画面リファレンス / 資産管理 / デバイス情報


デバイス情報
スタック
メモ
ゲストデバイス
バックアップ
コンフィグ
コンフィグ内容の確認
コンフィグ比較
ライセンス
ライセンス詳細
ファイルシステム
ファイルをアップロード
エンティティー別DPI
アプリケーション定義
DPI設定


AMFデバイスの情報確認、接続されたAMFゲストデバイスの一覧、バックアップやライセンスの適用といった、AMFデバイスの管理を行います。


デバイス情報画面の上部には、AMFデバイスの名前と状態表示、コマンドボタン、情報の切り替えを行うタブがあります。
表 1:デバイス情報
項目名 説明
「戻る」ボタン(左矢印アイコン) 前の画面に戻ります。
資産管理一覧のデバイス名をクリックしてデバイス情報画面に移動した場合は、資産管理画面に戻ります。
ネットワークマップのデバイスアイコンをダブルクリックしてデバイス情報画面に移動した場合は、ネットワークマップ画面に戻ります。
AMFデバイス名 AMFデバイス名を表示します。
また、AMFデバイス名の左側に、デバイスの状態を円の色で表します。

  • AMFデバイスは正常に動作しています。

  • AMFデバイスはAMFセーフコンフィグで動作しています。

  • AMFデバイスがダウンしています。
「CLI 接続」ボタン 該当AMFデバイスのコマンドラインインターフェース(CLI)に対し接続を行います。
Note
CLI接続は、HTTPS接続でAMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)を経由し、指定のAMFデバイスを操作対象とするワーキングセットプロンプトを介して行われます。
Note
CLI接続は、1セッションごとにAMFコントローラー/マスターの仮想端末ポート(Telnet/SSH用)を1つ使用します。仮想端末ポートに空きがない場合、「CLI接続」を選択すると、ウィンドウに「Session Closed」と表示されます。
「バックアップ」ボタン 該当AMFエリアのマスターに対し、デバイスのAMFバックアップの実行を要求します。
「再起動」ボタン 該当AMFデバイスの再起動を要求します。
「削除」ボタン 該当AMFデバイスをネットワークマップから削除します。
AMFデバイスのステータスが正常な場合、ネットワークマップにてトポロジーの再読み込みを行うと、該当のAMFデバイスのアイコンが再度表示されるようになります。
Note
SNMPプラグインを登録しているとき、AMFデバイスをマップから削除した場合も、SNMPプラグインで該当デバイスのSNMPトラップを受信した際のイベントはAVM EXのイベントログに保持されます。
タブ 表示する情報を切り替えます。
  • デバイス情報
    デバイスの詳細な情報を表示します。
  • メモ
    該当のデバイスがAMFデバイスの場合、デバイスに関するメモを表示/編集します。
  • ゲストデバイス
    該当のデバイスがAMFデバイスの場合、デバイス配下のAMFゲストデバイスを一覧表示します。
  • バックアップ
    該当のデバイスがAMFコントローラーまたはAMFマスターの場合、自身が管理するAMFエリア配下のAMFデバイスのバックアップの設定を行います。
  • コンフィグ
    該当のデバイスがAMFデバイスの場合、デバイスの起動時コンフィグのバックアップ、バックアップからの適用、新旧バックアップの差分比較を行います。
  • ライセンス
    該当のデバイスがAMFデバイスの場合、デバイスに適用されたライセンスの確認や登録を行います。
  • ファイルシステム
    ファイル一覧の参照やファイルの操作、アップロードが可能です。
  • エンティティー別DPI
    該当のデバイスがAMFルーター(AT-ARシリーズ)の場合、エンティティー別DPIの設定および統計情報を表示します。
  • アプリケーション定義
    該当のデバイスがAMFルーター(AT-ARシリーズ)の場合、アプリケーション定義の一覧および設定を表示します。

デバイス情報

AMFデバイスの基本情報、および、AMF情報を表示します。


表 2:デバイス情報
項目名 説明
基本情報
機種 AMFデバイスの機種名を表示します。
デバイスの IPv4 アドレス AMFデバイスのIPv4アドレスを表示します。
デバイスの IPv6 アドレス AMFデバイスのIPv6アドレスを表示します。
シリアル番号 シリアル番号を表示します。
MAC アドレス AMFデバイスのMACアドレスを表示します。
ベンダー AMFデバイスのベンダー名を表示します。
環境状態 動作環境全体(本体、拡張モジュール、電源ユニット/ファンモジュール)の状態を表示します。
RAM 使用率 メインメモリーの使用率を表示します。
CPU 使用率 CPUの使用率を表示します。
フラッシュメモリー フラッシュメモリーの使用率を表示します。
S/Wバージョン 稼働中のソフトウェアのバージョンを表示します。
現在の運用中バージョン 現在運用しているファームウェアのイメージファイル名を表示します。
設定済みのバージョン 起動用ファームウェアとして設定されているイメージファイル名を表示します。
AMF情報
AMF ネットワーク名 所属するAMFネットワーク名を表示します。
AMF デバイス状態 AMFネットワークにおけるAMFデバイスの状態を表示します。
AMF エリア名 所属するAMFエリア名を表示します。
バックアップ状況 バックアップの状況を表示します。
最終バックアップ AMFデバイスのバックアップが最後に作成された日時を表示します。
マスターからの距離 AMFマスターからのAMFデバイスの距離(ホップ数)を表示します。
リカバリーの状態 オートリカバリーの実行状態を表示します。

スタック

バーチャルシャーシスタック(VCS)に対応した機器の場合、スタック情報を表示します。


表 3:スタック
項目名 説明
スタック情報
スタックマスターID 現在のスタックマスターのスタックメンバーIDを表示します。
スタックMACアドレス VCSグループのMACアドレスを表示します。
バーチャルMACアドレス バーチャルMACアドレス機能の有効・無効を表示します。
Disabled Master Monitoring(DMM) Disabled Master Monitoring(DMM)機能の有効・無効を表示します。
レジリエンシーリンク レジリエンシーリンク(スタックリンクの状態監視に使用する予備リンク)として指定しているインターフェース名を表示します。
VCS管理用サブネット VCS機能が内部的に使用するVCS管理用サブネットのIPアドレスを表示します。
VCS管理用VLAN VCS機能が内部的に使用するVCS管理用VLANのIDを表示します。
スタックメンバー
スタックメンバー一覧 右側の詳細欄に表示するメンバーを選択します。
スタックメンバーはスタックIDと役割で表します。また、現在のスタックマスターには「SM」のバッジを表示します。
スタックメンバー詳細 スタックメンバー一覧で選択したメンバーの詳細を表示します。
  • スタックID:
    スタックメンバーのIDを表示します。
  • 状態:
    スタックメンバーの状態を表示します。
  • 役割:
    スタックメンバーの役割を表示します。
    • Active Master:
      スタックのマスターを表します。
    • Backup Member:
      マスター以外のスタックメンバーを表します。
      Active Masterからのヘルスチェックメッセージが受け取れなくなった場合は、リンク内で最も優先度の値が小さいBackup MemberがActive Masterに選出されます。
    • Disabled Master:
      スタックリンクの多重障害により、Active Masterと分断されたリンク断片の中で最も優先度の値が小さい代理マスターを表します。
      レジリエンシーリンクとスタックリンク以外のポート(スイッチポート)を無効にし、Active Masterが存在するリンク断片側と同等のパケットを転送してしまうことを防ぎます。
      レジリエンシーリンクが設定されていない場合は、スタックリンクの多重障害により、スタックマスターと分断されたリンク断片の中で最も優先度の値が小さいBackup Memberは、Disabled MasterではなくActive Masterに昇格し、通信に支障をきたすことがあります。
    • Provisioned:
      事前設定されたスタックメンバーです。
  • 優先度:
    スタックメンバーのスタックプライオリティーを表示します。
    有効なスタックメンバー中で最もスタックプライオリティーの小さいメンバーがマスターとなります。
  • MACアドレス:
    スタックメンバーのMACアドレスを表示します。
  • 機種:
    スタックメンバーの機種を表示します。
  • ハードウェアリビジョン:
    スタックメンバーのハードウェアリビジョンを表示します。
  • シリアル番号:
    スタックメンバーのシリアル番号を表示します。
  • レジリエンシーリンク アップ:
    レジリエンシーリンクに指定されたインターフェースの状態を表示します。
  • レジリエンシーリンク状態:
    レジリエンシーリンクの設定状態を表示します。
  • スタックポート:
    スタックポートの状態を表します。
    • ポート番号:
      スタックポートのポート番号です。
    • 隣接ID:
      接続先の隣接スタックメンバーのIDを表示します。
    • ポート状態:
      接続先の隣接スタックメンバーの状態を表示します。

メモ

AMFデバイスに関する記録を表示、編集します。

表 4:メモ
項目名 説明
メモ欄 メモを表示/編集できます。
最大1000文字で、半角および全角の英字・数字・かな・漢字・記号(連続した半角スペースおよび改行は除く)を使用できます。
更新日時 メモを最後に保存した日時が表示されます。
「保存」ボタン メモを保存します。

ゲストデバイス

AMFデバイス配下のAMFゲストデバイスを一覧表示します。

表 5:配下のAMFゲストデバイス一覧
項目名 説明
ゲストデバイスを検索... 検索したいAMFゲストデバイス名を入力します。
入力した文字列をポート、デバイス名、機種名のいずれかに含むAMFゲストデバイスのみがゲストデバイス一覧に表示されます。また、条件を満たす検索候補が検索フィールドの下に「ゲストデバイス名 | IPアドレス」の形式(例:「node1 | xxx.xxx.xxx.xxx」)で一覧表示されます。一覧から目的のAMFゲストデバイス名をクリックすると、選択したAMFゲストデバイスのみが一覧に表示されます。
Note
大文字小文字は区別しません。
ポート AMFゲストデバイスが接続されたAMFデバイス上のポート番号を表示します。
デバイス名 AMFデバイスに設定されたAMFゲストデバイスのデバイス名を表示します。
機種 AMFゲストデバイスの機種名を表示します。

バックアップ

AMFコントローラー、および、AMFマスターでは、バックアップの設定を行うことができます。

表 6:AMFコントローラー/マスター設定
項目名 説明
マスターからコントローラーにバックアップ スイッチをオンにすると、AMFコントローラーに配下のAMFマスターのバックアップを定期的に作成します。
この項目はAMFコントローラーでのみ表示されます。
デバイスからマスターにバックアップ スイッチをオンにすると、AMFマスターに配下のAMFデバイスのバックアップを定期的に作成します。
時間 計画的バックアップを実行する時間を設定します。
頻度 計画的バックアップの実行頻度を、1時間ごと、3時間ごと、6時間ごと、12時間ごと、毎日(24時間)から選択します。
Note
AMFコントローラーまたはAMFマスターのコンソール画面にて上記以外に設定されている場合は、「Custom」が表示されます。
全マスターに適用 AMFコントローラーでのバックアップ設定を配下のすべてのAMFマスターに適用します。
この項目はAMFコントローラーでのみ表示されます。
「保存」ボタン バックアップ設定を保存します。

コンフィグ

選択したAMFデバイスの起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)をバックアップしたり、同一デバイス上でバックアップしたコンフィグ同士を比較したりすることができます。
Note
本機能はAVM EXサーバー上にAMF機器のコンフィグをバックアップするものです。AMF機能における自動/手動のAMFバックアップ(atmf backup now など)とは別の機能となります。
Note
ランタイムメモリー上の動作用コンフィグ(ランニングコンフィグ)は反映されません。

表 7:コンフィグ一覧
項目名 説明
期間 コンフィグ一覧に表示するコンフィグのバックアップ日時を絞り込むことができます。
  • 相対的な期間を指定:
    左側のボタンをクリックすると、期間を選択することができます。
    • 左側のフィールドに数を入力します。
    • パネル右側のドロップダウンリストから、単位を選択します。
      単位は分、時、日、週、月、年から選択できます。
    デフォルトは3か月です。

  • 日付を指定:
    右側のボタン(カレンダーアイコン)をクリックすると、イベント表示期間の開始・終了の日時を指定できます。
期間を選択したら「更新」ボタンをクリックすると、該当期間にバックアップを取得したコンフィグのみが一覧に表示されます。
キーワード コンフィグ一覧の表示を絞り込みます。入力した文字列を詳細、作成者のいずれかに含むコンフィグのみがコンフィグ一覧に表示されます。
選択を削除 選択したコンフィグを削除します。
選択を比較 選択した2つのコンフィグを比較します。
Note
同じページ内のコンフィグ同士のみ比較できます。
コンフィグをバックアップ AMFデバイスの現在の起動時コンフィグのバックアップを取得します。
チェックボックス 削除または比較するコンフィグのチェックボックスにチェックを入れて選択します。
一覧のヘッダー行のチェックボックスにチェックを入れると、表示中のコンフィグすべてが選択状態になります。
バックアップ日時 バックアップを取得した日時を表示します。
日時をクリックすると、該当のコンフィグの内容がサイドパネルに表示されます。
Note
日付の表記は「DD/MM/YYYY(日/月/年)」形式です。
詳細 取得したコンフィグのメモを表示します。
作成者 コンフィグのバックアップを取得したユーザーIDを表示します。
お気に入り 重要なバックアップにマークを付けます。クリックするとお気に入りマークのオン(黄色)、オフ(白色)を切り替えることができます。
アクション
  • 削除:
    該当のコンフィグを削除します。
  • 起動時コンフィグに設定:
    該当のコンフィグを実際のAMFデバイスの起動時コンフィグファイルに保存します。
  • ダウンロード
    該当のコンフィグを、閲覧環境にダウンロードします。
    ファイル名はAMFデバイス上で保存した際の名前が維持されます。
  • お気に入り/お気に入り解除:
    該当のコンフィグにお気に入りマークを付けたり、解除したりします。

コンフィグ内容の確認

コンフィグ一覧からバックアップ日時のリンクをクリックすると、コンフィグ詳細がサイドパネルに表示されます。
Note
この画面ではコンフィグの編集はできません。編集を行う場合は、コンフィグ一覧からダウンロード後、テキストエディターなどで編集し、ファイルシステムタブからアップロード、または、SDHCカードやUSBメモリーなどの外部記憶デバイス、AMFデバイスのデバイスWeb GUI、またはSCP、ZMODEMなどを利用して転送してください。

表 8:コンフィグ詳細 サイドパネル
項目名 説明
バックアップ日時 バックアップを取得した日時をサイドパネル右上に表示します。
Note
日付の表記は「DD/MM/YYYY(日/月/年)」形式です。
×ボタン サイドパネルを閉じます。
メモボタン(鉛筆アイコン) コンフィグの詳細をメモとして記録できます。
ボタンをクリックすると、編集フィールドが表示されます。詳細を入力してチェックマークをクリックするかEnterキーを押すと、内容を保存します。
対象を選択して比較 クリックするとコンフィグのバックアップ日時がドロップダウンリストに一覧表示されます。
対象を選択して、表示中のコンフィグとの差分を表示します。
コンフィグ内容 コンフィグの内容を表示します。

コンフィグ比較

コンフィグ一覧にて2つのコンフィグにチェックを入れて「選択を比較」ボタンをクリックするか、コンフィグ詳細サイドパネルにて「対象を選択して比較」を実行すると、2つのコンフィグの内容の差分を比較することができます。
表 9:コンフィグ比較
項目名 説明
タイトル 「← コンフィグ比較 (デバイス名)」の形で表示されます。
「←」をクリックするとコンフィグ一覧に戻ります。
バックアップ日時 バックアップを取得した日時を左右のコンフィグの上に表示します。
日時をクリックすると、記録されたコンフィグのバックアップ日時がドロップダウンリストに一覧表示されます。また、詳細をメモとして記録している場合は、バックアップ日時の下に表示されます。いずれかのバックアップ日時を選択すると、該当のバックアップともう一方の差分を比較します。
Note
日付の表記は「DD/MM/YYYY(日/月/年)」形式です。
差分箇所のみ表示/全文の差分を表示 差分の表示方法を切り替えます。
  • 差分箇所のみ表示:
    差分のある行の前後5行ずつを表示し、その他の変更のない箇所は省略して表示します。
  • 全文の差分を表示:
    変更のない箇所を省略せず、2つのコンフィグの全体を表示します。
コンフィグ内容 コンフィグの内容を表示します。

■ 内容が同一の場合
2つのコンフィグの上に「The two files area identical」のメッセージが表示されます。


■ 内容が異なる場合
内容に差分がある場合は、それぞれのコンフィグで変更のある個所が色付きで表示されます。
  • 差分箇所のみ表示


  • 全文の差分を表示


ライセンス

AMFデバイスに登録された追加機能ライセンスを確認できます。
また、文字列形式のライセンスキーを入力、または、バイナリー形式のライセンスキーをアップロードして、AMFデバイスに新しい機能を追加することができます。
Note
本機能を使用する場合は、AMFマスターのファームウェアバージョンを5.4.9-0.1以上にしてください。

表 10:ライセンス設定
項目名 説明
「ライセンスを入力」ボタン 文字列形式のライセンスの登録を行います。
「ライセンスを入力」ボタンをクリックすると、下欄にライセンスの入力フィールドが表示されます。
文字列形式のライセンスキーを、AlliedWare Plusのlicenseコマンド形式(license [ライセンス名] [ライセンスキー文字列])で入力し、入力フィールド下部の「保存」をクリックします。
Note
文字列形式のライセンスキーの入力時は、ライセンスの反映のためには、AMFデバイスの再起動が必要となります。
「ライセンスをアップロード」ボタン バイナリー形式のライセンスファイルをアップロードします。バイナリー形式のライセンスキーは、こちらから登録します。
ライセンス情報 各種ライセンスの有効期間を帯グラフとして表示します。
縦軸にライセンスの種別を、横軸にライセンスの有効期間を表示します。

ライセンス詳細

選択したライセンスの有効期間やサポートする機能、情報の提供元などを右サイドパネルに表示します。

また、有効期限のあるライセンスの場合、ライセンスの失効前後や失効時にAVM EXに通知を表示するか否かをトグルスイッチで切り替えることができます。
Note
AMFまたはAMF Plusライセンスの期限日から7日前、1日前には、期限の警告イベントがイベント画面に表示されます。

ライセンス失効通知機能を無効にしたライセンスは、ライセンス情報の帯グラフにて、ライセンス名の横にアラームに斜線のアイコンで表されます。


ファイルシステム

AMFデバイスのフラッシュメモリーに対して、ファイルをアップロードします。

表 11:ファイルシステム
項目名 説明
「ファイルをアップロード」ボタン 「ファイルをアップロード」サイドパネルを表示します。
ファイルパス ファイルシステムの内容を表示する、AMFデバイス上のデバイスのパスを表示します。
現在表示しているディレクトリーは水色、その上位のディレクトリー名は灰色で表示します。上位のディレクトリー名をクリックすると、そのディレクトリーのファイル一覧を表示します。
検索フィールド 入力した文字列をファイル名に含むファイルのみをファイル一覧に表示します。
ファイル一覧 AMFデバイス上のフラッシュメモリー上のファイルを一覧表示します。
  • 名前:
    現在表示しているディレクトリーにあるファイル名(灰色)またはディレクトリー名(水色)を表示します。ディレクトリー名をクリックすると、該当のディレクトリーのファイル一覧に切り替わります。
  • サイズ:
    ファイルのサイズを表示します。
  • 変更日:
    ファイルの変更日時を表示します。
  • 削除:
    ファイルを削除します。
    システムにより保護されているファイル(起動時コンフィグなど)は削除できません。また、ディレクトリーはCLIから削除する必要があります。

ファイルをアップロード

現在表示しているディレクトリーにファイルをアップロードできます。
アップロードするファイルは、URLから選択、または、ローカルの格納領域から選択できます。

表 12:ファイルをアップロード サイドパネル
項目名 説明
URLから選択 AMFに転送するファイルをダウンロードするURLを指定します。
Note
AVM EXサーバーからアクセスできるURLを指定してください。
ローカルの格納領域から選択 管理画面を閲覧環境のファイル領域から、AMFデバイスに転送するファイルを選択します。
Note
ファイルサイズは最大100MB、または、AMFデバイスの制限のうち小さい方に従います。
Note
ZIPファイルを選択した場合は、ZIPファイル内のファイルはすべて展開されてから転送されます。
なお、名前が重複している場合は上書きされます。
Note
同一デバイスに複数ファイルをアップロードする、複数デバイスに個別ファイルをアップロードするなど、複数のWebブラウザータブを使用して、ファイルを同時に複数アップロードする操作は未サポートです。

エンティティー別DPI

AMF機器がAT-ARルーター(AT-AR2010V、AT-AR2050V、AT-AR3050S、AT-AR4050S、AT-AR4050S-5G)またはAT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudの場合、エンティティー別DPIタブが表示されます。
エンティティー別DPIタブでは、ルーターのエンティティー定義(ゾーン、ネットワーク)ごとのDPI(ディープパケットインスペクション)詳細統計機能が確認できます。
Note
AT-ARルーターシリーズ製品でDPI(ディープパケットインスペクション)機能をご使用の場合、ルーター側の設定変更、追加が必要な場合があります。
詳細についてはルーター製品のコマンドリファレンスをご参照ください。
・UTM / アプリケーションコントロール(DPI)
・UTM / ファイアウォール
・UTM / NAT
・トラフィック制御 / Quality of Service
・トラフィック制御 / ポリシーベースルーティング
Note
AT-AR2010V、AT-AR2050VでDPI機能を有効にする場合は該当機器のファームウェアバージョンを5.4.9-1.x以前にしてください。
AT-AR2010V、AT-AR2050Vにおいてファームウェアバージョン 5.4.9-2.x以降でDPI機能を有効にすることは未サポートとなります。

表 13:エンティティー別DPI
項目名 説明
エンティティー別DPIカウンター エンティティー定義ごとのDPI詳細統計機能の状態を「実行中」、または、「無効」で表示します。
実行中の場合、アプリケーション共有機能の状態を「スタンドアローン」、または、「サーバー」で表示します。
前回のVistaリセット時 最後にAVM EXのエンティティー別DPI詳細統計をリセットした日時を表示します。
リセット AVM EXのエンティティー別DPI統計情報をリセットします。
DPI変更ボタン(歯車アイコン) 「DPI設定」ダイアログにて、DPI各種機能の有効/無効の設定、アプリケーションシグネチャデータベースの提供元設定、および、カスタムアプリケーションの定義に対する設定の変更を行います。
詳しくは、「アプリケーション定義」「DPI設定」をご覧ください。
エンティティー
エンティティー一覧 AMFルーターに設定されているエンティティー定義を一覧表示します。
エンティティー別DPI詳細統計 選択したエンティティーのDPI詳細統計を表示します。
  • ゾーン、ネットワーク:
    選択したエンティティー名を表示します。
  • アプリケーション:
    選択したエンティティーで送受信されたトラフィックのアプリケーション定義名を表示します。
  • トラフィック%:
    選択したエンティティーで送受信されたトラフィックに占める該当アプリケーションの送受信トラフィックの量をパーセンテージで表示します。
  • 送信パケット:
    選択したエンティティーで送信した該当アプリケーションのパケット数を表示します。
  • 受信パケット:
    選択したエンティティーで受信した該当アプリケーションのパケット数を表示します。
  • 送信バイト:
    選択したエンティティーで送信した該当アプリケーションのトラフィック量を表示します(単位:バイト)。
  • 受信バイト:
    選択したエンティティーで受信した該当アプリケーションのトラフィック量を表示します(単位:バイト)。
Note
アプリケーション共有を使用しているクライアントルーター上では、詳細統計の取得はできません。
アプリケーション
アプリケーション一覧 AMFルーターに定義されたエンティティーで送受信されたパケットのアプリケーション定義を一覧表示します。
アプリケーション別使用エンティティー統計 選択したアプリケーションのトラフィックを送受信したエンティティーのDPI詳細統計を表示します。
  • アプリケーション:
    選択したアプリケーション定義名を表示します。
  • ゾーン、ネットワーク:
    選択したアプリケーションのトラフィックを送受信したエンティティー名を表示します。
  • 送信パケット:
    該当エンティティーで送信した、選択アプリケーションのパケット数を表示します。
  • 受信パケット:
    該当エンティティーで受信した、選択アプリケーションのパケット数を表示します。
  • 送信バイト:
    該当エンティティーで送信した、選択アプリケーションのトラフィック量を表示します(単位:バイト)。
  • 受信バイト:
    該当エンティティーで受信した、選択アプリケーションのトラフィック量を表示します(単位:バイト)。
  • 合計バイト:
    該当エンティティーで送受信した、選択アプリケーションのトラフィック量の合計を表示します(単位:バイト)。
Note
アプリケーション共有を使用しているクライアントルーター上では、詳細統計の取得はできません。

アプリケーション定義

AMF機器がAT-ARルーター(AT-AR2050V、AT-AR3050S、AT-AR4050S、AT-AR4050S-5G)、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudの場合、アプリケーション定義タブが表示されます。
ここでは、デバイスDPI、DPI学習機能、エンティティー別DPIの有効/無効を切り替えたり、事前定義済みアプリケーション定義の昇格を行うことができます。
Note
本画面では、事前定義されていないカスタムアプリケーション定義を作成することはできません。事前定義されていないアプリケーションを定義する場合は、CLIで行います。

表 14:アプリケーション定義
項目名 説明
デバイスDPI デバイスDPI機能の状態を「実行中」、または、「無効」で表示します。
実行中の場合、アプリケーション共有機能の状態を「スタンドアローン」、または、「サーバー」で表示します。
「デバイスDPIを変更」ボタン(歯車アイコン) 「DPI設定」ダイアログにて、DPI各種機能の有効/無効の設定、アプリケーションシグネチャデータベースの提供元設定、および、カスタムアプリケーションの定義に対する設定の変更を行います。
アプリケーション定義一覧
タイプ アプリケーション定義のタイプを「事前定義済み」、「カスタム」で表示します。また、事前定義からカスタムに昇格されたアプリケーション定義は「カスタム(昇格)」と表示されます。DPIアプリケーションはリストに表示されません。
  • 事前定義済みアプリケーション:
    AT-ARシリーズルーターに事前に定義されている、代表的なアプリケーションです。
    プロトコル番号やポート番号など、レイヤー3/4ヘッダー情報に基づいて識別されます。
  • DPIアプリケーション:
    アプリケーションコントロール(DPI)により判別されるアプリケーションです。パケットのデータ部分を検査し、通信内容(レイヤー7)に基づいてどのアプリケーションに所属するトラフィックであるかを識別します。
  • カスタムアプリケーション定義:
    ユーザー定義によるアプリケーションです。プロトコル番号やポート番号など、レイヤー3/4ヘッダー情報に基づいて識別されます。
アプリケーション定義によるアプリケーションの判別は、カスタム>DPI>事前定義の順に行われます。すなわち、事前定義済みアプリケーションとDPIアプリケーション定義に合致するトラフィックを受信した場合、DPIアプリケーション定義に基づいてレイヤー7の判定を行います。
例えば、HTTPトラフィックに対してファイアウォールルールを設定しており、あとからDPI機能を有効にした場合、HTTPを利用するレイヤー7アプリケーションのトラフィックは、DPI機能により特定のDPIアプリケーション定義にマッチすると判定されるまではレイヤー3/4の情報に基づいてファイアウォールの処理が適用されますが、トラフィックの解析が完了しDPIアプリケーション定義にマッチすると判定されると、ファイアウォールルールが適用されなくなります。
この場合、該当のプロトコル(この場合はHTTP)をDPIの判定より優先して処理されるカスタムアプリケーション定義に再定義(昇格)することで、DPI機能を有効にする前と同様にファイアウォールルールが適用されるようになります。
名前 アプリケーション定義名を表示します。
事前定義済みアプリケーションがDPIの定義と重複している場合は、名前の右側に注意アイコンが表示されます。
プロトコル 対象アプリケーションが使用するIPプロトコルを表示します。
  • TCP:TCP(IPプロトコル番号6)
  • UDP:UDP(IPプロトコル番号17)
  • ICMP:ICMP(IPプロトコル番号1)
  • IPv6-ICMP:ICMPv6(IPプロトコル番号58)
  • 0~255:上記以外のIPプロトコル番号
送信元ポート 対象アプリケーションが使用するTCP/UDP始点ポートまたはポート範囲を表示します。
宛先ポート 対象アプリケーションが使用するTCP/UDP終点ポートまたはポート範囲を表示します。
アクション 事前定義済みアプリケーションまたはカスタムアプリケーション定義に対するアクションが表示されます。
  • 事前定義済みアプリケーション:
    • カスタムアプリケーションに昇格(上矢印アイコン):
      該当の事前定義済みアプリケーションをカスタムアプリケーション定義として再定義し、処理順位を昇格します。これにより、DPIアプリケーション定義と重複するトラフィックは、レイヤー3/4ヘッダーに基づいて処理されるようになります。
  • カスタムアプリケーション定義:
    • カスタムアプリケーション定義を削除(ゴミ箱アイコン):
      該当のカスタムアプリケーション定義を削除します。
      事前定義済みアプリケーションから昇格されたカスタムアプリケーション定義を削除した場合は、処理順位が降格されます。DPIアプリケーション定義と重複するトラフィックはDPIアプリケーションとしてレイヤー7の通信内容に基づいて処理し、DPIアプリケーション定義にマッチしないトラフィックをレイヤー3/4ヘッダーに基づいて処理するようになります。

DPI設定

AMFデバイスのDPI設定を変更します。
Note
DPI設定の変更は、インターネットブレークアウト、ファイアウォールルール、NATルール、SD-WANルールに影響を及ぼすことがあります。

表 15:DPI設定ダイアログ
項目名 説明
「閉じる」ボタン(×アイコン) DPI設定の変更を中止し、ダイアログを閉じます。
デバイスDPI デバイス全体のDPI(ディープパケットインスペクション)機能を有効にする場合は、トグルスイッチをオンにします。
提供元 パケットの通信パターンからアプリケーションを判別するのに用いる、アプリケーションシグネチャデータベースの提供元を指定します。
  • 内蔵:
    デバイス(AT-ARシリーズルーター)が内蔵するアプリケーションシグネチャデータベースに基づいてトラフィックを判別します。
  • Procera:
    サンドバイン社が提供するアプリケーションシグネチャデータベースに基づいてトラフィックを判別します。
    Note
    「Procera」を指定する場合は、アプリケーションコントロールライセンス、またはこれを含むセキュリティーライセンスが、AT-ARシリーズルーターに適用されている必要があります。
    また、アプリケーションシグネチャデータベースの更新のため、該当のAT-ARルーターはインターネットに接続され、DNSが適切に設定されており、かつファイアウォール機能を使用する場合はDNS/HTTPS/SSL/TCP通信を許可する必要があります。
  • リモート:
    インターネットブレークアウト機能に、アプリケーション共有機能を有効にしたリモートのAT-AR3050S、AT-AR4050S、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudをサーバーとして参照します。
    サーバーから提供されるDPI学習キャッシュの情報に基づいてトラフィックを判別します。
    本設定はAT-AR2010V/AT-AR2050Vでのみ表示されます。
デフォルトは「内蔵」です。
Note
アプリケーションシグネチャデータベースを「内蔵」から「Procera」に変更した場合、インターネットブレークアウトとアプリケーションQoSのルールを再設定してください。
サーバー 「提供元」に「リモート」を選択した場合のみ、同じAMFエリアのアプリケーション共有サーバーを選択します。
DPI学習機能 DPI学習機能を有効にする場合は、トグルスイッチをオンにします。
DPI学習機能は、DPIエンジンが特定トラフィックのアプリケーションを判別したときに通信先のサーバー(IP/IPv6アドレス、上位プロトコル、TCP/UDPポート)とアプリケーションの関係をキャッシュに保存しておくことで、それ以降の新規トラフィック発生時に最初のパケットでアプリケーションを判別できるようにする機能です。
DPIでは、各アプリケーション固有の通信パターンを検出するために一定量のパケットを精査する必要があることから、特定トラフィックに対する判定が「未判別」→「HTTP一般」→「特定アプリケーション」のように段階的に変化する可能性があります。
エンティティー別DPI エンティティー別DPIを有効にする場合は、トグルスイッチをオンにします。
Note
アプリケーション共有を使用しているクライアントルーター上では、詳細統計の取得はできません。
アプリケーション共有 アプリケーション共有を有効にします。
DPI学習キャッシュを同じAMFネットワーク上の他のルーター(AT-AR2010V、AT-AR2050V)に共有し、これらのルーターでインターネットブレークアウト機能を利用できるようにします。
アプリケーション共有は、アプリケーションコントロールライセンス、またはこれを含むセキュリティーライセンスが適用されたAT-AR3050S、AT-AR4050S、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudでのみ表示されます。
また、アプリケーションシグネチャデータベースの更新のため、該当のAT-ARルーターはインターネットに接続され、DNSが適切に設定されており、かつファイアウォール機能を使用する場合はDNS/HTTPS/SSL/TCP通信を許可する必要があります。
Note
アプリケーション共有を有効にするためには、DPI学習機能も併せて有効に設定する必要があります。
「キャンセル」ボタン DPI設定の変更を中止し、ダイアログを閉じます。
「変更を適用」ボタン DPI各種機能の有効/無効の設定、アプリケーションシグネチャデータベースの提供元設定の変更を適用します。
「変更を適用」ボタンをクリックすると、本画面での設定がランニングコンフィグに保存され、動作に反映されますが、再起動後も設定を維持するには、「資産管理」画面の「デバイス」タブにて該当デバイスのアクション欄から「設定を保存」を選択して、ランニングコンフィグの設定を保存する必要があります。