ログ管理: ユーザーガイド
前へ 次へ 目次

4.3.1 データ設定

読み込み
データ設定情報ファイルを読み込みます。

名前を付けて保存
現在の設定をファイルに保存します。ファイルは ALR 下の決められたディレクトリに保存されます。任意のディレクトリに保存することはできません。

上書き保存

設定リストに表示されている名前のファイルに上書き保存します。

設定リスト
保存されている設定リストを最大20個まで表示します。リストから設定リストを選択すると、設定内容に従ってデータ設定ダイアログの設定内容を変更します。

Note
保存時に選択していた DB が DB 接続一覧にない場合や一部しかない場合がありますので、必ず保存時の DB が存在し、チェックが付いていることを確認してください。また、接続先 DB を変更する場合には、分割文字列が正しいかどうかも確認してください。

適用ボタン
上書き保存を行うと同時に ReportView に結果を表示します。

4.3.1.1 DB 接続

表示対象となる DB を選択してください。ALR はデータを受信すると、DB 名が「slr」の名前の DB に書き込みます。インストール直後はこの DB のみ存在します。

データベース一覧
検索対象とするデータベースを指定します。データベース名が データベース一覧に表示されるので、対象としたいデータベースにチェックを入れます。チェックしたデータベースに含まれるデータの日付は、シーケンシャルになっていなければなりません。あるデータベースと別のデータベースのデータの日付が重なっている場合にはエラーとなります。
時間範囲
データベースに入っているデータの受信時刻の範囲を示します。
データ件数
データベースに入っているデータ数を示します。

Note
指定したデータベースの数に比例して検索する対象データ数が増えるため、検索が終了するまでに時間がかかります。時間は、検索条件と対象データ数に依存します。

4.3.1.2 検索方法

検索範囲指定
グラフ検索方法−検索個数
グラフ検索方法−検索方法

4.3.1.3 検索フィルター

テーブルやグラフに表示するデータを絞り込むために、各種フィルターを設定できます。
各チェックボックスにチェックを入れることにより、対応するタブが操作可能となり定義内容も有効となります。チェックを外すと定義内容は無効となります。

フィルターを有効にする
フィルター全体の有効/無効を指定します。
また、各タブの設定を行うには、タブに対応したチェックボックスをチェックを入れる必要があります。設定を行っても、チェックが入っていないと有効になりません。

4.3.1.4 項目名選択

グラフ表示の際に、凡例に何を使用するかを指定します。凡例となる項目数が1000個を越える場合には、エラーメッセージダイアログが表示されグラフは表示されません。この場合には、フィルターで対象となるデータをさらに絞り込んでください。
1000個以内の場合には、検索方法の「上位 n個」で指定した個数(最大100個)が表示されます。

Note
項目数が多い場合には項目名を凡例表示領域に表示しきれませんが、その場合でもスナップショットによる CSV データ等には保存されます。

IP アドレス+表示名
IP アドレスを選択し、「表示名を併記」チェックボックスにチェックを入れると、IP アドレスに表示名を併記して表示することができます。
表示名+IP アドレス
表示名を選択し、「IP アドレスを併記」チェックボックスにチェックを入れると、表示名に IP アドレスを併記して表示することができます。
ホスト名+ドメイン名
ホスト名を選択し、「ドメイン名を使用」チェックボックスにチェックを入れると、ホスト名をドメイン名まで含んだ形式で表示します。
ファシリティ+変換表示
ファシリティを選択し、「変換表示」チェックボックスにチェックを入れた場合には、ファシリティを数字でなく名前で表示します。ファシリティを選択していない場合でも、「変換表示」チェックボックスにチェックを入れた場合には、テーブル表示ではファシリティを数字でなく名前で表示します。
セビリティ+変換表示
セビリティを選択し、「変換表示」チェックボックスにチェックを入れた場合には、セビリティを数字でなく名前で表示します。セビリティを選択していない場合でも、「変換表示」チェックボックスにチェックを入れた場合には、テーブル表示ではセビリティを数字でなく名前で表示します。
フィールド
フィールドを選択した場合には、フィールド名を指定しなければなりません。また、事前にメッセージ分割でフィールドに分割しておく必要があります。

4.3.1.5 メッセージ分割

syslog メッセージ(Content)中には決まった形式でメッセージが送信される場合があり、メッセージの一部分をキーとして集計したい場合があります。その場合には、メッセージをいくつかに分割して集計のキーにすることができます。決まった形式で存在するメッセージを分割するために、分割文字列を指定します。分割文字列で分割された文字列は、フィールドと呼びます。フィールドの文字列は、項目名として指定できます。分割文字列をフィールドに含めて表示したい場合には、「分割文字列を表示に含める」にチェックを入れてください。

分割文字列にチェックを入れた場合は、必ず文字列を入力してください。入力しない状態では、「OK」ボタンまたは「適用」ボタンをクリックすることはできません。

ALR は、分割文字列 n で分割された文字列は、フィールド n とフィールド n + 1 の名前のフィールドに分割されたものと認識します。例を以下に示します。


例1:
メッセージ部分が以下の場合に、「分割文字列 1」で“$$”を指定すると ALR はメッセージの先頭から検索し、“$$”を含む部分までをフィールド 1 と認識し、それ以降をフィールド 2 とします。

abc$$def => フィールド 1 は“abc$$”、フィールド 2 は“def”

abc$$def$$ghi =>フィールド 1 は“abc$$”、フィールド 2 は“def$$ghi”

例2:
ghi をフィールド 3 と定義したい場合には、「分割文字列 2」でも“$$”を指定します。

abc$$def => 分割文字列 1 は存在しますが、分割文字列 2 は存在しませんので、カウント対象となりません。指定された分割文字列全てを含むメッセージのみカウント対象となります。

abc$$def$$ghi =>フィールド 1 は“abc$$”、フィールド 2 は“def$$”、フィールド 3 は“ghi”
メッセージ中に該当する分割文字列が存在しない場合には、全ての文字列がフィールド 1 と認識されます。

Note
分割文字列は、「分割文字列 1」の次に「分割文字列 2」、「分割文字列 2」の次に「分割文字列 3」というように順番に指定してください。例えば「分割文字列 4」だけ指定するような指定はしないでください。

Note
項目名選択で「フィールド」を選択した状態で、メッセージ分割のチェックを外すとエラーメッセージが表示され、項目名は自動的に「IP アドレス」に変更されます。

4.3.1.6 フィールド名

メッセージ分割を行った場合に、テーブル中のフィールド列に対して任意の名前を付けることができます。

4.3.1.7 テーブル表示

テーブルに表示する項目を指定します。

(C) 2014-2016 アライドテレシスホールディングス株式会社
613-001924 Rev.D