ネットワーク監視: ユーザーガイド
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3.6 Ping コマンドメニュー定義ユーティリティ

Ping コマンドメニュー定義ユーティリティは、ビューアー・マップで使用する「Ping コマンド」メニューを定義するユーティリティです。

ビューアー・マップの「Ping コマンド」のサブメニュー上に、Ping を送信するターゲットホストを追加/カスタマイズすることができます。これによって、トラブルの切り分けのために特定の機器に Ping を発行するといった使い方ができます。

Ping コマンドメニュー定義ユーティリティは、コントロールパネルの「ネットワーク監視機能のシステム設定」→「ユーティリティ」タブから起動できます。

ここで登録した項目をメニューから選択することで、デバイスに対してシステム標準のPing コマンドを実行できます(コマンドプロンプトのウィンドウが開きます)。

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項目

内容

メニュー内容 メニュー内容の追加・削除を行います。
メニュー項目名 メニューに表示される文字列を指定します。指定できる文字列は最大64バイト(全角文字の場合32文字)です。
「\t」で区切ることで、サブメニューを追加できます。例えば、メニュー文字列に「グループ1\tスイッチC」と「グループ1\tスイッチD」を指定して追加すると、「スイッチC」「スイッチD」がサブメニュー「グループ1」によって階層化されます。
サブメニューは4階層まで指定できます。
ターゲットホスト Ping ターゲットとなるホスト名または IPv4 アドレスを指定します。
追加 指定した項目を追加します。追加できるメニュー項目は最大50個です。
メニュー一覧 登録されているメニュー内容の一覧が表示されます。
上へ
メニュー項目を選択してからクリックすると、選択した項目の表示順序を上へ移動します。
下へ
メニュー項目を選択してからクリックすると、選択した項目の表示順序を下へ移動します。
メニューテスト
登録されている内容で、Ping コマンドメニューをテスト表示します。

3.7 カスタムツールメニュー定義ユーティリティ

カスタムツールメニュー定義ユーティリティは、ビューアー・マップ上のメニューに任意のコマンドを追加できるユーティリティです。

このユーティリティを使用すると、数回のクリックで任意のコマンドを実行できるようになるので、よく使用するコマンドを登録することにより操作性が向上します。

カスタムツールメニュー定義ユーティリティは、コントロールパネルの「ネットワーク監視機能のシステム設定」→「ユーティリティ」タブから起動できます。

メニューへの任意のコマンドの追加は、ビューアーまたはマップからでも設定できます。

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項目

内容

メニュー項目名

メニューに表示される文字列を指定します。指定できる文字列は最大64バイト(全角文字の場合32文字)です。
「\t」で区切ることで、サブメニューを追加できます。例えば、メニュー文字列に「管理\tTera Term」を指定して追加すると、「Tera Term」がサブメニュー「管理」によって階層化されます。
サブメニューは1階層につき10個まで登録でき、5階層まで作成できますが、メニュー項目全体で指定できる文字列は最大324バイト(全角文字の場合162文字)までです。

コマンド

実行するコマンドを指定します。
任意のコマンドを指定する場合は、「参照」ボタンをクリックし、実行ファイルを指定してください。フルパスで指定しない場合は、指定したコマンドにパスが通っている必要があります。
ドロップダウンリストから下記のコマンドを指定することもできます。(AlliedDeviceViewなどを指定する場合は、インストールされている必要があります)

  • 機器ビューアー(AlliedDeviceView)起動
  • MIB ブラウザー(Amigo)起動
  • TELNET 起動
  • TFTP クライアント起動
  • 機器のログ(AlliedLogReporter)起動
  • デバイスメンテナンス機能へのタスク登録
  • 機器へのファイル転送
  • 機器のコンフィグバックアップ
  • Ping コマンド実行
  • 経路情報コマンド実行
  • Webブラウザー(IE)起動
  • TFTP サーバー起動

パラメーター

コマンドのパラメーターを入力します(必須ではありません)。「%ip」「%ipv4」「%ipv6」のいずれかを指定すると、ターゲットとなっている IP アドレスを取得して実行します。対象となる機器ノードに IPv4 と IPv6 のアドレスが指定されている場合は、IPv4 のアドレスが優先されます。例えば、コマンドで「機器ビューアー(AlliedDeviceView)を起動」を選択した場合、パラメーターには「-TargetHost %ip」を設定します。選択されているデバイスの IP アドレスが 192.168.1.11 の場合は「-TargetHost 192.168.1.11」を設定します。
「%mac」を指定すると、ターゲットとなっている MAC アドレスを取得して実行します。対象となる機器ノードに IPv4、IPv6 アドレス、MAC アドレスが指定されている場合の優先順位は、IPv4 → IPv6 → MAC アドレスとなります。

追加・編集・削除・テスト実行ボタン

追加−メニュー内で設定した内容が、新規に追加されます。
編集−選択・表示されているメニュー内容を編集できます。
削除−選択したメニューを削除できます。
テスト実行−選択されている(メニューの)コマンドをテストします。

メニュー一覧

現在の定義内容が表示されます。

上へ・下へ

メニューの表示順番を変更できます。

メニューテスト

現在定義されている内容で、メニュー表示のテストができます。

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Note
ビューアー・マップが起動していると編集した内容はすぐに反映されません。編集を反映させるには、ビューアー・マップを再起動する必要があります。

Note
64ビット環境のプログラムは、このメニューから起動できない場合があります。

メニュー項目の実行時に「IP アドレスの入力」ダイアログが表示された場合は、相手先の IP アドレスを入力してください。

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