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CentreCOM AR550S 設定例集 2.9 #68

DHCPサーバー


PCなどにIPアドレスなどのIP設定パラメーターを提供するDHCPサーバー機能の基本設定です。この例ではIPまでの設定がすんでいるものと仮定して、DHCPサーバーの設定だけを解説しています。

DHCPサーバーは、クライアントの要求に対して、あらかじめプールされたIPアドレスの中から使用されていないアドレスを選び、一定期間クライアントに割り当てます。また、サブネットマスクやデフォルトルート、ネームサーバーアドレスなど、同一サブネット内で共通に用いられるパラメーターをサーバー側で管理し、クライアントに提供することもできます。

ここでは、次のような構成のネットワークを例に解説します。IPの設定までは終わっているものと仮定しています。

表 1
DHCPポリシー名 subnet10
使用期限 7200(秒)
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトルート 192.168.10.1
DNSサーバーのIPアドレス 192.168.10.253, 192.168.10.254
DHCPレンジ名 ip10
DHCPレンジの開始IPアドレス 192.168.10.16
提供するIPアドレス数 32個



DHCPサーバー設定

ここでは、DHCPサーバーの設定部分だけを示します。

  1. DHCP機能を有効にします。


  2. DHCPポリシー「subnet10」を作成します。また、IPアドレスの使用期限を7200秒(2時間)に設定します。


  3. クライアントに提供する各種情報を設定します。


    Note - DNSサーバーアドレスを複数設定するときは、IPアドレスをカンマで区切って列挙します。このとき、カンマの前後にスペースを入れないよう注意してください。

  4. クライアントに提供するIPアドレスの範囲を指定します。ここでは、192.168.10.16〜192.168.10.47の32アドレスを動的割り当て用に確保します。


メモ

■ DHCPの設定内容を確認するには、次のコマンドを使います。


■ DHCPポリシーの情報を確認するには、次のコマンドを使います。


■ DHCPレンジ(割り当て用アドレスプール)の設定内容を確認するには、次のコマンドを使います。


■ DHCPクライアントの一覧は次のコマンドで確認できます。




CentreCOM AR550S 設定例集 2.9 #68

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PN: J613-M0710-04 Rev.P

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