[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

ADD IPV6 6TO4

カテゴリー:IPv6 / IPv6インターフェース


ADD IPV6 6TO4 IP=ipadd

ipadd: IPv4アドレス


6to4トンネルインターフェースを作成する。

トンネルインターフェースにはインターフェース名「VIRTn」(nは0〜)が割り当てられ、6to4専用プレフィックス(2002::/48)と自エンドのIPv4アドレスに基づき、IPv6アドレスが自動設定される。



パラメーター

IP: 自エンドのIPv4アドレス



IPv4インターフェース(アドレス192.168.100.1)上に6to4トンネルインターフェースを作成し、他の6to4サイトへの経路と一般のIPv6サイトへのデフォルト経路を設定する。ここでは、6to4リレールーターのIPv6アドレスを2002:ac10:a01::1と仮定している。トンネルインターフェースのIPv6アドレスは2002:c0a8:6401::c0a8:6401となる。
ADD IPV6 6TO4 IP=192.168.100.1
ADD IPV6 ROUTE=2002::/16 INT=virt0(他の6to4サイトへの経路)
ADD IPV6 ROUTE=::/0 INT=virt0 NEXT=2002:ac10:a01::1(一般のIPv6サイトへの経路)



備考・注意事項

6to4を利用するには、他の6to4サイト「2002::/16」への経路を設定する必要がある。また、6to4リレールーター経由で一般のIPv6サイトと通信するためには、IPv6のデフォルト経路を6to4リレールーターに向ける必要もある。

他の6to4サイトへの経路を設定するときは、ADD IPV6 ROUTEコマンドのINTERFACEパラメーターに6to4トンネルインターフェースを指定し、NEXTHOPパラメーターは指定しないこと(::以外の有効なIPv6アドレスを指定してはならない)。

一般のIPv6サイトへのデフォルト経路を6to4リレールーターに向けるには、ADD IPV6 ROUTEコマンドのINTERFACEパラメーターに6to4トンネルインターフェースを指定し、NEXTHOPパラメーターには6to4リレールーターの6to4用IPv6アドレスを指定する必要がある。

なお、6to4リレールーターの6to4用IPv6アドレスは、6to4を運営している組織のWebサイトなどから入手すること。



関連コマンド

ADD IPV6 ROUTE
DELETE IPV6 6TO4
SHOW IPV6 INTERFACE
SHOW IPV6 TUNNEL



参考

RFC2460, Internet Protocol, Version 6 (IPv6) Specification
RFC2461, Neighbor Discovery for IP Version 6 (IPv6)
RFC2462, IPv6 Stateless Address Autoconfiguration
RFC2463, Internet Control Message Protocol (ICMPv6) for the Internet Protocol Version 6 (IPv6) Specification
RFC2893, Transition Mechanisms for IPv6 Hosts and Routers
RFC3056, Connection of IPv6 Domains via IPv4 Clouds


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