[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

SET ASYN

カテゴリー:インターフェース / 非同期インターフェース


SET ASYN[=asyn-number] [ATTENTION={BREAK|^ctrlchar|^[|NONE}] [DATABITS={5|6|7|8}] [ECHO={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [FLOW={CHARACTER|HARDWARE|NONE}] [HISTORY=0..99] [INFLOW={CHARACTER|HARDWARE|NONE}] [LOGIN={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [MAXOQLEN=0..214783647] [NAME=string] [OUTFLOW={CHARACTER|HARDWARE|NONE}] [PAGE={4..99|OFF}] [PARITY={EVEN|MARK|NONE|ODD|SPACE}] [PROMPT={string|DEFAULT|OFF}] [SECURE={ON|OFF|YES|NO|TRUE|FALSE}] [SPEED={AUTO|75|110|134.5|150|300|600|1200|1800|2000|2400|4800|9600|14400|14.4K|19200|19.2K|28800|28.8K|38400|38.4K|57600|57.6K|115200|115.2K}] [STOPBITS={1|2}] [TYPE={DUMB|VT100}]

asyn-number: 非同期ポート番号(0)
ctrlchar: コントロール文字(英文字1字。大文字小文字を区別しない)
string: 文字列(1〜15文字。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)


非同期ポートまたは端末セッションの設定パラメーターを変更する。

本コマンドで変更した設定内容はただちに有効となる。



パラメーター

ASYN: 非同期ポート番号。省略時はコマンドを入力したポートまたは端末デバイスが対象となる。

ATTENTION: アクティブな端末セッション(本製品から他ホストへのTelnet接続)から抜けてコマンドプロンプトに戻るためのキャラクター(アテンションキャラクター)を指定する。コンソールターミナルから本製品にログインしている場合のデフォルトアテンションキャラクターはBREAK(「Break」キー)、Telnetで本製品にログインしている場合のアテンションキャラクターは^P(「Ctrl/P」キー)。SPEEDパラメーターにAUTOを指定するときは、必ずBREAKをアテンションキャラクターに設定する必要がある。

DATABITS: 非同期ポートから送信される1キャラクター当たりのデータビット数を指定する。デフォルトは8。

ECHO: 非同期ポートのエコーモードを指定する。ONに設定した場合、プロンプトから入力された文字が端末画面にエコーされる。OFFの場合、入力された文字はルーターに送られて処理されるが、端末画面にはエコーされない。デフォルトはON。

FLOW: 非同期ポートからの送受信両方に適用されるフロー制御方式を指定する。NONE(フロー制御なし)を指定した場合、ルーターは受信したフロー制御文字やRTS/CTS信号線の状態遷移を無視し、フロー制御文字の生成や信号線の状態変化を行わない。CHARACTER(ソフトウェアフロー制御)を指定した場合は、XON/XOFF方式のソフトウェアフロー制御を行う。HARDWARE(ハードウェアフロー制御)を指定した場合は、RTS/CTS信号線によるハードウェアフロー制御を行う。より細かい設定が必要なときは、INFLOWおよびOUTFLOWパラメーターを使用することにより、受信時と送信時のフロー制御方式を個別に設定できる。

HISTORY: コマンドバッファーに保存するコマンド履歴の最大数を0〜99の範囲で指定する。HISTORYパラメーターにゼロをセットしても、すでに存在するコマンド履歴は消去されない。コマンド履歴を削除するには、RESET ASYN HISTORYコマンドを使う。デフォルトは30。

LOGIN: 該当ポートに接続した端末からログインできるかどうか。デフォルトはON。

MAXOQLEN: 非同期ポートの送信キューの最大バッファーサイズをキャラクター数で指定する。キューの長さがこの値に達すると、上位層からのデータはこれ以上バッファリングされなくなる。デフォルトは100。0を指定した場合、送信キューサイズは無制限になる。

NAME: ポートの名前。コメント的に使用する。デフォルトは「Asyn #」。「#」にはポート番号が入る。ポート名は、SHOW ASYNコマンドで確認できる。

PAGE: 端末の1画面当たり行数を4〜99の範囲で指定する。デフォルトは22。OFFを指定した場合は、ページ単位での一時停止が行われなくなる。

PARITY: 非同期ポートから送信される文字のパリティービットを指定する。デフォルトはNONE(パリティーなし)。

PROMPT: コマンドプロンプト文字列。DEFAULTを指定するとデフォルトに戻る。

SECURE: コマンドプロセッサーへのアクセス前にログイン処理が必要かどうかを指定する。デフォルトはON。

SPEED: 非同期ポートの通信速度。AUTOを指定した場合は自動判別する(この場合、ATTENTIONパラメーターの値をBREAKに設定しておく必要がある)。指定できる通信速度はルーターの機種によって異なる。未サポートの速度を指定した場合は、エラーメッセージが表示されコマンドは無視される。デフォルトは9600。

STOPBITS: 非同期ポートから送信される1キャラクターあたりのストップビット数を指定する。デフォルトは1。

TYPE: 非同期ポートに接続する端末の種類。VT100(VT100端末)かDUMB(ダム端末)から選択する。デフォルトはVT100。



端末画面のページング(一時停止)処理を無効にする。
SET ASYN PAGE=0



関連コマンド

DISABLE ASYN
ENABLE ASYN
RESET ASYN
SET TTY
SHOW ASYN
SHOW TTY




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