[index] CentreCOM AR410 V2 コマンドリファレンス 2.6

ADD APPLETALK PORT

カテゴリー:AppleTalk / AppleTalkインターフェース


ADD APPLETALK PORT INTERFACE=interface [DEMAND={ON|OFF|YES|NO}] [HINT=applenet:node] [SEED=applenet[-applenet]]

interface: 第2層インターフェース名(eth0、ppp0など)
applenet: AppleTalkネットワーク番号(1〜65279)
node: AppleTalkノード番号(1〜253)


AppleTalkインターフェース(AppleTalkポート)を作成する。



パラメーター

INTERFACE: データリンク層インターフェース名。同一インターフェース上に複数のAppleTalkインターフェースを作成することはできない。フレームリレーを使用する場合は、AppleTalkポートの作成後に、どの論理パス(DLC)を使用するかをADD APPLETALK DLCIコマンドで設定する必要がある。

DEMAND: オンデマンドインターフェースとして設定するかどうか。ダイヤルアップPPPインターフェース上にポートを作成する場合は、ONかYESを指定することにより、不要なブロードキャスト等を抑制することができる。

HINT: インターフェースのAppleTalkアドレス(「ネットワーク番号:ノード番号」の形式)。乱数でノード番号を決定するAppleTalkの仕組み上、指定したアドレスが必ず使用されるとは限らない。このパラメーターはEthernet、VLAN、PPP上でのみ有効。なお、AppleTalkではPPPインターフェースをUnnumberedにするのが普通なので、本パラメーターは通常不要。明示的にNumberedインターフェースを設定したいときだけ使用する。また、EthernetとVLANの場合も、ルーターであるからといって必ずしも固定的にアドレスを設定する必要はない。つまり省略可能。

SEED: AppleTalkネットワークレンジ。作成するポート配下のネットワーク番号の範囲を指定するもので、該当ネットワークのシードルーターとして機能させるときにだけ指定する(シードルーターの場合は必須)。有効な範囲は1〜65279。ネットワーク番号を複数個割り当てるときは「SEED=10-20」のように指定する。1つだけのときは「SEED=10」のように指定する。通常は1つで十分。このパラメーターは、EthernetとVLAN上でのみ有効。



表 1:SEED、HINTパラメーターとインターフェースに割り当てられるネットワーク番号、ノード番号の関係
SEED、HINT
インターフェースアドレス
SEED=x-y、HINT=0:z w:z(x <= w <= y)
SEED=x-y、HINT=w:z(ただし、x <= w <= y) w:z
SEED=x-y、HINT=w:0(ただし、x <= w <= y) w:n(1 <= n <= 253)
HINT=0:z(SEEDなし) m:z(1 <= m <= 65534)



vlan1上にAppleTalkインターフェースを作成し、ネットワーク番号28を割り当てる(シードルーターとしての設定)。
ADD APPLETALK PORT INT=vlan1 SEED=28

ppp0上にUnnumberedのAppleTalkインターフェースを作成する。ダイヤルアップ回線なので、DEMAND=ONを指定している。
ADD APPLETALK PORT INT=ppp0 DEMAND=ON



関連コマンド

ADD APPLETALK DLCI
DELETE APPLETALK PORT
SHOW APPLETALK PORT



参考

“Inside AppleTalk”, Second Edition, 1990; Gursharan S. Sidhu, Richard F. Andrews, Alan B. Oppenheimer; Apple Computer Inc., Addison-Wesley Publishing Company, Reading, Massachusetts. ISBN 0-201-55021-0(Inside AppleTalk, Second Edition(日本語版)、Applc Computer, Inc.、1992年9月28日 初版)


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