[index] CentreCOM AR410 V2 コマンドリファレンス 2.6
カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)
ADD OSPF AREA={BACKBONE|area-number} [AUTHENTICATION={NONE|PASSWORD}] [STUBAREA={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [STUBMETRIC=0..16777215] [SUMMARY={SEND|NONE|OFF|NO|FALSE}]
area-number: OSPFエリアID(a.b.c.dの形式)
OSPFエリアを作成する。
パラメーター |
AREA: エリアID。0.0.0.0(バックボーンエリア)はキーワード「BACKBONE」で指定することもできる。
AUTHENTICATION: エリア内での認証方式。NONE(無認証)とPASSWORD(簡易パスワード)がある。実際のパスワードはインターフェースごとに設定する(ADD OSPF INTERFACEコマンド)。デフォルトはNONE。
STUBAREA: 対象エリアをスタブエリアにするかどうか。ON、YES、TRUE(スタブエリアにする)およびOFF、NO、FALSE(スタブエリアにしない)はそれぞれ同じ意味。スタブエリアはAS外部の経路情報を持たないエリアで、AS外部へのトラフィックはすべてデフォルト経路に送られる。バックボーン(0.0.0.0)エリアと仮想リンクの通過エリアでは必ずOFFに設定すること。また、スタブエリア内に複数のOSPFルーターが存在する場合は、STUBAREAパラメーターの設定を同じにすること。バックボーンエリアのデフォルトはOFF、その他のエリアのデフォルトはON。
STUBMETRIC: スタブエリア内に通知するデフォルト経路(デフォルトサマリーLSA)のメトリック。デフォルトは1。本パラメーターはスタブエリアのエリア境界ルーター(ABR)でのみ有効。
SUMMARY: スタブエリア内にデフォルト経路以外の経路情報を通知するかどうか。NONE、OFF、NO、FALSE(通知しない)は同じ意味。SENDを指定した場合は、デフォルト以外のエリア情報もサマリーLSAでスタブエリア内に通知される。NONEを指定した場合は、デフォルトのサマリーLSAだけがABRによってスタブエリア内に通知される。デフォルトはNONE。
例 |
■ バックボーンエリアを作成する。
ADD OSPF AREA=0.0.0.0
■ 仮想リンクが通過するエリア1.1.1.1を作成する。
ADD OSPF AREA=1.1.1.1 STUBAREA=OFF
備考・注意事項 |
・各ルーター上では、自分の所属するエリアだけを作成すればよい。
・仮想リンクの通過エリアを作成するときは、必ずSTUBAREA=OFFを指定すること。
関連コマンド |
ADD OSPF RANGE
DELETE OSPF AREA
DELETE OSPF RANGE
SET OSPF AREA
SET OSPF RANGE
SHOW OSPF AREA
SHOW OSPF RANGE
参考 |
RFC2328, OSPF Version 2
(C) 2002 - 2008 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M3048-01 Rev.M