画面リファレンス / イベント / イベントログ


イベント設定
ルールを作成


イベントのログ表示を行ったり、確認済みのイベントをアーカイブに保存したりします。
また、AVM EXが内蔵する簡易的なsyslogサーバーのsyslogメッセージ表示画面への切り替えは、本ページのタブから行います。

本画面に表示されたイベントは、現在継続中のものとして取り扱います。既読、または解決したイベントについては、後述のイベントアーカイブに、手動で保管します。


Note
AMFゲストデバイスとなっている無線APで手動リカバリーが行われると、AVM EXに登録していなくても、その手動リカバリーのイベントログが表示されます。
Note
SNMPプラグインを登録しているとき、AMFデバイスをマップから削除した場合も、SNMPプラグインで該当デバイスのSNMPトラップを受信した際のトラップ受信イベントはイベントログから削除されません。
Note
SNMPプラグインを登録している際に出力されるSNMPトラップは、AMFネットワークの設定を省略していてもイベントログで確認可能です。
Note
AMF Plus有効化の設定にかかわらず、次のタイミングで「AMF Plus 有効化 有効」または「AMF Plus 有効化 無効」イベントが出力されます。
有効・無効のメッセージはイベント出力時の設定によって異なります。
Note
イベントログは、削除しない限りすべてのログを保存します。このため、保存されたログの量によっては、AVM EXの動作に影響を与えることがあります。
イベントログが多くストレージ容量をひっ迫する場合は、アーカイブに移動するか、不要なログを手動で削除してください。
■ 表示1
イベント関連の表示を切り替えるタブです。
表 1:イベント タブ
項目名 説明
タブ ログの表示を切り替えます。
  • イベントログ
    AVM EXに通知されたログを表示します。
  • アーカイブ
    確認済みのイベントを格納したアーカイブを表示します。
  • syslog
    AVM EXのsyslogサーバーが受信したsyslogイベントを表示します。

■ 表示2
AMFネットワークの情報を表示します。
表 2:イベントログ ヘッダー
項目名 説明
AMFネットワーク名 AVM EXで管理するAMFネットワーク名を表示します。
また、AMFネットワーク名の左側に、重大 / 軽微 / 正常の各イベントの数を円グラフで表示します。
IPアドレス AMFコントローラー(存在しない場合はAMFマスター)のIPアドレスを表示します。
X 重大 重大なイベントの数が、赤色のバッジに表示されます。
X 軽微 軽微なイベントの数が、黄色のバッジに表示されます。
X 正常 正常なイベントの数が、緑色のバッジに表示されます。
「イベント設定」ボタン クリックすると、「イベント設定」ダイアログが表示され、イベントログ上限を設定できます。
■ 表示3
24時間のイベント履歴をグラフで表示します。
表 3:24時間のイベント履歴
項目名 説明
棒グラフ 直近の24時間で発生したイベント件数を棒グラフで表示します。重大なイベントの数を赤色、軽微なイベントの数を黄色、正常なイベントの数を緑色の帯で表示します。

■ 表示4
イベントの一覧を表示します。
一覧のヘッダー行の各項目をクリックすると、該当の項目に従って一覧をソートすることができます。同じ項目を再度クリックすると、ソートの昇順/降順を切り替えることができます。
Note
イベント表示言語が「日本語」に設定されている場合、メッセージ列でのソートは未サポートとなります。
表 4:イベント一覧
項目名 説明
イベントログ コマンド/フィルター
検索フィールド 検索したい文字列を入力します。
入力した文字列を含むイベントがある場合、イベント一覧に該当のイベントのみが表示されます。
重要度フィルター イベントの重要度によって、表示するイベントをフィルターします。
イベントの重要度は、すべて、発生中、重大、軽微、正常から選択します。
発生中を選択すると、重大なイベントのうち、通知が未解除のもののみが表示されます。
期間フィルター 発生日時が30日以内、60日以内、90日以内のイベントのみを表示できます。
また、「カスタム」を選択すると、イベント一覧に表示する期間の開始日、終了日を指定できます。
期間にかかわらずすべてのイベントを表示する場合は、「全イベント」を選択します。
「選択イベントをアーカイブ」ボタン イベント行左端のチェックボックスがチェックありの状態のイベントを、イベントアーカイブに保管します。
「選択イベントを削除」ボタン イベント行左端のチェックボックスがチェックありの状態のイベントを、イベントログから削除します。
一度削除したイベントはイベントログ、イベントアーカイブに復元できません。
CSV出力ボタン イベントログに記録されたイベントをCSV(カンマ区切りテキスト)形式でファイルに出力します。
検索フィールドおよび重要度・期間フィルターの絞り込みに一致するイベントがすべて出力されます。
Note
イベントログにてCSVファイルに出力したイベントの日時は協定世界時(UTC)表記となります。
Note
ダッシュボード、イベントログ、イベントアーカイブからログを出力する際、対象ログが多い場合は1万件ごとにCSVファイルに分割し、1つのZIPファイルにまとめて出力します。
イベント
重要度 イベントの重要度を、イベント行左端の帯の色で表示します。
  • 緑色:
    正常なシステムイベントを意味します。
  • 黄色:
    注意を要するイベントを意味します。
  • 赤色:
    重大なイベントが発生したことを意味します。
    また、発生中(通知が未解除)の重大なイベントは、イベントメッセージの右端に通知アイコンを表示します。
    Note
    通知の解除は手動で行います。
チェックボックス チェックボックスをチェックあり、またはチェックなしにして、アーカイブまたは削除するイベントを選択します。
ヘッダー行のチェックボックスにチェックを入れた場合、ページ上に表示されているイベントログを選択します。
また、ログがページ内に収まり切らない場合は、「ページ上の全 XX イベントを選択しました。絞り込み対象の全 XX イベントを選択します。」のように、全イベントを選択するかどうかのメッセージが表示されます。メッセージの青色の部分をクリックすると、複数ページに渡って全イベントを選択します。
日時 イベントの発生日時を表示します。
デバイス イベントが発生したデバイスを表示します。
メモ 鉛筆アイコンをクリックすると、該当のイベントに関するメモを表示/記録することができます。
メッセージ イベントのメッセージの概要を表示します。
  • ポップアップ表示:
    マウスポインターを置くと、メッセージの全文をポップアップ表示します。
  • 詳細アイコン
    クリックすると、イベントメッセージの詳細をダイアログ表示します。

  • 通知アイコン
    重大なイベントメッセージに表示されます。
メッセージの表示言語は、「システム管理」画面の「言語」にて選択できます。
Note
SNMPプラグインから受信したイベントメッセージなど、一部、表示言語を切り替えられないものもあります。
アクション イベントに対する操作をドロップダウンリストから選択します。
  • 削除:
    選択したイベントをイベントログから削除します。
    一度削除したイベントはイベントログ、イベントアーカイブに復元できません。
  • アーカイブ:
    選択したイベントをイベントアーカイブに保管します。
  • ルールを作成:
    「ルールを作成」サイドパネルを表示します。
    選択したイベントを基にイベントルールを作成できます。
また、イベントが未解除の重大イベントの場合は、「通知解除」ボタンが表示されます。
  • 通知解除:
    選択したイベントログ1件の通知を解除します。メインメニューのイベントメニューアイコン、ネットワークマップやサイドパネルのデバイス情報でのイベントアイコン表示の件数通知から除外します。
件数 記録されたイベントの件数を表示します。
ページボタン イベント一覧のページを切り替えます。

イベント設定

AVM EXに登録可能なイベントログ件数の上限を設定します。



表 5:イベント設定
項目名 説明
イベントログ上限 AVM EXに登録可能なイベントログ件数の上限を0以上の値で指定します。デフォルトは5000000です。
Note
イベントログ上限に大きすぎる値を設定すると、サーバーPCのストレージの空き容量が少なくなったり、AVM EXの画面が遅く、または表示されなくなったりします。動作環境にあわせて増減してください。
Note
ソフトウェアバージョン3.11.1より前のバージョンで取得したバックアップファイルに本項目のデフォルト値より多数のシステムログが保持されている場合、ソフトウェアバージョン3.11.1以降にリストアする際に上限を超えるイベントログは削除されます。
「キャンセル」ボタン ダイアログ上の変更を破棄し、イベント設定ダイアログを閉じます。
「保存」ボタン ダイアログ上の変更を保存し、イベント設定ダイアログを閉じます。
Note
「保存」ボタンをクリックすると、イベントログ上限が設定変更前のイベントログ保持数より低い場合、上限を超えるイベントログは削除対象となります。
なお、多数のイベントログの削除には時間を要し、その間、Web設定画面の応答が遅くなることがあります。

ルールを作成

特定条件のイベントが発生した際にメールやネットワークマップへの通知アイコン表示により通知を行う、イベントルールを作成します。
イベントルールを作成する際は、条件のひな形として、実際に発生した同じ種類のイベントログのアクション欄から「イベントルールを作成」を選択します。
Note
イベントログに記録のないイベントや、イベントアーカイブに保存したイベントからイベントルールを作成することはできません。

表 6:ルールを作成
項目名 説明
ルール名 イベントルールの名前を入力します。4~64文字で、半角および全角の英字・数字・かな・漢字・記号を使用できます。
マッチ基準 アクションの対象とするイベントの属性を設定します。
マッチ基準には以下の4つの属性があります。
  • タイトル:
    イベントのタイトルを指定します。
  • ネットワーク:
    イベントの発生源のネットワークを指定します。
  • デバイス:
    イベントの発生源のデバイスを指定します。
  • メッセージ:
    イベントのメッセージの内容を指定します。
これらのマッチ基準は、実際に発生したイベントをひな型にして設定するか、いずれかの属性を「任意」に設定するかのどちらかをドロップダウンから選択します。
アクション1、アクション2 マッチ基準に一致するイベントを受信した場合の通知動作を選択します。
  • アクションなし:
    アクションの選択を保留します。該当するイベントを受信しても何も行いません。
  • メール通知:
    AVM EXに登録された、アカウントタイプが「管理者」に設定されたすべてのユーザーに対して、メールで通知します。
    メール通知を選択した場合のみ、「受信グループ」と「トリガー間隔」の設定項目が追加されます。
    • 受信グループ:
      メールの送信先ユーザーを、「すべて」または「管理者」から選択します。
    • トリガー間隔:
      アクションに「メール通知」を選択している場合、メール送信の間隔を1分、5分、10分、30分、60分から設定します。デフォルトは5分です。
      設定した時間内にマッチ基準に一致するイベントが複数発生した場合は、同じ1件のメールにまとめて送信されます。
  • 解除可能なアラーム:
    ネットワークマップに継続中の重大イベントとして通知アラームアイコンを表示します。
「アクションを削除」ボタン 2つ目のアクションを削除します。アクション2を追加している状態のときのみ表示されます。
「アクションを追加」ボタン 2つ目のアクションを追加します。アクション2を追加していない状態のときのみ表示されます。
「キャンセル」ボタン サイドパネル上の設定を破棄し、イベントルールの作成を中止します。
「保存」ボタン イベントルールを作成します。
イベントルールは、「ルール」画面に表示されます。
例えば、ネットワーク「area1」のデバイス「AR4050S」にtunnel1が追加された際のリンク状態イベントのアクション欄から「ルールを作成」を選択した場合は、それぞれのマッチ基準の選択肢は次のように表示されます。
これを基に、デバイス、メッセージを「任意」に設定すると、ネットワーク「area1」のリンク状態イベント全般に対する通知を行うルールを作成できます。
まだイベントを受信したことのない種別のイベントに限定して通知を行うようなマッチ基準の設定はできません。