SwimView: ユーザーズガイド
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5.3 設定

「設定」メニューでは、「オプション」サブメニューから、SwimView の動作オプションを変更できます。SwimView はデフォルト設定でも問題なく動作しますが、より使いやすい環境でご使用いただくためにも、初回起動時にオプション項目を参照していただくことをお勧めします。

「オプション」サブメニューを選択すると、オプション設定のための「オプション」ダイアログが表示されます。このダイアログには、以下に示す 4つの「タブ」があります。

5.3.1 表示タブ

SwimView が収集した情報をどのように表示するかを設定します。

「表示」タブ
「表示」タブ

ルック&フィール

SwimView が使用する GUI の外観を設定します。この値を変更すると、表示される各ウィンドウの外観が変わります。

Note
選択肢は、使用環境により異なる場合があります。

言語

SwimView が表示するメニューやメッセージの言語を、「日本語」と「英語」から選択します。言語を変更した場合は再起動が必要となりますので、一度 SwimView を終了し、立ち上げ直してください。

通常 SwimView は、起動時にご使用の言語環境を判断し、それに合ったモードで立ち上がります。

Note
英語環境でご使用の場合は、日本語モードを選択しないでください。

ツールバーの表示形式

ツールバーの表示形式を「イメージのみ」、「テキストのみ」、「イメージとテキスト」(イメージ:左/右/上/下)のいずれかから選択できます。

スタックの表示形式

スタック可能な機器(現時点では HUB のみ)のフロントパネルの表示形式を指定します。

スタック表示

各筐体が実際にスタックされたイメージで表示します。

タブ表示

各筐体を別々のタブで表示します。

スタック段数変化時にウィンドウサイズも変更

SwimView は、ポーリングによってスタック段数の変化を検出すると、最新の状態のパネルウィンドウを表示します。その場合、デフォルトでは、現在のパネルウィンドウのサイズを保持したまま再表示しますが、このチェックボックスをチェックしておくとウィンドウサイズを変更して再表示します。したがって、たとえばスタック段数が 1段から 2段に増えると、パネルウィンドウは 2倍のサイズになります。このオプションをチェックしていない場合には、ウィンドウサイズは変化しません。

イメージを固定サイズで表示

ウィンドウのサイズを変更した場合、各機種のイメージを拡大縮小せずに表示します。

リンクダウン時をエラーとして表示

このオプションをチェックすると、リンクダウンが発生したポートを赤色で表示するようになります(「エラー」として扱うようになる)。チェックしない場合は黒色で表示します(単に「リンクしていない」ものとして扱う)。

5.3.2 外部コマンドタブ

SwimView をかいさずにエージェントと直接通信するには、Telnet クライアントで機器の Telnet サービスに接続するか、WEB ブラウザを使って機器内蔵の WEB(http)サーバーに接続します。「外部コマンド」タブでは、エージェントとの直接通信に使う Telnet クライアントと WEB ブラウザの実行ファイルパスを指定します。

また、WEB ブラウザは、ヘルプメニューから HTML形式のヘルプを参照するときにも使用しますので、必ず設定しておいてください。

「Telnet コマンド」には、ご利用の OS で使用可能な Telnet クライアントの実行ファイルを指定してください。たとえば、「c:\Windows\Telnet.exe」のように指定します。なお、設定前にコマンドラインから実際にコマンドを実行し、正しく実行できることを確認しておいてください。

同様に WEB ブラウザの実行ファイルの場所や、正しく起動できることも確認しておいてください。

「外部コマンド」タブ
「外部コマンド」タブ

5.3.3 ユーザアクションタブ

「ユーザアクション」タブでは、SNMP 通信時タイムアウト、しきい値オーバー、トラップ受信の各イベントが発生したときに自動実行する通知アクションを設定できます。

「ユーザアクション」タブ
「ユーザアクション」タブ

ポップアップメッセージ

イベント発生時に、ポップアップウィンドウを表示して通知します。

コマンド

イベント発生時に、指定されたコマンドを実行します。コマンドラインを指定してください。コマンドラインには、以下の引数を指定することができます。

共通
$TARGETHOST

現在管理しているエージェントのホスト名。ただし、ホスト名への変換ができない場合は、IPアドレスの表示になることがあります。

$TARGETIPADDR

管理しているエージェントの IPアドレス

タイムアウト時

共通のもののみ

しきい値オーバーフロー時
$MIBNAME

監視対象の MIB 変数名

$CURRENT

しきい値オーバーフロー時の変数値

$MAXVALUE

監視期間中の最大値

$MINVALUE

監視期間中の最小値

$AVERAGE

監視期間中の平均値

$MAXLIMIT

しきい値

トラップ受信時
$TRAPHOST

トラップ送信元のホスト名

$TRAPIPADDR

トラップ送信元の IPアドレス

$GENERICTRAP

Generic トラップ番号

$SPECIFICTRAP

Specific トラップ番号

$ENTERPRISEOID

Enterprise OID

$ENTERPRISENAME

Enterprise OID の MIB 変数名。ただし、MIB 変数名に変換できない場合は、$ENTERPRISEOID と同じものになります。

$TIMETICKS

トラップの TIMETICKS

$VAROIDn

トラップと同時に送られてくる MIB オブジェクトのうちの n番目の OID。現時点では、n は 1から 9まで使用できます。

$VARNAMEn

同じく、n 番目の MIB 変数名。ただし、MIB 変数名に変換できない場合は、$VAROIDn と同じものになります。

$VALUEn

同じく、n 番目の値

5.3.4 その他タブ

SwimView では、MIB 変数名の表示方式を 3つのパターンから選択できます。

さらに、グラフ、チャート表示のときに、X 軸のラベルとして変数名を使うか、シンプルな番号表示にするかも選択できます。

なお、本タブの設定変更前に開いていた共通 GUI ウィンドウには、変更は反映されません。変更を反映させるためには、いったんウィンドウを閉じてから再度開いてください。

「その他」タブ
「その他」タブ

MIB 変数名の表示方式

MIB 変数名の表示形式を「変換して表示」、「MIB 変数名で表示」、「変換名・MIB 変数名の併記」の 3パターンから選択できます。すぐ下にサンプルが示されますので、確認しながら選択してください。

Note
「変換して表示」 を指定してもすべての変数名が日本語で表示されるわけではありません。対象となる MIB 変数の中で日本語で表示したほうがわかりやすい MIB 変数のみです。

「.」以下の表記を省略する

共通 GUI の編集タブでは、MIB 変数名の後ろに「スタック番号.ポート番号」の形式で数字が付加されます。この表示を省略したい場合は、このオプションをチェックしてください。

フロントパネル上のポートを直接クリックして操作するときのように操作対象が事前にわかっている場合など、「.」の表示が余分と思え る場合は、本オプションをチェックすると便利です。

グラフの X 軸項目名を項目番号で表示する

チャートおよびグラフの X 軸の項目を、変数名ではなく番号で表示させたい場合は、このチェックボックスをチェックしてください。

エンコーディング

受信および送信データのエンコーディングを設定します。

「無変換」「シフトJIS」「JIS」「EUC」の中から選択します。(受信データのエンコーディングには「自動検出」も選択できます。)

Note
エンコードの設定は、通常はデフォルトのままで使用してください。

Note
「自動検出」を選択しても、必ず正確に検出できるわけではありません。検出に失敗する可能性もありますので、その場合はご使用のエンコーディングを明示的に指定してください。

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