SwimAdminCentral: ユーザーズガイド
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5.6 設定

タスクビューの「設定」メニューからは、SACのユーザー設定とSACの動作設定が行えます。

5.6.1 ユーザー管理

「ユーザー管理」を選択すると、「ユーザ管理」ダイアログが表示され、SACユーザーの追加と削除、既存ユーザーのパスワード変更を行えます。

「ユーザ管理」ダイアログ
「ユーザ管理」ダイアログ

SAC起動時にはログイン画面が表示され、本ダイアログで登録したユーザー名とパスワードを入力しないと SACを利用できません。インストール直後は、「Administrator」という名前のユーザーがデフォルトで登録されています(パスワードはなし)。初回ログイン時はこのユーザーでログインしてください。

SACのユーザーアカウントは、OSやネットワーク機器のユーザーアカウントとは関係ありません。SACのユーザーアカウントは、SACの利用を許可するか判断するためと、タスクの実行者をログに記録するためだけに使用されます。ユーザー間での権限の違いはありません。タスクや定義、基本設定などはすべてのユーザーで共有されます。ユーザーごとに専用のタスクを作成したり、異なる基本設定を持つことはできません。

ユーザー名、パスワードは大文字小文字を区別します。

このダイアログで行える操作は次のとおりです。

ユーザーを追加する
「ユーザ名」に追加したいユーザーの名前を、「パスワード」と「パスワードの確認」にパスワードを入力し、「OK」か「更新」をクリックしてください。確認のダイアログが表示されるので、追加するなら「はい」を、追加をとりやめるなら「いいえ」をクリックしてください。
ユーザーを削除する
「登録ユーザ一覧」で削除したいユーザーを選択し、「削除」をクリックしてください。確認のダイアログが表示されるので、削除するなら「はい」を、削除をとりやめるなら「いいえ」をクリックしてください。
パスワードを変更する
「登録ユーザ一覧」でパスワードを変更したいユーザーを選択してください。「ユーザ名」に選択したユーザーの名前が表示されるので、「パスワード」と「パスワードの確認」に新しいパスワードを入力し、「OK」か「更新」をクリックします。確認のダイアログが表示されるので、変更するなら「はい」を、変更をとりやめるなら「いいえ」をクリックしてください。
ダイアログを閉じる
「閉じる」をクリックしてください。また、ユーザー追加時とパスワード変更時に(「更新」ではなく)「OK」をクリックし、その後の確認ダイアログで「はい」を選択した場合もダイアログが閉じます(確認ダイアログで「いいえ」を選択したときは閉じません)。

5.6.2 基本設定

「基本設定」を選択すると、「基本設定」ダイアログが表示され、SACの動作を規定する各種パラメーターを変更できます。

5.6.2.1 Ping設定

「Ping設定」タブでは、「ツール」→「Ping」実行時の動作を変更できます。

Ping設定
Ping設定

設定項目は以下のとおりです。

送信回数
Pingパケットの送信回数を指定します。
送信間隔
Pingパケットの送信間隔(ミリ秒)を指定します。
タイムアウト値
個々のPingパケットに対する応答待ち時間(ミリ秒)を指定します。

5.6.2.2 TELNET設定

「TELNET設定」タブでは、「ツール」→「TELNET」実行時の動作を変更できます。

TELNET設定
TELNET設定

設定項目は以下のとおりです。

実行ファイルのパス
Telnet クライアントプログラムの実行ファイル名(絶対パス)を指定します。ファイル名の後に引数を記述することも可能です。「%ip」と記述しておくと、Telnetプログラム起動時に、その部分がタスクビュー、ステータスビュー、ログビュー上で選択している機器のIPアドレスに置換されます。

Note
WindowsのTelnetをご使用になりたい場合は [SACのインストールディレクトリ]\bin\sactelnet.bat を指定してください。また、空白を含む場合は、パス全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
なお、Windowsの64ビットOSでは、WindowsのTelnet機能は使用できません。

5.6.2.3 ディスク残量警告

「ディスク残量警告」タブでは、データベース(DB)が置かれているディスクの空き容量が少なくなったときの動作を変更できます。

ディスク残量警告
ディスク残量警告

ディスクの空き容量が少なくなったときの動作には、次の2つがあります。それぞれについて、しきい値をMB単位で設定することができます。空き容量がしきい値を下回ると、指定の動作が自動的に実行されます。

「警告」「SAC停止」とも、通知方法の選択肢は同じです。

ダイアログ表示
警告・通知のダイアログを表示します。
外部コマンド実行
指定されたコマンド(プログラム)を実行します。本項目を選択すると、コマンドを指定するための入力欄が表示されるので、コマンドのパス名を指定してください。「参照」ボタンをクリックすれば、ファイル選択ダイアログからコマンドを選択できます。また、「テスト」ボタンをクリックすると、コマンドを試験的に実行できます。

「外部コマンド実行」選択時の設定項目
「外部コマンド実行」選択時の設定項目

メール送信
指定に従ってメールを送信します。本項目を選択すると、メール送信に必要な各種情報の入力欄が表示されるので、適宜入力してください。

「メール送信」選択時の設定項目
「メール送信」選択時の設定項目

各項目の意味は以下のとおりです。

SMTPサーバー名
送信用メールサーバー(SMTPサーバー)のホスト名またはIPアドレスを指定します。
送信者名
SMTP認証で使用するユーザー名(SMTP認証ID)を指定します。SMTP認証を使わない場合は入力不要です。
送信元
送信者のメールアドレス(From)を指定します。
宛先
宛先のメールアドレス(To)を指定します。
表題
メールの表題(Subject)を指定します。
ファイル
メールの本文となるテキストファイルを指定します。「参照」ボタンをクリックして、ファイル選択ダイアログから指定することもできます。

Note
バイナリーファイルなどを指定しないでください。

5.6.2.4 ログDB切り替え

「ログDB切り替え」タブでは、ログデータベース(ログDB)自動切り替えのオン・オフ、自動切り替えの条件変更を行えます。

ログDB切り替え
ログDB切り替え

各項目の意味は以下のとおりです。

ログDBの自動切り替えを行う
本項目をチェックすると、ログDBのレコード数が指定値に達したとき、あるいは、ログDBのサイズが指定値に達したときに、DBを自動的に切り替えるようになります。選択肢は次のとおりです。

5.6.2.5 外部コマンド

「外部コマンド」タブでは、SACのオンラインマニュアルを参照するために使う Web ブラウザーの実行ファイルを指定します。

外部コマンド
外部コマンド

各項目の意味は以下のとおりです。

Webブラウザ
Webブラウザーの実行ファイル名(絶対パス)を指定します。

5.6.2.6 タスク/ジョブ設定

タスクまたはジョブ全体に関わる内容を設定します。

タスク/ジョブ設定
タスク/ジョブ設定

各項目の意味は以下のとおりです。

中断検出
操作結果にNGを含むIPアドレスの数が指定された数に到達したときに、実行中のタスクまたはジョブを停止します。同時に複数のタスク/ジョブを実行している場合には、実行中のタスク/ジョブのNGを含むIPアドレスの数の合計により判断されます。したがって、たとえば回数が5と指定されており、タスクが3つ同時に実行されている場合に、あるタスクでのみ5個のIPアドレスでNGを含んでいる結果が検出されると、そのタスクのみでなく他の2つのタスクも停止します。タスク/ジョブの停止は、実行中のIPアドレスに関するすべての操作が完了した時点で停止します。
同時実行タスク数設定
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