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無線コンシェルジュ
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提案 - 設定
提案 - 実行
提案 - 結果
適用 - 実行


無線コンシェルジュは、同一フロアマップ上の無線APのセル型VAPや、管理下のAWC-CBに加入している無線APのCB VAPのチャンネル、送信出力の最適化を提案します。
最適化の提案には次の3つの種類があり、選択したフロアマップまたは無線APごとに、ユーザーが各項目の提案を選択して要求、適用できます。


また、AWC-SAC(AWC-Smart ACtivation)によるカバレッジの自動補完の設定も行えます。
AWC-SACでは、カバレッジコントロールと管理外AP干渉モニターの2つの機能で運用中の無線出力を定期的に監視、障害を検知します。
これらの設定は、ヘッダーの「設定」ボタンから行います。

無線コンシェルジュはAT-TQ1402/5403/5403e/6602、AT-TQm1402/5403のみサポートしています。
なお、AT-TQ1402、AT-TQm1402/5403ではAWC-CBは未サポートのため、CB最適化はサポート対象外となります。

■ AP間引きとカバレッジコントロールによるカバレッジホールの自動修復
AWC-SACのカバレッジコントロールは、AP間引きの提案と併用し、無線ネットワークの冗長化を簡便に行う機能です。
現用に余裕を持たせた数の無線APを配置するだけで自動的に冗長化構成を構築することができ、綿密なネットワーク設計やサイトサーベイを必要とせず、初期導入や運用のコストを低減できます。

設営時にAP間引きの提案を実行し、「余剰な無線AP」を検出、送信電力0%の待機状態に設定しておきます。これにより、平時は、個別の調整を行わなくても、適切な無線APの密度によるネットワークの運用が行えます。

カバレッジホールが発生した場合、AWC-SACのカバレッジコントロールは、待機状態の無線APの無線出力を再開してカバレッジを補完します。

Note
特に無線ネットワークの必要性が高い地点では、現用・待機の無線APをそれぞれ別系統の電源やPoEスイッチに接続することをお勧めします。

無線コンシェルジュ


■ 表示1
対象とする管理グループ、フロアマップを選択したり、提案の種類の設定、提案の要求、削除、適用を行います。

表 1:無線コンシェルジュ ヘッダー
項目名
説明
管理グループドロップダウンメニュー 表示対象のフロアマップを絞り込むことができます。デフォルトは「全管理グループ」です。
フロアマップドロップダウンメニュー
設定を行うフロアマップを選択できます。
デフォルトは「全フロアマップ」です。
いずれかのフロアマップを選択すると、管理グループドロップダウンメニューには該当のフロアマップが所属する管理グループが設定され、フロアマップのパネル表示からフロアマップ詳細表示に切り替わります。また、同じCB VAPを適用した無線APが存在するフロアマップがすべて選択されます。
再びフロアマップパネル表示に戻る際は「全フロアマップ」を選択します。
無線バンドドロップダウンメニュー どの無線バンドの情報を表示するか、無線1、無線2、無線3から選択します。
「設定」ボタン
提案 - 設定」ダイアログを開きます。
「提案 - 設定」ダイアログでは、管理下のフロアマップまたはチャンネルブランケットごとに最適化の提案の種類を選択できます。
また、AWC-SACの管理・通知機能についてもこちらで設定します。
「提案」ボタン
提案 - 実行」ダイアログを開きます。
「提案 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧または無線AP一覧にて選択した対象の周波数別(2.4GHz、5GHz)に、最適化の提案を要求します。
「クリア」ボタン
選択したフロアマップまたは無線APに対する現在の提案の状態をクリアし、「提案なし」の状態に戻します。
適用済みの提案による変更は取り消されません。
「適用」ボタン
適用 - 実行」ダイアログを開きます。
「適用 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧で選択したフロアマップ上の無線AP、または、無線AP一覧にて選択した無線APに対し、最適化の提案を適用します。


■ 表示2
提案対象の選択に応じて、フロアマップパネル表示、フロアマップ階層表示、フロアマップ詳細表示が表示されます。


■ 表示3
提案対象の選択に応じて、フロアマップ一覧、または、無線AP一覧が表示されます。

■ 表示4
フロアマップ階層表示、または、フロアマップ詳細表示におけるヒートマップ表示の凡例です。
フロアマップ上の各地点の信号強度、または、チャンネルを表す色を表示します。
画面下部のフロアマップ表示コントロールにて、「凡例」のチェックボックスをクリックすることで、凡例の表示/非表示を切り替えることができます。
凡例は、フロアマップの描画モードによって異なります。

■ 表示5

表 2:フロアマップコントロール
項目名
説明
描画モード ヒートマップ表示にて表示する項目を、「電波強度」または「チャンネル」から選択します。
凡例 凡例を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。

フロアマップ上に壁を作成している場合、壁を表示するか否か。表示する場合はチェックを入れます。
Note
壁を作成してある場合、壁の表示を無効にしてあっても、ヒートマップ表示には壁による減衰が反映されます。
表示強度 ヒートマップ表示にて色付き表示する電波強度の下限をスライダーで設定します。
背景不透明度 フロアマップに使用するマップ画像の不透明度をスライダーで設定します。


■ 表示6
マップの表示を調整します。

フロアマップ一覧

選択した管理グループに所属するフロアマップの提案の状態を表示します。

表 3
項目名
説明
詳細 フロアマップ一覧表示では無効となります。
X Floors
現在の表示対象のフロアマップの数を表示します。
「フロアマップを検索」にて絞り込みを行っている場合は一致したフロアマップの数を、絞り込みを行っていない場合は画面上部の管理グループドロップダウンメニューで選択した管理グループに所属するフロアマップの総数を表示します。
更新タイマー
一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
フロアマップ階層表示では、プログレスバーとあわせて、自動更新再開ボタン、自動更新一時停止ボタン、手動更新ボタンを表示します。デフォルトでは、自動更新は一時停止状態です。
フロアマップを検索
管理グループに所属しているフロアマップの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、フロアマップ名に本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
Note
フロアマップ階層表示では、本項目は無効となります。
フロアマップ
管理グループに所属しているフロアマップ名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、フロアマップ名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
また、フロアマップ一覧の任意の行にマウスポインターを置くと、階層表示されたフロアマップのうち、該当するフロアマップを強調表示します。
APs 該当のフロアマップに配置された無線APの数を表示します。
状態
該当のフロアマップに対する最適化の提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。


無線AP一覧

選択したフロアマップに配置された無線APの提案の状態を表示します。

表 4
項目名
説明
詳細
クリックすると、デフォルトで表示されるフロアマップ名、状態の他に、無線APに適用されたカントリーコード、チャンネル指定、帯域幅、送信出力指定といった無線情報や、機種名、MACアドレス、IPアドレス、AP共通設定、CB共通設定/CB名、SC共通設定といったシステム情報が表示されます。デフォルトの状態に戻る場合は再び詳細をクリックします。
X APs フロアマップに配置されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
無線APを検索
フロアマップに配置された無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「帯域幅」「機種」「MACアドレス」「IPアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
機器名
フロアマップに配置された無線AP名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、機器名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
状態
該当の無線APに対する最適化の提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
チャンネル 選択した無線バンドの無線チャンネルを表示します。
送信出力 選択した無線バンドの送信出力を表示します。


無線AP一覧 拡張表示

無線AP一覧の上部にある「詳細」をクリックすると、一覧が拡張し機種、AP共通設定などの情報を表示できます。
一覧には、無線APの無線情報、システム情報を切り替えて表示できます。初期状態では、無線APの無線情報を表示します。

表 5
項目名
説明
詳細 クリックするとデフォルトの状態に戻ります。
X APs フロアマップに配置されている無線APの総数を表示します。
更新タイマー 一覧の自動更新からの経過時間と次の自動更新までの残り時間を青色のプログレスバーで表示します。一覧は、ユーザー管理メニューの「更新間隔」にて「フロアマップ(無線ステータス)」に設定した間隔で更新されます(デフォルトでは1分)。
「無線情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APの無線設定を一覧に表示します。
「システム情報」ボタン フロアマップに配置されている無線APのシステム情報を一覧に表示します。
無線APを検索
フロアマップに配置された無線APの検索を行えます。
現在の表示対象のうち、「機器名」「帯域幅」「機種」「MACアドレス」「IPアドレス」「AP共通設定」のいずれかに、本フィールドに入力された文字列を含む項目を表示します。
検索後、すべてが表示されているリストに戻る場合は空欄にします。
Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。
無線情報
機器名
フロアマップに配置された無線AP名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、機器名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
状態
該当の無線APに対する最適化の提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
無線APに設定されたカントリーコード(無線周波数帯の規制区域)を表示します。
チャンネル指定
選択した無線バンドの無線チャンネルをドロップダウンリストから指定できます。
ドロップダウンリストには、AP共通設定の自動チャンネル選択で選択されたチャンネル候補または自動が表示されます。
チャンネル候補のうち、現在適用されているチャンネルは青色で表示されます。デフォルトは「自動」です。
Note
使用帯域幅が80+80MHzの場合、チャンネルは指定できません。自動で選択されます。
帯域幅 選択した無線バンドの帯域幅を表示します。
送信出力指定
選択した無線バンドの送信出力をドロップダウンリストから選択できます。
ドロップダウンリストには、自動、1%、5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%が表示されます。デフォルトは「自動」です。
AP間引き指定
無線バンドの無線出力を0%にして待機状態とする「AP間引き」の指定を行います。
待機状態の無線APは、運用中の無線APのダウンなどによりカバレッジホールが発生した場合に自動的に無線出力を再開し、カバレッジを補完します。
  • 自動:
    最適化提案の際のカバレッジ状況に基づいて、自動的に待機状態を決定します。
  • 無効:
    カバレッジ状況にかかわらず、間引きの対象としません。
  • 有効:
    無線APを強制的に待機状態にします。該当の無線APの近隣でカバレッジホールが発生した場合は、カバレッジコントロールにより無線出力を再開します。
システム情報
機器名
フロアマップに配置された無線AP名を表示します。
提案の要求、適用、またはクリアを行う際は、機器名の左側のチェックボックスにチェックを入れます。
機種 無線APの機種名を表示します。
MACアドレス 無線APのMACアドレスを表示します。
IPアドレス 無線APのIPアドレスを表示します。
AP共通設定 無線APに適用されたAP共通設定名を表示します。
CB共通設定/CB名 無線APに適用されたCB共通設定名と、無線APが所属するチャンネルブランケット名を表示します。
SC共通設定 無線APに適用されたSC共通設定名を表示します。


提案 - 設定

「提案 - 設定」ダイアログでは、フロアマップごと、または、管理下のチャンネルブランケットごとに最適化の提案の種類を選択できます。
また、AWC-SACによるカバレッジコントロール、管理外AP干渉モニターの設定もここから行います。

表 6
項目名
説明
セル最適化
フロアマップ 設定対象となるフロアマップ名を表示します。各フロアマップに配置された無線APのセル型VAPに対して、干渉低減、カバレッジ調整、AP間引きの提案の有効、無効を設定します。
干渉低減
チャンネルの最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、管理下の複数のフロアマップに配置された無線APの電波状況を基に、AP間の干渉を極力抑えるようチャンネル構成を提案します。
    また、近隣の管理外APの使用チャンネルとの干渉を回避するよう考慮します。
    Note
    過去3時間の不正APのRSSIデータを使用します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、チャンネルの最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
カバレッジ調整
無線出力の最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、フロアマップ上の同一VAP全体のカバレッジを確保しながら、同一VAPからクライアントに届くビーコンの数が少なくなるよう無線APごとの無線出力を最適化します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、無線出力の最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
AP間引き
無線出力を0%にして待機状態とする「AP間引き」の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、フロアマップ上の過密な無線APの無線出力を停止して、待機状態とします。
    別途AWC-SACのカバレッジコントロールが有効な場合、運用中の無線APのダウンなどによりカバレッジホールが発生した際、待機状態の無線APの無線出力を再開し、カバレッジを補完します。
  • 無効に設定すると、フロアマップ上の無線APが過密な場合でも、無線APの停波は行いません。カバレッジ調整が有効な場合は、カバレッジ調整により最小の無線出力に設定されます。
デフォルトは「無効」です。
AWC-CB最適化
CB共通設定/CB名 設定対象となるチャンネルブランケット名を、CB共通設定とともに表示します。
干渉低減
チャンネルの最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、管理下の複数のフロアマップに配置された無線APの電波状況を基に、ブランケット間の干渉を極力抑えるようチャンネル構成を提案します。
    この際、地理的に隣接する複数のフロアマップに同じCB VAPによるチャンネルブランケットを提供している場合は、これらの無線バンドのチャンネルを同じにして、フロアを移動した際にチャンネル間のローミングが生じないようにします。
    また、近隣の管理外APの使用チャンネルとの干渉を回避するよう考慮します。
    Note
    過去3時間の不正APのRSSIデータを使用します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、チャンネルの最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
重なり調整
無線出力の最適化の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、最適化の提案を要求した際、チャンネルブランケット全体のカバレッジを確保しながら、同一チャンネルブランケットからクライアントに届くビーコンの数が少なくなるよう無線APごとの無線出力を最適化します。
  • 無効に設定すると、提案を要求した際、無線出力の最適化を提案に含めません。
デフォルトは「無効」です。
AP間引き
無線出力を0%にして待機状態とする「AP間引き」の有効または無効を指定します。
  • 有効に設定すると、フロアマップ上の過密な無線APの無線出力を停止して、待機状態とします。
    別途AWC-SACのカバレッジコントロールが有効な場合、運用中の無線APのダウンなどによりカバレッジホールが発生した際、待機状態の無線APの無線出力を再開し、カバレッジを補完します。
  • 無効に設定すると、フロアマップ上の無線APが過密な場合でも、無線APの停波は行いません。カバレッジ調整が有効な場合は、カバレッジ調整により最小の無線出力に設定されます。
デフォルトは「無効」です。
AWC-SAC設定
フロアマップ 設定対象となるフロアマップ名を表示します。各フロアマップに配置された無線APに対して、AWC-SACの機能を設定します。
カバレッジコントロール
カバレッジの変化を監視し、通知を表示したり、無線出力の調整によりカバレッジの自動補完を行う、カバレッジコントロールの設定を行います。
カバレッジの状態監視は20秒ごとに行います。
  • 「通知のみ」に設定すると、カバレッジの変化をイベントメッセージとして通知します。
  • 「自動実行」に設定すると、運用中の無線APのダウンなどによってカバレッジに問題が発生した場合、周辺の無線APや、待機状態としていた無線APの無線出力を再設定して、自動的にカバレッジホールを補完します。
  • 「無効」に設定すると、カバレッジコントロールを使用しません。カバレッジの変化を監視せず、これによる動的な無線出力の調整なども行いません。
デフォルトは「無効」です。

カバレッジコントロールによって監視の対象となる状態変化には、次の例があります。
  • 無線APの切断
    有線インターフェース側の障害などによる無線APとの通信の喪失
  • 無線APの復旧
    障害APの交換などによる有線インターフェースの機器検出障害の解決
  • 環境の変化
    パーティションなどの遮蔽物による管理AP間の可視性の変化
また、カバレッジコントロールによるカバレッジ状態変化の検知、カバレッジコントロールの実行が行われると、それぞれ画面下部の通知欄にイベントメッセージが発行されます。
Note
カバレッジコントロールを使用する場合は、「無線設定」/「AWC設定」画面にて、管理グループのイベントトリガーのうち「AP離脱」および「AP復旧」を無効に設定しておく必要があります。いずれかまたは両方を有効に設定していると、カバレッジ状態変化検知およびカバレッジコントロールは動作しません。また、上記のイベントトリガーが有効に設定されている場合は、確認メッセージが表示されます。
管理外AP干渉モニター
管理外APによるチャンネル干渉を定期的に監視し、一定のしきい値を超過した場合にイベントメッセージにより通知して最適化の再実行を促す、管理外AP干渉モニターの設定を行います。
管理外APによる干渉の監視は1時間ごとに行います。
  • 感度 - 高:
  • 感度 - 中:
  • 感度 - 低:
    管理外APの干渉が指定した感度のしきい値を超えるとイベントメッセージによる通知を行います。
  • 「無効」:管理外APの干渉を通知しません。
デフォルトは「無効」です。
「OK」ボタン 提案を要求する最適化のタイプの変更を保存し、ダイアログを閉じます。
「キャンセル」ボタン 提案を要求する最適化のタイプの変更を破棄し、ダイアログを閉じます。


提案 - 実行

「提案 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧または無線AP一覧にて選択した対象の周波数別(2.4GHz、5GHz)に、最適化の提案を要求します。

表 7
項目名
説明
周波数 提案を要求する無線の周波数帯を2.4GHz、5GHz、またはその両方から選択します。
提案対象 提案を要求する対象を、セルまたはCBから選択します。
フロアマップを検索/無線APを検索 名前の一部を入力して、一覧に表示するフロアマップまたは無線APを絞り込むことができます。
フロアマップ/機器名 無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ一覧で選択したフロアマップ名、または、「無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ詳細表示の無線AP一覧で選択した無線AP名が表示されます。
状態(無線1/無線2/無線3)
フロアマップまたは無線APに対する提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
状態が「提案なし」、「適用待ち」、「適用済み」と表示されていても、現在はまた新たにより適した提案ができることがあります。
「OK」ボタン
提案の要求を実行します。
最適化の提案は「提案 - 結果」ダイアログに表示されます。
「キャンセル」ボタン 提案の要求を中止し、ダイアログを閉じます。


提案 - 結果

「提案 - 結果」ダイアログには、フロアマップまたは無線APの選択した周波数別(2.4GHz、5GHz)の提案結果を表示します。

表 8
項目名
説明
周波数 提案を要求した無線の周波数帯を表示します。
提案対象 提案を要求した対象(セルまたはCB)を表示します。
フロアマップを検索/無線APを検索 名前の一部を入力して、一覧に表示するフロアマップまたは無線APを絞り込むことができます。
フロアマップ/機器名 無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ一覧で選択したフロアマップ名、または、「無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ詳細表示の無線AP一覧で選択した無線AP名が表示されます。
状態
フロアマップまたは無線APに対する提案の状態を表示します。
  • 提案なし:
    提案を要求しましたが、現在の状態と異なる提案はありません。
  • 適用待ち:
    提案を要求し、現在の運用状態より適した提案があります。
「OK」ボタン
提案の確認を終了し、「提案 - 結果」ダイアログを閉じます。
提案の適用は無線コンシェルジュ画面上部の「適用」ボタンをクリックして、「適用 - 実行」ダイアログにて行います。


適用 - 実行

「適用 - 実行」ダイアログでは、フロアマップ一覧で選択したフロアマップ上の無線AP、または、無線AP一覧にて選択した無線APに対し、最適化の提案を適用します。

表 9
項目名
説明
フロアマップを検索/無線APを検索 名前の一部を入力して、一覧に表示するフロアマップまたは無線APを絞り込むことができます。
フロアマップ/機器名 無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ一覧で選択したフロアマップ名、または、「無線コンシェルジュ」画面のフロアマップ詳細表示の無線AP一覧で選択した無線AP名が表示されます。
状態(無線1/無線2/無線3)
フロアマップまたは無線APに対する提案の状態を表示します。
  • 提案待ち:
    まだ提案を要求していません。
  • 提案なし:
    過去に提案を要求しましたが、その時点の状態と異なる提案はありませんでした。
  • 適用待ち:
    過去に提案を要求し、その時点の運用状態より適した提案が適用されないまま保留されています。
  • 適用済み:
    過去に提案を要求し、適用済みです。
対象の無線APには、適用待ちの状態の提案が適用されます。
「OK」ボタン
提案の適用を実行します。「適用 - 実行」ダイアログが閉じ、「無線APの設定を適用中です。」の表示になります。
適用が完了したら、「閉じる」をクリックし、「無線コンシェルジュ」画面に戻ります。
「キャンセル」ボタン
提案の適用を中止し、ダイアログを閉じます。
この時点で適用待ちの提案がある場合には、そのまま保留されます。




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