SwimAdminCentral: インストールガイド

インストールガイド

本インストールガイドでは、CentreNET SwimAdminCentral(以下、SAC)の動作環境、インストール方法、環境設定などについて説明します。インストール前に必ずご一読ください。また、「リリースノート」も合わせてお読みくださいますようお願い申し上げます。

1 動作環境

SACをインストールする前に、お客様のコンピューター環境が以下の要件を満たしていることを確認してください。

また、「リリースノート」「注意事項」などをよくお読みください。

ハードウェア PC/AT(DOS/V)互換機(OADG仕様)、1GB以上のメモリー搭載(2GB以上推奨)
CPU※1 Pentium 1GHz以上(2GHz以上推奨)
対応OS※2
  • Windows 2000(SP4 以降)
  • Windows XP Professional(SP1 以降)
  • Windows XP Professional x64 Edition(SP2 以降)
  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2003 x64 Edition(SP2 以降)
  • Windows Vista
  • Windows Vista 64ビット版
  • Windows Server 2008(x86)
  • Windows Server 2008(x64)
ディスプレイ 1024x768ドット以上、256色以上
インストールに必要なハードディスク容量 150MB以上の空き領域(インストール中は一時的に300MB以上必要)

※1:マルチCPUの場合、2CPU(ソケット単位)までの対応です。

※2:Windows Vista Home Basic / Home Premium は未サポートです。各OSは日本語版のみのサポートです。64ビット版Windowsでは、WOW64サブシステム(32ビットエミュレータ)上で動作します。

2 インストール

SAC のインストール手順について説明します。

Note
SwimSuite S パックに同梱されている SACライセンスでご利用になる場合には、 SwimRadius と同じPCにインストールしてご使用ください。また、同梱されてい る SwimLogReporter を先にインストールしてから、後で SAC をインストールし てください。SwimSuite Sとしてご利用になる場合には、SwimRadiusのインストー ルガイドおよびリリースノートもあわせてご参照ください。

2.1 新規インストール

SAC の新規インストールは、以下の手順で行います。

Note
すでに以前のバージョンの SAC がインストールされている場合は、いったん旧バージョンをアンインストールしてから、新バージョンのインストールを行う必要があります。詳しくは「アップグレードインストール」をご覧ください。

  1. インストールを始める前に、作業中のユーザーアカウントの権限を確認してください。SAC をインストールするには、Administrators グループのユーザー(Administratorなど)でログオンしてください。
  2. セットアップファイルを実行します。

    ファイル名は、sac14p0w.exe のようになります。

    Note
    sacXXpYz の XX はバージョン(X.X)、Y はパッチレベル、z は対象 OS(w = Windows)を示しています。

  3. しばらく待つと GUI ベースのインストーラーが起動します。「次へ」をクリックしてください。

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    SwimAdminCentralインストーラー

  4. プログラムご使用条件に同意いただけましたら、「同意する」を選択し、「次へ」をクリックしてください。

    images/si_0040.png
    プログラムご使用条件

  5. お手持ちのライセンスのシリアル番号と認証キーを入力して、「次へ」をクリックしてください。

    images/si_0050.png
    シリアル番号・認証キー入力画面

  6. 追加ライセンスをお持ちの場合は、そのシリアル番号と認証キーを入力して「追加」をクリックしてください。複数の追加ライセンスをお持ちの場合は、入力と「追加」を繰り返し、すべて入力し終わったら「次へ」をクリックしてください。

    追加ライセンスをお持ちでない方は、何も入力せずに「次へ」をクリックしてください。

    Note
    追加ライセンスは、インストール後に登録(有効化)することも可能です。

    images/si_0060.png
    追加ライセンス入力画面

  7. 管理対象機器とのファイル転送に、SAC 付属の HTTP/TFTP サーバーを使用するかどうかを選択します。ファイル転送に使うサーバーに関しては、次の選択肢があります。

    それぞれの場合の手順は次のとおりです。

  8. プログラムアイコン(ショートカット)の追加先(プログラムフォルダー)を指定し、「次へ」をクリックしてください。

    images/si_0080.png
    プログラムフォルダー指定画面

  9. インストール先のディレクトリーを指定し、「次へ」をクリックしてください。デフォルトでは「C:\Program Files\Allied Telesis\SwimAdminCentral」になります。ディレクトリーには日本語文字を含まないでください。

    images/si_0090.png
    インストール先フォルダー指定画面

  10. 確認画面が表示されるので、「次へ」をクリックしてください。実際のインストール処理が開始されます。処理中は進行状況が画面に表示されます。

    images/si_0100.png
    インストール確認画面

  11. しばらく待つと次の画面が表示されます。「終了」をクリックしてインストールを完了してください。

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    インストール終了

2.2 アップグレードインストール

すでに以前のバージョンの SAC がインストールされている場合は、いったん旧バージョンをアンインストールしてから、新バージョンのインストールを行う必要があります。

Note
1.3 pl 0 以降へのアップグレード後に作成される各データおよび設定は、1.2 pl 0以前へダウングレードして復元することはできません。

アップグレードインストールを行う際に、以前のバージョンのログDBが存在すると、そのログDBはインストール時に自動的に切り替えられるので注意をしてください。

SAC のアップグレードインストールは、以下の手順で行ってください。

  1. 旧バージョンでタスク定義をバックアップ(エクスポート)します。

    旧バージョンを起動し、「ファイル」→「エクスポート」→「タスク定義のエクスポート」で、すべてのタスクをバックアップしてください。

  2. 旧バージョンをアンインストールします。

    「アンインストール」の手順に従って、旧バージョンをアンインストールしてください。

    Note
    アンインストール後、旧バージョンのインストールディレクトリーを手動で削除してください。『4 アンインストール』をご覧ください。

  3. 新バージョンを新規インストールします。

    「インストール」の手順に従って、新バージョンをインストールしてください(新規インストールと同じ手順です)。

  4. 新バージョンにタスク定義を復元(インポート)します。

    新バージョンを起動し、「ファイル」→「インポート」→「タスク定義のインポート」を使って、バックアップしたタスクを復元してください。

    Note
    ログイン時のユーザー名とパスワードには、初期値(ユーザー名「Administrator」、パスワードなし)をお使いください。
    本手順に従ってアップグレードインストールした場合、タスクビューの「設定」メニューで変更した SAC のユーザー設定と基本設定(動作設定)は失われます(初期値に戻ります)。

  5. 管理対象機器の機種名を指定します。

    「タスクリスト」タブの「定義リスト」タブで、管理対象機器(IPアドレス)の「機種名」を指定してください。「タスク」→「機種名全取得」で自動取得することもできます。

Note
上記の手順に従ってアップグレードインストールした場合であっても、タスクビューの「設定」メニューで変更した SAC のユーザー設定と基本設定(動作設定)は失われます(初期値に戻ります)。あらかじめご了承ください。

3 インストール後の設定

ここでは、SAC インストール後に必要な初期設定について解説します。

3.1 Windows Vista / Windows Server 2008の設定

SACをWindows Vista、またはWindows Server 2008へインストールした際には、以下の設定を行う必要があります。

  1. 以下のディレクトリーに移動してください。

    C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\CentreNET SwimAdminCentral

    上記パス内「CentreNET SwimAdminCentral」はインストール時に指定した名前によって変化しますのでご注意ください。

  2. 以下の画面のように、ショートカット「SwimAdminCentral」をマウスで選択し、右クリック→「プロパティ」を選択してください。

    images/si_0112.png
    ショートカット「SwimAdminCentral」のプロパティ

  3. 開かれた「SwimAdminCentralのプロパティ」ダイアログにて、「ショートカット」タブ内の「詳細設定」ボタンを押してください。

    images/si_0114.png
    「SwimAdminCentralのプロパティ」ダイアログ

  4. 以下のように「詳細プロパティ」ダイアログが表示されます。 この中にある「管理者として実行」にチェックを入れ「OK」ボタンを押してください。

    images/si_0116.png
    「詳細プロパティ」ダイアログ

  5. 「SwimAdminCentralのプロパティ」ダイアログに戻りますので、「OK」ボタンを押してください。
  6. 上記と同様の設定を「サーバー」ディレクトリー配下にある以下のショートカットにも適用してください。

    images/si_0118.png
    「サーバー」ディレクトリー

4 ライセンスについて

ここでは、ライセンスについて説明します。

4.1 お試し版

弊社Webサイトでは、SACのお試し版を無償で提供しています。お試し版ライセンスは、インストール後30日間を過ぎた時点で使用できなくなります。

ライセンス(正式版)をご購入いただくと、弊社よりシリアル番号および認証キーを入手できます。入手したシリアル番号および認証キーを入力していただくと、正式にSACをご使用いただけます。すでにお試し版をインストール済みの場合、アンインストールを行わずに正式版へ移行できます。

ライセンスの種類に関する詳細やご購入方法については、弊社Webサイトをご参照ください。

http://www.allied-telesis.co.jp/

4.2 正式版への移行

お試し版から正式版(ご購入いただいたライセンス)への移行は、以下の手順で行います。

  1. SAC を起動してください。
  2. メニューバーから「ヘルプ」→「追加ライセンス登録」の順に選択してください。
  3. 「追加ライセンス登録」ダイアログが表示されます。リスト内に登録されているお試し版のシリアル番号を選択して「削除」をクリックしてください。リストからお試し版シリアル番号が削除されます。

    images/si_0120.png
    お試し版の削除

  4. 「シリアル番号」、「認証キー」に正式版のシリアル番号、認証キーを入力し、「追加」をクリックしてください。 また、追加ライセンスをお持ちの場合は、ここで同時に登録を行うことができます。

    Note
    「登録 IPアドレス数」をサポートできるライセンスを入力してください。

    images/si_0122.png
    正式版の登録

  5. 「OK」をクリックして「追加ライセンス登録」ダイアログを閉じてください。

5 アンインストール

SAC をアンインストールする方法について説明します。

Note
SwimLogReporterなど、他のSwimシリーズ製品が動作している場合にはすべて終了させてください。

5.1 アンインストール方法

インストール時と同じユーザーでログオンし、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」からアンインストールしてください。

Note
インストールディレクトリーは削除されません。必要に応じ、手動で削除してください。
特にアップグレードインストール時は、旧バージョンをアンインストールしたのち、旧バージョンのインストールディレクトリーを手動で削除してから、新バージョンのインストールに進んでください。
デフォルトのインストールディレクトリーは「C:\Program Files\Allied Telesis\SwimAdminCentral」です。

5.2 環境を残してアンインストール

  1. SACの「タスクビュー」のメニューバーから「ログ」−「ログDB」−「切り替え」を選択します。
  2. アンインストーラーを実行します。

    途中で「〜がシステムに存在し、インストール以降に変更されています。このファイルを除去しますか?」のメッセージが表示された場合、「すべていいえ」を選択します。

  3. 同じインストールディレクトリーに再インストールする際に、「〜がシステムに存在します。このファイルはインストール中のものより新しいものです。このファイルを置換しますか?」のメッセージが表示された場合、「すべていいえ」を選択します。

Note
アップグレードインストールインストールの場合は、「アップグレードインストール」に従ってインストールしてください。

5.3 バックアップ(エクスポート)しないでアンインストールした場合

アップグレードインストールの場合はタスク定義をバックアップ(エクスポート)しておくことが前提となりますが、バックアップ(エクスポート)しないでアンインストールしてしまった場合は以下の手順でDBを上書きしてください。

  1. アップグレードインストールします。インストールディレクトリーは旧バージョンと同じディレクトリーを指定してください。このときに、ファイルの上書き確認ダイアログが表示されますので、「すべていいえ」(上書きしない)を選択してください。
  2. SACを起動します。このとき、定義の保存確認ダイアログが表示されることがあります。その際は、「いいえ」を選択してください。
  3. メニュー「ファイル」→「エクスポート」→「タスク定義のエクスポート」ですべてのタスクをバックアップしてください。
  4. 「タスク」→「タスクDBクリア」で、一度すべてのタスク定義を削除し、「ファイル」→「インポート」→「タスク定義のインポート」で手順 3. でバックアップしたタスク定義を復元してください。
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