ご購入前によくある質問
Q.1
  AR160 の主な特長を教えてください。  
A.1
  こちらをご覧ください。  
Q.2
  AR160 の設定を行う前には何が必要ですか。  
A.2
  AR160 の設定を始める前に用意するものは、
・非同期の RS-232 インターフェイスを持つ VT 端末(設定用)+ターミナルソフト( Windows のハイパーターミナル等)
・TCP/IP が動作する OS をインストールしたパソコン
・LAN アダプター
・10BASE-T ケーブル(ストレート結線でカテゴリー 3 以上)
・外付け DSU 、テレホンコード
です。LAN アダプターと 10BASE-T ケーブルは、接続するパソコンの台数分準備してください。
 
Q.3
  推奨接続台数は何台ですか。  
A.3
  推奨接続台数は、約10台となっております。  
Q.4
  DSU は内蔵ですか。  
A.4
  内蔵しております。DSUスイッチにて内蔵DSUの使用、未使用を選択することが可能です。  
Q.5
  アナログ電話や G3FAX を接続できますか。  
A.5
  アナログポートが 2 ポートあり、アナログ通信機器を 2 台まで接続して使用することができます。 ただし、トーンに設定できない電話機、 PBX 機能を持ったボタン電話、ビジネスフォン等は仕様上お使いいただけませんのでご了承ください。  
Q.6
  デジタル通信機器を接続できますか。  
A.6
  本製品にはS/T点がございますので、接続することが可能です。  
Q.7
  UPSの機能はありますか。  
A.7
  ございます。AR160 のみ対応している「無停電電源装置 AR100UPS 」を別途ご購入いただくと、 アナログポートに接続した電話機や FAX 、10BASE-T ポートに接続したコンピュータが停電時でも一定時間使えるようになります。  
Q.8
  ISDN 適用認定番号はいくつですか。  
A.8
  AR160の認定番号は下記のようになっています。
CD01-0049JP
L01-0010
 
 製品:外観/パッケージについて
Q.9
  どのような外観で、どのようなポート・スイッチ・ LED (ランプ)を持っているのでしょうか。  
A.9
  データシート及び取扱説明書をご覧ください。  
Q.10
  製品に付属している添付品を教えてください。  
A.10
  CentreCOM AR160のパッケージには以下のものを同梱しております。
・CentreCOM AR160 本体
・電源アダプター
・電源ケーブル
・コンソール用 RS232C ケーブル( D-sub9 ピン・メス− D-sub9 ピン・オス)
・テレホンコード( RJ-11 : 6 ピン)
・クランプ、皿ネジ(電源アダプタのケーブルが抜け落ちないよう固定するため)
・マニュアル類(下記以外に添付資料などが付属することがあります。)
・CD-ROM
・取扱説明書
・製品保証書
・シリアル番号シール
 
Q.11
  本体の保証期間は何年ですか。  
A.11
  1年です。  
Q.12
  付属品(本体以外)の保証期間はどれくらいですか。  
A.12
  90日です。  
Q.13
  付属品を無くしてしまいました。購入できますか。また、付属品の販売はしてますか。  
A.13
  可能です。在庫の有無がございますので下記電話番号にてお問い合わせください。

アライドテレシス株式会社 テレマーケティング
 電話番号:0120-860-442(月〜金/9:00〜17:30)
 FAX番号 :0120-860572(24時間受付)
 
Q.14
  電源の入力電圧を教えてください。  
A.14
  電源アダプターの定格入力電圧はAC100-240Vです。 ただし、同梱の電源ケーブルはAC100V用ですので他の電源電圧で使用しないでください。  
Q.15
  付属の電源アダプター以外の電源アダプターは使用できますか。  
A.15
  できません。電源アダプターは必ずAR160に付属のものをご使用ください。  
 製品:オプションについて
Q.16
  対応しているオプションはありますか。  
A.16
  CentreCOM AR100UPSがあります。AR160用無停電電源装置になります。 詳細につきましては「CentreCOM AR100UPS 取扱説明書」をご参照ください。  
 製品:オプション:AR100UPSについて
Q.17
  どのような機能なのでしょうか。  
A.17
  AR160 専用の無停電電源装置です。停電や入力電源異常が発生すると、自動的にバックアップ動作に切り替わり、 内蔵バッテリーの電力を AR160 に供給します。 電源の切り替えは自動で行われますので、 AR160 はリセットされることなく連続稼動が可能です。  
Q.18
  AR160 以外の機器に使用できますか。  
A.18
  AR160 専用の装置のため、その他の機器にはご利用いただけません。  
Q.19
  バッテリーバックアップ時間はどのくらいですか。  
A.19
  環境によっても異なってきますがおおよその目安は以下の通りです。
AR160 のアナログポートだけを 1 ポート使用したときの連続通話時間
→ 30 分〜約 50 分
AR160 の10BASE-Tポートだけを使用したときの連続使用時間
→ 35 分〜約 60 分

(ご注意)
この値はバッテリーがフル充電されているときのものであり、バッテリーの経年変化、動作温度などによっても変わります。
 
Q.20
  バッテリーの充電時間はどのくらいですか。  
A.20
  バッテリーが完全放電状態からフル充電になるまでの充電時間は約 5 時間です。  
Q.21
  内蔵バッテリーに寿命はありますか。  
A.21
  はい、ございます。使用温度条件や放電回数によって大きく変化しますが、 2 年を目安として定期的に交換していただけますようお願い致します。詳細は取扱説明書をご覧ください。  
 製品:ライセンスについて
Q.22
  ARルーター製品の機能追加ライセンスにはどんな種類があるのですか。  
A.22
 
AT-FL-01 3DES ライセンス より安全性を高めた3DESが利用可能
AT-FL-04 SMTP Proxy ライセンス Spamメールや踏み台の攻撃からの防御が可能
AT-FL-05 HTTP Proxy ライセンス URLフィルターやCookieの防御が可能
AT-FL-06 PKI ライセンス 電子証明書を用いたIPsec通信が可能
AT-FL-07 IPv6 ライセンス IPv6ネイティブ/IPv6デュアルスタック/IPv6 over IPv4トンネリング
AT-FL-08 BGP-4 ライセンス BGP-4でのルーティングが可能
AT-FL-12 3DES/AES ライセンス 3DES/AESにより一層ハイレベルな安全性を確保したVPNが構築可能
 
Q.23
  AR160に対応している機能追加ライセンスを教えてください。  
A.23
  AR160に対応している機能追加ライセンスはございません。  
 仕様/機能について
Q.24
  AR160 の仕様を教えてください。  
A.24
  こちらをご覧ください。  
Q.25
  ハードウェア の仕様を教えてください。  
A.25
  こちらをご参照ください。  
Q.26
  ソフトウェア の仕様を教えてください。  
A.26
  こちらをご参照ください。  
 仕様/機能:WAN/LANポートについて
Q.27
  10BASE-T ポート の4ポートは Switch ですかそれとも HUB ですか。  
A.27
  HUBです。  
Q.28
  10BASE-T ポート について教えてください。  
A.28
  LAN 側のEthernet ポートです(MDI-X)。  ポート4 はMDI/MDI-X 切替スイッチを装備しており、カスケードポートとして使用できます。  
Q.29
  MDI/MDI-X 切替スイッチについて教えてください。  
A.29
  10BASE-T ポート4 の用途を切り替えるスイッチです。
位置 用途
X-PC ポート4 を通常のHUB のポートに設定します(MDI-X)。コンピューターを接続する場合は、この位置に設定してください。
=HUB ポート4 を他のHUB/ スイッチと接続するためのカスケードポートに設定します(MDI)。
 
Q.30
  10BASE-T ポート 1〜4 の設定を教えてください。  
A.30
  10BASE-T ポートの 1〜4 は Eth0 と設定されております。  PORT毎にIPアドレスを設定することは出来ません。  
Q.31
  デフォルトでIPアドレスは設定されておりますか。  
A.31
  本製品はデフォルトで、以下のIPアドレスが設定されております。
192.168.242.242/255.255.255.0

また、本製品自体のDHCPサーバー機能も有効になっておりますので、 初期状態から設定される場合、クライアントPCをDHCPクライアントとして設定して本製品に アクセスしていただくことが可能です。
 
Q.32
  VLAN機能はありますか。  
A.32
  残念ですが、VLAN機能はございません。  
Q.33
  CONSOLE ポート について教えてください。  
A.33
  本製品を設定するためのコンソールターミナルを接続するRS-232 ポートです。  コンソールターミナルとの接続のために、コンソールケーブルが付属しています。  
 仕様/機能:IP-ROUTER機能について
Q.34
  サポートしている通信プロトコルは何ですか。  
A.34
  TCP/IP (IEEE 802.3 規格) のみ対応しております。  
Q.35
  ルーティングはどのように行うことができますか。  
A.35
  スタティックルーティング、ダイナミックルーティング (RIP/RIPV2) に対応しております。  
Q.36
  ルーティング方式を教えてください。  
A.36
  スタティック、RIP、RIPv2の利用可能です。  
Q.37
  スタティックルーティング情報(経路情報)は何件まで登録できますか。  
A.37
  本製品のメモリー容量に依存しますが、100件までを推奨しております。  
Q.38
  RIP/OSPF機能には対応していますか。  
A.38
  RIPのVer.1とVer.2に対応しております。OSPFには対応致しておりません。  
Q.39
  IPX はルーティング可能でしょうか。  
A.39
  残念ながら対応しておりません。 TCP/IP のみ対応しております。  
Q.40
  Apple Talk はルーティング可能でしょうか。  
A.40
  残念ながらサポートしておりません。 TCP/IP のみ対応しております。  
Q.41
  デフォルトでフィルタリングされているものはありますか。  
A.41
  ございません。全て透過の設定になっております  
Q.42
  NATとは何ですか。  
A.42
  プライベート・アドレスを採用するLAN内の端末からインターネットにアクセスする際には、 接続の度にグローバル・アドレスをに変換する必要があります。NATとはプライベート・アドレスを グローバル・アドレスに変換する仕組みで、プライベート・アドレスとグローバル・アドレスを1対1に変換します。 一方、「IPマスカレード」は ポート番号を利用し、1対複数のアドレス変換が可能です。  
Q.43
  「IPマスカレード」「ENAT」「NAT+」「NAF」といわれている機能はもっていますか。  
A.43
  プライベート・アドレスを採用するLAN内の端末からインターネットにアクセスする際には、 接続の度にグローバル・アドレスをに変換する必要がありますが、IPマスカレードは、TCPやUDPのポート番号を利用し、 1個のグローバル・アドレスだけで複数の端末がインターネットにアクセス可能です。 IPマスカレードは「ENAT」「NAT+」、「NAF」とも呼ばれます。 一方、アドレス変換の方式の一つである NAT(network addresstranslator)は,プライベート・アドレスとグローバル・アドレスが1対1の変換となります。  
Q.44
  フィルター機能について教えてください。  
A.44
  ARルータではそれぞれのインターフェイスに対してIPフィルタを設定することが出来ます。 パラメータとして発信元アドレス、送信先アドレス、プロトコル、ポート番号、セッションの状態が指定できますので、 細かな設定が可能です。なお、本機能は設定内容を上から順にチェックしていきますので、フィルター設定の順番にはご注意ください。 また、片側インターフェイスのみにフィルターを設定したい場合には、必ずもう一方のインターフェイスにも「全透過」のフィルターを 設定するようご注意ください。(さもないと、反対側のインターフェイスで全てのパケットが破棄されてしまいます。)  
Q.45
  解決対象のドメインごとに問い合わせ先のDNSサーバーを指定することは出来ますか。  
A.45
  残念ですが、対応致しておりません。  
 仕様/機能:BRIDGE機能について
Q.46
  BRIDGEとして使用できますか。  
A.46
  残念ですが、使用できません。  
 仕様/機能:DHCP機能について
Q.47
  DHCPサーバの機能はサポートしていますか。  
A.47
  サポートしております。  
Q.48
  DHCPサーバとは何ですか。  
A.48
  RFC(request for comments)1541に記述されており、TCP/IPプロトコルの1つでBOOTPの拡張版といえます。 TCP/IPを利用して通信する場合には,それぞれのコンピュータにIPアドレスやデフォルト・ゲートウエイのアドレスなどを設定する 必要がありますが,DHCPサーバー上にIPアドレスやデフォルト・ゲートウエイのアドレスを登録しておき、クライアントが起動時に DHCPサーバーにリクエストをだし、IPアドレスを取得します。このように、1台1台に対して自動的にネットワーク情報を配信できます。 BOOTPの拡張版といわれますが、大きく次の3点が違います。
1. 使用期限付きのアドレス設定
2. IPアドレス構築のためのすべてのパラメータを提供する
3. DHCPメッセージタイプを指定する
 
Q.49
  DHCPサーバ機能では何台のクライアントまでサポートできるのですか。  
A.49
  最大 64 個の IP アドレスを割り当てることができます。  
Q.50
  DHCPリレーエージェントはサポートしていますか。  
A.50
  サポートしています。クライアントからのDHCP/BOOTPリクエストをDHCP/BOOTPサーバに対して中継します。  
 仕様/機能:Firewall機能について
Q.51
  ファイアーウォール機能はありますか。  
A.51
  Packet Filtering 型 Firewall 機能に加え、 Stateful Inspection 型 Firewall 機能を搭載しております。 ただし、上位機種の AR400シリーズ や AR700シリーズ のような 攻撃検出機能や E-Mail 転送機能等は残念ながら対応しておりません。  
Q.52
  ファイアウォール機能について教えてください。  
A.52
  本機能を有効にすると、プライベートとパブリックに設定した各インターフェイス間にファイアウォールが設置されます。 デフォルト状態のファイアウォールは、プライベート側から開始されるパケットを全て透過し、パブリック側から開始されるパケットを全て遮断します。 ご利用いただくお客様の環境に合わせてポリシールールを追加してください。 (外部からのUDP/53(DNS)を透過、内部からのTCP&UDP/137-139を遮断など)  
Q.53
  FIREWALL のセッション保持時間を教えてください。  
A.53
  デフォルトで TCPセッション は60分。UDPセッション は20分。TCP、UDP以外のセッション は20分です。  変更を行うには「SET FIREWALL POLICY」コマンドにて設定が可能です。  
Q.54
  NAT 機能はありますか。  
A.54
  Firewall NAT 機能で、グローバルとプライベートのアドレス/ポート変換が可能です。 変換の内容を特定するスタティック NAT と動的に割り当てるダイナミック(エンハンスド) NAT の設定が可能です。  
 仕様/機能:VPN機能について
Q.55
  VPN には対応していますか。  
A.55
  残念ですが、対応しておりません。  
 仕様/機能:その他
Q.56
  データ圧縮機能はありますか。  
A.56
  以下PPP標準のデータリンク圧縮をサポートしています。
・STAC LZS圧縮方式
 
Q.57
  CONSOLE ポート について教えてください。  
A.57
  本製品を設定するためのコンソールターミナルを接続するRS-232 ポートです。  コンソールターミナルとの接続のために、コンソールケーブルが付属しています。  
Q.58
  SNMP には対応していますか。  
A.58
  はい、SNMPv1 に対応しております。 MIB IIに対応しており、弊社ネットワークマネージメントソフトCentreNET SwimViewからインテリジェントHUBなどを含めて トータルにネットワークを管理することができます。

サポートしているMIB
・MIB-II(RFC1213)
・Ethernet(RFC1398)
・HostResourceMIB(RFC1514)
・Private MIB(atrouter.mib)

サポートしているTRAP種別
・coldStart
・Link Up/Down (ETHは未サポート)
・authenticationFailure
 
Q.59
  PPP 課金管理機能とは何ですか。  
A.59
  PPP による ISDN 回線の使用料金を累積計算し、累積課金額が制限金額に達したら接続を禁止、 本体前面の ALART LED (赤)の点滅で接続が禁止されていることを知らせる機能です。 (ファームウェアバージョン 2.1.7 以降で対応しております。) 詳細に付きましては、「AR160/130におけるPPPの課金管理機能/AR160におけるINS付加サービスの利用」をご参照ください。  
Q.60
  ProxyARPはサポートしていますか。  
A.60
  サポートしております。ProxyARP機能を使用することで、遠隔地のLANを同一セグメントのように扱うことができます。   既存ネットワークの構成を変更せずに新しいネットワークを追加したいときなどに有効です 。  
Q.61
  Priority based Routing 機能 とは何ですか。  
A.61
  指定したパケットを優先的に送信する機能です。プライオリティーフィルターで設定が可能です。

 例)
 ネットワーク192.168.20.0/24側のSSHクライアントとSSHサーバー(192.168.10.5)の間のトラフィックを最優先(P0)で送信し、  その他のIPトラフィックは最低の優先度(P7)で送信するプライオリティーフィルターを設定するには次のようにします。

 ADD IP FILT=200 SO=192.168.20.0 SMA=255.255.255.0 DEST=192.168.10.5 DMA=255.255.255.255 PROTO=TCP DPORT=22 PRIORITY=P0
 ADD IP FILT=200 SO=192.168.20.0 SMA=255.255.255.0 PROTO=ANY PRIORITY=P7
 SET IP INT=ppp0 PRIORITYFILTER=200
 
Q.62
  RSVP機能に対応していますか。  
A.62
  残念ですが、対応致しておりません。  
Q.63
  マルチホーミング機能とはなんですか。  
A.63
  LAN/WANの物理インターフェースに複数の論理インターフェースを設定する事が可能な機能です。  
Q.64
  マルチホーミングで設定できる論理インターフェースはいくつまでですか。  
A.64
  ひとつの物理インターフェース毎に最大で16個です。
eth0-0
eth0-1


eth0-15
上記のように登録することが可能です。
 
Q.65
  PIAFS に対応していますか。  
A.65
  対応しておりません。  
Q.66
  AR160にアクセスしてきたTA/ルータに対してIPアドレスを動的に割り当てることが出来ますか。  
A.66
  IPアドレスプール機能により可能です。  ユーザごとにIPアドレスを固定しておく必要が無い場合、この機能を有効に利用することが出来ます。  この機能はPPPテンプレート機能を利用し、AR160への着呼時に動的にPPPインタフェースを生成します。  
 設定について
Q.67
  Webブラウザ画面での設定は可能ですか。  
A.67
  可能です。 ファームウェアバージョン Ver.2.3.2 より Web ブラウザを使った GUI による設定をサポートしております。 なお、GUI で可能な設定、操作につきましては「AR160 GUI設定ガイド」をご参照ください。  
Q.68
  設定するには何が必要ですか。  
A.68
  GUI 設定(ファームウェアバージョン Ver.2.3.2よりサポート)
・TCP/IPがインストールされたPCが必要です。

CLI 設定
・非同期のRS-232インタフェースを持つVT端末(パソコン)と ターミナルソフト(Windows 95のハイパーターミナル、Windows 3.1のターミナル、その他、ターミナルモードをサポートする通信ソフトウェアなど)、 シリアル接続ケーブルが必要です。 Telnetで設定される場合にはTCP/IPがインストールされたPCが必要です。
 
Q.69
  Telnet で設定できますか。  
A.69
  はい、設定可能です。 ご購入時 暫定的に AR160 には 192.168.242.242/255.255.255.0 が振られています。  
Q.70
  設定(変更)後にシステムの再起動は必要ですか。  
A.70
  設定方法により再起動が必要か否か異なります。
1. コンソールターミナルで直接設定した場合
コマンドを入力した時点で設定が反映されるため、再起動の必要はありません。 設定変更後に「CREATE CONFIG」コマンドで設定を保存する必要があります。
2. EDIT コマンドを利用して設定ファイル(CONFIG)を設定した場合
または設定ファイル(CONFIG)を製品にダウンロードして設定する場合 設定内容を反映させるためにシステムの再起動が必要です。
 
Q.71
  運用中に設定変更しても大丈夫でしょうか。  
A.71
  ターミナルからの設定変更は即時反映されます。 運用中に設定変更することも可能です。 ただし、リモート経由で設定変更する場合、設定内容によってセッションを切断する恐れがありますので、お勧めはできません。 EDITコマンドを使用して設定を変更される場合、システムの再起動が必要になりますので運用中の設定変更は、お勧めはできません。 運用中の設定変更は、お客様の責任でご判断ください。  
Q.72
  現在の動作している設定(スクリプト)を確認したいのですが。  
A.72
  以下コマンドで現在ルータで有効であるスクリプト(.cfg)ファイルの内容を確認することができます。
     show config dynamic
 
Q.73
  ファイルの内容を確認したいのですが。  
A.73
  以下コマンドで保存されているファイルの内容を確認することができます。
show file=ファイル名.拡張子
例)show file=test.cfg
 
Q.74
  MacintoshやiMacでルータの設定はできますか。  
A.74
  本製品は、工場出荷時にIPアドレスが設定されています。Ethernet経由でTelnetが可能ですので、 Macintoshなどのパソコンでも設定の変更が可能になります。
工場出荷時のIP
192.168.242.242/255.255.255.0
 
Q.75
  設定を行うためのツールは何か用意されていますか。  
A.75
  本製品では以下の方法で設定を行うことが可能です。
・Web ブラウザを使った GUI による設定(ファームウェアバージョン Ver.2.3.2よりサポート)
・非同期のRS-232インタフェースを持つVT端末(パソコン)からのコマンドラインによる入力
・Telnetからコマンドラインによる入力
・TFTPサーバからのスクリプトダウンロード
・ハイパーターミナルを使用したZmodemによるスクリプトダウンロード
 
Q.76
  ターミナルソフトの設定パラメータを教えてください。  
A.76
  VT端末でターミナルソフト使用時のパラメータは以下のように設定してください。

インターフェース速度 : 9600bps
データビット : 8
パリティ : なし
ストップビット : 1
フロー制御 : ハードウェア( RTS/CTS )
 
Q.77
  tftpサーバを使用した設定方法は。  
A.77
  テキストで作成したスクリプトを「.cfg」の拡張子をつけたファイルとして端末上に作成し、tftpサーバにおくことで、本製品からダウンロードすることが可能です。 以下のネットワーク環境例での手順を記述します。
例)
Ethernetインターフェース
設定する本製品 192.168.10.1(255.255.255.0)
tftpサーバ 192.168.10.100(255.255.255.0)
ダウンロードするファイル名 easy.cfg

1. 設定ファイル(.cfg)をテキストで作成し、tftpサーバに置きます。
2. 本製品にmanagerでログインし、以下のコマンドを入力します。
enable ip
add ip int=eth0 ip=192.168.10.1 mask=255.255.255.0
load file=easy.cfg server=192.168.10.100 destination=flash
3. 「・・・successfully completed」と表示されプロンプトが表示されれば、ダウンロードは完了です。
4. 「show file」コマンドで「easy.cfg」ファイルがダウンロードされているか確認します。
5. 「set config=easy.cfg」コマンドでeasy.cfgファイルが次回起動時に有効になります。
 
Q.78
  設定内容(スクリプト)を端末などに保存しておきたいのですが。  
A.78
  以下の2つの方法で保存する事が可能です。
・ハイパーターミナルのZmodemよりアップロード
 本製品をコンソールケーブルで接続した端末に保存します。
・tftpサーバへアップロード
 ネットワーク上のtftpサーバに保存されます。

Zmodem アップロード手順(Windows 95のハイパーターミナルを使用した例)
1. 本製品のコンソールポートと(ハイパーターミナルを起動する)端末のシリアルポートを添付のコンソールケーブルで接続し、ROUTER本体、端末の電源をONします。
2. ハイパーターミナルを起動し、managerでログインします。
3. 以下のコマンドを入力します。
upload file=xxx.cfg method=zmodem port=0
4. ハイパーターミナルがファイルを受信します。
「Operation Successful」と表示されればアップロードは終了です。 ルーターにきちんとダウンロードできたかは、「show file」コマンドを実行して確認します。

tftpサーバへのアップロード
例)
Ethernetインターフェース
設定する本製品 192.168.10.1(255.255.255.0)
tftpサーバ 192.168.10.100(255.255.255.0)
ダウンロードするファイル名 easy.cfg

1. 本製品を起動し、managerでログインします。
2. 以下のコマンドを入力します。
enable ip
add ip int=eth0 ip=192.168.10.1 mask=255.255.255.0
upload file=easy.cfg server=192.168.10.100

正常に終了した時は「・・・successfully completed 」というメッセージが表示されます。ルーターにきちんとダウンロードできたかは、「show file」コマンドを実行して確認します。
 
Q.79
  外部端末に保存しておいた設定内容(スクリプト)を本体に読み込ませる方法は。  
A.79
  以下の2つの方法が可能です。
・tftpサーバに保存し、本製品にダウンロード
 Zmodemで端末(PC)に保存し、本製品にダウンロード
・tftpサーバに保存した場合
 → 「tftpサーバを使用した設定方法は」を参照ください。

  Zmodemで端末(PC)に保存して本製品にダウンロードさせる場合。(Windows 95 ハイパーターミナルを使用した例)
1. 本製品のコンソールポートと(ハイパーターミナルを起動する)端末のシリアルポートを添付のコンソールケーブルで接続し、本製品、端末の電源をONします。
2. コンソールケーブルを接続した端末に設定ファイル(.cfg)を作成、保存します。
3. ハイパーターミナルを起動してmanagerでログインします。
4. 以下のコマンドを入力します。
load method=zmodem port=0 destination=flash
5. ハイパーターミナルの画面に「・・B00000...」というような行が表示されたら、ハイパーターミナルのメニューバーから「転送」→「ファイルの送信」を選択し、ファイルを指定します。
6. 指定したファイルを再確認し、送信して良ければ[送信]ボタンをクリックします。
7. 画面に「Zmodem,session over」と表示されたらダウンロードは終わりです。 ルーターにきちんとダウンロードできたかは、「show file」コマンドを実行して確認します。
 
Q.80
  工場出荷時に戻す、設定をし直す方法を教えてください。  
A.80
  作成した設定ファイルを削除します。
1. 現在設定されているCONFIGを確認します。
コマンド: show config
   表示結果: Boot configuration file: isp1.cfg (exists)
Current configuration: isp1.cfg
この場合、isp1.cfg が起動時に読み込まれています。
2. 設定ファイルは拡張子が「.cfg」になっていますので、該当するファイルを下記のコマンドで消去してください。
delete file=xxx.cfg
   (例)delete file=isp1.cfg
3. 起動時に読み込むCONFIGを初期状態に戻します。
set config=none
その後、ルータを再起動してください。
※セキュリティーモード の場合、「 DISABLE SYSTEM SECURITY_MODE 」コマンドでセキュリティーモード を解除してから行ってください。
 
Q.81
  コンソール画面よりPINGを発行する事はできますか。  
A.81
  可能です。ただし、IP機能が有効で、インターフェイスにIPが設定されている必要があります。  
Q.82
  コンソール画面よりTELNETを使用する事は可能ですか。  
A.82
  可能です。また、本製品の特徴として遠隔操作機能があります。 WAN等を経由しTELNETで相手(本製品)にログインし、 設定行うことができます。  
Q.83
  1行で入力できるコマンドの文字数は決まっていますか。  
A.83
  スペースを含み121 文字以下です。 1 行が122 文字以上になる場合には、コマンド名やパラメーターの省略形を使用したり、 ADD とSET またはCREATEとSET の組み合わせを使って、コマンドを分割します。 ただし、システム名が設定されている場合(SET SYSTEM NAME コマンドで設定)、入力可能な文字数は、システム名の文字数だけ短くなります。  
Q.84
  システム名を変更するコマンドを教えてください。  
A.84
  set system name コマンドにて可能です。
例)システム名をtestに変更
   set system name=test
Info (1034003): Operation successful. (設定が成功しました)

Manager test>
      と表示されます。

大文字、小文字を判別いたしますので、システム名をTESTで設定した場合、
Manager TEST>
と表示されます。
 
Q.85
  工場出荷時に設定されている PASSWORD を変更できますか。  
A.85
  可能です。
1. 下記のように入力します。
(表示されません)
Manager >SET PASSWORD
Old password: abcabc (現在のパスワードを入力。入力したパスワードは実際には表示されない)
New password: xyzxyz (新しいパスワードを入力)
Confirm: xyzxyz    (確認のため、新しいパスワードをもう一度入力)
プロンプトが表示されないときはここで「Enter」を押す

設定後、
CREATE CONFIG=CONFIG名.cfg
SET CONFIG=CONFIG名.cfg

以上で完了です。ただし設定したPASSWORDを絶対に忘れないようにしてください。忘れてしまった場合、製品を初期状態に戻すために、センドバック修理(有償)を行うことになります。
 
Q.86
  内部時計の時間を設定することは可能ですか。  
A.86
  SET TIME コマンドにて設定が可能です。
例)2003年7月7日 10時10分 に設定する
下記コマンドを入力
 SET TIME=10:10:00 DATE=07-jul-2003
設定後、設定したシステム時間が表示されます。
 System time is 10:10:00 on Monday 07-Jul-2003.
 
Q.87
  RESTART ROUTER と RESTART REBOOT でのリスタート時に動作は異なりますか。  
A.87
  異なります。  RESTART ROUTER はウォームスタート(ソフトウェアリセット)を実行しております。  RESTART REBOOT はコールドスタート(ハードウェアリセット)を実行しております。自己診断テストを実行します。Firmware を再度読み込みます。電源OFF/ONと同様です。  
Q.88
  パスワードを5回間違えて入力してロックアウトされました。どうすればよいですか。  
A.88
  10 分(デフォルト)が経過するとロックアウトは解除され、再びログインできるようになります(電源のOFF/ONを実行すれば、即時にロックアウトは解除されます)。  
Q.89
  各コマンド/パラメータの意味について教えてください。  
A.89
  各コマンド/パラメータにつきましてはコマンドリファレンスをご用意しております。 こちらにてご参照ください。  
Q.90
  どのような設定例がありますか。  
A.90
  様々な設定例をご用意しております。 こちらにてご参照ください。  
 GUI設定について
Q.91
  リモートLAN接続の設定を行いました。リモートLAN接続のPPPインターフェイスにIPを設定することができません。  
A.91
  リモートLAN接続の設定をGUI設定でされる場合、リモートLAN接続のPPPインターフェイスはUnnamberedの設定しか できません。PPPインターフェイスにIPを設定されたい場合は、コマンドにて設定してください。  
Q.92
  ISDN+リモートLAN接続の設定を行いました。リモートLAN接続側のPPPインターフェイスにIPを設定することができません。  
A.92
  ISDN+リモートLAN接続の設定をGUI設定でされる場合、リモートLAN側のPPPインターフェイスはアンナンバード設定になりますので、 IPを設定することはできません。設定されたい場合は、コマンドにて設定してください。  
Q.93
  DNS サーバーのアドレスを動的に取得します。GUI画面のどこで設定できますか。  
A.93
  DNS サーバーのアドレスを動的に取得する場合は、GUI設定では設定できません。 ハイパーターミナル等にて本製品にloginして頂き、以下のコマンドにて設定してください。
enable ip dnsrelay (DNS Relay機能を有効にします。)

set ip dnsrelay int=ppp0 (接続確立までISPのDNSサーバーアドレスが不明なため、DNSリクエストの転送先として、IPCPネゴシエーションを行うインターフェース名「ppp0」を指定します。)
create config=XXX.cfg (設定を上書きします。お客様の設定されているファイル名を指定してください。)
 
Q.94
  DNS Relayの設定を行いたいのですが、GUI設定画面のどこで設定できますか。  
A.94
  2回目以降GUI設定画面起動時のみ設定することが可能です。「設定編集」→「システム設定」 にてDNSRelayの有無、プライマリーDNS Server のアドレス、セカンダリーDNS Server のアドレスを設定することが できます。  
Q.95
  GUI 設定は2回目以降になりますが、設定の新規作成から再び設定を行う事はできますか。  
A.95
  可能です。以下の方法があります。
(1)「システム管理」→「再設定」にて可能です。
(2)GUIツールによって設定を作成した場合、以下の2つのファイルがフラッシュメモリー上に作成されます。
・gui.cfg⇒GUI ツールによって作成された設定ファイル
・config.gui⇒GUI ツールで設定を作成したことを示すファイル

すなわち、gui.cfg が存在しても、config.gui が存在しなければ、設定の新規作成の画面が表示されます。 また、config.gui が存在し、gui.cfg が存在しない場合には、設定の編集画面が表示されますが、 (デフォルト値を除く)すべての項目は空欄の状態になっています。 設定を新規作成から行いたい場合には、config.gui ファイルを削除してからGUI設定を行ってください。
 
 ファームウェアについて
Q.96
  使用しているファームウェアバージョンの確認方法を教えてください。  
A.96
  以下のコマンドで確認することができます。
show system
詳しくはこちらをご参考ください。
 
Q.97
  新しいファームウェアにして問題ありませんか。  
A.97
  新しいファームウェアの仕様が若干変更されている場合がございます。   変更点はリリースノートへ記載しておりますのでよくお読みいただけますようお願い致します。  
Q.98
  ファームウェアのファイルの拡張子を教えてください。  
A.98
  ファームウェアの拡張子とファイルタイプは以下のようになります。
拡張子 ファイルタイプ/機能
REZ 本製品が起動するとき、ロードされるファームウェアの圧縮形式のファイル
PAZ ファームウェアに対するパッチの圧縮形式のファイル。ソフトウェアのバージョンによってはインストールされていない場合もあります
 
 対応回線
Q.99
  インターネット・サービス・プロバイダに接続できますか。  
A.99
  端末型ダイアルアップ接続、 LAN 型ダイアルアップ接続、 64K / 128K ディジタル専用線 に対応したサービスであればご利用いただけます。  
Q.100
  ADSL や CATV に対応していますか。  
A.100
  残念ですが、ADSLやCATVには対応しておりません。  
Q.101
  ローカルルータとして使用できますか。  
A.101
  残念ですが、ローカルルータとしてご使用頂けません。  
Q.102
  フレームリレーで使用できますか。  
A.102
  残念ですが、フレームリレーではご使用頂けません。  
 対応回線:ISDN
Q.103
  ISDN ( INS ネット 64 )に対応していますか。  
A.103
  はい、対応しております。 64K ( 1B )、 128K ( 2B )のどちらにも対応しております。 INS ネット64回線交換サービスでご使用いただくことができます。64K(1B)、128K(2B)のどちらも対応しています。  
Q.104
  INS 1500 で使用することはできますか。  
A.104
  残念ながら対応しておりません。  
Q.105
  INS-P (パケット交換)で使用することはできますか。  
A.105
  残念ながら対応しておりません。  
Q.106
  NTTの「OCN」には対応していますか。  
A.106
  「OCNダイヤルアクセス(64Kbps ISDN)」、「OCNエコノミー(128Kbps 専用線)」でご利用いただけます。  
Q.107
  フレッツ ISDN に対応していますか。  
A.107
  対応しております。  
Q.108
  フレッツ ISDN の場合、通常のプロパイダ設定の他に設定するものはありますか。  
A.108
  通常のプロパイダ設定のほかにフレッツISDNの場合付加するコマンドは以下の通りです。
電話番号通知コマンド(ご契約によっては不要の場合もあります)
set isdn call=コール名 callingnumber=自分の契約電話番号 outcli=calling

NTT西日本ご利用の場合
set ppp=0 bap=off
set ppp=0 over=isdn-コール名 lqr=on
create config=xxx.cfg (お客様の設定されたファイル名)
restart router
で上書き保存後、再起動をかけてください。
 
Q.109
  フレッツグループアクセスは利用できますか。  
A.109
  利用可能です。 IPアドレスが1つだけ割り当てられる場合はLAN内の1台だけをポートフォワーディング機能にて グループアクセス経由でアクセスすることが可能です。 ネットワークアドレスごと割り当てられる場合はNATを利用せずに割り当てられたIPアドレスを設定しているLOCAL内のPC全てが、 グループアクセス経由でアクセス可能です。  
Q.110
  ISDN 最大Call定義数を教えてください。  
A.110
  ISDN 回線ご利用の際、 20 件まで登録することができ、同時接続は 2 箇所までです。  
Q.111
  ダイアルオンデマンドに対応していますか。  
A.111
  対応しています。  
Q.112
  ダイアルオンデマンドとは何ですか。  
A.112
  LAN側インターフェースからWAN側に送出すべきデータが発生した時に登録された宛先に自動発呼します。 またデータ転送終了から一定時間(デフォルト60秒)後に自動切断します。  
Q.113
  手動で接続/切断できますか。  
A.113
  可能です。
 idle=off にして自動発呼しない場合、下記コマンドにて接続/切断が可能です。
接続:
 ACTIVATE ISDN CALL=コール名

切断:
 DEACTIVATE ISDN CALL=コール名
 
Q.114
  ISDNのサブアドレスを使用することはできますか。  
A.114
  バス配線での接続を行うときなどのサブアドレスを設定することが可能です。  
Q.115
  WANの通信プロトコルにPPP(Point to Point Protocol)は使用できますか。  
A.115
  PPP(RFC1331)に対応致しておりますのでご使用いただけます。  
Q.116
  PPPの認証であるPAP/CHAPには対応していますか。  
A.116
  PAP/CHAP 共に対応しております。ご使用時には接続相手と同じ認証方式を設定してください。  
Q.117
  PAP/CHAP 以外の認証方式はありますか。  
A.117
  はい。  回線レベルの認証方式として、着信した電話番号を用いて接続の許可/不許可を判断する「発ID認証機能」があります。  ただし、この場合には使用されている回線、接続先の回線共に番号通知のサービスが付加されていること、また接続先の通信機器に発番号を通知する設定がされていることが必要です。  
Q.118
  ISDN用の終端抵抗の設定はできますか。  
A.118
  可能です。 本製品には、TERMスイッチ(終端抵抗スイッチ)がございます。終端を使用する場合は、ON(押し込んだ位置) 終端を使用しない場合はOFF(飛び出した位置)に設定してください。  
Q.119
  ISDN の 2B チャネルを同時に使用して 128Kbps で通信することはできますか。  
A.119
  標準 PPPマルチリンクプロトコル(The PPP Multilink Protocol(MP):RFC1990)を使用して、同一相手と128Kbpsで通信することが可能です。 ただし、相手ルータやアクセスポイントが対応いる必要があります。 常に 2B で使用するか、通信トラフィックに応じて自動的に調整するかを選択できます。 ただし、 2B を同時使用される場合、 1B のみ使用時の 2 倍の料金が課金されます。  
Q.120
  マルチリンクプロトコル(MP)とは何ですか。  
A.120
  INSネット64は、1契約者回線で、2B+D(2本のBチャネル(データチャネル)と1本のDチャネル(制御チャネル))を同時に使用することができます。 Bチャネル1本は64kbit/s、Dチャネル1本は16kbit/sです。本製品は、流れるデータ量が多い場合には Bチャネル2本分、 つまり128kbit/s分使用して通信することもできます。これを、MP機能と言います。 また、CentreCOM AR130は 標準 PPP マルチリンクプロトコル(RFC1990)を採用しておりますので、 相手先ルータが 同様の標準 PPPマルチリンクプロコルをサポートしているものであれば、128Kbpsの通信を行うことが可能です。  
Q.121
  MP 設定した時の課金はどうなるのでしょうか。  
A.121
  MPにより 2B を同時使用することになるので、1Bのみ使用時の2倍の料金が課金されます。  
Q.122
  2B ( MP 、バルク接続)で通信したい。  
A.122
  <取扱説明書 6.1 ダイヤルアップでプロパイダーと接続するの場合>

設定手順通り進めると、 B チャネル 1 本のみ使用する設定です。
既存の設定にさらに以下を追加してください。
常時 2B ( MP )の場合
add ppp=0 over=ISDN-ISP number=1
create config=isp.cfg
restart router

通信トラフィックに応じて 1B ⇔ 2B 調整
add ppp=0 over=ISDN-ISP number=1 type=demand
create config=isp.cfg
restart router

<取扱説明書 6.2 2拠点間接続の場合>

設定手順通り進めると、通信トラフィックに応じて 1B ⇔ 2B 調整する設定です。
B チャネル 1 本のみ使用する場合
手順の 7 add ppp=0 over=ISDN-TOOS type=demandの 1 行全部入力不要です。

常時 2B ( MP )の場合

手順の 7 を add ppp=0 over=ISDN-TOOS と入力。 type=demand 部分入力不要です。

※ ISP 接続で 2B 接続する場合はアクセスポイントが対応しているかご確認ください。
※ 2B 接続する場合はその分 ISDN 回線の課金も 2 倍になりますのでご注意ください。
 
Q.123
  必要な時だけ MP を使用したり、まったく使用しない(常に64Kbpsで通信)ことはできますか。  
A.123
  可能です。  必要な時だけ MP を使用する場合は、 以下のオプションを追加します。[0...100]は輻輳しきいをパーセント(%)で設定します。デフォルトは 60% です。
  ・[UPRATE]は上限を[DOWRATE]は下限を設定します。設定した 閾値を境に 使用チャネルを自動的に選択します。
add ppp=0 over=isdn-isp type=demand [UPRATE=0...100] [DOWNRATE=0...100]
・MP を使用しない時には スクリプト作成時に「type=demand」を入力しません。
 
Q.124
  ISDNの2Bチャネルを1B づつ別々の場所へ接続することは可能ですか。  
A.124
  2本のBチャネルをそれぞれ64Kbpsづつ、同時に異なる場所との通信が可能です。(MP設定時には使用できません。)  
Q.125
  接続先として定義できるのは何個までですか。最大コール定義はいくつまで可能ですか。  
A.125
  最大20個です。  
Q.126
  ISDNが切断された際の切断コードについて教えてください。  
A.126
  切断コードにつきましては以下、ISDN切断理由コード一覧をご参照ください。
理由表示情報要素番号一覧

番号:理由
1: 欠番
6: チャネル利用不可
16: 正常切断
17: 着ユーザビジー
18: 着ユーザレスポンスなし
21: 通信拒否
22: 相手加入者電話番号変更
26: 選択されなかったユーザの切断復旧
27: 相手端末故障中
28: 無効番号フォーマット
29: ファシリティ拒否
30: 状態問合せへの応答
31: その他の正常クラス
34: 利用可回線/チャネルなし
38: 網障害
41: 一時的障害
42: 交換機輻輳
43: アクセス情報廃棄
44: 要求回線/チャネル利用不可
47: その他のリソース利用不可クラス
50: 要求ファシリティ未契約
57: 伝達能力不許可
58: 現在利用不可伝達能力
63: その他のサービスまたはオプションの利用不可クラス
65: 未提供伝達能力指定
66: 未提供チャネル種別指定
70: 制限デジタル情報伝達能力
79: その他のサービスまたはオプションの未提供クラス
81: 無効呼番号使用
82: 無効チャネル番号使用
83: 指定された中断呼識別番号未使用
84: 中断呼識別番号使用中
85: 中断呼なし
86: 指定中断呼切断復旧済
87: ユーザはCUG メンバーではない
88: 端末属性不一致
91: 無効中断網選択
95: その他の無効メッセージクラス
96: 必須情報要素不足
97: メッセージ種別未定義または未提供
98: 呼状態とメッセージ不一致またはメッセージ種別未定義
99: 情報要素未定義
100: 情報要素内容無効
101: 呼状態とメッセージ不一致
102: タイマ満了による復旧
111: その他の手順誤りクラス
127: その他のインターワーキングクラス


基本的な理由表示情報要素番号と説明

番号: 内容: 説明
1: 欠番: 存在しない電話番号に発呼した。PBX使用時は、外線番号の前にアクセスコードが必要な場合があります。
16: 正常切断: 呼が正常に切断されました。U16 は自分側での切断、N16 は網または相手側端末による切断。
17: 着ユーザビジー: 発呼先の電話番号は使用中です。
21: 通信拒否: 相手側が着信を拒否しました。呼のパラメータが正しくない可能性があります。
27: 相手端末故障中: 相手側に反応がありません。ISDN回線の障害または相手端末の電源が落ちている可能性があります。
34: 利用可回線/チャネルなし: 発呼に使用するBチャネルが空いてません。確立している呼の数を確認してください。
42: 交換機輻輳: 網の障害やサービスの停止などが原因で発呼できません。
79: サービス/オプション未提供: サービス、オプションが提供されてません。ご利用のサービスに利用できる環境にない可能性があります。(例:フレッツ接続での設定不備、回線未工事など)
88: 端末属性不一致: 端末属性の一致しない相手に発信されました。(例:データ専用機器に対する音声通話など)
 
Q.127
  ISDNに接続する為に本製品以外に必要なものはありますか。  
A.127
  本製品はDSU内蔵致しておりますので、必要な機器はございません。内蔵DSUを使用されない場合には、 DSU(Digtal Service Unit)を別途ご用意頂く必要があります。  
Q.128
  ISDN と ディジタル専用線を同時に使用することはできますか。  
A.128
  ISDN と ディジタル専用線を本製品1台で同時に使用することはできません。  
 対応回線:専用線
Q.129
  専用線で使用することはできますか。  
A.129
  本製品はディジタル専用線の通信速度 64K、128Kbps に対応しております。  
Q.130
  専用線接続で拠点間認証を行わない設定は可能ですか。  
A.130
  可能です。
例)拠点A(192.168.10.0/24)と拠点B(192.168.20.0/24)の接続例(回線はOCNエコノミーを利用)

## ROUTER-A(拠点A)
 SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2
 CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1-2
 CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS
 ENABLE IP
 ADD IP INT=vlan1 IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0
 ADD IP INT=ppp0 IP=192.168.100.1 MASK=255.255.255.0
 ADD IP ROUTE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp0 NEXTHOP=192.168.100.2

## ROUTER-B(拠点B)
 SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2
 CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1-2
 CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS
 ENABLE IP
 ADD IP INT=vlan1 IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0
 ADD IP INT=ppp0 IP=192.168.100.2 MASK=255.255.255.0
 ADD IP ROUTE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 INT=ppp0 NEXTHOP=192.168.100.1
 
Q.131
  LQR(Link Quality Report)は利用可能ですか。  
A.131
  PPP の設定を行うことによって利用可能です。デフォルトでは ON になっております。  対抗機器がLQRに対応していない場合は OFF にしてご利用ください。  
 アナログポート
Q.132
  対応している ISDN 付加サービスを教えてください。  
A.132
  AR160 では以下のサービスがご利用いただけます。
(初期バージョンより対応)
「 INS ダイヤルインサービス」

(ファームウェアバージョン Ver.2.1.7 以降対応)
「 INS 迷惑電話おことわりサービス」
「 INS なりわけサービス」
「 INS ボイスワープ」
「 INS でんわばんサービス」
「 i ・ナンバー」
「 INS ダイヤルインサービス」

(ファームウェアバージョン Ver.2.1.8以降対応)
「INS ナンバーディスプレイ」

ISDN付加サービスにつきましてはこちらの取扱説明書/「AR160/130におけるPPPの課金管理機能/AR160におけるINS付加サービスの利用」をご参照ください。
 
Q.133
  「 INS ナンバーディスプレイ」(ファームウェアバージョン Ver.2.1.8以降対応)の設定方法を教えてください。  
A.133
  アナログポートに接続された電話機に電話がかかってきたとき、電話機のナンバーディスプレイ機能で相手の電話番号を確認できます(電話機は、ナンバーディスプレイ対応である必要があります)。 この機能は、「SET PBX EXTENSION」コマンドで設定します。アナログポートごとの設定が可能です。 EXTENSION パラメーターで電話機が接続されているアナログポートの番号(0 または 1)を指定します。 CLID パラメーターで INS ナンバーディスプレイを行うか(ON)、否か(OFF)を指定します。
・アナログポート 0 の電話機でナンバーディスプレイを行うには、次のコマンドを入力します。
SET PBX EXTENSION=0 CLID=ON
・アナログポート 1 の電話機でナンバーディスプレイを行うには、次のコマンドを入力します。
SET PBX EXTENSION=1 CLID=ON
 
Q.134
  ひとつのアナログポートに変換器をつけてふたつ以上通信させたいのですが可能ですか。  
A.134
  残念ですが出来かねます。ひとつのアナログポートにはひとつのアナログ通信機器をご接続ください。  
Q.135
  パルス方式のみの機器は使用できますか。  
A.135
  残念ながら対応しておりません。 トーン( プッシュ)方式のみ対応しております。  
Q.136
  PBX やビジネスフォン、ボタン電話を接続できますか。  
A.136
  AR160 自身が PBX 機能を搭載しているため、アナログポートに PBX を接続しないでください。AR160 は PBX をサポートしておりません。  
Q.137
  アナログポートの極性反転機能は対応していますか。  
A.137
  残念ながら対応しておりません。 この機能を使用する電話機や FAX などをアナログポートに接続すると、誤動作することがあります (電話機、 FAX の仕様については、各メーカーへお問合せください)。  
Q.138
  ACR 機能( αLCR 機能)は使用できますか。  
A.138
  ACR 機能そのものはお使いいただけますが、料金表示がされないことがあります。  
Q.139
  その他に AR160 自身が持っているアナログ機能は何ですか。  
A.139
  内線通話、リダイヤル、保留、ピックアップ機能です。  
Q.140
  電話をかける際、「#」を省略することはできますか。  
A.140
  可能です。以下の設定を行ってください。
例)
set pbx extension=0 terminate=5
extension:対象となるアナログポートの番号。
terminate:外線発信時における自動発呼までの待ち時間(秒)。
 
Q.141
  電話の受電/FAXの受信はできますが、電話の発信/FAXの送信ができません。  
A.141
  電話の発信/FAXを送信される際、通話先/送信先の電話/FAX番号を押し、最後に電話/FAX番号入力後に入力完了を示す 「#」をダイヤルする必要があります。 以下の設定にて「#」を省略することが可能です。
例)
set pbx extension=0 terminate=5 extension:対象となるアナログポートの番号。
terminate:外線発信時における自動発呼までの待ち時間(秒)。
 
Q.142
  アナログポートの片方又は両ポートを着信しないようにしたい。  
A.142
  既にお取扱説明書にて「#」発信を省略するコマンドを設定済みの場合は下記の(注)の動作をされてから設定にお進みください。 <アナログポート 1 を着信不可にする場合>
set pbx gro=default exten=0 numa=off
create pbx gro=no1 exten=1 numa=all
create pbx gro=no2 exten=2 numa=off
create pbx exten=1 po=0 gro=no1 nam=Extension1 term=5
create pbx exten=2 po=1 gro=no2 nam=Extension2 term=5
create config=xxx.cfg (お客様の設定ファイル名)
restart router

<アナログポート 0 のみ着信不可にする場合>
上記例の 2 、3 行目の numa=all と off を入れ替えます。

<両ポート着信不可にする場合>
上記例の 1 、2 、3 行目の numa=all を全て off にします。
※アナログポート自体を使用不可能、発信不能にする設定は出来ません。
※「#」を省略するコマンドも付加されています。

(注) 既存のアナログポートの設定をクリアします。
destroy pbx exten=0
destroy pbx exten=1
create config=xxx.cfg (お客様の設定ファイル名)
restart router
 
Q.143
  取扱説明書通りダイヤルインの設定を行うと通信中別の着信があると別のポートで着信してしまう。  
A.143
  以下で回避できます。
<環境例>
アナログ 0 に 045xxx1111 (主契約)
アナログ 1 に 045xxx2222 (ダイヤルイン追加契約)
・各ポート鳴り分け
・電話番号通知を各々の番号で通知する
・外線発信時「#」を入れなくても発信できるようにする
・通信中別の着信があると、相手は話中になる

<グローバル着信ありの場合>
最初に既存の設定をクリアします。
destroy pbx exten=0
destroy pbx exten=1
create config=xxx.cfg (有効になっているファイル名)
restart router
(ログイン)
新しく設定を登録します。
set pbx gro=default exten=0 numa=notpresent
create pbx gro=Daedalus1 exten=1 numa=notpresent
create pbx gro=Daedalus2 exten=2 numa=2222
create pbx exten=1 po=0 gro=Daedalus1 nam=Extension1 term=5
set pbx exten=1 cal=045xxx1111
create pbx exten=2 po=1 gro=Daedalus2 nam=Extension2 term=5
set pbx exten=2 cal=045xxx2222
create config=xxx.cfg (有効になっているファイル名)
restart router

<グローバル着信なしの場合>
最初に既存の設定をクリアします。
destroy pbx exten=0
destroy pbx exten=1
create config=xxx.cfg (有効になっているファイル名)
restart router
(ログイン)
新しく設定を登録します。
set pbx gro=default exten=0 numa=off
create pbx gro=Daedalus1 exten=1 numa=1111
create pbx gro=Daedalus2 exten=2 numa=2222
create pbx exten=1 po=0 gro=Daedalus1 nam=Extension1 term=5
set pbx exten=1 cal=045xxx1111
create pbx exten=2 po=1 gro=Daedalus2 nam=Extension2 term=5
set pbx exten=2 cal=045xxx2222
create config=xxx.cfg (有効になっているファイル名)
restart router
 
Q.144
  取扱説明書通りiナンバーの設定を行うと通信中別の着信があると別のポートで着信してしまう。  
A.144
  以下で回避できます。
<環境例>
アナログ 0 に 03-1234-5678(主契約)
アナログ 1 に 03-1234-1111(iナンバー契約)
・各ポート鳴り分け
・電話番号通知を各々の番号で通知する
・外線発信時「#」を入れなくても発信できるようにする
・通信中別の着信があると、相手は話中になる

<設定手順>
最初に既存の設定をクリアします。
destroy pbx exten=0
destroy pbx exten=1

新しく設定を登録します。
create pbx gro="test1" exten=1
create pbx gro="test2" exten=2
create pbx exten=0 po=0 gro="test1" nam="Extension 0"
set pbx exten=0 numa=12345678 hlc=tel cal=12345678 inum=Port1
create pbx exten=1 po=1 gro="test2" nam="Extension 1"
set pbx exten=1 numa=12341111 hlc=tel cal=12341111 inum=Port2
create config=xxx.cfg (有効になっているファイル名)
restart router
 
 トラブルシューティング:設定編
Q.145
  起動時に「LOGIN:」と表示されません。  
A.145
  以下をご確認ください。
・リターンキーを数回押してみてください。
・本製品の電源ケーブルが正しく接続されていますか。
・コンソールケーブルが正しく接続されていますか。
 
Q.146
  コンソールで文字化けして表示されます。  
A.146
  以下をご確認ください。
・ターミナルソフトの通信速度が9,600bpsに設定されていますか。
・別のフォントに変更する。
 
Q.147
  EDIT機能を利用すると、矢印キーが使用できません。  
A.147
  ターミナルソフトによっては使用することができません。
ターミナルソフトの仕様ですが、ショットカットキーでカーソルを動作させることが可能です。
取扱説明書のテキストエディターの項目を参照ください。

取扱説明書より抜粋:





カーソル移動
キー 機能
Ctrl/Z 1 行上に、移動する。
Ctrl/X 1 行下に、移動する。
Ctrl/B ファイルの先頭に、移動する。
Ctrl/D ファイルの最後に、移動する。
Ctrl/A 行頭に、移動する。
Ctrl/E 行末に、移動する。
Ctrl/U 1 画面前に、移動する(スクロールダウン)。
Ctrl/V 1 画面後に、移動する(スクロールアップ)。
Ctrl/F ワード右に移動する。
※ Ctrl/D を入力するとTelnet セッションが切断されることがありますのでご注意ください。
モードの切り替え
キー 機能
Ctrl/O 上書きモード
Ctrl/I 挿入モード
消去
キー 機能
Ctrl/T カーソル右の1 ワードを消去する。
Ctrl/Y 行全体を消去する。
BackSpace、Delete カーソル右の1 文字を消去する。
※ ハイパーターミナルをご使用の場合、「ファイル」→「プロパティ」→「設定」→「Backspace キーの送信方法」を「Delete」に設定してください。
ブロック操作
キー 機能
Ctrl/K, Ctrl/B ブロックマークを開始する。
Ctrl/K, Ctrl/C ブロックでコピーする。
Ctrl/K, Ctrl/D ブロックマークを終了する。
Ctrl/K, Ctrl/P ブロックでペースト(貼りつけ)する。
Ctrl/K, Ctrl/U ブロックでカットする。
Ctrl/K, Ctrl/Y ブロックで消去する。
Ctrl/F ワード右に移動する。
検索
キー 機能
Ctrl/K, Ctrl/X 上書き保存し、エディターを終了する。
Ctrl/C 変更を破棄するか問い合わせを表示してエディターを終了する
その他
キー 機能
Ctrl/W 画面をリフレッシュ(再表示)する。
Ctrl/K, Ctrl/O 別のファイルを開く。
Ctrl/K, Ctrl/H エディターのオンラインヘルプを表示する。
 
Q.148
  パスワードを忘れてしまいLOGINすることが出来ません。  
A.148
  大変申し訳ございませんが、パスワード忘却は無償保証の対象外とさせていただいております。  有償にて製品を初期化いたしますので、弊社サポートセンターまでご連絡お願い致します。
 詳細はこちらを参照ください。
 
Q.149
  ユーザー登録するコマンドを入力したところ、Passwordを聞かれました。なにを入力すればいいのでしょうか。
Manager > add user=aaa password=aaapass login=no
This is a security command, enter your password at the prompt
Password:
 
A.149
  ユーザー作成コマンドはセキュリティーコマンドになりますので、ログインしてから時間が経過していると、 Passwordを聞かれる場合があります。その場合には、設定画面にログインしたPasswordを入力してください。 設定が正常に反映されると以下のように出力されます。
Manager > add user=aaa password=aaapass login=no

This is a security command, enter your password at the prompt
Password:

User Authentication Database
------------------------------------------------------------
Username: aaa ()
Status: enabled Privilege: user Telnet: no Login: no
Logins: 0 Fails: 0 Sent: 0 Rcvd: 0
Authentications: 0 Fails: 0
------------------------------------------------------------
 
Q.150
  コマンド入力したところ、 Parameter "xxxxxxxx" not recognised. となり設定ができません。  
A.150
  " "(ダブルコーテーション) で囲われたパラメータが正しいか確認ください。 また、ご使用のファームウエアのバージョンを確認ください。 新たに追加された機能を、古いバージョンで動作している装置で使用しようとする と上記メッセージが表示されることがあります。 ファームウエアのバージョンが古い場合は、バージョンアップしてみてください。  
Q.151
  コンソール接続にてファイルを転送(ZMODEM利用)するがファイルが上書きされません。  
A.151
  ファイルを転送した場合、既存ファイルに同名のファイルが存在すると上書きされません。別名のファイルにて転送を行うか、 既存のファイルを削除してから転送してください。  削除のコマンドは下記の通りです。
 DELETE FILE=ファイル名.拡張子
 
Q.152
  設定中に下記のようなメッセージが表示されます。
 Info (1031260): Flash compacting...
DO NOT restart the router until compaction is completed.
 
A.152
  フラッシュメモリーのコンパクション(ガベッジの除去)を自動的に本製品が行っております。  下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。
   Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
Q.153
  自動的にフラッシュメモリーのコンパクションを実行するには設定が必要ですか。  
A.153
  本製品は自動的にコンパクションを行いガベッジの除去を行います。設定は特に必要ございません。  
Q.154
  手動でフラッシュメモリーのコンパクション(ガベッジの除去)を実行することは可能ですか。  
A.154
  可能です。
ACTIVATE FLASH COMPACTION
コマンドにてフラッシュメモリーのコンパクションが出来ます。
実行後、

Info (1031260): Flash compacting...
DO NOT restart the router until compaction is completed.

と表示されます。コンパクションが完了するまでしばらくお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。
  下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。
Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
Q.155
  設定を保存しようとしたところ、以下のようなエラーが表示され設定を保存できません。
 Manager > create conf=test.cfg
 Info (149003): Operation successful.
 Error (356265): file test.cfg not created, insufficient device space or write error.
 
A.155
  (FLASH)メモリーの残量不足、または(ファイルの)書き込みエラーによって、test.cfgという  ファイルは作成されませんでしたというエラーメッセージになります。  create configコマンドを連続して行ったり、EDIT を繰り返すと、メモリーのガベッジが増え、  同現象が起こることがあります。
  ACTIVATE FLASH COMPACTION
 にて、フラッシュメモリーのコンパクションを実行し、再度設定を保存してください。
※コンパクションが完了するまでしばらくお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。   下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。
 Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
Q.156
  テキストエディターにて、設定を変更しようとしたところ、以下のようなエラーが表示され設定を変更できません。
Manager > edit test.cfg
Error (3036289): Insufficient storage space to edit this file.
 
A.156
  (FLASH)メモリーの残量不足のため、ファイルを編集できませんというエラーメッセージになります。 create configコマンドを連続して行ったり、EDIT を繰り返すと、メモリーのガベッジが増え、同現象が起こることがあります。
ACTIVATE FLASH COMPACTION
にて、フラッシュメモリーのコンパクションを実行し、再度設定を変更してください。
※コンパクションが完了するまでしばらくお待ちください。電源のOFF/ONやコマンドは入力しないでください。  下記のメッセージが表示されるまでお待ちください。
Info (1031261): Flash compaction successfully completed.
 
 トラブルシューティング:GUI設定編
Q.157
  AR160 の設定画面が開けない。  
A.157
  以下をご確認ください。
1.WWW ブラウザーの設定に問題があります。(例 IE を使用している場合 )
→ブラウザー起動時に「ダイアルアップの接続」ウィンドウが表示されたり、 AR160 の設定画面を開こうとすると「要求された Web ページは、オフラインで使用できません。」と表示される場合、ブラウザーの設定に問題があります。 これはブラウザーの接続方法が LAN 経由ではなく、モデム経由になっているために発生します。 WWW ブラウザーの設定を「 LAN を使用してインターネットに接続する」に変更してください。
2.WWW ブラウザーの設定が「プロキシ サーバーを使用する」や「設定を自動的に検出する」になっています。
→WWW ブラウザーの設定を「プロキシ サーバーを使用する」や「設定を自動的に検出する」のチェックを外してください。
3.TCP/IPの設定が間違っています。
→IPの設定はAR160と同じネットワークのアドレスになっていますか。 ご使用のPCのIPアドレスをご確認ください。
 
Q.158
  GUIで設定をしましたが、フレッツISDNに接続できません。  
A.158
  フレッツISDNの設定はGUIではできません。 コンソールにて接続し、以下のコマンドにて行い設定を追加してください。

NTT東日本ご使用の場合
電話番号通知コマンド(ご契約によっては不要の場合もあります) set isdn call=コール名 callingnumber=自分の契約電話番号 outcli=calling

NTT西日本ご利用の場合
set ppp=0 bap=off
set ppp=0 over=isdn-コール名 lqr=on

create config=xxx.cfg (お客様の設定されたファイル名)
restart router
で上書き保存後、再起動をかけてください。
 
Q.159
  GUI設定にてLAN側IPを変更したところ、変更後のIPで設定画面が表示されません。  
A.159
  AR160 の LAN 側の IP アドレスの変更は、コマンドで行ってください。
「設定編集」→「LAN側設定」で AR160 の LAN 側 IP アドレスを変更すると「Page Access Error」が表示され、その後設定画面が表示されなくなります。
 
Q.160
  GUI設定にて設定時に電話番号の市外局番が3桁までしか入りません。  
A.160
  左側の小さい方の枠には何も入力をせずに、右側の枠に市外局番から入力してください。 (下図参照)そうすることで、i・ナンバー、ダイアルイン共に設定が可能です。
+----------+   +---------------+ 
|          | - |  0120860772   | 
+----------+   +---------------+ 
   ↑このテキストボックスには入力しないようにしてください。 
 
Q.161
  DHCP機能を有効にし、IPも取得できているのにインターネットに接続できません。 接続テストでは接続できていました。  
A.161
  PCにDNS Serverのアドレスは設定されていますか。 PCにDNSServerの設定がされていない場合には、以下の項目を確認してください。

AR160のDNS Relayを有効にしている場合
(1)システム管理からコマンドラインにて、
show config dynamic
を実行してください。 DHCP configuration - Post IP に以下の設定がされているかどうか確認してください。
add dhcp poli="base" dnss=X.X.X.X(ルータのLAN側IP)

上記の設定が入っていない場合、PCにDNS サーバーの設定が通知されないため、名前解決ができていません。 コンソールより、以下のコマンドを実行し設定を追加してください。
add dhcp poli="base" dnss=X.X.X.X(ルータのLAN側IP)
create config=xxx.cfg (お客様の設定されたファイル名。GUI設定をされた場合、gui.cfgというファイル名になります。)

AR160のDNS Relay機能を無効にしている場合
(1)show config dynamic
を実行してください。 DHCP configuration - Post IP に以下の設定がされているかどうか確認してください。
add dhcp poli="base" dnss=X.X.X.X(プロバイダーより提示されているDNSサーバーのアドレス)
上記の設定が入っていない場合、PCにDNS サーバーの設定が通知されないため、名前解決ができていません。 コンソールより、以下のコマンドを実行し設定を追加してください。
add dhcp poli="base" dnss=X.X.X.X(プロバイダーより提示されているDNSサーバーのアドレス)
create config=xxx.cfg (お客様の設定されたファイル名。GUI設定をされた場合、gui.cfgというファイル名になります。)
 
Q.162
  「インターネット接続」のアクセスポイント電話番号において、「リモートLAN接続」で設定したISDN 番号が正しく表示されません。  
A.162
  表示のみで動作上の問題はありません。  
Q.163
  ヘルプ画面の一部が文字化けします。  
A.163
  GUIのヘルプ画面を開いた際に、ヘルプのメニュー画面が文字化けする場合があります。  文字化けが発生した場合、そのフレームの文字エンコードを「UTF-8」に設定してください。  
 トラブルシューティング:ISDN/専用線
Q.164
  通信が終了したのにしばらく待たないと回線が切断されません。  
A.164
  ダイアルオンデマンドを設定している場合、自動切断機能はデータ送受信終了から 60 秒後に  切断されるようにデフォルト設定されます。  
Q.165
  通信終了後から回線切断までの時間を変更できますか。  
A.165
  デフォルトでは通信終了から回線切断まで 60 秒に設定されます。この時間を変更する場合は、  以下コマンドパラメータ「idle=xx」にて[秒]単位で設定します。
set ppp=0 over=isdn-toos idle=on(デフォルト設定 on=60秒)

例)set ppp=0 over=isdn-toos idle=30(30秒に設定)
 
Q.166
  フレッツ ISDN でインターネット・サービス・プロバイダに接続できません。  
A.166
  下記の3点が考えられます。
 ・電話番号の通知をしていない。通知している電話番号が違う。
電話番号通知コマンド
set isdn call=コール名 callingnumber=自分の契約電話番号 outcli=calling
 ・ 認証に失敗している可能性があります。
set ppp=0 bap=off
 ・LQR が網側と設定が異なる。
set ppp=0 over=isdn-コール名 lqr=on(off)
   on は有効、off は無効です。
 
Q.167
  LOG に LQR failure と表示され通信ができません。  
A.167
  SHOW LOG コマンドにて、LQR failure と表示されている場合、以下の理由により link downしていると考えられます。
 ・接続先の機器が LQR をサポートしていない。
 ・接続先機器が LQR をサポートしているが、on/offの設定が一致していない。

 LQRとは、Link Quality Report の略で、接続している各ルータ間でLINKが確立していることを確認し合うために相互にやり取りするパケットです。  LQR の設定は、AR160の場合、デフォルトは on となっています。  そのため、対向先のルータが LQR に対応していない場合には LINKが確立していないものと判断され、AR160側により回線が切断されます。  lqr=off と設定するためには、PPP設定において、以下のようなコマンドを追加する必要があります。
 <例> set ppp=0 over=tdm-toos lqr=off
 
Q.168
  PPP templateとPPPインターフェースを併用して利用することはできますか。  
A.168
  残念ですが出来ません。  
Q.169
  CallBack機能を設定しましたが、CallBackが上手くいきません。  
A.169
  以下の条件に当てはまる場合には、設定を追加して頂く必要があります。
[条件]
 ・常時2B接続設定時。
 ・CallBackルータが1Bを既に使用している場合。
 ・Call側ルータが1Bを既に使用している場合。

[追加設定]
 コール側ルータに以下パラメータの設定を追加してください。
set isdn call=call名 searchc=on rn1=2
 RN1: リトライグループ内での再ダイヤル回数。デフォルトは0。
上記の設定("rn1=2"は、Retry回数を指定します)により、チャネルなしエラーなどのエラーを回避することができます。
 
 トラブルシューティング:マニュアル編
Q.170
  取扱説明書の7.2 ユーザーの登録と情報の変更を参照し、ユーザーの設定を行ったところ、 以下のエラーが出て、ユーザーの設定ができません。
Manager > add user=aaa password=aaapass
Error (3045303): ADD USER, login setting must be specified for a userwith user privilege.
 
A.170
  loginオプションを設定する必要があります。
設定例)
  add user=aaa password=aaapass login=no
  loginオプションはPPP認証のユーザ名でのログインを許可する/許可しないを設定するオプションです。   必要に応じて、 yes または、no を指定してください。
  ※設定が正常に反映されると以下のように出力されます。
Manager > add user=aaa password=aaapass login=no
User Authentication Database
------------------------------------------------------------
Username: aaa ()
Status: enabled Privilege: user Telnet: no Login: no
Logins: 0 Fails: 0 Sent: 0 Rcvd: 0
Authentications: 0 Fails: 0
------------------------------------------------------------
 
Q.171
  取扱説明書のプロパイダー接続例の手順通り設定すると「Error (337261): Invalid ISDN interface.」とエラーになる。  
A.171
  Manager > ADD ISDN CALL=ISP NUMBER=012345678 PRECEDENCE=OUT INTREQ=BRIO
Error (337261): Invalid ISDN interface.

BRI0 → BRI 「オー」ではなく数字の「ゼロ」と入力してください。
 
 トラブルシューティング:その他
Q.172
  LOGINしましたが殆どのコマンドが入力エラーとなります。  
A.172
  下記をご確認ください。
 ・セキュリティモードで運用されている場合が考えられます。セキュリティユーザー権限でLOGINしてください。
 ・F/W のファイルを消去してしまった場合が考えられます。F/W UP にてF/W をインストールしてください。
 
 故障
Q.173
  故障した場合の問い合わせ窓口を教えてください。  
A.173
  修理/故障等につきましてはこちらをご査証ください。  
Q.174
  パスワードを忘れてしまいLOGIN出来なくなってしまいました。  
A.174
  弊社製 ハードウエア製品パスワード忘却時の対応につきましてはこちらをご査証ください。  
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