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DNSリレー（ドメインごとにリレー先を設定）

DNSリレー機能では、解決対象のドメインごとに異なるDNSサーバーにリレーする設定が可能です。ここでは、IPまでの設定がすんでいるものと仮定して、DNSサーバー振り分けの設定を解説します。

表 1

ISPのDNSサーバー	11.22.33.44、11.22.33.55
プライベートLANのDNSサーバー	192.168.10.5
ルーターのLAN側（vlan1）IPアドレス	192.168.10.1/24

DNSリレー設定

1. デフォルトのDNSサーバーとして、ISPのサーバーを指定します。「DOMAIN=ANY」は省略できます。
   
   ADD IP DNS DOMAIN=ANY PRIMARY=11.22.33.44 SECONDARY=11.22.33.55 ↓
   
   
2. privatelan.comドメイン用のDNSサーバーとして、プライベートLAN上のサーバーを指定します。
   
   ADD IP DNS DOMAIN=privatelan.com PRIMARY=192.168.10.5 ↓
   
   

   Note - 特定ドメイン用のDNSサーバーを指定するときは、あらかじめ「DOMAIN=ANY」のデフォルトDNSサーバーを指定しておく必要がありますのでご注意ください。

   
   
3. プライベートLANの逆引きドメイン「10.168.192.in-addr.arpa」用のDNSサーバーとして、プライベートLAN上のサーバーを指定します。
   
   ADD IP DNS DOMAIN=10.168.192.in-addr.arpa PRIMARY=192.168.10.5 ↓
   
   
4. DNSリレーを有効にします。
   
   ENABLE IP DNSRELAY ↓
   
   
5. 設定は以上です。LAN側のクライアントには、DNSサーバーアドレスとしてルーターのIPアドレス（192.168.10.1）を設定しておきます。クライアントからのDNSリクエストは、privatelan.comと10.168.192.in-addr.arpa宛はLAN上の192.168.10.5に、その他のドメインの解決要求はISPのDNSサーバー（11.22.33.44、11.22.33.55）に転送され、その応答が再びクライアントに転送されます。
   

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PN: J613-M0710-04 Rev.P

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