[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

ADD IPV6 ROUTE

カテゴリー:IPv6 / 経路制御(スタティック)


ADD IPV6 ROUTE=ip6add/plen INTERFACE=interface [NEXTHOP=ip6add] [METRIC=1..16] [PREFERENCE=0..65535]

ip6add: IPv6アドレス
plen: プレフィックス長(0〜128ビット)
interface: インターフェース名


IPv6ルーティングテーブルにスタティック経路を追加する。



パラメーター

ROUTE: 宛先ネットワークのIPv6アドレス。アドレス/プレフィックス長の形式で指定する(例:3ffe:1234::/64)。デフォルト経路の場合は0:0:0:0:0:0:0:0/0(「::/0」と省略可)を指定する

INTERFACE: 本経路宛てのパケットを送出するIPv6インターフェース

NEXTHOP: ネクストホップルーターのIPv6アドレス。INTERFACEがPPPかVIRTのときは省略可能(または値として「::」を指定可能)。ただし、6to4トンネルインターフェース上にデフォルト経路を設定するときは、本パラメーターに6to4リレールーターのアドレスを指定すること

METRIC: RIPv6用メトリック。省略時は1

PREFERENCE: 経路選択時の優先度。小さいほど優先度が高い。複数の経路が存在するときは、もっとも優先度の高い経路が使用される。省略時の値はデフォルト経路が360、その他のスタティック経路が60。なお、インターフェース経路は優先度0、RIPv6経路は優先度100となる



2001:1:10:100::/64への経路を設定する。
ADD IPV6 ROUTE=2001:1:10:100::/64 INT=eth0 NEXTHOP=2001:1:10:30:200:f4ff:fe12:3

2001:1000:2000::/48への経路を設定する。
ADD IPV6 ROUTE=2001:1000:2000::/48 INT=ppp1 NEXTHOP=::

デフォルト経路をppp0に向ける
ADD IPV6 ROUTE=::/0 INT=ppp0 NEXTHOP=::

デフォルト経路をIPv6 over IPv4トンネルインターフェースに向ける。トンネルインターフェースの名前が「VIRTn」であることに注意。
ADD IPV6 ROUTE=::/0 INT=virt0 NEXTHOP=::

6to4環境において、他の6to4サイトへの経路と一般のIPv6サイトへのデフォルト経路を設定する。ここでは、6to4インターフェース名がvirt0、6to4リレールーターのIPv6アドレスを2002:ac10:a01::1と仮定している。
ADD IPV6 ROUTE=2002::/16 INT=virt0(他の6to4サイトへの経路)
ADD IPV6 ROUTE=::/0 INT=virt0 NEXT=2002:ac10:a01::1(一般のIPv6サイトへの経路)



関連コマンド

ADD IPV6 6TO4
DELETE IPV6 ROUTE
SHOW IPV6
SHOW IPV6 ROUTE



参考

RFC2460, Internet Protocol, Version 6 (IPv6) Specification
RFC2461, Neighbor Discovery for IP Version 6 (IPv6)
RFC2462, IPv6 Stateless Address Autoconfiguration
RFC2463, Internet Control Message Protocol (ICMPv6) for the Internet Protocol Version 6 (IPv6) Specification


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