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モニタリング
設定


WANトラフィックシェーピングは、ハブ-スポーク型のポイントツーマルチポイントトンネルにおける輻輳回避機能です。
各スポーク(拠点)からハブ(センター)へのトラフィック量を監視し、全スポークのトラフィックをハブの最大受信帯域幅に収まるよう均等に調整します。
Note
本機能では、「AIO」/「ダイナミックVPN」画面にて作成したGRE-マルチポイントGREによるポイントツーマルチポイントトンネルを対象に設定を行います。ポイントツーポイントトンネル、および、手動で設定したポイントツーマルチポイントトンネル、マルチポイントツーマルチポイントトンネルは対象外となります。

モニタリング

ハブデバイスにおけるスポークごとのトラフィック量をグラフとして表示します。

表 1:WANトラフィックシェーピング ヘッダー
項目名 説明
ヒントボタン WANトラフィックシェーピングの設定手順に関するヒントを右サイドパネルに表示します。
「設定」ボタン WANトラフィックシェーピングの設定を行います。
「WANトラフィックシェーピング」ダイアログが表示されます。
Note
タイトルには、「(ハブデバイス名) - WAN トラフィックシェーピング」のように対象として選択したハブデバイス名が表示されます。
ハブデバイス WANトラフィックシェーピングの対象とするポイントツーマルチポイントトンネルのハブデバイスを選択します。
インターフェース ハブデバイスの、モニタリングまたはWANトラフィックシェーピングの対象とするマルチポイントGREトンネルを選択します。
スポーク モニタリングの対象とするスポークデバイスのうち、現在表示中のデバイスの数を「X スポーク」の形式で表示します。
クリックすると、対象となるトンネルのスポークデバイスがドロップダウン表示されます。グラフに反映したいデバイス名のチェックボックスにチェックをつけます。
表示期間 グラフに表示する期間を英語表記(Monthname DD YYYY, h:mm [am|pm] - Monthname DD YYYY, h:mm [am|pm]形式)で表します。
また、表示したい期間を1h(1時間)、12h(12時間)、24h(24時間)から選択できます。
「カスタム」ボタンをクリックすると、開始日時、終了日時を1時間単位で指定することもできます。
  • 開始日、終了日:
    画面表示の1週間前から画面表示時点までの任意の日付をカレンダーコントロールから選択します。
  • 時刻:
    選択した開始日、終了日のうち、情報のある時刻をドロップダウンリストから1時間単位で選択します。
  • キャンセル:
    グラフに表示する期間のカスタム指定の変更を中断します。
  • 適用:
    グラフに表示する期間のカスタム指定の変更を適用します。
ハブ 使用率 トンネル上のハブへのトラフィックを、横軸に時間、縦軸にスポークごとのスループットとして表します。
グラフ上部の凡例からスポークデバイス名をクリックすると、表示/非表示を切り替えることができます。
また、ハブデバイスに設定された最大受信帯域幅(Max rx)を赤色の破線で表します。
ハブ トラフィックロス トンネルで生じたパケット損失を表します。

設定

「モニタリング」タブにてハブデバイスを選択し、「設定」ボタンをクリックすると、「WANトラフィックシェーピング」ダイアログが表示されます。

「WANトラフィックシェーピング」ダイアログでは、選択したハブデバイス上のトンネルごとに、WANトラフィックシェーピングの有効/無効を設定します。
Note
タイトルには、「(ハブデバイス名) - WAN トラフィックシェーピング」のように対象として選択したハブデバイス名が表示されます。
表 2:WANトラフィックシェーピングダイアログ
項目名 説明
タブ 設定画面とヒント表示画面を切り替えます。
設定は「設定」タブで行います。
マルチポイントVPNインターフェース WANトラフィックシェーピングを適用するトンネルを表示します。
選択したハブデバイスに作成されたマルチポイントVPNインターフェースのうち、本機能を有効に設定したいトンネルのトグルスイッチをオンにします。
インターフェース最大受信帯域幅 WANトラフィックシェーピングを有効に設定したマルチポイントVPNインターフェースでハブデバイスが一度に受信可能な最大受信帯域幅を設定します。
デフォルトの最大受信帯域幅は設定されていません。トンネルが設定された物理インターフェース(eth1など)か、そのインターフェースを介して接続するWANがサポートする最大帯域幅が実質的な上限となります。
「キャンセル」ボタン 設定を破棄し、WANトラフィックシェーピングの設定を中止します。
ダイアログ右上の×ボタンも同様の動作をします。
「適用」ボタン 設定を保存し、WANトラフィックシェーピングの設定を対象デバイスに反映します。