画面リファレンス / SD-WAN / 状態


現在のアプリケーションルールによる判定状態と、実際のトンネルのプローブ状態を表示します。

Note
SD-WAN画面の状態タブにおいて、到達不能なトンネルではレイテンシーやジッターの値が0と表示されます。
Note
大規模なネットワークを管理する場合、情報が表示されるまでに時間がかかる場合があります。
Note
SD-WAN画面の状態タブにて、AMF Cloud、AT-NFV-APL、AT-AR4000S-Cloudに接続するトンネルのデータも表示されますが、未サポートの値となります。

■ 表示1
表 1:状態 ヘッダー
項目名 説明
「ルールを作成」ボタン アプリケーションルールを作成します。
「アプリケーションルール」画面が表示されます。
タブ SD-WAN関連機能の画面を切り替えます。

■ 表示2
表 2:状態一覧
項目名 説明
送信元/宛先 トンネルの両端のエリア/WANデバイス名を選択して、表示する情報を絞り込むことができます。「All」を選択すると、絞り込みは行わず、AMFネットワーク内のWANデバイスに設定されたすべてのトンネルの情報を一覧表示します。
デフォルトは「All」です。
「ルール状況」ボタン/
「VPN状況」ボタン
状態タブの一覧に表示する情報を切り替えます。
検索フィールド 検索したいキーワードを入力します。
現在の表示情報のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
対象となる表示情報は次の通りです。
  • 「ルール状況」表示:
    名前、送信元/宛先、アプリケーション
  • 「VPN状況」表示:
    名前、送信元/宛先、プローブ状態、レイテンシー、ジッター、プローブロス
元のリストに戻る場合は空欄にするか検索フィールド右端に表示される消去ボタンをクリックします。
Note
大文字小文字は区別しません。

Note
プローブ状態は「オン」、「オフ」、「無効」で指定します。
「オンライン」「オフィス」など、名前にこれらの文字列が含まれるルールを絞り込み表示する際、検索フィールドに「オン」「オフ」など一部のみを指定すると、プローブ状態が一致するものも絞り込み結果に含まれてしまいます。名前を条件に検索する場合はより長い文字列やほかの文字列を指定するか、フィルター機能で「名前」を指定して条件を入力してください。
フィルター 一覧の表示を絞り込みます。
「フィルター」ボタンをクリックすると、フィルターで絞り込みできる次の項目がドロップダウン表示されます。
  • ルール状況表示:
    • 名前
    • アプリケーション
    • 性能プロファイル
  • VPN状況表示:
    • 名前
    • プローブ状態
    • レイテンシー >
    • ジッター >
    • プローブロス >
ドロップダウンリストからいずれかの項目のチェックボックスにチェックを付けると、フィルターボタンの下側に、選択した項目の絞り込みフィールドが追加表示されます。
対象とする項目の文字列の一部を入力し、Enterキーを押すと、条件に一致するルールまたはトンネルのみ一覧に表示されます。

ルール状況表示の性能プロファイルを指定する場合は、「レイテンシー」、「ジッター」、「プローブロス」、「優先度」、「複合メトリック」のいずれかをドロップダウンリストから選択します。

VPN状況表示の「レイテンシー >」、「ジッター >」、「プローブロス >」は、入力した値よりも各測定値が大きいものが該当します。例えば、「レイテンシー >」に「1000」を指定した場合は、プローブのレイテンシーが1000ミリ秒以下のトンネルは表示から除外され、レイテンシーが1000ミリ秒より大きいトンネルのみが表示されます。

「CSV出力」ボタン
表示しているイベント一覧をCSV(カンマ区切りテキスト)形式のファイルに出力します。

「列」ボタン
一覧に表示する情報を選択します。
  • ルール状況表示:
    • 名前
    • 送信元/宛先
    • アプリケーション
    • 性能プロファイル
    • レイテンシー
    • ジッター
    • プローブロス
    • ルール状態
  • VPN状況表示:
    • 名前
    • 送信元/宛先
    • プローブ状態
    • レイテンシー
    • ジッター
    • プローブロス
デフォルトでは、すべての列が表示されます。
表 3
項目名 説明
ルール状況
名前 設定されたアプリケーションルールの名前を表示します。
名前をクリックすると、該当のルールに設定された性能プロファイル(リンク状態しきい値、リンク選択基準)と、選択されたリンクの状態、レイテンシー、ジッター、プローブロスの直近の計測値を表示します。


■ ルール詳細
  • 「戻る」ボタン(左矢印アイコン):
    SD-WAN画面の状態タブ表示に戻ります。
  • ルール名:
    選択したルール名を表示します。
  • 適用する拠点:
    選択したルールを適用する2拠点のWANデバイスのAMFエリア名、デバイス名を表示します。

  • アプリケーション名:
    選択したルールを適用する対象のアプリケーション名を表示します。
  • リンク選択基準:
    グループメンバーから通信を行うリンクを選択するにあたり、優先するメトリック(レイテンシー、ジッター、プローブロス、優先度、または複合メトリック)を表示します。
    • レイテンシー:
      レイテンシーの不良判定しきい値、良好判定しきい値を表示します。
      いずれもルールにて定義していない場合はundefined(未定義)が表示されます。
    • ジッター:
      ジッターの不良判定しきい値、良好判定しきい値を表示します。
      いずれもルールにて定義していない場合はundefined(未定義)が表示されます。
    • プローブロス:
      連続プローブロス回数の不良判定しきい値、良好判定しきい値、到達不能しきい値を表示します。
      いずれもルールにて定義していない場合はundefined(未定義)が表示されます。
    • 複合メトリック:
      レイテンシー、ジッター、プローブロスの3つのメトリックに基づいてスコアを算出します。

  • 名前:
    現在のルールに基づいて使用されているトンネル名を表示します。
  • 送信元/宛先
    選択したルールを適用する2拠点のWANデバイスのAMFエリア名、デバイス名と、それぞれのトンネルインターフェース名を表示します。
  • 状態
    アプリケーションルールの性能プロファイルに基づいたトンネルの判定結果を「良好」(緑)、「不良」(赤)、「到達不能」(赤)で表します。
  • レイテンシー:
    レイテンシー(遅延)を表示します。単位はms(ミリ秒)です。
    右矢印は送信元デバイスからの、左矢印は宛先デバイスからのプローブのレイテンシーを表します。
  • ジッター:
    ジッター(遅延の揺らぎ)を表示します。単位はms(ミリ秒)です。
    右矢印は送信元デバイスからの、左矢印は宛先デバイスからのプローブのジッターを表します。
  • プローブロス:
    連続プローブロス数を表示します。100を超えた分は無視されます。
    右矢印は送信元デバイスからの、左矢印は宛先デバイスからのプローブの連続プローブロス数を表します。
送信元/宛先 アプリケーションルールが設定された送信元/宛先デバイスのAMFエリア名/デバイス名を表示します。
アプリケーション ルールの適用先として設定されたアプリケーション名を表示します。
性能プロファイル リンクを選択する際に優先する基準(レイテンシー、ジッター、プローブロス、優先度、複合メトリック)を表示します。
レイテンシー/
ジッター/
プローブロス
ルールに設定されたリンク性能プロファイルから、メトリック(レイテンシー、ジッター、プローブロス)ごとの判定結果を概要表示します。
  • 右矢印(→)は送信元デバイスから、左矢印(←)は宛先デバイスからのプローブを表します。
  • 矢印の右側には、アプリケーションルールの対象とするトンネルの状態を四角の色で表します。
    • ルールの「適用する拠点」に登録されたトンネルの順位が高いものが左側に、順位が低いものが右側に表示されます。
    • 四角の色はそれぞれ、次の状態を表します。
      • 緑(良好):
        このメトリックの値は良好判定しきい値未満です。
      • 赤(不良):
        このメトリックの値は不良判定しきい値または到達不能判定しきい値以上です。
      • 灰(対象外):
        該当のルールではこのメトリックの条件を指定していません。
        または、対象サブネットがネットワークに直接接続されていません。トンネルを作成するインターフェースがダウンしている可能性があります。
ルール状態 アプリケーションルールの性能プロファイルに基づいたトンネルの判定結果を「良好」(緑)、「不良」(赤)、「到達不能」(赤)で表します。
Note
レイテンシーやジッターのリンク状態しきい値定義を含むアプリケーションルールを追加したあと、実際のリンク状態を取得できるまでは30秒程度かかります。また、その間、ルール状態は「不良」として表示されます。
VPN状況
名前 トンネル名を表示します。
送信元/宛先 トンネルの両端のエリア/WANデバイス名を表示します。
プローブ状態 プローブの設定状態を「オン」、「オフ」、または「無効」で表示します。
レイテンシー レイテンシー(遅延)を表示します。単位はms(ミリ秒)です。
右矢印は送信元デバイスからの、左矢印は宛先デバイスからのプローブのレイテンシーを表します。
ジッター ジッター(遅延の揺らぎ)を表示します。単位はms(ミリ秒)です。
右矢印は送信元デバイスからの、左矢印は宛先デバイスからのプローブのジッターを表します。
プローブロス 連続プローブロス数を表示します。100を超えた分は無視されます。
右矢印は送信元デバイスからの、左矢印は宛先デバイスからのプローブの連続プローブロス数を表します。