Swim Manager: インストールガイド
6 サーバ環境の設定
Swim Manager のサーバとビューワを異なるPCでご使用になる場合は、以下の手順に従って、サーバ環境の設定を行ってください。
Note
サーバとビューワを同じPCで実行する場合は、サーバ側に特別な設定は必要ありません。ビューワ環境の設定にお進みください。
6.1 Swim Manager 用ユーザーの作成
サーバとビューワを別のPCで実行する場合、サーバPC上にSwim Manager 用のユーザーアカウントを作成する必要があります。
サーバPCにWindows の管理者権限でログオンし、「ユーザーマネージャ」等でSwim Manager 用のユーザーを作成してください。リモートPCからSwim Manager サーバにログインするときは、このユーザー名を使用します。
Note
本ユーザーアカウントにはAdministrator権限を付与する必要があります。
Note
登録するユーザー名は、ドメインのものと重複しないようにしてください。
以下に、ユーザーの追加手順を説明します。
「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順に進みます。

「コンピュータの管理」の下の「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を右クリックし、「新しいユーザー」を選択します。

「新しいユーザー」ダイアログにて、適当な「ユーザー名」「パスワード」「パスワードの確認」を入力し、「作成」ボタンをクリックします。

右ペインから作成したユーザーを選択したあと、右クリックし「プロパティ」を選択します。

「所属するグループ」タブにて「追加」ボタンを選択します。

「グループの選択」ダイアログにて、「詳細設定」→「今すぐ検索」ボタンをクリックし、名前の一覧から「Administrators」を選択したあと、「OK」ボタンをクリックすると設定は完了です。

6.2 Webサーバの設定
Swim Manager をリモートから使用する場合は、サーバPCにWebサーバがインストールされており、正しく設定されている必要があります。
Note
同一PC上でのみSwim Manager をご使用になる場合(サーバとビューワを同じPC上で実行する場合)は、Webサーバ製品をインストールする必要はありません。
6.2.1 WebサーバのインストールとWebアクセスの確認
使用できるWebサーバは次の通りです。(これらはSwim Manager がサポートしているすべてのWindows に標準で添付されています。)
- Internet Information Services(IIS) 5.x
- Internet Information Services(IIS) 6.x
- Internet Information Services(IIS) 7.x
各Webサーバのインストールについては、各製品付属のドキュメントをご参照ください。
Webサーバのインストール終了後にWebサーバを起動し、別のPC上でIEを立ち上げて、サーバ上のWebページを参照できることを確認してください。Webページへのアクセスに失敗する場合は、ネットワーク接続、Webサーバの設定等を確認して問題を解決してから、次の作業に進んでください。
Webサーバが正しく動作していない状態では、リモートからSwim Manager を使用することができません。
6.2.2 「SwimManager」ディレクトリの設定
サーバとビューワを異なるPC上でご使用になる場合は、Swim Manager のインストール先ディレクトリを、Webサーバの仮想ディレクトリに設定する必要があります。以下、Webサーバごとに手順を説明します。
Note
Swim Manager のインストール前に、すでにWebサーバがセットアップ済みの場合、Swim Manager インストール時に自動で設定を行うことができますので、こちらの設定は不要になります。
6.2.2.1 IIS 5.x、6.x の場合
- 「コントロールパネル」の「管理ツール」から、「インターネット サービス マネージャ」(または「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」)を起動します。「Internet Information Server」のサーバマシンの「規定のWebサイト」を選択し、「動作」メニューか右クリックメニューから「新規作成」→「仮想ディレクトリ」を選択してください。
- 「この仮想ディレクトリにアクセスするために使用されるエイリアス」に「SwimManager」と入力し、「次へ」をクリックします。
- 「発行する内容を含むディレクトリの物理パスを入力してください」にSwim Manager のインストール先ディレクトリ(例:E:\Program Files\Allied Telesis\SwimManager)を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「読み取りアクセスを許可する」のチェックボックスにチェックがついていることを確認し、「完了」をクリックします。
- 「規定のWebサイト」の下に「SwimManager」が追加されていることを確認してください。
IIS 5.x の場合は、以上で設定は完了です。IIS 6.x の場合は、以下の設定も行ってください。
6.2.2.2 追加設定(IIS 6.x の場合)
「SwimManager」ディレクトリのプロパティを開きます。「HTTPヘッダー」タブを選択後、「MIMEの種類」ボタンをクリックします。

「MIMEの種類」ダイアログで、「新規追加」ボタンをクリックします。

拡張子に「sm1」、MIMEの種類に「application/x-swimmanager」を入力して「OK」ボタンをクリックします。

MIMEの種類が登録されます。

同様に、「新規作成」をクリックして以下の情報を登録します。
以上で設定は完了です。

6.2.2.3 IIS 7.x の場合
「コントロールパネル」−「システムとメンテナンス」−「管理ツール」から、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」を起動します。
サーバマシンのWebサイトの「Default Web Site」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの表示」を選択し、「操作」から「仮想ディレクトリの追加」を実行します。
以下の情報を追加します。

「Default Web Site」の下に「SwimManager」が追加されていることを確認してください。
次に、「Default Web Site」の下の「SwimManager」を選択して、「操作」から「MIMEの種類の追加」を実行します。(Windows Server 2008、Windows 7 の場合は、「機能ビュー」を表示し、「MIMEの種類」を選択し、「操作」ビューで「機能を開く」を選択します。)
以下の情報を登録します。
ファイル名拡張子:「smm」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
ファイル名拡張子:「sm1」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
ファイル名拡張子:「ini」、MIMEの種類:「application/x-swimmanager」
以上で設定は完了です。

6.3 共有フォルダの設定
必須ではありませんが、Swim Manager をリモートから使用する場合は、以下の設定を行っておくと便利です。(以下に示す画面例はOSにより多少異なります。)
6.3.1 マップフォルダの共有設定
Swim Manager のマップ機能(SwimMap)は、マップ情報をサーバのマップフォルダ(Swim Manager のインストール先ディレクトリ下のmapsディレクトリ)に保存します。Swim Manager をリモートから使用する場合は、マップフォルダを共有するよう設定しておくと、リモートからマップを保存するときに、保存ダイアログのデフォルト保存先がサーバのマップフォルダとなり便利です。
- エクスプローラなどで、Swim Manager のインストール先ディレクトリの下にあるmapsディレクトリ(例:C:\Program Files\Allied Telesis\SwimManager\maps)を右クリックし、「共有とセキュリティ」を選択します。
- 「このフォルダを共有する」を選択し、「共有名」に「SwimMaps」を指定して「OK」ボタンをクリックします。
- 続いて、「アクセス許可」ボタンをクリックし、「SwimMaps のアクセス許可」ダイアログを表示します。
- 「追加」ボタンをクリックし、「ユーザー または グループの選択」ダイアログを表示します。
- 「詳細設定」→「今すぐ検索」の順にクリックし、「Swim Manager 用ユーザーの作成」にて作成したユーザーを追加します。
- 追加したユーザーに「フルコントロール」のアクセス許可を付与し、「OK」ボタンをクリックします。
- これで共有設定は完了です。共有されたフォルダには、手のマークがつきます。
6.4 WMIの設定
Swim Manager サーバにリモートからアクセスしたい場合は、サーバPC上であらかじめ以下の設定を行っておく必要があります。
Note
Swim Manager Web Optionをご利用になる場合は、以下の設定を行わずに、「Swim Manager Web Optionインストールガイド」に記載の設定を行ってください。
- 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順に進みます。
- 「サービスとアプリケーション」の下の「WMIコントロール」を選択し、「操作」メニューまたは右クリックメニューの「プロパティ」を選択します。
- 「WMIコントロールのプロパティ」ダイアログが表示されるので、「セキュリティ」タブを選択し、「Root」ツリーをクリックして「AlliedTelesis」-「SwimManager」を展開します。「SwimManager」を選択後、「セキュリティ」ボタンをクリックします。
- セキュリティのダイアログで、「追加」ボタンをクリックします。
- リモートログインを許可するユーザーを選択して「追加」ボタンをクリックします。追加が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。
- 追加したユーザーの「アクセス許可」を設定します。「許可」の各項目にすべてチェックしてください。「OK」ボタンをクリックすると、設定が完了します。
6.5 トラブルシューティング
インストール後、サーバ環境が正常に動作しない場合の対処法について説明します。
6.5.1 Web サーバと接続できない
[現象] |
- Swim Manager のホームページが表示できない
- ログインすると「ページを表示できません」と表示される
- マップを起動すると、「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示される
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[原因] |
- PCが起動していません。または、Web サーバが停止しています。
- IIS の設定が正しく行われていません。
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[対処法] |
- PINGを送信し応答があることを確認してください。
- 他のWebページが表示できることを確認してください。
- IISの設定を確認してください。
(a) 「Default.htm」がデフォルトドキュメントに指定されていることを確認してください。
(b) 「SwimManager」仮想ディレクトリが正しく登録されていることを確認してください。
(c) IIS 6.x, 7.x の場合は、上記仮想ディレクトリのプロパティにおいて、「HTTPヘッダー」に拡張子「sm1」「smm」が登録されていること確認してください。
Windows ファイアウォールが有効のとき、「World Wide Web」が例外リストでチェックされているか確認してください。
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6.5.2 リモートPCと接続できない
[現象] |
ビューワのログインで以下のメッセージが表示される
「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x800706ba)」
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[原因] |
- リモート接続先が見つかりません。接続先PCが起動していないか、名前が誤っています。
- ユーザーアカウントの認証ができません。
- アカウントがGuest に変換されています。
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[対処法] |
- PINGを送信し、応答があることを確認してください。
- サーバPCで、リモート接続時のユーザーアカウントに対して共有フォルダを公開し、同フォルダが接続元PCからアクセスできることを確認してください。
- 接続先PCでユーザーアカウントを確認してください。
- (a) アカウント/パスワードを再設定します。
- (b) パスワードが「次回ログオン時にパスワードの変更が必要」になっていないかチェックします。
- (Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 の場合)以下の手順で、ローカルユーザーが Guestとして認証される設定になっていないか確認してください。
- (a) Windows スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- (b) 「gpedit.msc」と入力して、Enterキーを押します。
- (c) MMCコンソールのツリーから「ローカルコンピュータポリシー」/「コンピュータの構成」/「Windows の設定」/「セキュリティの設定」/「ローカルポリシー」/「セキュリティオプション」を選択します。
- (d) 右ペインから「ネットワークアクセス: ローカルアカウントの共有とセキュリティ モデル」をダブルクリックします。
- (e) リストボックスで、「クラシック: ローカルユーザーがローカルユーザーとして認証する。」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
- (f) PCを再起動します。
Windows ファイアウォールが有効のとき、「Windows Management Instrumentation」または「WMI」が例外リストでチェックされているか確認してください。
- 「リモート監視」→「サーバ側の設定」の項目2を設定してください。
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6.5.3 ユーザーアカウントが拒否される
[現象] |
ビューワのログインで以下のメッセージが表示される
「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x80070005)」
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[原因] |
- ユーザーアカウントの設定に誤りがあります。
- ビューワPCのOSがサポート対象外です。
- ビューワPCのOSに、Administrator権限のないユーザーアカウントでログオンしています。
- ビューワPCが、サーバPCと同じドメインまたはワークグループに参加していません。(正常にログインできないことがあります。)
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[対処法] |
- サーバPCで、リモート接続時のユーザーアカウントに対し、共有フォルダを公開し、同フォルダが接続元PCからアクセスできることを確認してください。
- サーバPCでユーザーアカウントを確認してください。
(a) アカウントおよびパスワードを再設定してください。
(b) WMIコントロールで、名前空間 AlliedTelesis\SwimManager に対し、利用するユーザーアカウントにアクセス許可があるか確認してください。
- Windows 2000 以前の OS (例: Windows Me)ではログインできません。対応OSからログインを行ってください。
- ビューワPCのWindows にログオンしているユーザーにAdministrator権限があることを確認してください。
- サーバPCと同じドメインに参加しているビューワPCからリモート接続する場合、以下のいずれかの方法でログインしてください。
(a)サーバPCで、WMIコントロールで名前空間 AlliedTelesis\SwimManagerにアクセス許可を設定したユーザアカウントがサーバPCのローカルアカウントで、そのローカルアカウントを使用してログインする場合、ユーザ名、パスワードのほかに、「ドメイン名」にサーバPC名を指定してログインすることで接続できる場合があります。
(b)ドメインのユーザアカウントを利用する場合は「現在のユーザでログイン」でログインしてください。
- サーバPCとビューワPCを、同じドメインまたはワークグループに参加させるよう設定してください。(同じドメインに所属している場合、ビューワPCからは、ドメインのユーザアカウントを利用してログインできます。)
- サーバPCと同じワークグループに参加しているビューワPCからリモート接続する場合、以下の方法を実行すると、現象が解決する場合があります。
(a)ビューワ側PCに、そのサーバで作成したユーザと同じ名前・同じパスワードでAdministratorsグループのユーザを作成し、そのユーザでビューワ側PCにログオンし、リモート接続を行ってください。
(b)接続できない場合、さらに、サーバ側PCで、Swim Manager 用のユーザでログインし、アプリケーション版のサーバを起動してから、リモート接続を行ってください。
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6.5.4 Swim Manager (サーバ)と接続できない
[現象] |
ビューワのログインで以下のメッセージが表示される
「サーバとの通信に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=0x00000000)」
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[原因] |
- Swim Manager (サーバ)が起動していません。
- Swim Manager (サーバ)が正常に動作していません。
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[対処法] |
- コントロールパネル「Swim Manager のシステム設定」で「サーバ状態」を確認してください。
- Swim Manager を終了し、PCを再起動してください。
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6.5.5 マップが起動できない
[現象] |
マップを起動すると、以下のメッセージダイアログが表示される
『共有フォルダ SwimMaps が見つかりませんでした。「マップフォルダの共有設定」を参照してください。ローカルディレクトリを保存先とします。』
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[原因] |
- mapsディレクトリがネットワーク共有されていません。
- mapsディレクトリの共有名が「SwimMaps」になっていません。
- mapsディレクトリに対するアクセス権がありません。
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[対処法] |
- 「サーバ環境の設定」→「共有フォルダの設定」を参考に、サーバ上のmapsディレクトリを共有するように設定してください。
- サーバPCとビューワPCの両方で、「コントロールパネル」→「Windows ファイアウォール」→「例外」タブの「ファイルとプリンタの共有」がチェックされていることを確認してください。
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6.5.6 Webオプションに接続できない
[現象] |
Web Option にログインすると、「0x80041003 アクセスは拒否されました SWbemLocator 」と表示される
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[原因] |
- Web のセキュリティの設定が正しく行われていません。
- WMI のユーザーアカウントの設定が正しく行われていません。
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[対処法] |
- IIS 6.x の場合は、IISマネージャで「Web サービス拡張」を選択し、「すべての不明なISAPI拡張」「ASP.NET」を「許可」に設定してください。
- 匿名アクセス許可の設定を確認してください。
(a) 「SwimManager」仮想ディレクトリを選択し、プロパティを表示します。
(b) 「ディレクトリ セキュリティ」タブを選択し、「認証とアクセス制御」の「編集」ボタンをクリックします。
(c) 「匿名アクセスを有効にする」のチェックを外します。(*1)
(d) OKボタンをクリックします。
- WMIコントロールで、名前空間 AlliedTelesis\SwimManager に対し、利用するユーザーアカウントにアクセス許可があるか確認してください。
- IIS 7.x の場合は、「Windows プログラムの有効化または無効化」「Internet Information Service」「World Wide Webサービス」「アプリケーション開発機構」で、「.NET拡張機能」「ASP」「ASP.NET」「ISAPIフィルタ」「ISAPI拡張機能」がチェックされていることを確認してください。
また、仮想ディレクトリ「SwimManager」があること、その下の「Web」がアプリケーションとして追加されていることを確認してください。
(*1) 「匿名アクセスを有効にする」をチェックした場合は、その下のユーザー名に対し、WMIのアクセス許可設定を行ってください。
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6.5.7 ビューワからマップが起動できない
[現象] |
ビューワからマップを起動したとき「マップのファイル(*.smm)が見つかりませんでした。」とダイアログが表示され、マップを開けない
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[原因] |
- レジストリ情報が壊れています。
- Default.smm ファイルがないか、壊れています。
- IIS 6.x/7.x のセキュリティ設定に問題があります。
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[対処法] |
- Swim Manager を再インストールしてください。
- インストールガイドを参照し、IIS 6.x/7.x で拡張子「smm」に MIME の設定を行ってください。
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6.5.8 リモート接続でマップが起動できない
[現象] |
ビューワをリモート接続しているときにマップを起動すると、「セキュリティのためにサイトを登録してください」という内容のメッセージダイアログが表示される。そのあとマップ表示のURLを登録すると、IEが終了し、マップを再び起動しようとしても「すでに起動しています」と表示され、起動できない。
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[原因] |
マップの起動に失敗したためです。
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[対処法] |
ビューワを再起動し、そのあとにマップを起動してください。
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6.5.9 Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 でビューワを起動できない
[現象] |
Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7でユーザアカウント制御(UAC)が有効なとき、ビューワを起動すると「Swim1.sm1」を開くか保存するかを示すダイアログが表示され、どれを選択してもビューワを実行できない
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[原因] |
Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7でユーザアカウント制御(UAC)が有効な場合、ビューワを起動するには管理者権限が必要です。
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[対処法] |
- リモート接続の場合、IEを「管理者権限として実行」で起動したあと、ビューワを起動してください。
- ローカル接続の場合、以下のいずれかの方法で実行してください。
- Swim Manager サーバのタスクトレイアイコンを右クリックして、表示されるメニューからビューワを起動します。
- スタートメニューの「Swim Manager(ビューワ)」をマウスでポイントしてから右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- スタートメニューの「Swim Manager(ビューワ)」をマウスでポイントしてから右クリックし、「プロパティ」を選択し、「Swim Manager(ビューワ)のプロパティ」ダイアログで「詳細設定」ボタンをクリックすると、「詳細プロパティ」ダイアログが表示されるので、「管理者として実行」チェックボックスをチェックして「OK」ボタンをクリックします。
- 64ビットOSの場合、起動するIEが32ビット版であることを確認してください。
- 「ビューワの起動(ローカル/リモート接続 共通設定)」の設定内容を確認してください。
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6.5.10 ビューワ側IEでローカルイントラネットゾーンとして認識されない
[現象] |
接続しようとしているサーバが、ビューワ側IEでローカルイントラネットゾーンとして認識されない
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[原因] |
ビューワ環境が正しく設定されていません。
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[対処法] |
「ビューワ環境の設定」に従って設定を行ってください。Webサイトの設定では、「このゾーンのサイトにはすべてのサーバの確認(https)を必要とする」のチェックが外れていることを確認してください。
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6.5.11 ビューワをインストールできない
[現象] |
リモートPCのIEから「ログイン」をクリックしても、ビューワをインストールできず、ログイン画面が表示されない
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[原因] |
ビューワ環境の設定が正しく行われていません。
ビューワPCが、サーバPCと同じドメインまたはワークグループに参加していません。
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[対処法] |
「ビューワ環境の設定」の設定内容を確認してください。
サーバPCとビューワPCを、同じドメインまたはワークグループに参加させるよう設定してください。(同じドメインに所属している場合、ビューワPCからは、ドメインのユーザアカウントを利用してログインできます。)
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6.5.12 リモート接続で切断される
[現象] |
ワークグループ環境でリモート接続しているとき、ビューワが接続されたまま放置してしばらく経ってからビューワを操作すると、「サーバとの通信に失敗しました(PUT)」または「サーバとの通信に失敗しました(GET)」というメッセージが表示される
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[原因] |
ワークグループ環境で、クライアントOSにログオンしているアカウントがサーバ側に存在しません。(ユーザ名・パスワードが同じアカウントです。)
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[対処法] |
以下のいずれかの方法を行ってください。
サーバ側に作成したSwim Manager 用のアカウント(ユーザ名・パスワードが同じで「Administratorsグループ」に所属しているもの)をクライアント側にも作成します。そのアカウントでWindows にログオンします。Swim Manager ビューワでサーバに接続するときもそのアカウントを使用して接続します。
クライアントOSにログオンするときに使用するアカウントをサーバ側にも作成します。(ユーザ名・パスワードが同じで「Administratorsグループ」に所属しているもの)
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6.5.13 Windows Vista / Windows Server 2008 / Windows 7 でリモートPCと接続できない
[現象] |
サーバに接続してもログインダイアログが出ずログインできない。「サーバとの接続に失敗しました。(AlliedTelesis\SwimManager: code=80070005)」と表示されログインできない。ログインできても、ログが表示されない。
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[原因] |
Swim Manager に必要な通信が、Windows Firewallで拒否されている。
UACのリモート制限により、リモートアクセスが制限されている。
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[対処法] |
Windows Firewall が有効な場合
Windows Firewallで必要な通信を許可する(以下は、Windows Vista SP1で導入された「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」での説明となります。Windows Vista SPなしでは「Windows ファイアウォールの設定」で同様の設定を行ってください)
「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」で、以下の通信を「許可」します。手順は以下の通りです。(これは、Windows 7 の場合です)
(a)「ローカルコンピュータのセキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」の「プロパティ」で、(変更したいプロパティの)「受信接続」が「ブロック(既定)」 / 「送信接続」が「許可(既定)」となっていることをご確認ください。
(b)「受信の規則」で「World Wide Web サービス (HTTP トラフィック)」を選択・ダブルクリックして「World Wide Web サービス (HTTP トラフィック)のプロパティ」ダイアログを表示します。「全般」タブで、「有効」チェックボックスにチェックします。「詳細設定」タブの「プロファイル」を、適用したいものにチェックします。
(c)「Windows Management Instrumentation (DCOM 受信)」「Windows Management Instrumentation (WMI 受信)」「Windows Management Instrumentation(非同期受信)」についても、上記と同様に操作します。
Windows Firewallを無効にする
「コントロールパネル」「システムとセキュリティ」「Windows ファイアウォール」「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」を選択し、変更したいプロファイルについて「Windows ファイアウォールを無効にする」を選択します。
ユーザアカウント制御が有効な場合
Windows ドメインに参加している場合(サーバPC・ビューワPCともにドメインに参加する必要があります。 ※どちらかのPCがドメインに参加しているだけでは、リモート接続できません。)
Swim Manager のリモート接続用に使用するユーザーを「Domain Admins」グループに追加します。こうすることで、UACが有効のままでも、リモート接続できるようになります。
Windows ドメインに参加していない場合
ユーザアカウント制御のリモート制限を無効にするか、ユーザアカウント制御を無効にします。
ユーザーアカウント制御のリモート制限を無効にするには、マイクロソフト社のページをご参照ください。
http://support.microsoft.com/default.aspx/kb/947232/ja?p=1
- Windows Vistaの場合は、回避策の「Fix it」を実行してください。
- Windows Server 2008 / Windows 7 の場合は、回避策の「自分で解決する」の手順に従ってください。
上記設定を行ったのち、サーバPC / ビューワPC ともに再起動する必要があります。
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