ANM には、バックアップユーティリティ / リストアユーティリティが付属しています。ネットワーク監視サーバーのデータ(MIB/アイコンファイルなど)や ログ管理機能(AlliedLogReporter)のデータ(DB や設定情報)を簡単にバックアップ・リストア(復元)できます。
ユーティリティでバックアップされる情報は以下の通りです。
バックアップユーティリティは、Windows のプログラムから「Alliedview NMS Standard Edition」→「ネットワーク監視ツール」→「バックアップ」の順に選択して起動できます。
Note
なるべく新しい情報をバックアップするために、バックアップユーティリティはバックアップの実行時にサーバーに情報のセーブを要求します。その際、タスク管理機能は再起動となり、実行中のタスクがある場合は、いったん中断となります。(情報のセーブ後にタスク管理機能は再起動され、動作中だったタスクは再開されます。)
Note
バックアップユーティリティは、ネットワーク監視サーバーが起動中でも実行できますが、バックアップする情報が最新にならない場合があります。(ユーティリティ起動時にこのことを示すメッセージが表示されます。)あらかじめサーバーを終了することにより、最新の情報をバックアップすることができます。
「ファイル名」にバックアップ先ファイル名を指定し、「実行」ボタンをクリックすると、ANM のデータファイルが、指定したファイル名の .cab ファイルとしてバックアップされます。「コメント」欄に日本語でメモを残すこともできます。
「閉じる」ボタンをクリックすると、ユーティリティを終了します。
バックアップユーティリティは、バッチ処理で実行できるよう、対話的ダイアログを表示せずに実行することができます。.cab ファイルは ANM をインストールしたディレクトリの Bin の下にあり、以下のように指定します。
smbackup.exe /s backup.cab [/c "コメント"]
/s | 指定が必須です。 |
backup.cab | バックアップ先ファイル名を拡張子「.cab」で指定します。既存のファイル名を指定すると上書きされますのでご注意ください。 |
/c "コメント" | 指定は任意です。コメントを指定することができます。複数行指定する場合、「\n」と入力することで改行を指定することができます。 |
Note
パラメーターエラーの場合、ダイアログが表示されてしまいます。
リストアユーティリティは、Windows のプログラムから「AlliedView NMS Standard Edition」→「ネットワーク監視ツール」→「リストア」の順に選択して起動できます。
「ファイル名」に、バックアップしておいた.cabファイルを指定して「OK」ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。
オプション項目を確認してから「実行」をクリックすると、データファイルのリストア(復元)が行われます。処理が完了すると、結果ダイアログが表示されます。