AT-Vista Manager: ユーザーガイド
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4.6.3 無線AP個別設定

ここでは無線APの個別設定について説明します。

Note
無線APの「SNMP、「ステータス > イベント」の「リレーの設定」、LLDP、イーサネット設定、HTTP/HTTPS設定」の設定は、無線APのWeb設定画面にて行います。次の「無線APのWeb設定画面で変更を行う場合は」に記載されている手順で設定してください。
なお、無線APのWeb設定画面で設定する項目の説明は、弊社Webページ掲載の「AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル」をご覧ください。

Note
AVMのWeb GUI上で設定された共通設定・個別設定は無線APに即座に適用されません。無線APに適用されるタイミングは以下の通りです。

  ・ 無線APが管理下に入った時
  ・ 無線APへの設定適用を実施した時
  ・ 無線APへの設定適用のスケジュールが実施された時

無線AP個別設定画面は下記の方法で表示できます。

無線AP個別設定画面

項目名説明
コンテンツ欄上部
無線AP名無線AP名が表示されます。
AP本体
共通設定無線APの共通設定の変更が行えます。クリックすると「共通設定選択」ダイアログが表示されます。登録済みの共通設定の中から使用する共通設定をリストの中から選択し、「保存」ボタンをクリックします。

共通設定選択

表示1
項目名説明
共通設定を検索検索したいキーワードを入力します。
検索後、全てが表示されているリストに戻る場合は空欄にしてEnterキーを押下します。

Note
大文字小文字を区別しますのでご注意ください。

Note
複数の内容を含む項目の中の区切り文字(「ネットワーク:エリア」の「:」など)は検索対象になりません。ただし、文字列として使用している場合は検索できます。

Note
本ダイアログの検索では共通設定一覧ページと同様のものが検索可能です。

設定名共通設定の設定名が表示されます。
設定タイプ共通設定の設定タイプが表示されます。
  • Dual[11ac]:デュアルバンドの802.11ac対応モデルの屋内用の設定に使用します。(AT-TQ4400/AT-TQ4600/AT-TQ4400e)
  • Dual[11n]:デュアルバンドの802.11n対応モデルの設定に使用します。(AT-TQ2450/AT-TQ3400/AT-TQ3600)
  • Single:シングルバンドの802.11n対応モデルの設定に使用します。(AT-TQ3200)
  • Outdoor:デュアルバンドの802.11ac対応モデルの屋外用の設定に使用します。(AT-TQ4400e)
<<最初のリストに戻ります。
番号ページ番号です。
>>最後のリストに移動します。

表示2
項目名説明
表示2の上部共通設定の設定名と設定タイプが表示されます。
無線1 / 無線2リストで選択した共通設定の無線1、無線2の設定情報を確認できます。無線1、無線2の括弧内は設定されているモードが表示されます。無線1の情報を確認する場合は無線1をクリックし、無線2の情報を確認する場合は無線2をクリックします。選択されている方は赤色の下線が表示されます。
無線送信無線電波を送受信する設定の場合は「有効」、送受信しない設定の場合は「無効」が表示されます。
モード設定しているモード(通信プロトコル)が表示されます。
VAPVAPの番号が表示されます。
SSIDVAPに設定されているSSIDが表示されます。
VLAN IDVAPに設定されているVLAN IDが表示されます。
有効/無効VAPが有効か無効かが表示されます。
セキュリティVAPに設定されているセキュリティーが「None」、「Static WEP」、「WPA Personal」、「WPA Enterprise」のいずれかで表示されます。
「保存」ボタンリストで選択した共通設定に変更します。
「キャンセル」ボタン共通設定の変更を止めます。

ログインユーザー名無線APのWeb設定画面にログオンする際に使用するユーザー名を1〜12文字の半角英数字で入力します。
ユーザー名は英字から始まる必要があります。
ログインパスワード無線APのWeb設定画面にログオンする際に使用するパスワードを0〜32文字の半角英数記号を入力します。
「スペース " $ : < > ' & *」を除く文字が使用できます。大文字小文字は区別されます。
入力したパスワードは「●」で表示されます。
ログインパスワード(確認)確認のため、ログインパスワードを再入力します。入力したパスワードは「●」で表示されます。
無線設定
チャンネルチャンネルの設定変更が行えます。ドロップダウンリストをクリックするとチャンネル選択のポップアップダイアログが表示されます。
送信出力電波出力強度の設定変更が行えます。
無線送信の無効化無線電波の送受信を止めるか否かの設定変更が行えます。送受信を止める場合はチェックボックスにチェックを入れます。送受信を行う場合はチェックボックスを空欄にします。
WDS設定
WDS一覧設定済みのWDSの一覧がボックス形式で表示されます。ボックスには、WDSの無効/有効、接続用無線インターフェースの設定、セキュリティーの設定が表示されます。
+追加WDSを追加します。
削除アイコン該当のWDSを削除します。
無線送信WDSを有効にするか否かを指定します。有効にする場合は「有効」を選択し、無効にする場合は「無効」を選択します。
接続用無線インターフェースWDSで使用する無線バンドを指定します。
「無線1」は、2.4GHz帯の無線を使用します。「無線2」は、5GHz帯の無線を使用します。
AT-TQ3200では、この項目は表示されず、共通設定で指定した周波数帯が使用されます。
MACアドレス無線APのMACアドレスを指定します。
セキュリティWDSの通信における暗号化の認証方式を選択します。

Note
共通設定で、WDSが使用する無線インターフェースでIEEE 802.11nを含む通信モードが選択されている場合、「Static WEP」は選択できません。

Note
WDSが使用する無線インターフェースのVAP1で「WPA Personal」、「WPA Enterprise」を選択している場合のみ「WPA Personal」が選択できます。

  • 「None」は、暗号化を行いません。
  • 「Static WEP」は、固定キーをもとにRC4アルゴリズムによる暗号化を行います。個別の認証は行いません。

    「Static WEP」を選択すると、下記の項目が表示されます。

    • キーの長さ:WEPキーの強度を選択します。デフォルトは「128bit」です。
      • 64bit:16進数では、10桁のWEPキーを直接入力します。ASCIIでは、5文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動生成します。
      • 128bit:16進数では、26桁のWEPキーを直接入力します。ASCIIでは、13文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動生成します。
    • キーのタイプ:WEPキーの生成方法を選択します。デフォルトは「16進数」です。
      • ASCII:任意の文字列からWEPキーが自動生成されます。入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されます。
      • 16進数:16進数(0〜9、A〜F、a〜f)でWEPキーを直接入力します。入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されません。
    • セキュリティーキー:「キーの長さ」と「キーのタイプ」に合わせてWEPキーを入力します。
  • 「WPA Personal」は、共通の事前共有キーをもとに個別のキーを生成、アクセスポイント間で認証と暗号化を行います。

    「WPA Personal」を選択すると、下記の項目が表示されます。

    • SSID:WDS接続で使用するネットワーク名(SSID)を1〜32文字の半角英数記号で入力します。
    • セキュリティーキー(WPA-PSK):事前共有キーを8〜63文字の半角英数記号で入力します。

WDSの個別設定

WDS設定済みの無線APをWDS設定が完了する前に管理下に置いた場合、WDSの設定が無効になり、AVMから管理できなくなる場合があります。
WDS設定済みの無線APを管理下に入れる際には、AVM上で共通設定を割り当てる際に、個別設定も同時に完了させてください。

手順は次の通りです。

  1. メニューから「無線管理」→「登録・設定」を選択します。
  2. リスト内の一番右にある「詳細(虫めがねアイコン)」をクリックして、無線AP詳細画面を表示します。
  3. 「設定情報」欄の右の「編集」ボタンをクリックして、無線AP個別設定画面を表示します。
  4. 共通設定選択ダイアログが表示されますので、適用する共通設定を選択します。

    Note
    共通設定を割り当てた後、WDSの設定が完了するまで、無線AP個別設定画面の「保存」ボタンをクリックしないでください。

  5. チャンネル、送信出力、WDSの設定を行います。
  6. 全ての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。
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