SwimAdminCentral: ユーザーズガイド
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3.2.5 「ファイル情報」定義

「ファイル情報」定義は、管理対象機器に転送するファイルを指定するための設定項目です。

「操作」定義で「バージョン確認」、「フラッシュ上ファイルの削除」、「転送処理の実行」、「転送後サイズの確認」、「ライセンスの付与」、「再起動処理」のいずれにもチェックを付けていない場合、「ファイル情報」定義は使用されません。

ファイル転送に外部サーバー(SACが動作しているのとは別のコンピューター上のHTTP/TFTP/FTPサーバー)を使う場合、「ファイル情報」定義で指定するファイルは該当サーバーのルートディレクトリにあるものとみなされます。

Note
各指定のファイル名の指定は、参照ボタンによるダイアログを使用して指定してください(直接パスを入力しないでください)。また、ファイル名の指定と同時に指定されたファイルは「サーバー設定」の「ルートディレクトリ」で指定されたディレクトリにコピーされます。したがって、異なるファイル情報定義で同じファイル名を指定した場合には後から指定したファイルで上書きされます。実行後に「ルートディレクトリ」にコピーされるのではありませんのでご注意ください。

「ファイル情報」定義
「ファイル情報」定義

「ファイル情報」定義
「ファイル情報」定義(SwitchBlade 7800S, 5400Sの場合)

設定項目は以下のとおりです。

インポート

弊社配布のファームウェアセットの中身をすべて転送したい場合、本ボタンをクリックしてください。ファイル選択ダイアログでファームウェアセットに含まれている .ini ファイルを指定すると、「ファームウェア設定」「パッチファイル設定」「ヘルプファイル設定」の各欄が自動的に埋まります。
このとき、iniファイルに記述されているファームウェア、パッチファイル、ヘルプファイルが、「サーバー設定」の「ルートディレクトリ」で指定されたディレクトリにコピーされます。

Note
ファームウェアセットに含まれるファイルはすべて同じディレクトリに置いてください。

ファームウェア設定
ファームウェアを機器へ設定する前に、ライセンスの付与を行い、ファームウェアを有効にしておいてください。

転送するファームウェアファイル(リリースファイル)(拡張子: .rez、.img、.pkg、.bin、.tgz)を指定します。「参照」ボタンをクリックすると、ファイル選択ダイアログから指定できます。拡張子が .rez のファイルでも「バージョン」が自動で埋まらないものもあります。その際は手で入力してください。

「バージョン」欄には必ずなんらかの文字列を入力してください(空欄のままだと定義を保存できません)。
「操作」定義の「バージョン確認」にチェックを付けていない場合、同欄は使用されませんので任意の文字列を入力してかまいません。
「バージョン確認」にチェックを付けている場合は、機器のコンソールからSHOW DIAGまたはSHOW SYSTEMを実行したときに表示される「Version 4.1.4J B03」のような文字列から「Version 」を除いた部分(ここでは「4.1.4J B03」)を入力してください。

「機器へ設定する」にチェックを付けるとSET INSTALLコマンドを実行します。ファイル転送後、またはサイズ比較後にファイルを有効化します。

また、機種にSwitchBlade 7800S、SwitchBlade 5400Sを選択していると、以下の設定を行うことが可能になります。

ファームウェアを機器へ設定する際のオプション「pref」または「temp」はパッチファイルを機器へ設定する際のオプションと同じものを選択してください。

Note
拡張子が .rez のファイルの「ファイルサイズ」は、機器に転送した後のファイルサイズです。転送前のサイズではありませんのでご注意ください。

パッチファイル設定
転送するパッチファイル(.paz)を指定します。「参照」ボタンをクリックすると、ファイル選択ダイアログから指定できます。このとき、「ファイルサイズ」、「バージョン」の各欄は自動的に埋まります。

「機器へ設定する」にチェックを付けるとSET INSTALLコマンドを実行します。ファイル転送後、またはサイズ比較後にファイルを有効化します。

パッチファイルを機器へ設定する際のオプション「pref」または「temp」はファームウェアを機器へ設定する際のオプションと同じものを選択してください。

Note
パッチファイルの「ファイルサイズ」は、機器に転送した後のファイルサイズです。転送前のサイズではありませんのでご注意ください。

ヘルプファイル設定
転送するヘルプファイル(.hlp)を指定します。「参照」ボタンをクリックすると、ファイル選択ダイアログから指定できます。このとき、「ファイルサイズ」欄は自動的に埋まります。
コンフィグファイル設定
転送するコンフィグファイル(.cfg、.txtなど)を指定します。「ファイル指定」を選択しているときはファイル選択ダイアログから、「DBのコンフィグを使用」を選択している場合はコンフィグ表示ダイアログから指定できます。このとき、「ファイルサイズ」欄は自動的に埋まります。

「機器へ設定する」にチェックを付けるとSET CONFIGコマンドを実行します。ファイル転送後、またはサイズ比較後にファイルを有効化します。

また、機器にSwitchBlade 7800S、SwitchBlade 5400Sを選択していると、以下の設定を行うことが可能になります。

「設定前に使用していたファイルを削除する」にチェックを付けると、ファイルを有効化した後、以前使用していたコンフィグファイルを削除します。

設定前に使用していたファイルの削除には、以下の2つの削除タイミングを指定できます。

その他ファイル設定

上記以外のファイルを転送したいときは、本チェックボックスにチェックを付け、「追加」ボタンを使って「その他ファイル一覧」にファイルを追加してください。

追加
「その他ファイル一覧」にファイルを追加します。
削除
「その他ファイル一覧」からファイルを削除します。
全て選択
「その他ファイル一覧」内のファイルをすべて選択します。
全て解除
「その他ファイル一覧」内のファイルの選択をすべて解除します。
転送
「その他ファイル一覧」内のファイルのうち、実際に転送するものにチェックを付けてください。
参照
「参照」ボタンでファイルを指定した場合、指定したファイルが、「サーバー設定」の「ルートディレクトリ」で指定されたディレクトリにコピーされます。ただし、既にサーバーのルートディレクトリに同名のファイルが存在していた場合は、上書きします。
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