
ボタンをクリックして表示されるドロップダウンリストから「ポイントツーポイントトンネル」、「ポイントツーマルチポイントトンネル」のいずれかを選択して、ポイントツーポイントトンネル、または、ポイントツーマルチポイントトンネルを作成します。
トンネルの作成、編集方法は、「AIO」/「ダイナミックVPN」画面と同等です。
詳細は、「画面リファレンス」/「AIO」/「ダイナミックVPN」を参照してください。

トポロジーの配置をロックボタン
トポロジーマップに配置したデバイスアイコンやサイトの位置関係を固定します。もう一度クリックすると固定が解除されます。

トポロジーのレイアウトを自動生成ボタン
トポロジーマップ上のデバイスアイコンを、デバイス間の接続に基づいて自動配置します。
デバイスアイコン同士が重ならないように自動的に間隔をあけて配置され、デバイス間の接続が多いほどアイコン同士の間隔は近くなります。
なお、デバイスが所属するAMFエリア、設定したサイトやグループといった区分、および、実際の地理的配置は考慮しません。
Note
トポロジーの配置は、ボタンをクリックするごとに変更されます。
Note
カスタムデバイスは自動配置の対象外となります。
Note
新規に追加されたデバイスがネットワークマップに表示される際、トポロジーレイアウトの自動生成を実施したあとでも、デバイスがトポロジーから遠く離れた場所に表示される場合があります。その場合は手動で配置し直してください。
Note
多数のノードが所属するサイトを登録している場合、自動配置によりサイトがトポロジーから離れて表示される場合があります。また、サイトの集約アイコンは、サイトを展開した状態の中心当たりに配置されます。

複数選択ボタン
複数のデバイスのCLI接続やバックアップ、サイトやグループの編集を一度に行う際、デバイスの複数選択を有効化します。
複数選択は、本ボタンで有効化するほか、Shiftキー、またはCtrlキーを押したままデバイスアイコンをクリックすることでも実行できます。
なお、複数選択ボタンはTracepathモード、トンネル作成モードでは使用できません。

Tracepathボタン
最後に実行したTracepathの結果をトポロジーマップに反映します。
このボタンは、Tracepath実行後にネットワークマップをトラフィックモード表示に切り替えた場合のみ表示されます。
モニター名/IPアドレスを検索... 検索したいデバイスの表示名、または、IPアドレスを入力します。
入力した文字列で始まるデバイス名またはIPアドレスを持つデバイスがある場合は、検索フィールドの下に検索候補のデバイス名が一覧表示されます。一覧から目的のデバイス名をクリックすると、ネットワークマップ上の該当デバイスのアイコンが選択され、画面に表示されます。
Note
大文字小文字は区別しません。
画面下部

トポロジー更新ボタン
ネットワークマップを更新します。

ヒントボタン
現在のモードの表示例をポップアップ表示します。

PDF出力ボタン
現在のモードのネットワークマップをPDFファイルに出力します。
Note
出力されるPDFには、現在のネットワークマップの表示範囲が反映されます。マップ全体を出力する場合はマップを縮小して、マップの一部を出力する場合は該当箇所を拡大してPDF出力ボタンをクリックしてください。
Note
ネットワークマップ上でデバイス名のラベルがない状態でPDF出力をしても、出力されたPDFファイルにはデバイス名ラベルが表示されます。

背景画像をアップロードボタン
「背景画像をアップロード」を行います。
マップ編集モードでのみ表示されます。

トポロジーの中央を表示ボタン
コンテンツ欄にトポロジー全体を表示します。

拡大/縮小ボタン
ネットワークマップを拡大(+)または縮小(-)表示します。また、拡大/縮小ボタン上部のスライダーを上下することや、コンピューターのマウスホイールの上下回転でも同様の操作ができます。

■ コンテキストメニュー
ネットワークマップ上のアイコンにマウスポインターを合わせて右マウスボタンをクリックすると、デバイスの種別に則したコンテキストメニューが表示されます。

ネットワーク階層/グループ

サイト(地理的な階層構造)でデバイスを分類したり、表示/非表示を切り替えることができます。
また、デバイスのグループに対し、表示/非表示を切り替えることができます。

ネットワーク階層

ネットワークマップ上のデバイスを3階層のツリー構造を持ったサイトに区分できます。
ツリー構造は、地域・建物・フロア、建物・フロア・部門など、ネットワークを管理しやすいように、任意に3階層に分類します。

Note
サイトに所属する無線APを交換した場合、交換後の無線APはサイトから外れてしまいます。無線APを交換した後は、再度サイトに追加してください。
■ 表示1
表 6:ネットワーク階層 サイドパネル表示
項目名 説明
タブ サイドパネルの表示を切り替えます。
  • ネットワーク階層:サイト(地理的な階層構造)でデバイスを分類したり、サイトごとのアイコンの表示/非表示を切り替えたりできます。
  • グループ:「資産管理」画面にて作成したグループの表示/非表示を切り替えます。
サイト名 作成したサイトの名前を表示します。

サイト名は、サイトのレベル(場所、建物、フロアなど)によってツリー状に表示されます。サイト名の左側の▼をクリックすると、そのサイトに属する子サイト名、デバイス名が表示されます。
サイト名にマウスポインターを合わせると、サイト名編集、表示/非表示、サイト編集のボタンが表示されます。
サイト名をクリックすると、ネットワークマップの該当サイトに属するデバイスが黄色の丸で強調表示されます。
また、自動作成されたサイト名には「自動」ラベルが表示されます。

初期状態ではサイトは登録されていません。サイト名欄右上のサイト編集ボタン(歯車アイコン)から作成します。
表示/非表示ボタン(目アイコン) ネットワークマップにて、サイトに所属する下位サイトとデバイスのアイコンの表示、非表示を切り替えます。
サイト編集ボタン(歯車アイコン) サブメニューを表示します。
  • いずれのサイトにも属さない最上位のサイト編集ボタンをクリックした場合:
    • サイトを作成:
      サイトを新規に作成します。
      「サイトを作成」ダイアログにて、名前を指定します。
      2~64文字で、半角および全角の英字・数字・かな・漢字・記号を使用できます。

    • サイトを自動作成:
      「サイトを自動作成」ダイアログを表示します。

  • いずれかのサイトのサイト編集ボタンをクリックした場合:
    • 子サイトを作成:
      選択したサイトの下位のサイトを新規に作成します。
      「サイトを作成」ダイアログにて、名前を指定します。
      2~64文字で、半角および全角の英字・数字・かな・漢字・記号を使用できます。

    • サイトを編集:
      登録されたサイト名を編集します。
    • サイトを削除:
      選択したサイトおよび下位サイト構造を削除します。削除されるサイトに所属するデバイスはすべていずれのサイトにも所属しない状態に戻ります。

■ 表示2
ネットワークマップにサイト構造を反映します。
同じサイトに所属するデバイスのアイコンは灰色の四角で囲んで表示され、サイト下部にサイト名が表示されます。
デバイスをクリックすると選択できます。Shiftキーを押したまま、ほかのデバイスをクリックしたりほかのデバイスにマウスポインターを合わせたりすると、複数選択が可能です。
選択したデバイスのいずれかにマウスポインターを合わせた状態で、右マウスボタンを押すと、コンテキストメニューが表示されます。

サイトの自動作成


■ 「サイトを自動作成」ダイアログ

現在のネットワークから、デバイス名に含まれる区切り文字に基づいて自動的にサイト構造を作成します。
表 7:サイトの自動作成
項目名 説明
既存のサイトとデバイスを再編成
Note
本バージョンでは未サポートです。
階層の区切り文字 階層を分類する区切り文字を選択します。
区切り文字には、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、またはピリオド(.)が使用できます。
「キャンセル」ボタン サイトの自動作成を中断します。
「次へ」ボタン 選択した条件で、自動作成されるサイト構造を「サイトのプレビュー」ダイアログに表示します。

■ 「サイトのプレビュー」ダイアログ

作成されるサイトの階層構造をプレビュー表示します。
Note
「サイトのプレビュー」ダイアログでは、各階層に所属するデバイスのうち5台までが表示されます。
表 8:サイトの自動登録
項目名 説明
サイト名 デバイス名から推定されたサイト名を表示します。
サイト名編集ボタン(鉛筆アイコン) デバイス名から推定されたサイト名を、別の名前に変更します。
削除ボタン(ゴミ箱アイコン) デバイス名から推定されたサイトを削除します。
該当のおよびその下位サイトは作成対象から除外されます。
「戻る」ボタン プレビュー中の階層構造を破棄し、「サイトを自動作成」ダイアログに戻ります。
「適用」ボタン プレビュー中の階層構造を適用します。
いずれかのサイト名を自動的に推定されたものから変更した場合は、注意メッセージが表示されます。
適用してよい場合は、再度「適用」ボタンをクリックします。
また、自動作成されるサイト構造が既存のサイト構造と重複する場合、サイトのマージに関する注意が表示されます。
マージしてよい場合は、もう一度「適用」ボタンをクリックします。

サイトの省略表示

いずれかのサイトの余白にマウスポインターを合わせると、サイトを表す灰色の四角の左上に省略表示ボタン(-アイコン)が表示されます。

省略表示ボタンをクリックすると、サイトを構成するデバイスに代わって、サイトアイコンとサイト名が表示されます。
サイトアイコンにマウスポインターを合わせると、拡張表示ボタン(+アイコン)が表示されます。

拡張表示ボタンをクリックすると、サイトを構成するデバイスが表示されます。

グループ

IPアドレス、MACアドレス、またはベンダー名を指定して作成したグループのみを表示したり、全体を表示したりできます。
グループのデバイスには、グループへの登録のしかたによって、ダイナミックデバイス、スタティックデバイスの2種類があります。

表 9:グループ サイドパネル表示
項目名 説明
タブ サイドパネルの表示を切り替えます。
  • ネットワーク階層:サイト(地理的な階層構造)でデバイスを分類したり、サイトごとのアイコンの表示/非表示を切り替えたりできます。
  • グループ:「資産管理」画面にて作成したグループの表示/非表示を切り替えます。
グループ名 グループの名前を表示します。

グループ名の左側の▼をクリックすると、そのグループに属するデバイス名が表示されます。
グループ名にマウスポインターを合わせると、グループ名編集、表示/非表示、グループ編集のボタンが表示されます。
また、グループ名をクリックすると、ネットワークマップの該当グループに属するデバイスが黄色の丸で強調表示されます。
グループ名編集ボタン(鉛筆アイコン) 登録されたグループの名前を編集します。
4~32文字で、半角および全角の英字・数字・かな・漢字・記号を使用できます。
表示/非表示ボタン(目アイコン) ネットワークマップにて、グループに所属するデバイスのアイコンのみ表示、全体表示を切り替えます。
グループ編集ボタン(歯車アイコン) サブメニューを表示します。
  • グループを削除:
    選択したグループを削除します。
  • セキュリティー設定:
    選択したグループ内のUTMセキュリティーに対応する製品に対し、UTMセキュリティーの一般設定を行います。
    設定項目の詳細については、「画面リファレンス」/「AIO」/「UTMセキュリティー」の「一般」をご覧ください。
    Note
    グループ編集ボタンの「セキュリティー設定」は、グループ内にUTMセキュリティーに対応する製品が含まれていない場合も表示されます。
    この場合、デバイスが該当機能を未サポートである旨のメッセージが表示されます。
また、ネットワークマップにて、選択したデバイスのいずれかにマウスポインターを合わせた状態で右マウスボタンを押すと、コンテキストメニューが表示されます。

ネットワークマップ

AMFネットワークの所属デバイス、および、AWCプラグイン、SNMPプラグインの管理下のデバイス、または、Forescout社のデバイス検疫アプライアンス(以下、単に「Forescout」と記載します)の検出デバイスをグラフィカルなトポロジーマップとして表示します。
Note
一般ユーザーアカウントの場合、管理者から許可されたAMFエリア、サイト、グループのデバイスのみ表示されます。
AWCプラグイン管理下にAWC-SC(AWC-Smart Connect)を設定した無線APがある場合は、これらの無線AP間の無線接続のトポロジーも反映します。
Note
AWC-SCとAWCゲストデバイス機能の併用は未サポートです。このため、AWC-SCのルートAPと上位のAMFデバイスとのリンクは表示されません。必要に応じて、マップ編集モードにてカスタムリンクを作成してください。
Note
Forescoutを連携後、ForescoutがAMFデバイスのMACアドレスを検出できない場合、ネットワークマップでAMFデバイスが2つ表示されることがあります。この場合、マップ編集モードで重複したデバイスアイコンのコンテキストメニューからアイコンを非表示にすることができます。
Note
Forescoutの判定結果によっては、本来の端末の種別とは異なるアイコンで表示されることがあります(例:Androidスマートフォン → PC など)。

エリア内のデバイス同士のトポロジーマップを表示します。
表 10:トポロジーマップ
項目名 説明
トポロジーマップ AMFエリア内のAMFデバイスがトポロジーマップに表示されます。
デバイスアイコン アイコンでデバイスの種別を示します。また、アイコンの下にデバイス名を表示します。
デバイスの状態は、デバイス名の背景色で分類されます。

  • AMFデバイスは正常に動作しています。

  • AMFデバイスはAMFセーフコンフィグで動作しています。
    また、AWCプラグインが登録されている場合は、ステータスが「適用中」の無線APもこれに含まれます。

  • AMFデバイスがダウンしています。
    また、AWCプラグインが登録されている場合は、ステータスが「探索中」「適用失敗」の無線APもこれに含まれます。
バッジ AMFデバイスの役割、省略デバイス数、トラップおよびAMFアプリケーションプロキシーのイベント受信を示すバッジを表示します。

  • AMFマスター/コントローラー
    マスターのアイコンの左下に、AMFエリアの管理上の役割に応じたバッジが表示されます。


    • AMFコントローラー/マスターとして動作しているデバイスを示します。

    • AMFマスターとして動作しているデバイスを示します。

  • 省略デバイス数
    AMFデバイス上にゲストデバイスが設定されている場合、AMFデバイス名の右上に、接続中の未管理ゲストデバイス数を示すバッジが表示されます。
    また、AWCプラグインとの連携が設定されている際、管理下APに接続している無線クライアントの数を示します。
    トポロジーマップにてこれらのデバイスアイコン周辺を拡大すると、それぞれの接続デバイスのアイコンが表示されます。

  • イベントバッジ
    SNMPプラグインがAMFデバイスから重要なトラップを検出したり(SNMPプラグインとの連携を設定している場合)、AVM EXがAMFアプリケーションプロキシー機能による被疑端末のブロック、環境しきい値超過などのイベントを検知したりすると、AMFデバイス名の右上にイベントの受信を示すバッジと、未読の関連イベントログの件数を表示します。
デバイスの接続線 デバイスアイコンの接続を表します。
  • 黒色:有線のカスタムリンク、またはAWC-SCで接続された無線リンクを表します。
  • 水色:無線リンクに設定されたカスタムリンクを表します。また、リンク線の中間に無線アイコンが表示されます。
  • 青色:AMF仮想リンクを表します。
  • 緑色:トンネルリンク(VPNトンネルにより接続された仮想リンク)を表します。
また、それぞれの破線はリンクが切断されている場合を表します。
Note
VPNトンネルにて、トンネルの両端にマルチポイントGREを使用している場合(フルメッシュ構成など)、トンネルリンクがネットワークマップに反映されません。
Note
管理するAMFデバイスの台数が多い場合、AVM EXとトポロジー更新対象(AMFコントローラー/マスター)間の接続が切断し復旧した後に、トンネルリンクが復旧するのに時間がかかる場合があります。

デバイス情報の表示

ネットワークマップにてエリアアイコンをクリックすると、AMFエリア、AWC管理グループ、SNMPサブネット、または、Forescoutの検出デバイスの情報がトポロジーマップ左のサイドパネルに表示されます。

Note
一般ユーザーアカウントの場合、管理者から許可されたエリアのみ表示されます。
Note
SNMPプラグインと連携している場合、管理対象機器のSNMPエージェント機能が無効に設定されている場合、以下の「SNMPプラグインInformation」は空欄となります。
この場合は、対象機器のSNMPエージェント機能を有効に設定し、SNMPプラグインにてサブネットの再作成を実施してください。
Note
ForescoutプラグインによるForescoutアプライアンスとの連携手順については、「各種操作」/「その他の設定」/「Forescoutデバイス検疫アプライアンスとの連携」をご参照ください。
表 11:ネットワークマップ サイドパネル表示
項目名 説明

デバイスアイコン
選択したデバイスがAMFデバイス以外の場合、デバイスに設定されたアイコンが表示されます。
アイコン右上の編集ボタン(鉛筆アイコン)をクリックすると、「アイコンを編集」ダイアログが表示されます。
Note
カスタムアイコンの選択は、アカウントタイプが「管理者」のユーザーのみが行えます。

■ アイコンを編集

選択したデバイスにアイコンを設定できます。
デフォルトでは、無線AP、スイッチ、端末、ルーターが登録されています。デフォルトのアイコンにマウスポインターを置くと、アイコン名が表示されます。
また、「画像のアップロード」ボタンをクリックすると、カスタムアイコンを登録することができます。
  • 「画像のアップロード」ボタン:
    クリックすると、カスタムアイコンとして使用する画像をアップロードできます。指定できる画像の形式は、JPEG、PNG、SVG形式です。

  • プレビュー画像:
    「画像のアップロード」ボタンで選択した画像のプレビューが表示されます。
    JPEG、PNG形式の場合、画像のうちどの部分をアイコンとして使用するか、正方形の領域でトリミングできます。SVG形式の画像のトリミングはできません。

  • アイコン名:
    カスタムアイコンを登録する際、アイコンの名前を登録します。

  • 「キャンセル」ボタン:
    アイコンの編集を中止します。

  • 「リセット」ボタン:
    変更済みのアイコンを元の状態に戻します。
    Note
    リセットには数十秒程度かかることがあります。

  • 「保存」ボタン:アイコンの変更を保存します。
Note
AMFデバイスのアイコンは変更できません。
デバイス名 デバイス名を表示します。
「再起動」ボタン 該当AMFデバイスの再起動を要求します。
「バックアップ」ボタン 該当AMFエリアのマスターに対し、該当デバイスのAMFバックアップの実行を要求します。
「エリアをバックアップ」ボタン 該当エリアのAMFバックアップの実行を要求します。
選択したデバイスがAMFマスターまたはコントローラーの場合のみ表示されます。
「CLI 接続」ボタン 該当AMFデバイスのコマンドラインインターフェース(CLI)に対し接続を行います。
Note
CLI接続は、HTTPS接続でAMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)を経由し、指定のAMFデバイスを操作対象とするワーキングセットプロンプトを介して行われます。
Note
一般ユーザーアカウントの場合、管理者から許可された場合のみ表示されます。
Note
各AMFデバイスでは、仮想端末におけるアイドル時タイムアウト値をゼロ(no exec-timeout)に設定しないでください。AVM EXからAMFデバイスへのCLI接続ができなくなる場合があります。
Note
CLI接続は、1セッションごとにAMFコントローラー/マスターの仮想端末ポート(Telnet/SSH用)を1つ使用します。仮想端末ポートに空きがない場合、「CLI接続」を選択すると、ウィンドウに「Session Closed」と表示されます。
「削除」ボタン 該当AMFデバイスをネットワークマップから削除します。
AMFデバイスのステータスが正常な場合、トポロジーの再読み込みを行うと、該当のAMFデバイスのアイコンが再度表示されるようになります。
基本情報
状態 デバイスの状態を、以下のバッジで表します。
  • 正常(緑)
    デバイスは正常に動作しています。
  • 軽微(黄)
    AMFデバイスはAMFセーフコンフィグで動作しています。AWCプラグインによって認識されている無線APの場合は、無線APのステータスが「探索中」、または、AWCプラグインに関連するライセンスのいずれかが失効している状態です。
  • 重大(赤)
    デバイスがダウンしています。
IPアドレス デバイス上のIPインターフェースのIPアドレスを表示します。
MACアドレス デバイスのMACアドレスを表示します。
タイプ デバイスのタイプを表示します。
Note
選択したデバイスがVCSメンバーの場合、本項目は表示されません。
機種 AMFデバイスの機種名を表示します。
シリアル AMFデバイスのシリアル番号を表示します。
Note
選択したデバイスがVCSメンバーの場合、本項目は表示されません。
バージョン AMFデバイスで稼働中のソフトウェアのバージョンを表示します。
ベンダー デバイスのMACアドレスから推測されるベンダー名を表示します。
Note
選択したデバイスがVCSメンバーの場合、本項目は表示されません。
管理外デバイス数 AMFデバイス、または、AWCプラグイン管理下の無線APに接続された機器の数を表示します。
  • AMFデバイスに接続されたAMFゲストデバイス
    AMFゲストデバイスのうち、AWCプラグインの管理下にある無線APの数は含まれません。
  • AWCプラグインの管理下APに接続している無線クライアント
AMF情報
エリア デバイスが所属するAMFエリア名を表示します。
役割 AMFネットワークにおける役割(コントローラー/マスター、マスター、デバイス、ゲストデバイス)を表示します。
最終バックアップ AMFデバイスのバックアップが最後に作成された日時を表示します。
port AMFゲストデバイスの場合、AMFゲストデバイスが接続されている上位デバイスのポート番号を表示します。
AWCプラグインInformation
機種 AWCプラグインにて認識した無線APの機種名を表示します。
管理状態 管理状態が表示されます。
設定状態 設定状態が表示されます。
プロファイル名 無線APに割り当てられたAP共通設定名を表示します。
管理グループ 無線APが所属している管理グループを表示します。
ファームウェア 無線APで動作しているファームウェアのバージョンを表示します。
起動経過時間 起動してから経過した時間を表示します。
SNMPプラグインInformation
機種 SNMPプラグインにて認識したデバイスの機種名を表示します。
イベント AMFアプリケーションプロキシー機能関連、環境しきい値超過などの重要なイベントを検出した際や、SNMPプラグインがAMFデバイスから重要なトラップを受信した際(SNMPプラグインとの連携を設定している場合)は、イベント名や件数(同じイベントが複数発生している場合)を表示します。
重要なイベントには以下の項目が含まれます。
  • AMFアプリケーションプロキシー機能(AMF-SECコントローラー(AT-SESC/AMF Security)によるポート無効化、破棄、隔離など)
  • 環境しきい値超過(環境温度のしきい値超過、電源ユニット/ファンモジュールほかの異常など)
  • ループガード関連トラップ受信(MACアドレススラッシング検出、ループブロック、ループ警告など)
  • アクティブファイバーモニタリング機能関連トラップ受信(ファイバー警告)
サイドパネル上のイベントの種類をクリックすると、AMFデバイスに受信した該当のイベントのみを抜粋したイベントログ画面を表示します。
また、イベント名の右側の×ボタンをクリックすると、ネットワークマップのデバイスアイコンに表示されたイベントバッジによる通知を解除することができます。
Note
SNMPプラグインを登録している場合、SNMPプラグインで受信したSNMPトラップはAVM EXのイベントログに記録されます。
ForescoutプラグインInformation
OS Forescoutにより検出された、デバイスのOS(オペレーティングシステム)名を表示します。
機能 Forescoutにより検出された、デバイスの種別を表示します。

スタック情報

バーチャルシャーシスタック(VCS)に対応した機種を使用している場合、VCSグループアイコン(集約状態・展開状態とも)を選択すると、サイドパネルには「デバイス」と「スタック」の2つのタブが表示されます。
Note
VCS plus対応のSwitchBlade x8100では、VCSグループアイコンのメンバーは論理的な接続順に、サイドパネルのスタックタブのメンバーは番号順に表示されます。
Note
オフライン状態のスタックメンバーは、スタックアイコンの下部に個別のスタックメンバーとして緑色アイコンで表示され、スタックリンクは描画されません。なお、2台でVCSグループを構成している場合は、オフラインになっても表示位置は変わりません。
Note
VCS構成、またはコントロールファブリックカード(CFC)が2枚装着された単体のSwitchBlade x8100において、次のようなVCSまたはCFCのステータス変化があった場合、反映に5分程度かかることがあります。
・VCSマスター/メンバーの離脱時、または加入時
・アクティブCFC/スタンバイCFCの離脱時、または加入時

表 12:ネットワークマップ サイドパネル表示 スタックタブ
スタック情報
スタックマスターID 現在のスタックマスターのスタックメンバーIDを表示します。
スタックMACアドレス VCSグループのMACアドレスを表示します。
バーチャルMACアドレス バーチャルMACアドレス機能の有効・無効を表示します。
Disabled Master Monitoring(DMM) Disabled Master Monitoring(DMM)機能の有効・無効を表示します。
レジリエンシーリンク レジリエンシーリンク(スタックリンクの状態監視に使用する予備リンク)として指定しているインターフェース名を表示します。
VCS管理用サブネット VCS機能が内部的に使用するVCS管理用サブネットのIPアドレスを表示します。
VCS管理用VLAN VCS機能が内部的に使用するVCS管理用VLANのIDを表示します。
スタックメンバー VCSグループを構成するスタックメンバーの数を括弧内に表示します。
また、「詳細表示」のリンクをクリックすると、該当VCSグループの「デバイス情報」画面の「スタック」タブを表示します。

スタックリンク

VCSグループの展開状態で、スタックリンクをクリックすると、スタックリンクの状態がサイドパネルに表示されます。

表 13:ネットワークマップ サイドパネル表示 スタックリンク
リンク接続先ID 選択したスタックリンクが接続するスタックメンバーのスタックIDを、「X←→Y」の形(X、Yはリンク両端のメンバーのスタックID)で表示します。
アクティブファイバーモニタリング 選択したスタックリンクがアクティブファイバーモニタリング機能に対応している場合、アクティブファイバーモニタリング機能の有効・無効を表示します。
歯車アイコンをクリックすると、サイドパネル上でアクティブファイバーモニタリング機能の有効・無効を設定できます。

■ アクティブファイバーモニタリング

  • 「戻る」ボタン(左矢印アイコン)をクリックすると、スタックリンク情報に戻ります。
  • 該当のスタックリンク上でアクティブファイバーモニタリング機能を使用するか否か、トグルスイッチで設定できます。
    • 有効(水色):
      アクティブファイバーモニタリング機能を有効にします。対象の光ファイバーポートで受信高レベルの低下を検出したときに、アラーム表示およびSNMPトラップにより通知します。
    • 無効(灰色):
      アクティブファイバーモニタリング機能を無効にします。
    有効に設定した場合、ファイバースタックモジュールに設定された感度、サンプリング間隔、基準値算出間隔、基準値、トラップをサイドパネルに表示します。
    Note
    アクティブファイバーモニタリングは、ファイバースタックモジュールに設定されている設定値で個々に動作するため、リンク両端のファイバースタックモジュール上で設定が一致していない場合でも、特にアラームなどは表示されません。いずれか一方のポート上でアクティブファイバーモニタリングが有効に設定されていれば、サイドパネルには有効として表示されます。
    Note
    感度、サンプリング間隔、基準値算出間隔、基準値、トラップなどの設定を変更する場合はCLIにて行ってください。
    なお、AVM EXに表示されるパラメーターの設定情報は、AVM EXが独自に持っている値です。CLIから設定を変更した場合でも、AVM EXの画面には反映されません。
スタックID スタックメンバーIDを表示します。
インターフェース 接続先インターフェース名を表示します。

ループガード

ネットワークマップにてAMFデバイスアイコンのコンテキストメニューから「ループガード」を選択すると、ループガード画面が表示されます。
この画面では、AMFデバイスに対して、ループガード機能(LDF検出、MACアドレススラッシング検出)の設定を行えます。
画面上部のタブにて設定する機能を選択します。
Note
本機能はAlliedWare Plus バージョン5.5.0-1.x以降のファームウェアがインストールされたAMFデバイスをサポートします。
Note
LDF検出のアクションにport-disable、vlan-disable、log-onlyを使用する場合は、LDFの帯域を制限するため、事前にCLIにて該当ポートに適切なQoSポリシーマップを適用しておく必要があります。
また、本画面ではQoSストームプロテクションの設定はできません。
Note
ネットワークマップにて複数のAMFデバイスアイコンを選択することで、一度に10台までの機器を選択して同時に設定することができます。
Note
ループガード設定の変更は動作時コンフィグ(ランニングコンフィグ)に保存されます。
再起動後の動作に適用するには、CLIまたは「資産管理」画面のデバイス一覧にて動作時コンフィグを起動用コンフィグに保存する必要があります。
Note
SNMPトラップの送信を伴うアクションを有効にしている場合は、SNMPの設定が別途必要になります。
Note
LDF検出とMACアドレススラッシングプロテクションは同一ポート上で併用できません。初期状態ではMACアドレススラッシング検出時の動作が有効となります。
LDF検出を使う場合は、該当ポートでMACアドレススラッシング検出時の動作を無効化(none)に設定してください。
MACアドレススラッシングプロテクションを使用する場合は、LDF検出タブにて該当ポートのLDFを無効にしてください。
なお、誤って同一ポート上で両機能を設定した場合でもエラーは表示されませんのでご注意ください。

LDF検出

LDF検出の設定を行います。


■ グローバル設定
AMFデバイス全体のLDF検出の基本設定を行います。
表 14:LDF検出 グローバル設定
項目名 説明
LDFを有効化 LDF(Loop Detection Frame)の送信を行うか否かを設定します。
有効にすると、各ポートからLDFが送信されます。LDFを検出した際のアクションは、別途プロファイルを作成し、ポートごとに適用します。
LDF送信間隔 LDFの送信間隔を設定します(単位:秒)。デフォルトは10秒です。
fast-block fast-block機能を有効にします。
  • 有効にすると、ループを検出したポートのうち、ループの解除に必要なポートでのみアクションを実行します。ループの解除に不要なポートではアクションは実行されません。
  • 無効にすると、ループを検出したすべてのポートでループ検出時のアクションを実行します。
デフォルトは無効です。
ポート図 選択したAMFデバイスのポート面を模式化した図が表示されます。
ポートに適用されたプロファイルを色分けして表示します。
「キャンセル」ボタン グローバル設定の変更を破棄します。
グローバル設定のいずれかに変更がある場合のみ表示されます。
「保存」ボタン グローバル設定の変更を動作時コンフィグに保存します。
グローバル設定のいずれかに変更がある場合のみ表示されます。

■ ポートプロファイル
LDF検出時の動作をプロファイルとして作成し、ポートまたはトランクグループ(スタティックおよびLACP)に適用します。
設定の手順は次の通りです。
  1. 「プロファイルを作成」ボタンをクリックし、新規プロファイルのカードを表示します。
  2. 適用するアクション種別を選択します。
  3. アクション持続時間、アクション遅延時間を設定します。
  4. 適用するポートをコンテンツ欄左のポート図から選択します。
  5. 「プロファイルを保存」をクリックし、動作時コンフィグに保存します。
    Note
    再起動後の動作に適用するには、CLIまたは「資産管理」画面のデバイス一覧にて動作時コンフィグを起動用コンフィグに保存する必要があります。
表 15:LDF検出 ポートプロファイル
項目名 説明
プロファイルを作成 新規プロファイルのカードを表示します。
プロファイル ポートまたはトランクグループに適用するLDF検出時動作をプロファイルとして定義します。
プロファイルを表す色は自動で設定されます。
  • アクション種別:
    LDFを検出した際のアクション(動作)を選択します。
    • ポートを物理的にリンクダウンさせる(link-down)
    • ログへの記録とSNMPトラップの送出のみ(log-only)
    • リンクアップ状態のままポートを無効化する(port-disable)
    • 検出したVLANに対してのみ無効化する(vlan-disable)
    • 検出時の動作を無効にする(none)
    デフォルトは「検出時の動作を無効にする(none)」です。

  • アクション持続時間:
    ループを検出した際のアクションの継続時間を0~86400(単位:秒)で指定します。デフォルトは7秒です。

  • アクション遅延時間:
    ループを検出してからアクションを実行するまでの遅延時間を0~86400(単位:秒)で指定します。デフォルトは0秒です。

  • 「キャンセル」ボタン:
    プロファイルの作成時はプロファイルの作成を中断します。
    既存プロファイルの編集時はプロファイルへの変更を破棄します。プロファイルの設定項目に変更がある場合のみ表示されます。

  • 「プロファイルを保存」ボタン:
    プロファイルの設定を動作時コンフィグに保存します。
    既存プロファイルの編集時は、プロファイルの設定項目に変更がある場合のみ表示されます。
プロファイルをポートに適用する際は、プロファイルのカードをクリックして選択したあと、グローバル設定のポート図からポートをクリックして適用するポートを選択します。
現在選択されているプロファイルのカードは、プロファイルのラベルと同じ色で強調表示されます。
適用ポートを変更した場合は、「プロファイルを保存」ボタンをクリックすると、変更が動作時コンフィグに保存されます。

MACアドレススラッシング

MACアドレススラッシングプロテクションの設定を行います。


■ グローバル設定
AMFデバイス全体のMACアドレススラッシングプロテクションの基本設定を行います。
表 16:LDF検出 グローバル設定
項目名 説明
スラッシング検出しきい値 MACアドレススラッシング(同一MACアドレスの登録ポートが頻繁に変更されること)の検出しきい値を5~255(単位:回)の値で設定します。
同一のMACアドレスが1秒間に本項目で設定した回数以上ポート間を移動すると、MACアドレススラッシングが発生したとみなし、関連するポートにおいて検出時のアクションを実行します。
デフォルトは10回です。
ポート図 選択したAMFデバイスのポート面を模式化した図が表示されます。
ポートに適用されたプロファイルを色分けして表示します。
「キャンセル」ボタン グローバル設定の変更を破棄します。
グローバル設定のいずれかに変更がある場合のみ表示されます。
「保存」ボタン グローバル設定の変更を動作時コンフィグに保存します。
グローバル設定のいずれかに変更がある場合のみ表示されます。

■ ポートプロファイル
MACアドレススラッシング検出時の動作をプロファイルとして作成し、ポートまたはトランクグループ(スタティックおよびLACP)に適用します。
設定の手順は次の通りです。
  1. 「プロファイルを作成」ボタンをクリックし、新規プロファイルのカードを表示します。
  2. 適用するアクション種別を選択します。
  3. アクション持続時間を設定します。
  4. 適用するポートをコンテンツ欄左のポート図から選択します。
  5. 「プロファイルを保存」をクリックし、動作時コンフィグに保存します。
    Note
    再起動後の動作に適用するには、CLIまたは「資産管理」画面のデバイス一覧にて動作時コンフィグを起動用コンフィグに保存する必要があります。
表 17:MACアドレススラッシング ポートプロファイル
項目名 説明
プロファイルを作成 新規プロファイルのカードを表示します。
プロファイル ポートまたはトランクグループに適用するMACアドレススラッシング検出時動作をプロファイルとして定義します。
プロファイルを表す色は自動で設定されます。
  • プロファイル名:
    プロファイルの名前が「THRASH<番号>」の形式で自動的に適用されます。
    Note
    プロファイルの番号は連番にならないことがあります。
  • アクション種別:
    MACアドレススラッシングを検出した際のアクション(動作)を選択します。
    • MACアドレスの学習を停止する(learn-disable)
    • ポートを物理的にリンクダウンさせる(link-down)
    • リンクアップ状態のままポートを無効化する(port-disable)
    • スラッシングを検出したVLANに対してのみ無効化する(vlan-disable)
    • 検出時の動作を無効にする(none)
    全ポートに「検出時の動作を無効にする(none)」を適用するとMACアドレススラッシングプロテクションは無効になります。
    デフォルトは「検出時の動作を無効にする(none)」です。

  • アクション持続時間:
    MACアドレススラッシングを検出した際のアクションの継続時間を0~86400(単位:秒)で指定します。デフォルトは1秒です。

  • 「キャンセル」ボタン:
    プロファイルの作成時はプロファイルの作成を中断します。
    既存プロファイルの編集時はプロファイルへの変更を破棄します。プロファイルの設定項目に変更がある場合のみ表示されます。

  • 「プロファイルを保存」ボタン:
    プロファイルの設定を動作時コンフィグに保存します。
    既存プロファイルの編集時は、プロファイルの設定項目に変更がある場合のみ表示されます。
プロファイルをポートに適用する際は、プロファイルのカードをクリックして選択したあと、グローバル設定のポート図からポートをクリックして適用するポートを選択します。
現在選択されているプロファイルのカードは、プロファイルのラベルと同じ色で強調表示されます。
適用ポートを変更した場合は、「プロファイルを保存」ボタンをクリックすると、変更が動作時コンフィグに保存されます。

トラフィックマップ

ネットワークマップ上部のモードメニューから「トラフィック」を選択すると、AMFネットワークに所属するAMFデバイス間のリンクの速度、使用率をグラフィカルに表示します。
サイドパネルにはネットワークトラフィック関連の情報が表示されます。
また、Tracepath を実行した後に、マップをトラフィックマップモードへ切り替えると、モードメニューアイコンの横にTracepathアイコンが表示されます。
Tracepathアイコンをクリックすることで、トラフィック情報と直前に実施したTracepathの結果を重ねて表示することができます。
トラフィックモニターでは、RMONを使用してAMFデバイス間の通信の概算を行う機能のほか、sFlowまたはDPI(ディープパケットインスペクション)を利用して特定のポートのトラフィックを詳細に監視することができます。
Note
リモートPCからWebブラウザーを使用してトラフィックマップを表示する場合は、NTPサーバーなどを使用してAVM EXサーバーとリモートPCの時刻設定が同じであることを確認してください。
Note
トラフィックマップを表示すると、トポロジーマップに表示されているAMFデバイスのコンフィグに、AMF接続ポートのインターフェースに対する「rmon collection history」設定が追加されます。
AMF接続ポートがトランクグループの場合、「rmon collection history」はトランクグループのメンバーポートに対して設定されます。
いずれの場合も、本設定はトラフィック情報を収集するためのものですので、無効にしないでください。
Note
トラフィックマップはRMONによりAMFネットワーク全体の情報を収集してマップ上に表示しているのに対し、sFlowによるモニタリングはsFlowを設定したポート上の情報のみを収集/統計しています。
そのため、トラフィックマップとsFlowモニタリングの情報が一致していないように見えることがあります。
Note
AMFデバイスにCLI経由でsFlowコレクターを複数設定する場合、sflow collectorコマンドの最も小さいIDにAVM EXサーバーのIPアドレスを設定してください。
Note
マルチポイントGREトンネルにおいて、ハブルーターから送信されるトラフィック量は、すべてのスポークルーター宛の送信トラフィックの合計値が表示されます。

ネットワークトラフィック表示



■ 表示1
表 18:トラフィックマップモード サイドパネル
項目名 説明
タブ トラフィック、プロトコルを選択して、トラフィックモニターの表示モードを切り替えることができます。
ネットワークトラフィック履歴
指定した日時から表示時点までのトラフィックの推移をトラフィックマップに表示します。
  • 表示開始時期は、表示時点の10分前、1時間前、12時間前、24時間前から選択できます。
    カスタムを選択すると、表示の期間(開始・終了日時)を、1週間前から選択できます。
  • 左下の再生ボタンをクリックすると、指定した期間のトラフィックの推移を再生することができます。
  • 再生ボタン右側のスライダーを動かすと、期間内の途中の状態をトラフィックマップに反映できます。
Note
開始日・終了日の日付表記は「日/月/年」表記となっています。
使用率フィルター
トラフィックマップの使用率をフィルターして表示できます。
使用率は、水色(0~25%)、緑色(25~50%)、黄色(50~75%)、赤色(75~100%)の4段階で表され、凡例の下のチェックをクリックすると、該当の使用率帯の接続線の表示・非表示が切り替わります。
トップ5インターフェース トラフィックマップにてデバイスやリンクを選択していない状態では、ネットワークのトップ5インターフェースを表示します。
直近で使用率が高い送信ポートインターフェースを上位5件まで、インターフェースのデバイス名、ポート名と使用率を表示します。
詳細は、「sFlow・DPIモニタリング」を参照してください。
Note
sFlowエージェントから収集したサンプルに基づきます。sFlowによるモニター対象として設定されていないポートは表示されません。
Note
sFlow設定、および、sFlowにより取得されたトラフィック使用率の履歴はバックアップファイルに保存されません。

■ 表示2
表 19:トラフィックマップ
項目名 説明
デバイスアイコン アイコンでデバイスの種別を示します。また、アイコンの下にデバイス名を表示します。
AVM EXをsFlowコレクターとして有効に設定されているAMFスイッチ、または、DPIを有効に設定されているAMFルーターのアイコンには緑色のバッジが表示されます。
sFlowコレクターとしてAVM EX以外を設定されているAMF機器のアイコンには灰色のバッジが表示されます。

Note
sFlow・DPIアイコンの状態は、デバイスの設定に基づきます。該当機能のライセンスが失効していても、コンフィグ上有効に設定されていると緑色のバッジが表示されます。
デバイスの接続線 デバイス間のトラフィックを表示します。
  • 速度
    リンクの速度を接続線の太さで示します。10/100Mbps、1Gbps、2.5Gbps、5Gbps、10Gbps、40Gbps、100Gbpsの7段階で表します。また、AMF仮想リンクやリンク容量想定値が未設定のトンネルリンクなど、速度が不明なリンクは灰色の細線で表示されます。
  • 使用率
    リンクの使用率を接続線の色で示します。0~25%、25~50%、50~75%、75~100%の4段階で表します。
接続線は間で2つの矢印に分かれており、矢印の方向がトラフィックの向きを表します。

デバイスの接続線をクリックすると、リンク使用率グラフがサイドパネルのトラフィックモニタリング欄に表示されます。
また、接続線を右クリックすると、コンテキストメニューからリンクの想定帯域幅を設定したり、リンク使用率ルールを作成したりすることができます。詳しくは、「各種操作」/「AMFネットワークの管理」/「AMFエリアのトラフィックマップの表示」の「コンテキストメニューによる設定」をご覧ください。

sFlow・DPIモニタリング

デバイスアイコンをクリックすると、サイドパネルにsFlow、またはDPI(ディープパケットインスペクション)によるトラフィックモニタリングの情報が表示されます。
AMFスイッチでは、sFlowを有効に設定すると、対象として選択されたポートのトラフィックを分析して、使用されているプロトコル、ポートの使用率、トーカー(送信元・宛先アドレスの組み合わせ)を表示します。また、sFlowの有効化、対象ポートの選択もここで行えます。
AT-AR2010V、AT-AR2050V、AT-AR3050S、AT-AR4050S、AT-AR4050S-5G、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudでは、DPIを使用して、デバイス上で使用されているプロトコルを分析し、グラフ表示します。
Note
トラフィックマップはRMONによりAMFネットワーク全体の情報を収集してマップ上に表示しているのに対し、sFlowによるモニタリングはsFlowを設定したポート上の情報のみを収集/統計しています。
そのため、トラフィックマップとsFlowモニタリングの情報が一致していないように見えることがあります。
Note
sFlowとポートミラーリングを同一AMFデバイス上で同時に使用することはできません。ポートミラーリングを設定しているAMFデバイスでは、後述のsFlowポートの有効化を行わないでください。
Note
ルーター側で以下の機能をご使用の場合、DPIによるモニタリングやSD-WAN機能を利用するには、ルーター側の設定変更、追加が必要な場合があります。
詳細についてはルーター製品のコマンドリファレンスをご参照ください。
・UTM / アプリケーションコントロール(DPI)
・UTM / ファイアウォール
・UTM / NAT
・トラフィック制御 / Quality of Service
・トラフィック制御 / ポリシーベースルーティング
Note
AT-AR2010V、AT-AR2050VでDPI機能を有効にする場合は該当機器のファームウェアバージョンを5.4.9-1.x以前にしてください。
AT-AR2010V、AT-AR2050Vにおいてファームウェアバージョン 5.4.9-2.x以降でDPI機能を有効にすることは未サポートとなります。
Note
sFlow機能を使用時にトラフィックデータが表示されない場合は、次の手順で関連サービスが動作しているか確認してください。

1. Windowsのアプリメニューから「Windows 管理ツール」→「サービス」を開きます。

2. 「AT-Vista Manager Elasticsearch Service」の状態を確認します。
状態が「実行中」でない場合は、サービスを開始して状態を「実行中」に変更します。

3.「AT-Vista Manager LogstashService」の状態を確認します。
状態が「実行中」でない場合は、サービスを開始して状態を「実行中」に変更します。

また、AVM EXの起動時、頻繁に上記のサービスが停止している場合は、サーバーPCの性能不足の可能性があります。お使いの動作環境を確認してください。
Note
AVM EXの起動から8日以上経過後にsFlowを初めて設定する場合は、次のいずれかを行ったあとで、sFlowの動作を確認してください。
・sFlowの設定前にAVM EXを再起動する
・sFlowの設定後にAVM EXを再起動する
・sFlowの設定後にAVM EXを再起動せず1日経過するのを待つ

■ サイドパネル
トラフィックマップにてデバイスやリンクを選択していない状態では、エリアのトップ5インターフェースを表示します。
直近で使用率が高い送信ポートインターフェースを上位5件まで、インターフェースのデバイス名、ポート名と使用率を表示します。
Note
sFlowエージェントから収集したサンプルに基づきます。sFlowによるモニター対象として設定されていないポートは表示されません。
Note
sFlow設定、および、sFlowにより取得されたトラフィック使用率の履歴はバックアップファイルに保存されません。

sFlowエージェントが設定されたAMFデバイスのデバイスアイコンをクリックすると、該当AMFデバイスのsFlow監視ポートで送受信されたトラフィックの統計がサイドパネルに表示されます。

表 20:トラフィックモニタリング サイドパネル表示
項目名 説明
構成ボタン(歯車アイコン) 選択したAMFデバイスのスイッチポートごとにsFlowによるサンプリングの有効/無効を設定できます。
トップ5プロトコル 該当AMFデバイス上のトラフィックのうち、直近の1時間でトラフィック量の大きいプロトコルの上位5つを円グラフとして表示します。
円グラフの色分けされた各エリアにマウスポインターを置くと、プロトコル名、トラフィック量、全トラフィック量に占める該当プロトコルの割合をポップアップ表示します。

また、円グラフをクリックすると、「トップ5プロトコル」ダイアログにグラフを拡大表示します。

■ 「トップ5プロトコル」ダイアログ

  • ポート:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示するポートを「All(すべてのポート)」またはポート別で選択できます。デフォルトは「すべてのポート」です。
    集計期間:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示する集計期間を指定します。
    集計期間は、直近10分、直近1時間、12時間、24時間から選択できます。デフォルトは直近1時間です。
  • 円グラフ:
    ダイアログ中央に、集計期間内でトラフィック量の大きいプロトコルの上位5つまでの割合を円グラフに表示します。
    プロトコルを表す色の凡例は、ダイアログ左側に表示されます。
    また、円グラフの色分けされた各エリアにマウスポインターを置くと、プロトコル名、トラフィック量、全トラフィック量に占める該当プロトコルの割合をポップアップ表示します。
  • 「CSV出力」ボタン:
    トップ5プロトコルをCSV形式でファイルに出力します。
  • ×ボタン:
    右上の×ボタンをクリックすると、ダイアログを閉じます。
使用率 該当AMFデバイスのインターフェースの使用率を扇形の帯グラフで表示します。
また、使用率グラフをクリックすると、「使用率トップ5インターフェース」ダイアログを表示します。

■ 「使用率トップ5インターフェース」ダイアログ

  • ポート:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示するポートを「All(すべてのポート)」またはポート別で選択できます。デフォルトは「すべてのポート」です。
  • 集計期間:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示する集計期間を指定します。
    リアルタイムを選択すると、その時点の情報をグラフに反映します。
  • グラフ
    該当AMFデバイスのインターフェースのうち、使用率が高いインターフェースのうち上位5つまでを帯グラフに表示します。
    また、帯グラフの帯にマウスポインターを置くと、インターフェース名、使用率をポップアップ表示します。
  • 「CSV出力」ボタン:
    使用率トップ5インターフェースをCSV形式でファイルに出力します。
  • ×ボタン:
    右上の×ボタンをクリックすると、ダイアログを閉じます。
トップ5トーカー 該当AMFデバイスをトラフィックの通過するトーカー(送信元・宛先アドレスの組み合わせ)のうち、トラフィック量の大きい上位5つまでを表示します。
送信元アドレス、宛先アドレスの間に、トラフィック量と、最もトラフィック量の大きいトーカーに対する該当トーカーのトラフィック量の比率を帯グラフで表します。
また、トップ5トーカーの右上のアイコンをクリックすると、「トップ5トーカー」ダイアログを表示します。

■ 「トップ5トーカー」ダイアログ

  • ポート:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示するポートを「All(すべてのポート)」またはポート別で選択できます。デフォルトは「すべてのポート」です。
    集計期間:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示する集計期間を指定します。
    リアルタイムを選択すると、その時点の情報をグラフに反映します。
  • グラフ:
    横軸に時刻を、縦軸の上下に受信・送信のトラフィック量を積層グラフに表します。トーカーを表す色の凡例は、ダイアログ上部に表示されます。また、凡例には、受信・送信のトラフィック量を合計して表示します。
  • 「CSV出力」ボタン:
    トップ5トーカーをCSV形式でファイルに出力します。
  • ×ボタン:
    右上の×ボタンをクリックすると、ダイアログを閉じます。

■ sFlow設定
構成ボタンをクリックすると、該当のAMFデバイスのポートインターフェースのうち、どのインターフェースを監視対象とするか選択できます。
AMF機器に対してsFlowの設定を行ったり、sFlowに基づいたデバイスのポートごとのトラフィック使用率を表示したりすることができます。
Note
sFlow設定を変更した場合は、別途、該当のAMFデバイスのCLI接続画面、または、「資産管理」画面から、起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)への保存が必要です。
Note
sFlowを有効にするとCPU使用率が高くなります。本製品でお使いの機能、ネットワークのトラフィック量などの条件により、CPU使用率が100%となる場合があります。本機能をご使用の際は、必要に応じて、CPUリソースを増やすか、または、AMFデバイス側のsFlowのサンプリングレートを下げてください。
「AT-Vista Manager EX インストールガイド」の「動作環境」に記載の最低限のシステムで本機能を使用した場合、同時監視可能ポート数のおおよその目安は1Gbpsポート×4ポート程度(AWCプラグインをご使用の場合は2ポート程度)までとなります。


■ DPIによるトラフィックモニタリング
AMFデバイスがAT-AR2010V、AT-AR2050V、AT-AR3050S、AT-AR4050S、AT-AR4050S-5G、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudの場合、sFlowに替わって、アプリケーションコントロール(DPI:ディープパケットインスペクション)によりトラフィックの分析を行います。
Note
AT-AR2010V、AT-AR2050VでDPI機能を有効にする場合は該当機器のファームウェアバージョンを5.4.9-1.x以前にしてください。
AT-AR2010V、AT-AR2050Vにおいてファームウェアバージョン 5.4.9-2.x以降でDPI機能を有効にすることは未サポートとなります。
また、「AIO」/「インターネットブレークアウト」画面にてブレークアウト設定を有効にしたAMFデバイスの場合、DPIトラフィックモニタリング サイドパネル表示の「トップ10アプリケーション」でも、表示されるアプリケーションに対してブレークアウト設定が可能になります。

表 21:DPIトラフィックモニタリング サイドパネル表示
項目名 説明
デバイスDPI 選択したAMFデバイスに対し、デバイスDPIによるサンプリングの実行中、無効を表示します。
実行中の場合、アプリケーション共有機能の状態を「スタンドアローン」、または、「サーバー」で表示します。
DPI変更ボタン(歯車アイコン) 「DPI設定」ダイアログにて、DPI各種機能の有効/無効の設定、アプリケーションシグネチャデータベースの提供元設定、および、カスタムアプリケーションの定義に対する設定の変更を行います。
詳しくは、「アプリケーション定義」画面の「DPI設定」をご覧ください。
トップ5プロトコル 該当AMFデバイス上のトラフィックのうち、直近の1時間でトラフィック量の大きいプロトコルの上位5つを円グラフとして表示します。
円グラフの色分けされた各エリアにマウスポインターを置くと、プロトコル名、トラフィック量、全トラフィック量に占める該当プロトコルの割合をポップアップ表示します。
また、円グラフをクリックすると、「トップ5プロトコル」ダイアログにグラフを拡大表示します。

■ 「トップ5プロトコル」ダイアログ

  • 集計期間:
    ダイアログ左上のドロップダウンメニューから、グラフ表示する集計期間を指定します。
    集計期間は、直近10分、直近1時間、12時間、24時間から選択できます。デフォルトは直近1時間です。
  • 円グラフ:
    ダイアログ中央に、集計期間内でトラフィック量の大きいプロトコルの上位5つまでの割合を円グラフに表示します。
    プロトコルを表す色の凡例は、ダイアログ左側に表示されます。
    また、円グラフの色分けされた各エリアにマウスポインターを置くと、プロトコル名、トラフィック量、全トラフィック量に占める該当プロトコルの割合をポップアップ表示します。
  • 「CSV出力」ボタン:
    トップ5プロトコルをCSV形式でファイルに出力します。
  • ×ボタン:
    右上の×ボタンをクリックすると、ダイアログを閉じます。
トップ10アプリケーション デバイス上のトラフィックが多いアプリケーション名とトラフィック量を、上位10個まで一覧表示します。
該当のAMFデバイスにてインターネットブレークアウトが有効に設定されている場合は、アプリケーション名、トラフィック量とともに、「Internet Breakout」トグルスイッチが表示されます。
  • 「Internet Breakout」トグルスイッチ:
    トグルスイッチをオンにすると、該当のアプリケーショントラフィックを、別途指定したブレークアウト先インターフェースに迂回させます。
    これにより、ハブ-スポーク構成のVPNトンネルで各拠点を接続している際に、特定アプリケーションのトラフィックのみをスポークデバイスから直接インターネットに接続することができ、ハブへの負荷の集中を回避できます。
    オフにすると、他のトラフィックと同様にハブへのトンネルを介して通信が行われます。
詳しくは、「画面リファレンス」/「AIO」/「インターネットブレークアウト」をご覧ください。

プロトコルトラフィック表示

トラフィックマップモードのサイドパネル上部の「プロトコル」タブをクリックすると、プロトコルトラフィック表示に切り替えることができます。


■ 表示1
表 22:プロトコルトラフィックモード サイドパネル
項目名 説明
タブ トラフィック、プロトコルを選択して、トラフィックモニターの表示モードを切り替えることができます。
プロトコルトラフィック履歴
指定した日時から表示時点までのプロトコルトラフィックの推移をトラフィックマップに表示します。
  • 表示開始時期は、表示時点の10分前、1時間前、12時間前、24時間前から選択できます。
    カスタムを選択すると、表示の期間(開始・終了日時)を、1週間前から選択できます。
  • 左下の再生ボタンをクリックすると、指定した期間のトラフィックの推移を再生することができます。
  • 再生ボタン右側のスライダーを動かすと、期間内の途中の状態をトラフィックマップに反映できます。
Note
開始日・終了日の日付表記は「日/月/年」表記となっています。
プロトコル名 表示期間中に通信のあったプロトコルを一覧から選択します。
プロトコル名の下には、該当するプロトコルの表示期間中の累積トラフィック量が表示されます。
プロトコル名をクリックすると、トラフィックが観測されたリンクをトラフィックマップに反映します。

■ 表示2
表 23:トラフィックマップ
項目名 説明
デバイスアイコン アイコンでデバイスの種別を示します。また、アイコンの下にデバイス名を表示します。
デバイスアイコンにマウスポインターを当てると、サイドパネルにて指定した期間における外部トラフィック(該当のデバイスと非AMFデバイスとのトラフィック)の積算量がデバイス名の下に表示されます。
AMFゲストデバイスとのトラフィックは外部トラフィックに計上されます。該当プロトコルの外部トラフィックがない場合は表示されません。
デバイスの接続線 プロトコルモニターパネルで選択したプロトコルのトラフィックを表示します。
接続線は間で2つの矢印に分かれており、矢印の方向がトラフィックの向きを表します。
また、デバイスの接続線にマウスポインターを合わせると、サイドパネルにて指定した期間におけるリンク上の該当プロトコルのトラフィック積算量を表示します。

アプリケーションサービス

アプリケーションサービスの設定を行います。
AT-AR2010V、AT-AR2050Vでは、アプリケーション共有機能を有効にしたルーターからDPI学習キャッシュを受信することで、インターネットブレークアウト機能を使用できるようになります。
トラフィックマップでAT-AR2010VまたはAT-AR2050Vのデバイスアイコンを右クリックし、コンテキストメニューから「アプリケーションサービス」を選択すると、「アプリケーションサービス」サイドパネルが表示されます。
Note
「アプリケーションサービス」コンテキストメニューは、対象ルーターに管理権限を持つユーザーにのみ選択できます。

表 24:アプリケーションサービス サイドパネル
項目名 説明
サーバーデバイスを選択 ドロップダウンリストをクリックすると、アプリケーション共有機能を提供できる、同じAMFエリア上のルーターが一覧表示されます。
ルーター名と並んで、現在のデバイスDPIの実行状態と、アプリケーション共有の状態(サーバーまたはスタンドアローン)が表示されます。

  • ユーザーがアプリケーション共有のサーバーとするルーターに対する管理権限を持っている場合、該当のルーターを選択して、DPI設定ボタン(歯車アイコン)をクリックすることで、「DPI設定」ダイアログにてアプリケーション共有の有効、無効を切り替えることができます。

  • ユーザーがサーバーとするルーターに対する管理権限を持たない場合は、他の管理者ユーザーがアプリケーション共有を有効にしたルーターをドロップダウンリストから選択します。
クライアントデバイス アプリケーション共有のクライアントとなるルーターのAMFデバイス名、サーバー(アプリケーション情報の提供元)を表示します。
サーバー欄には、アプリケーション共有を有効にしたルーターがアプリケーション情報の提供元に設定されている場合は「リモート」並びに該当のAMFデバイス名が、アプリケーション共有を有効にしたルーターを参照しない場合は「内蔵」が表示されます。
また、アクション列の「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックすると、アプリケーション共有のクライアント設定を削除することができます。
「キャンセル」ボタン アプリケーションサービス設定の変更を中止します。
「保存」ボタン アプリケーションサービス設定の変更を保存します。

VLANマップ

ネットワークマップ上部のモードメニューから「VLAN」を選択すると、AMFネットワークに所属するAMFデバイスのVLAN設定をグラフィカルに表示します。コンテンツ欄にはAMFネットワーク内のデバイスのトポロジーマップが表示されます。
Note
VLANマップをサポートしていないファームウェアを使用しているAMFデバイス、または、VLANをサポートしていないデバイスのデバイスアイコンには、「!」のバッジが表示されます。


■ 表示1
サイドパネルにはAMFネットワーク内のAMFデバイスに設定されたVLANが一覧表示されます。
表 25:VLANマップモード サイドパネル
項目名 説明
デバイス未選択時
 
検索フィールド VLAN ID(完全一致)、またはVLAN名(部分一致)を入力すると、条件に一致するVLANのみが一覧に表示されます。
例として、検索フィールドに「10」を入力した場合、VLAN ID 10やVLAN名「building10」は一致しますが、VLAN ID 100などは一致しません。
また、この際、検索結果は、VLAN ID、VLAN名の順でリスト表示されます。
VLAN ID・VLAN名 AMFネットワーク内のAMFデバイスに設定されたVLAN IDと、VLAN名が表示されます。VLAN名が設定されていない場合は、「VLAN0001」のように、「VLAN」+4桁のVLAN IDが設定されます。
いずれかのVLANの行をクリックすると、該当のVLAN IDが設定されたAMFデバイスおよびリンクが、VLANの行の左側の色で強調表示されます。また、「VLANを削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)と「VLANを編集」ボタン(鉛筆アイコン)が表示されます。
  • 「VLANを削除」ボタン:
    選択したVLAN IDを、AMFネットワーク内のすべてのAMFデバイスから削除します。
    Note
    特定のAMFデバイスからのみVLAN IDを削除したい場合は、CLIから行ってください。
  • 「VLANを編集」ボタン:
    選択したVLAN IDの「VLANを編集」画面が表示されます。
    Note
    編集の対象となるAMFデバイスは、既に該当のVLAN IDが設定されているすべてのAMFデバイスです。AMFデバイスの選択状態は無視されます。既存のVLAN IDを新しいAMFデバイスに設定する場合は、「VLANを作成」ボタンを使用してください。
デバイス選択時
 
「VLANを作成」ボタン いずれかのAMFデバイスを選択している場合、選択したAMFデバイスに新しいVLANを作成します。
デバイス上のVLAN 選択したAMFデバイスに設定されたVLANのVLAN IDが色分けして表示されます。
VLAN IDのいずれかをクリックすると、同一のVLAN IDが設定されたAMFデバイスおよびリンクが、VLAN IDの色で強調表示されます。また、「VLANを編集」、「VLANを削除」ボタンが表示されます。
  • 「VLANを編集」ボタン:
    選択したVLAN IDの「VLANを編集」画面が表示されます。
    Note
    編集の対象となるAMFデバイスは、既に該当のVLAN IDが設定されているすべてのAMFデバイスです。AMFデバイスの選択状態は無視されます。既存のVLAN IDを新しいAMFデバイスに設定する場合は、「VLANを作成」ボタンを使用してください。
  • 「VLANを削除」ボタン:
    選択したVLAN IDを、AMFネットワーク内のすべてのAMFデバイスから削除します。
    Note
    特定のAMFデバイスからのみVLAN IDを削除したい場合は、CLIから行ってください。

■ 表示2
AMFネットワーク内のAMFデバイス同士のトポロジーマップを表示します。
表 26:トポロジーマップ
項目名 説明
トポロジーマップ AMFネットワーク内のAMFデバイスがトポロジーマップに表示されます。
デバイスアイコン アイコンでデバイスの種別を示します。また、アイコンの下にデバイス名を表示します。
VLANマップをサポートしていないファームウェアを使用しているAMFデバイス、または、VLANをサポートしていないデバイスのデバイスアイコンには、「!」のバッジが表示されます。
デバイスが選択したVLAN IDに所属している場合、デバイスアイコンの周囲を選択したVLAN IDと同じ色で強調表示します。
クリックするとデバイスが選択状態になり、デバイス上に設定されているVLANがサイドパネルに表示されます。
もう一度デバイスをクリックすると、選択が解除されます。
複数のデバイスを選択する場合は、Shiftキーを押したままデバイスをクリックします。
デバイスの接続線 デバイス間のリンクが選択したVLAN IDに所属している場合、デバイス間の接続線を選択したVLAN IDと同じ色で強調表示します。

VLANの作成・編集

VLANマップにて「VLANを作成」ボタン、「VLANを編集」ボタンをクリックすると、選択したAMFデバイスの「VLANを作成」「VLANを編集」画面が表示されます。
「VLANを作成」画面・「VLANを編集」では、VLAN ID、VLAN名、AVM EXでの表示色の設定ができます。
また、「VLANを作成」画面・「VLANを編集」画面とも、ポートVLAN(タグ付きおよびタグなし)の割り当てができます。
Note
AVM EXはVLANをVLAN IDで識別します。あるVLAN IDに対して、複数のAMFデバイスに対してコマンドラインインターフェースから異なるVLAN名を設定した場合、AVM EXのVLANマップ上では同じVLANとして取り扱い、いずれかのAMFデバイスの設定に準じてVLAN名を表示します。
なお、VLANの作成画面では、AMFエリア内で既に使用されているVLAN IDを設定することはできません。
Note
EPSRポートおよびVCSのスタックポート、レジリエンシーリンクとして設定したスイッチポートにはVLANを作成、または編集できません。これらのポートは灰色で表示され、マウスポインターを置くと、マウスポインターが禁止アイコンに変化します。また、該当のポートが所属するVLAN名と合わせて、ポートの種別が表示されます。
該当のポートに既に設定済みのVLANを編集する場合は、CLIから行ってください。
Note
一度作成されたVLAN ID、VLAN名、色は変更することができません。VLAN ID、VLAN名、または色を変更する場合は、一旦AMFエリア内のデバイスからVLANを削除して、再度設定する必要があります。

表 27:VLANを作成・編集
項目名 説明
VLAN ID VLANのVLAN IDを表示します。
VLAN作成時は、2~4094の半角数字で入力します。
「VLANを編集」画面では変更できません。
VLAN 名 VLANの名前を表示します。
VLAN作成時は、作成するVLANの名前を32文字以内、いずれも半角の英字・数字・記号(! # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~)で入力します。VLAN名は大文字・小文字を区別します。省略した場合は、「VLANXXXX」(XXXXは4桁のVLAN ID)となります。
VLAN編集時は変更できません。
Note
AMF機器では、大文字・小文字が異なるだけのVLAN名を重複して設定することはできません(例:Japanとjapanなど)。登録済みのVLANと大文字・小文字が異なるだけのVLAN名は使用しないでください。
VLANマップ上で表示する色です。
VLAN作成時は、「色」欄に表示されたスウォッチ、または、右端の色選択ツールで任意の色を選択することができます。

Note
VLANの作成後は、表示色は変更できません。後で表示色を変更したい場合は、VLANをいったん削除し、作成しなおす必要があります。
ポートを選択 作成中のVLANに所属するポートを選択します。
選択したAMFデバイスのポート面を模式化した図が表示され、各ポートが所属するVLANを色で示します。

ポートにマウスポインターを置くと、ポートの所属VLANがポップアップ表示されます。タグ付きポートの場合は、ポートに付加されたVLANタグがポップアップ表示に一覧されます。
  • タグなしポート:


  • タグ付きポート:

    タグ付きポートでは、ネイティブVLAN(所属先タグなしVLAN)を選択することができます。
    • 「タグなしVLAN」チェックボックス:
      チェックボックスにチェックをつけ、一覧に表示された各VLAN行の右側のラジオボタンをオンにすると、該当のVLANがネイティブVLANに設定されます。
      このタグ付きポートで受信したタグなしパケットは該当のVLANに転送されます。
      チェックボックスのチェックを外すと、ネイティブVLAN設定が消去されます。この場合、受信したタグなしパケットは破棄されます。

ポートをクリックすると、該当のVLANへの所属/非所属を切り替えることができます。
  • 「VLAN 1(default)」以外のVLANを選択しているとき:
    • 該当ポートがほかのVLANに所属していない場合:
      タグなしポート、タグ付きポート、非所属の順で切り替わります。

    • ポートがほかのVLANのタグなしポートとして設定されている場合:
      何も起こりません。

    • ポートがほかのVLANのタグ付きポートとして設定されている場合:
      ポートに該当VLANのタグを追加、または、ポートから該当VLANのタグを削除します。

      該当VLANがポートのネイティブVLANに指定されていた場合は、ポートをクリックすることでネイティブVLANの設定を解除できます。解除した場合、該当のポートはネイティブVLAN指定のないタグ付きポートとなり、タグなしパケットは破棄されます。

      また、ポートに付与された唯一のVLANタグを削除した場合は、VLAN 1(default)に所属するタグなしポートに戻ります。


  • 「VLAN 1(default)」を選択しているとき
    • 該当ポートがほかのVLANに所属していない場合:
      タグなしポート⇔ポートにVLAN 1のタグを追加(ネイティブVLAN(所属先タグ無しVLAN)なし)に変化します。

    • ポートがほかのVLANのタグなしポートとして設定されている場合:
      何も起こりません。

    • ポートがほかのVLANのタグ付きポートとして設定されている場合:
      ポートにVLAN 1のタグを追加(ネイティブVLAN指定なし)⇔ポートからVLAN 1のタグを削除(ネイティブVLAN指定なし)に変化します。

      Note
      ネイティブVLAN指定がない場合は、タグなしパケットは破棄されます。元の受信したタグなしパケットをVLAN 1に転送する状態に戻すには、一旦タグ付きポートに追加されたVLANを除去してタグなしポートに戻したうえで再度VLAN 1以外のVLANのタグ付きポートに指定するか、デバイスのCLIで該当のポートインターフェースに「no switchport trunk native vlan」コマンドを実行してください。
VLANリスト AMFデバイスに登録されたVLAN ID、VLAN名と、ポートが所属しているVLANを示す色を表示します。

IPマップ

ネットワークマップ上部のモードメニューから「IP」を選択すると、ネットワークマップ上のIP経路の疎通を確認可能な、IPマップに切り替わります。

Tracepath

IPマップのサイドパネル上部のタブから「Tracepath」を選択すると、Tracepathモードに切り替わります。
デバイス間の通信経路をネットワークマップにグラフィカルに表示するTracepathを実行します。

表 28:Tracepath
項目名 説明
送信元 Tracepath送信元デバイスを指定します。
送信元を指定するには、送信元のデバイス名を入力する、フィールドの下に表示されるドロップダウンリストからクリックして選択する、または、ネットワークマップのデバイスアイコンをクリックします。
デバイスを選択すると、ネットワークマップのデバイスアイコンが緑色の円で強調表示されます。
宛先 Tracepath宛先デバイスを指定します。
宛先を指定するには、宛先のデバイス名を入力する、フィールドの下に表示されるドロップダウンリストからクリックして選択する、または、ネットワークマップのデバイスアイコンをクリックします。
ドロップダウンリストには、宛先デバイスの受信インターフェースが「デバイス名 | VLAN ID | IPアドレス」の形式で表示されます。
デバイスを選択すると、ネットワークマップのデバイスアイコンが緑色の円で強調表示され、結果欄にもデバイスが表示されます。
結果 Tracepathを実行した結果が宛先欄の下に表示されます。
応答があったデバイスまでのホップを緑色、応答がないデバイスまでのホップを赤色の線で示します。各ホップにて応答があったデバイス名とともに、デバイスのIPアドレスと、デバイス間の応答に要した時間(単位:ミリ秒)が表示されます。
また、ネットワークマップ上にも、送信元から宛先までの経路を緑色の破線で表示し、各ホップの番号とのデバイス間の応答に要した時間を表示します。

Walk Path

IPマップのサイドパネル上部のタブから「Walk Path」を選択すると、Walk Pathモードに切り替わります。
Walk Pathでは、管理下のL3ルーティング対応AMFデバイスに登録されたIPv4ルーティングテーブルの情報を収集し、これに基づく経路探索を行います。これにより、宛先デバイスのIPv4アドレスを指定して、スタティックルートの未設定、ブラックホールルートの発生を検知できます。

Walk Path機能を使用するには、AVM EXに有効なAIOライセンスを登録する、または、管理対象のAMFマスター/コントローラーにAMF Plusマスター/コントローラーライセンスを適用する必要があります。
また、経路上のAMFデバイスには、AlliedWare Plusファームウェアバージョン5.5.1-2.1以降が適用されている必要があります。
Note
AMF Plusライセンスの有効化については、「AMF Plus」/「概要」をご覧ください。
Note
IPv6は未サポートとなります。
Note
送信元デバイスから宛先デバイスのIPアドレスに対してのみを計算し、対象パス(宛先デバイスから開始デバイス)の評価は行いません。
Note
VRFは未サポートとなります。
Note
マルチキャストルーティングは未サポートとなります。
Note
Walk Path検索をする場合、「宛先IP」で指定したIPアドレスが、デバイスのルーティングテーブルでネクストホップに設定されている必要があります。
それ以外の場合は、宛先IPが所属するサブネットのゲートウェイまでしか経路検索できません。
表 29:Walk Path
項目名 説明
送信元 Walk Path開始デバイスのデバイス名を指定します。
送信元を指定するには、送信元のデバイス名を入力する、フィールドの下に表示されるドロップダウンリストからクリックして選択する、または、ネットワークマップのデバイスアイコンをクリックします。
デバイスを選択すると、ネットワークマップのデバイスアイコンが緑色の円で強調表示されます。
宛先 Walk Path宛先デバイスのデバイス名と、IPv4アドレスを指定します。
宛先を指定するには、宛先のデバイス名とIPアドレスを入力する、フィールドの下に表示されるドロップダウンリストからクリックして選択する、または、ネットワークマップのデバイスアイコンをクリックし、フィールドに入力されたIPアドレスを修正します。
ドロップダウンリストおよび入力フィールドには、宛先が「デバイス名 | IPアドレス」の形式で表示されます。
デバイス名とIPアドレスを選択すると、ネットワークマップのデバイスアイコンが緑色の円で強調表示され、結果欄にもデバイスが表示されます。
結果 Walk Pathを実行した結果が宛先欄の下に表示されます。

有効な経路が検出されたデバイスまでのホップを緑色、経路が見つからない、または経路の応答がないデバイスまでのホップを赤色の線で示します。
各ホップにてデバイス名とともに、選択された経路エントリーとネクストホップが表示されます。
ネットワークマップ上にも、送信元から宛先までの経路を緑色の線で表示し、各ホップの番号とのデバイス間で転送に使用した経路エントリーを表示します。

また、結果欄右上の「詳細」ボタンをクリックすることで、各デバイスのルーティングテーブルに登録された経路エントリーを確認できます。各デバイスからネクストホップへの転送に使用した経路エントリーは青色で強調表示されます。

■ 成功例


■ 失敗例

マップ編集

ネットワークマップ上部のモードメニューから「編集」を選択すると、マップ編集モードに切り替わります。
マップ編集モードのサイドパネルでは、ネットワークマップに自動配置されるAVM EX、AWCプラグイン、SNMPプラグインが認識した各種デバイス(AMFデバイス、無線AP、無線クライアント、SNMPデバイス)のアイコンの他に、「資産管理」画面にて登録したカスタムデバイスを、ネットワークマップに配置できます。また、プラグイン管理下のデバイスやカスタムデバイスのアイコンについて個別に表示を抑えたり、再び表示したりできます。
背景画像のアップロードもここで行います。

レイアウト

サイドパネルに表示されるデバイス一覧から、ネットワークマップにデバイスを手動で配置します。


■ 表示1
表 30:マップ編集モード デバイス一覧
項目名 説明
ヘッダー
デバイスを検索... 検索したいデバイスのデバイス名を入力します。
入力した文字列を含むデバイスがある場合は、検索フィールドの下に検索候補が一覧表示されます。
Note
大文字小文字は区別しません。
デバイス一覧
  AVM EXまたはプラグインに認識された、またはAVM EXに手動で登録されたデバイスを表示します。
マップ編集モードで非表示にしたデバイスもこちらに表示されます。
デフォルトでは、機種アイコン、デバイス名、送信元アイコンが表示されています。
各行の三角(▼)をクリックすると、より詳細な情報を参照できます。再び三角(▲)をクリックすると、詳細表示を閉じることができます。
機種アイコン デバイスの機器のタイプを表します。
  • :スイッチ
  • :ルーター
  • :無線AP
  • :端末
  • :その他
SNMPプラグインによって認識された、無線AP、スイッチ、ルーターのいずれでもない機器(コンピューターなど)は、「その他」として表示されます。
デバイス名 デバイス名を表示します。
送信元 デバイスを登録したシステムの種別を表示します。
  • VISTA:
    「資産管理」画面にて手動登録したカスタムデバイスを表します。
  • 検出デバイス:
    「資産管理」画面にて自動検出したデバイスを表します。
自動検出後に手動で情報を編集したデバイスには、上記の両方が表示されます。
機種 デバイスの機器のタイプを表示します。SNMPプラグインによって認識された、無線AP、スイッチ、ルーターのいずれでもない機器(コンピューターなど)は、「その他」として表示されます。
IP 該当デバイスの持つIPアドレスをすべて表示します。

■ 表示2
編集中のマップを表示します。

背景画像をアップロード

画面下部の「背景画像をアップロード」ボタンをクリックすると、「背景画像をアップロード」ダイアログが表示されます。

画像選択


アップロードする画像を選択します。
指定できる画像の形式は、JPEG、PNG、GIF形式です。横1400×縦982ピクセル、50MB未満の画像が最適です。
Note
アニメーションGIFは未サポートです。指定した場合も静止状態で表示されます。
表 31:背景画像をアップロード 画像選択表示
項目名 説明
「キャンセル」ボタン 背景画像の選択を中断し、ダイアログを閉じます。
「ファイル選択」ボタン Webブラウザーのファイル選択ダイアログを表示します。画像ファイルを選択すると、画像のプレビューが表示されます。

プレビュー


アップロードした画像をプレビューしたり、表示する背景画像の不透明度を設定したりできます。
また、既に背景画像を適用済みの場合は、適用済みの画像の不透明度を変更したり、削除したりできます。
表 32:背景画像をアップロード プレビュー表示
項目名 説明
不透明度を設定 画像の不透明度を設定できます。スライダーを0%(左端)から100%(右端)の間で任意に動かし、背景画像の不透明度を調整します。
「キャンセル」ボタン 背景画像の選択を中断し、ダイアログを閉じます。
「削除」ボタン 既に適用済みの背景画像を破棄します。既に背景画像を適用済みの場合のみ表示されます。
「保存」ボタン 選択した背景画像、不透明度をネットワークマップに適用します。