デバイスメンテナンス: ユーザーガイド
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3.3 タスク情報

タスク単位で共通の動作を行う項目の設定を定義します。

タスク情報
タスク情報

設定項目は以下のとおりです。

CSV 生成
コンフィグファイルと定型ファイルを比較し、定型ファイル中で指定されたデリミタで囲まれた項目名に一致した場所の文字列をコンフィグファイルから抽出し、CSV ファイルに出力します。
コンフィグ保存設定
操作定義で「コンフィグファイルのバックアップの実行」を有効に選択した場合の動作を定義します。

以下に使用例を示します。

タスクで「コンフィグファイルのバックアップの実行」を行うことで取得したコンフィグファイルと、あらかじめ作成しておいた定型ファイルを使用して、コンフィグファイル中に記述されているパラメーターを抜き出し CSV ファイルを作成しすることができます。

本機能は、取得したコンフィグファイルと定型ファイルとを比較し、定型ファイル中で指定されたデリミタで囲まれた項目名に一致した場所の文字列をコンフィグファイルから抽出し、CSV ファイルに出力します。

Note
本機能をご使用になるには、タスク設定において「コンフィグファイルのバックアップの実行」が設定されている必要があります。

ここでは、次のような環境を例に説明します。

  1. まずはじめに AT-x510-52GTX に設定できるコンフィグファイルを用意します。このファイルを20台に設定するコンフィグファイルのひな形「定型ファイル」とします。
  2. 定型ファイルをテキストエディターで開き、1行目に
    <delimiter> % </delimiter>
    と記述します。

    テキストエディター

  3. 次に定型ファイル内で #SYSTEM configuration, #IP configuration, #SNMP configuration の設定に次のように記述します。 本来、system location, IP アドレス、SNMP コミュニティ名を記述する箇所に"SystemLocation", "IP アドレス", "SNMP コミュニティ名"というキーワードを <delimiter> で指定した % で囲みます。
    定型ファイルの作成はこれで終わりです。

    テキストエディター

    テキストエディター

    テキストエディター

  4. タスクの設定を行います。
    「タスク情報」タブにおいて、「CSV 生成を実行」にチェックをし、作成した定型ファイルのパス、および作成する CSV ファイルのパスを設定します。

    「タスク情報」タブ

  5. 次に「コンフィグファイルのバックアップの実行」の設定を行います。
    「定義詳細」タブで「コンフィグファイルのバックアップの実行」にチェックをし、適当な定義名を付けて保存します。

    「定義詳細」タブ

  6. タスクに登録されている AT-x510-52GTX の IP アドレスすべてに上述5で作成した定義を設定します。

    「定義リスト」タブ

  7. 作成したタスクを実行します。すると、以下のようにタスクの実行が終わった時点で CSV 生成処理が実行されます。

    タスク実行

  8. 生成された CSV ファイルを表計算ソフトで開きます。すると、以下のようにファイル内容が表示されます。

    表計算

CSV 生成において、以下の場合はエラーとなりCSV生成が中断されます。

また、以下の場合は警告となりますが、処理は継続されます。

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