画面リファレンス / AMF Plus / 概要


必要なライセンスと対応デバイス
ライセンス
AT-Vista Manager EX
マスターまたはコントローラー
対応デバイス
AMF Plusルーター
AMF Plusスイッチ


AMF Plusネットワーク環境では、AMF Plusオーケストレーター機能をご利用いただけます。
ネットワーク管理者やユーザーの意思(インテント)に基づいて、AI/ML(人工知能/機械学習)を活用した信頼性の高い通信環境の構築を実現します。

AVM EXは、管理対象のネットワークでAMF Plusが有効であるかどうかを自動的に判別し、有効な場合には、メインメニューの「AMF Plus」メニューが表示されます。
AMF Plusメニューでは、ダイナミックVPN、インターネットブレークアウト、WANトラフィックシェーピング、アプリケーションQoS、UTMセキュリティーといったAT-ARルーター管理機能に加えて、状態監視機能、スマートACL機能、インテントベースQoS機能と、スマートACL機能の管理に必要なネットワーク(IPサブネット)の自動管理機能が使用できます。
なお、本書では、AIO機能と重複するAT-ARルーター管理機能に関しては「AIOメニュー」の一部として記載しています。AMF Plus機能をお使いの際は、「AMF Plusメニュー」と読み替えてください。

必要なライセンスと対応デバイス

ライセンス

AT-Vista Manager EX

AMF Plusメニューの各機能を利用するのに必要な拡張ライセンスはありません。基本パッケージに含まれるAT-Vista Manager EXライセンスのみで動作します。
AVM EXは、管理対象のネットワークがAMF Plusネットワークであることを認識すると、AMF Plusメニューを有効化します。

マスターまたはコントローラー

管理対象のネットワークを従来のAMFネットワークではなく、新しいAMF Plusネットワークとして構成するには、ネットワーク上のコントローラーまたはマスターのすべてにAMF Plusコントローラーまたはマスターとして動作する必要があります。
この際、コントローラーまたはマスターに、従来のAMFライセンスと新しいAMF Plusライセンスが両方インストールされている場合、デフォルトでは従来のAMFライセンスが有効となります。
従来のAMFコントローラー/マスターで管理を行っていた環境でAMF Plusメニューを使用するためには、すべてのAMFコントローラー/マスターにて新たにAMF Plusコントローラー/マスターライセンスを適用し、かつ、すべてのAMFコントローラー/マスターにてAMFコントローラー/マスターライセンスを無効にする必要があります。
AMF Plusライセンスの有効化(従来のAMFライセンスの無効化)については、「画面リファレンス」/「システム管理」の「ライセンス」「AMFライセンス」をご確認ください。
Note
従来のAMFライセンスからAMF Plusライセンスに切り替えた場合、または、反対にAMF Plusライセンスから従来のAMFライセンスに切り替えた場合、AIOメニューとAMF Plusメニューが切り替わるまで、数分かかります。ライセンス適用後、しばらくしてから画面更新を行うと、使用中のライセンスに対応したメニューが表示されるようになります。
Note
AVM EXを起動するとき、AVM EX管理対象のネットワークからの情報を確認し、Web管理画面のAMF Plusメニューを有効に、または、無効にします。この際、確認の結果に応じて「AMF Plus 機能が有効になりました。」または「AMF Plus 機能が無効になりました。」といったログメッセージがイベントログに「重大」レベルで出力されます。
このログメッセージとAMF Plusライセンスの適用状況を照らし合わせて、有効/無効が正しい場合は、本ログは無視できます。イベントログ画面にて通知解除、またはアーカイブに移動して、アラートを解除してください。
AMF Plusコントローラーまたはマスターとして動作可能なデバイスは次の通りです。
AMF Plus機能を使用するには、AlliedWare Plus ファームウェアバージョン5.5.2-2.3以降を適用する必要があります。
Note
AMFまたはAMF Plusライセンスの期限日から7日前、1日前には、期限の警告イベントがイベント画面に表示されます。

対応デバイス

各AMF Plus機能を使用するにあたり、管理対象として使用可能なAMF Plusデバイスを次に記します。

AMF Plusルーター

AMF PlusのダイナミックVPN、インターネットブレークアウト、WANトラフィックシェーピング、アプリケーションQoS、UTMセキュリティーに対応するAT-ARシリーズルーターは次の通りです。
いずれも、AlliedWare Plus ファームウェアバージョン5.5.2-2.3以降が適用されている必要があります。
なお、管理対象となるAT-ARシリーズルーターにも、各機能を使用するうえで別途ライセンスが必要となります。AIOによる管理に対応するAT-ARシリーズルーターと、必要なライセンスは、以下の通りです。
表 1:AIO対応デバイスと必要なライセンス
機能名 デバイス名 備考
AT-AR4050S AT-AR3050S AT-AR2050V
AR-AR2010V
AT-AR1050V
ダイナミックVPN ライセンス不要 ライセンス不要 ライセンス不要 未サポート  
インターネットブレークアウト ライセンス不要 ライセンス不要 未サポート 未サポート DPIエンジンとして内蔵のみ選択可能
AT-AR4-APP AT-AR3-APP 未サポート 未サポート DPIエンジンとして内蔵/Proceraが選択可能
AT-AR4-UTM AT-AR3-UTM 未サポート 未サポート AT-ARx-APPライセンスを包含
DPIエンジンとして内蔵/Proceraが選択可能
AT-AR4-UTM-01 AT-AR3-UTM-01 未サポート 未サポート DPIエンジンとして内蔵/Procera選択可能
WANトラフィックシェーピング ライセンス不要 ライセンス不要 ライセンス不要 未サポート  
アプリケーションQoS ライセンス不要 ライセンス不要 未サポート 未サポート DPIエンジンとして内蔵のみ選択可能
AT-AR4-APP AT-AR3-APP 未サポート 未サポート DPIエンジンとして内蔵/Proceraが選択可能
AT-AR4-UTM AT-AR3-UTM 未サポート 未サポート AT-ARx-APPライセンスを包含
DPIエンジンとして内蔵/Proceraが選択可能
AT-AR4-UTM-01 AT-AR3-UTM-01 未サポート 未サポート DPIエンジンとして内蔵/Proceraが選択可能
UTMセキュリティー IPレピュテーション AT-AR4-REP AT-AR3-REP 未サポート 未サポート ProofpointのIPレピュテーションデータベースのみ適用可能
AT-AR4-REPadv AT-AR3-REPadv 未サポート 未サポート LACのIPレピュテーションデータベースを適用可能
AT-AR4-UTM AT-AR3-UTM 未サポート 未サポート AT-ARx-REPライセンスを包含
ProofpointのIPレピュテーションデータベースのみ適用可能
AT-AR4-UTM-02 未サポート 未サポート 未サポート ProofpointのIPレピュテーションデータベースのみ適用可能
Webコントロール AT-AR4-WEB AT-AR3-WEB 未サポート 未サポート Digital ArtsのURLカテゴリーデータベースを適用可能
AT-AR4-UTM AT-AR3-UTM 未サポート 未サポート AT-ARx-WEBライセンスを包含
Digital ArtsのURLカテゴリーデータベースを適用可能
AT-AR4-UTM-01 AT-AR3-UTM-01 未サポート 未サポート OpenTextのURLカテゴリーデータベースを適用可能
Note
AT-AR2050V、AT-AR2010Vは他のルーターのDPI学習キャッシュを共有することで、インターネットブレークアウトおよびアプリケーションQoSを使用できます。

AMF Plusスイッチ

状態監視、ネットワーク、スマートACLに対応するAlliedWare Plusスイッチは次の通りです。
いずれも、AlliedWare Plus ファームウェアバージョン5.5.2-2.3以降が適用されている必要があります。
インテントベースQoSの機能に対応するAMF Plusスイッチは次の通りです。
いずれも、AlliedWare Plus ファームウェアバージョン5.5.2-2.3以降が適用されている必要があります。
次の機種については、デバイスリストに表示されますが、破棄数のカウンターは未サポートとなります。
なお、インテントベースQoS機能を利用するためには、各AMFスイッチにて、事前設定をCLIから入力しておく必要があります。
事前設定は機種によって大きく2種類に分類されます。詳しくは、「画面リファレンス」/「AMF Plus」/「インテントベースQoS」の「準備」をご参照ください。
Note
AVM EXを再起動すると、AMF Plus機能の変更を行っていないにもかかわらず「AMF Plus 機能が 有効/無効 になりました。」というイベントが表示されますが、動作への影響はありません。