バージョンアップ・バージョンダウン編 / バージョンアップ


バージョンアップの流れ
アップデート可能なパッケージバージョンを確認する
AT-VST-APL、アプリケーションのバックアップファイルを取得する
必要なファイルを準備する
パッケージバージョンのファイルを準備する
バックアップとリストアに必要なファイル
必要なファイルをアップロードする
アプリケーションの状態を確認する
AT-VST-APLをアップデートする
AMF Cloud、AMF Security、Vista Manager アプリケーションをアップデートする
アプリケーションごとに個別にアップデートする
更新可能なアプリケーションをまとめてアップデートする
Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする
Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを停止・削除する
新しいWireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを有効化する
AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)を再登録する
AWCプラグインの外部IPアドレスを設定する(パッケージバージョン 3.5.3以前)
AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする


ここでは、運用中のAT-VST-APLをバージョンアップする手順を説明します。

バージョンアップの流れ

バージョンアップの流れを次に示します。
  1. アップデート可能なパッケージバージョンを確認する
  2. AT-VST-APL、アプリケーションのバックアップファイルを取得する
  3. 必要なファイルをアップロードする
  4. アプリケーションの状態を確認する
  5. AT-VST-APLをアップデートする
  6. アプリケーションをアップデートする
  7. アプリケーションをリストアする

アップデート可能なパッケージバージョンを確認する

パッケージバージョン 3.8.1(ファームウェアバージョン 1.8.3)へのバージョンアップは、パッケージバージョン 3.5.1(ファームウェアバージョン 1.6.1)以降からのみ可能です。
Note
パッケージバージョン 3.5.1(ファームウェアバージョン 1.6.1)より前のバージョンをお使いの場合、パッケージバージョン 3.5.1(ファームウェアバージョン 1.6.1)にバージョンアップしてから、パッケージバージョン 3.8.1(ファームウェアバージョン 1.8.3)にバージョンアップしてください。
バージョンアップ手順については、お使いのバージョンの「AT-VST-APL リファレンスマニュアル」を参照してください。
Note
2023年10月現在におけるソフトウェアサポート対象のパッケージバージョンは 3.5.1以降です。
最新の情報は弊社ホームページをご確認ください。
パッケージバージョン、AT-VST-APLのファームウェアバージョン、各アプリケーションのソフトウェアバージョンを次の表に示します。
表 1:バージョン一覧
パッケージバージョン AT-VST-APLの
ファームウェアバージョン
Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
3.8.1 1.8.3 3.11.0 3.11.0 2.6.0 5.5.3-1.3 - 2.10.0
3.7.1 1.8.2 3.10.3 3.10.1 2.5.1 5.5.3-0.1 2.5.0 2.9.1
3.6.1 1.7.3 3.10.2 3.10.0 2.5.0 5.5.2-2.3 2.5.0 2.9.0
3.5.3 1.7.1 3.9.2 3.9.1 2.4.0 5.5.2-1.1 2.5.0 2.8.1
3.5.2 1.6.1 3.9.1 3.9.1 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
3.5.1 1.6.1 3.9.0 3.9.0 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
Note
パッケージバージョンごとに、サポートするAT-VST-APLのファームウェア、各アプリケーションのバージョンが決まっています。アプリケーションご利用の有無によらず、正しい組み合わせでお使いください。
Note
Trap Receiver アプリケーションは、パッケージバージョン 3.8.1では使用できません。

AT-VST-APL、アプリケーションのバックアップファイルを取得する

AT-VST-APLの設定内容のリストアや、バージョンダウンする場合に必要なバックアップファイルを取得します。
AT-VST-APLの設定ファイルのバックアップについては、バックアップ・リストア編「AT-VST-APLの設定ファイルのバックアップとリストア」を参照してください。
アプリケーションのバックアップについては、「バックアップとリストアについて」を参照してください。

必要なファイルを準備する

バージョンアップに必要なファイルを準備します。

パッケージバージョンのファイルを準備する

弊社ホームページからパッケージバージョンのファイル(拡張子 .zip)をダウンロードして解凍します。
パッケージバージョンごとに、対応するAT-VST-APLのファームウェアバージョンと、対応する各アプリケーションのバージョンの組み合わせが決まっています。
AT-VST-APLのファームウェアおよび各アプリケーションのバージョン、パッケージバージョンのファイル(拡張子 .zip)、解凍後に作成される各ファイルを次の表に示します。
Note
2023年10月現在におけるソフトウェアサポート対象のパッケージバージョンは 3.5.1以降です。
最新の情報は弊社ホームページをご確認ください。
表 2:パッケージバージョン 3.8.1に必要なファイル一覧
  パッケージ AT-VST-APLのファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.8.1 1.8.3 3.11.0 3.11.0 2.6.0 5.5.3-1.3 2.10.0
ファイル名 VST-APL-3.8.1.zip ATVSTAPL-1.8.3.iso VST-APL-3.8.1.bundle
Note
Trap Receiver アプリケーションは、パッケージバージョン 3.8.1では使用できません。
表 3:パッケージバージョン 3.7.1に必要なファイル一覧
  パッケージ AT-VST-APLのファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.7.1 1.8.2 3.10.3 3.10.1 2.5.1 5.5.3-0.1 2.5.0 2.9.1
ファイル名 VST-APL-3.7.1.zip ATVSTAPL-1.8.2.iso VST-APL-3.7.1.bundle
表 4:パッケージバージョン 3.6.1に必要なファイル一覧
  パッケージ AT-VST-APLのファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.6.1 1.7.3 3.10.2 3.10.0 2.5.0 5.5.2-2.3 2.5.0 2.9.0
ファイル名 VST-APL-3.6.1.zip ATVSTAPL-1.7.3.iso VST-APL-3.6.1.bundle
表 5:パッケージバージョン 3.5.3に必要なファイル一覧
  パッケージ AT-VST-APLのファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.5.3 1.7.1 3.9.2 3.9.1 2.4.0 5.5.2-1.1 2.5.0 2.8.1
ファイル名 VST-APL-3.5.3.zip ATVSTAPL-1.7.1.iso VST-APL-3.5.3.bundle
表 6:パッケージバージョン 3.5.2に必要なファイル一覧
  パッケージ AT-VST-APLのファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.5.2 1.6.1 3.9.1 3.9.1 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
ファイル名 VST-APL-3.5.2.zip ATVSTAPL-1.6.1.iso VST-APL-3.5.2.bundle
表 7:パッケージバージョン 3.5.1に必要なファイル一覧
  パッケージ AT-VST-APLのファームウェア Vista Manager アプリケーション Wireless Controller アプリケーション AMF Security アプリケーション AMF Cloud アプリケーション Trap Receiver アプリケーション SNMP Plug-in アプリケーション
バージョン 3.5.1 1.6.1 3.9.0 3.9.0 2.3.2 5.5.2-0.1 2.5.0 2.8.1
ファイル名 VST-APL-3.5.1.zip ATVSTAPL-1.6.1.iso VST-APL-3.5.1.bundle

バックアップとリストアに必要なファイル

バージョンアップ後、バージョンアップ前のバージョンに設定をリストアするためには、次のファイルが必要になります。
リストアに備えて、バックアップを取得することをおすすめします。
また、パッケージバージョン 3.4.1(ファームウェアバージョン 1.5.1)以降では、USBメモリーにAT-VST-APLの設定ファイル(default.cfg)、アプリケーションのファームウェアおよび設定をバックアップできます。詳しくは、バックアップ・リストア編「USBメモリーを使用したバックアップとリストア」を参照してください。
Note
AT-VST-APLの設定ファイル(default.cfg)は、取得したときのファームウェアバージョンと、同じファームウェアバージョンでのみリストアができます。例えば、ファームウェアバージョン 1.7.3でバックアップした設定ファイルは、ファームウェアバージョン 1.7.3でのみリストアできます。
そのため、使用するファームウェアバージョンで設定ファイルを取得していない場合には、設定のリストアはできません。再度設定が必要になります。
Note
AMF Cloud アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、再インストール後に内部シリアルを控えて弊社窓口までお問い合わせください。
Note
AMF Security ソフトウェアバージョン 2.3.0以降をお使いの場合、AMF Security アプリケーションを削除すると、次回以降のインストールに既存ライセンスを使用できなくなります。
ライセンスの再発行が必要になりますので、新しくインストールしたAMF Securityの「システム設定」/「システム情報」画面に表示されるシリアル番号を控えて弊社窓口までお問い合わせください。
Note
Trap Receiver アプリケーションのソフトウェアバージョン 2.5.0は、バックアップとリストアができません。

必要なファイルをアップロードする

ここでは、パッケージバージョン 3.8.1(ファームウェアバージョン 1.8.3)へのバージョンアップに必要なファイルを準備して、AT-VST-APLにアップロードする場合を例に説明します。
  1. ファイルをダウンロードして解凍します。
    弊社ホームページから「VST-APL-3.8.1.zip」をダウンロードして解凍します。
    次の表に示すファイルが作成されます。
    表 8:バージョンアップに必要なファイル
    ファイル名 説明
    ATVSTAPL-1.8.3.iso AT-VST-APLのファームウェアファイルです。
    VST-APL-3.8.1.bundle 各アプリケーションのバージョン情報が入っています。
    ※ このファイルを使用するには、AT-VST-APL ファームウェアバージョン 1.7.3以降である必要があります。
  2. ファイルをアップロードします。
    バージョンアップに必要なファイルを、AT-VST-APLにアップロードします。
    アップロードの手順は、「ファイルのアップロード」を参照してください。

アプリケーションの状態を確認する

AT-VST-APLをアップデートする前のアプリケーションの状態は、停止済み、実行中のどちらでも問題ありません。
ただし、Wireless Controller アプリケーションおよびSNMP Plug-in アプリケーションはアップデート時に削除するため、ここで停止しておくことをおすすめします。
アプリケーションの停止方法は、「アプリケーションの停止と削除」をご覧ください。

AT-VST-APLをアップデートする


起動時のファームウェアファイルを最新のファイルに変更して、再起動後に新しいファームウェアファイルで起動することで、AT-VST-APLをアップデートすることができます。
ここでは、「ATVSTAPL-x.x.x.iso」というファームウェアファイルを、起動時のファームウェアファイルに変更する場合を例に説明します。
Note
AT-VST-APLの新しいファームウェアファイルで起動するために、AT-VST-APLを再起動する必要があります。再起動が完了するまで、実行中のアプリケーションが停止しますのでご注意ください。
  1. 「起動時ファームウェアファイル設定」項目の「参照」ボタンをクリックします。

  2. 「起動用ファイル管理」ダイアログが表示されますので、ファームウェアファイルを選択して、「適用」ボタンをクリックします。
    Note
    「解除」ボタンをクリックすると、起動時のファームウェアが選択されていない状態になりますので、ご注意ください。

  3. 「起動時ファームウェアファイル設定」項目に正しいファイル名が表示されていることを確認して、「保存」ボタンをクリックします。

  4. 「再起動」ボタンをクリックします。

  5. 確認のダイアログが表示されますので、「再起動」ボタンをクリックして、AT-VST-APLを再起動します。

  6. 「通信エラー」のダイアログが表示され、しばらくすると設定画面が表示されなくなります。

  7. 再起動が完了すると、ログイン画面が表示されます。
    ログイン画面が表示されない場合は、ブラウザーの再読み込みを行ってください。
以上で、AT-VST-APLのアップデートは完了です。

AMF Cloud、AMF Security、Vista Manager アプリケーションをアップデートする


AMF Cloud、AMF Security、Vista Manager アプリケーションをアップデートする手順は2種類あります。
  1. アプリケーションごとに個別にアップデートする
    各アプリケーション管理画面の「バージョン更新」ボタンを使用してアップデートします。
  2. 更新可能なアプリケーションをまとめてアップデートする
    ダッシュボード画面の「インスタンスを更新」ボタンを使用してアップデートします。
また、アプリケーションをアップデートするには最新のbundleファイルが必要です。アップロードされていることを確認してください。
Note
使用していないアプリケーションを含め、更新可能なすべてのアプリケーションをアップデートしてください。
Note
AMF Security ソフトウェアバージョン 2.3.x以前のバージョンから2.4.x以降、およびソフトウェアバージョン 2.4.x以前のバージョンから2.5.x以降へバージョンアップを行うと、バージョンアップ前のAMF Securityの認証データは削除されます。そのため、バージョンアップを行う前に必ず認証データのエクスポートを行ってください。
AMF Security アプリケーションのバージョンアップは、「AMF Security(AT-VST-APL版)リファレンスマニュアル」の「クイックツアー」/「AMF Securityのバージョンアップ」をあわせてご覧ください。
Note
Vista Manager ソフトウェアバージョン 3.11.0より前のバージョンから3.11.0以降へバージョンアップを行ったあと、一部の機能を動作させるためにはトポロジーの更新が必要です。Vista Manager アプリケーションにログイン後、ネットワークマップのトポロジー更新ボタンによる更新を行ってください
Note
Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションは、AMF Cloud、AMF Security、Vista Manager アプリケーションのアップデートが終わったあとで、「Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする」の手順に従ってアップデートしてください。
Note
アプリケーションインスタンスの作成やバージョン更新を行う際は、あらかじめ不要なファイルを削除し、「システム」/「ファイル管理」画面の「フラッシュメモリー使用量」でストレージに空きがあることを確認してください。

アプリケーションごとに個別にアップデートする


各アプリケーション管理画面の「バージョン更新」ボタンを使用してアップデートします。
AT-VST-APLをアップデートしたあとに設定画面にログインすると、「デプロイ済みアプリケーション一覧」にメッセージが表示されますが、アプリケーションをアップデートすると表示は消えます。
■ ダッシュボード画面の例

■ AMF Cloudの管理画面の例

表 9:アイコン一覧
アイコン 説明
更新が可能であることを示します。
使用している.appファイルがないことを示します。
.appファイルの署名が確認できないことを示します。

Trap Receiver アプリケーションなど以前のパッケージとバージョンが変わらない場合は、旧パッケージのアプリケーションと判定されてしまい、表示されたままになることがあります。この状態でもアプリケーションの動作には影響しません。
表示を消すためには、アプリケーションを削除、再作成してください。

アップデートの手順

ここでは、AMF Security アプリケーションのアップデートを例に説明します。
Note
アプリケーションをアップデートするには、アプリケーションをいったん停止する必要があります。操作編「アプリケーションの停止と削除」/「アプリケーションの停止」を参照してください。
Note
ファームウェアファイルをアップロードしたあと、30秒以上経過してからアプリケーションのアップデートを実行してください。
  1. 画面左側メニュー欄で、「AMF Security」をクリックします。

  2. AMF Securityの管理画面が表示されますので、「バージョン更新」ボタンをクリックします。

  3. 新しいバージョンのファームウェアファイルを選択して、「適用」ボタンをクリックします。

  4. AMF Securityの管理画面に戻りますので、「起動」ボタンをクリックします。

  5. 「開く」ボタンが表示されたら、アプリケーションのアップデートおよび起動は完了です。画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの起動状態を保存します。

    Note
    Webブラウザーのキャッシュの影響によって設定画面が正常に表示されないことがあります。その場合は、キャッシュをクリアしてください。
以上で、AMF Security アプリケーションのアップデートは完了です。AMF Cloud、Vista Manager アプリケーションも同様にアップデートしてください。
Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートするには、「Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする」に進みます。

更新可能なアプリケーションをまとめてアップデートする


ここでは、更新可能なアプリケーションをまとめてアップデートする手順を説明します。
Vista Manager アプリケーションのアップデートを例に説明しますが、更新可能なアプリケーションはパッケージバージョンによって異なり、複数のアプリケーションをまとめてアップデートすることができます。
  1. 「ダッシュボード」画面を開き、「インスタンスを更新」ボタンが追加されていることを確認します。
    「VST-APL-x.x.x.bundle」ファイルをアップロードして、約2分後にブラウザーの再読み込みを行うことで、「インスタンスを更新」ボタンが表示されます。

    また、アプリケーションのアップデートができる場合は以下のような表示が出ます。

  2. 「ダッシュボード」画面で「インスタンスを更新」ボタンをクリックします。
    「インスタンスを更新」ダイアログが表示されますので、アップデートするアプリケーションのバージョンを確認します。
    アップデートできるアプリケーションには「アクション」項目にチェックボックスが表示され、チェックを付けるとアプリケーションを更新できます。

    Note
    アプリケーションが「実行中」または「停止済み」の場合に更新できます。
    また、アップデート対象のアプリケーション以外は更新ができないようになっています。
  3. 「インスタンスを更新」ダイアログで、「選択したものを更新」ボタンをクリックします。
    アップデートが開始され、「状態」項目に「更新中。」と表示されます。

  4. 「状態」項目に「このインスタンスは最新の状態です」と表示されたら、アップデートが完了です。
    画面右上の「X」ボタンをクリックして、「インスタンスを更新」ダイアログを閉じます。

  5. 「ダッシュボード」画面を開きます。
    各アプリケーションの「開く」ボタンが表示されたら起動完了です。
    アプリケーションが「実行中」のまま更新を行った場合は、自動でアプリケーションが起動されます。
    アプリケーションが「停止済み」のまま更新を行った場合は、手動でアプリケーションを起動してください。
    Note
    Vista Manager アプリケーションのアップデート後、はじめてVista Manager アプリケーションにアクセスすると、データベースのマイグレーションを促すダイアログが表示される場合があります。画面に従ってバックアップをダウンロード後、マイグレーションを実行してください。なお、マイグレーションには数分~数十分かかることがあります。
以上で、アプリケーションのアップデートは完了です。
Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートするには、「Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする」に進みます。

Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションをアップデートする


Wireless Controller、SNMP Plug-in アプリケーションは、ほかのアプリケーションのアップデートが終わったあとで、アップデートを行います。
アップデートの流れを次に示します。
  1. Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを停止・削除する
  2. 新しいWireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを有効化する
  3. AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)を再登録する
  4. AWCプラグインの外部IPアドレスを設定する(パッケージバージョン 3.5.3以前)
  5. AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする

Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを停止・削除する

  1. AT-VST-APLにログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)」をクリックします。
  3. Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)の管理画面が表示されますので、「停止」ボタンをクリックします。
  4. 「状態」の項目が「停止中」から「停止済み」になるまで待ちます。
  5. 状態が「停止済み」になりましたら、表示された「削除」ボタンをクリックして、Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)を削除します。

新しいWireless Controller(またはSNMP Plug-in)アプリケーションを有効化する

  1. AT-VST-APLにログインします。
  2. 画面左側メニュー欄で「Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)」をクリックします。
  3. Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)の管理画面が表示されますので、右端にある「有効化」ボタンをクリックします。
  4. アプリケーション設定画面における「イメージバージョン」右にある矢印をクリックし、新しい Wireless Controller(またはSNMP Plug-in)のバージョンを選択します。
  5. 「AT-VST-APL リファレンスマニュアル」の「アプリケーションの設定と起動 / 設定項目」を参照して設定し、「適用」ボタンをクリックします。
  6. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。

AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)を再登録する

  1. Vista Managerアプリケーションにログインし、「システム管理」/「プラグイン」画面を開きます。
  2. 「AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)」をクリックし、表示される「編集」ボタンをクリックします。
    「プラグインを登録」サイドパネルに旧バージョンのプラグインの登録内容が表示されます。
  3. 「サーバー URL」の入力内容を削除し、登録するプラグインに対応したURLを再入力します。
    https://(AWCプラグインサーバーのIPアドレス):5443/wireless_plugin
    https://(SNMPプラグインサーバーのIPアドレス):6443/NetManager
    
  4. 証明書フィンガープリントが更新されたら「フィンガープリントの一致を確認」ボタンをクリックします。

AWCプラグインの外部IPアドレスを設定する(パッケージバージョン 3.5.3以前)

パッケージバージョン 3.6.1以降では不要です。「AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする」に進みます。
  1. AWCプラグインメニューから「システム設定」を選択し、「システム設定」画面を開きます。
  2. 「IPアドレス設定」の「AWCプラグインの外部IPアドレス」欄にて、ドロップダウンリストから、AT-VST-APL上のWireless Controllerアプリケーション(AWCプラグイン)のIPアドレスを選択します。
  3. 「IPアドレス設定」右側の「保存」ボタンをクリックします。

AWCプラグイン(またはSNMPプラグイン)をリストアする

  1. Vista Manager アプリケーションにログインし、「プラグイン」/「システム設定」画面を開きます。
  2. 「システム管理」の「復元」ボタンをクリックします。
  3. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして、バックアップファイルを選択します。
  4. 「実行」ボタンをクリックします。
  5. 確認ダイアログが表示されますので、「OK」をクリックします。
  6. リストア完了のダイアログが表示されますので、「OK」をクリックします。
Note
AWCプラグインを以前のバージョンからアップデートした場合は、初回のAP管理時に無線APに対して設定適用が行われます。また、本動作により無線通信が一時的に停止しますのでご注意ください。