<前頁 次頁> << >> ↓ 目次 (番号順 (詳細)・ 回線別 (詳細)・ 機能別 (詳細))
CentreCOM AR550S 設定例集 2.9 #62
専用線を使って2つの拠点をリモートブリッジ接続します。ここでは、ブリッジフィルターを使用して、MACアドレスに基づきフレームのフィルタリングを行います。
ここでは次のような構成のネットワークを例に解説します。
TDMグループ名 | TOOS | TOOS |
回線速度 | 64Kbps | 64Kbps |
WAN側物理インターフェース | bri0 | bri0 |
ブリッジポート1(LAN側) | vlan1 | vlan1 |
ブリッジポート2(WAN側) | ppp0 | ppp0 |
ブリッジするプロトコル | DEC LAT(EthII=0x6004) | DEC LAT(EthII=0x6004) |
ルーターAの設定 |
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1 ↓
CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS ↓
ENABLE BRIDGE ↓
ADD BRIDGE PORT=1 INTERFACE=vlan1 ↓
ADD BRIDGE PORT=2 INTERFACE=ppp0 ↓
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=6004 ↓
Note - ADD BRIDGE PROTOCOLコマンドで指定したプロトコル以外はいっさい転送されませんのでご注意ください。
ADD BRIDGE FILTER=1 SA=00-00-f4-11-22-33 PORT=ALL ↓
Note - ブリッジフィルターでは、明示的に指定した条件にマッチしなかったパケットは暗黙のうちに破棄されます(転送されません)。よって、この設定ではターミナルサーバーA以外からのパケットはいっさい転送されません。
SET BRIDGE PORT=1 FILTER=1 ↓
Note - ブリッジフィルターはブリッジポートに適用して初めて効果を持ちます。フィルタリングはパケット受信時に行われるため、受信ポートにフィルターを適用します。
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
ルーターBの設定 |
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓
CREATE TDM GROUP=TOOS INT=bri0 SLOTS=1 ↓
CREATE PPP=0 OVER=TDM-TOOS ↓
ENABLE BRIDGE ↓
ADD BRIDGE PORT=1 INTERFACE=vlan1 ↓
ADD BRIDGE PORT=2 INTERFACE=ppp0 ↓
ADD BRIDGE PROTOCOL TYPE=6004 ↓
Note - ADD BRIDGE PROTOCOLコマンドで指定したプロトコル以外はいっさい転送されませんのでご注意ください。
ADD BRIDGE FILTER=1 SA=00-00-f4-cc-bb-aa PORT=NONE ↓
ADD BRIDGE FILTER=1 PORT=ALL ↓
Note - ブリッジフィルターでは、明示的に指定した条件にマッチしなかったパケットは暗黙のうちに破棄されます(転送されません)。したがって、2番目のルールがないと、ターミナルサーバーZのパケットだけでなく、すべてのパケットがフィルターで破棄されてしまいますのでご注意ください。
SET BRIDGE PORT=1 FILTER=1 ↓
Note - ブリッジフィルターはブリッジポートに適用して初めて効果を持ちます。フィルタリングはパケット受信時に行われるため、受信ポートにフィルターを適用します。
CREATE CONFIG=router.cfg ↓
SET CONFIG=router.cfg ↓
メモ |
まとめ |
ルーターAのコンフィグ [テキスト版]
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓ |
ルーターBのコンフィグ [テキスト版]
SET BRI=0 MODE=TDM ACTIVATION=ALWAYS TDMSLOTS=1-2 ↓ |
(C) 2005-2014 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M0710-04 Rev.P