＜前頁 次頁＞ ＜＜ ＞＞ ↓ 目次 （番号順 (詳細)・ 回線別 (詳細)・ 機能別 (詳細)）

Secure Shell（SSHv1）基本設定

暗号技術を用いて安全なリモートログインを可能にするSSH（Secure Shell）の使用方法について説明します。

基本設定

1. 暗号鍵の作成
   
   SSHサーバー側でホスト鍵とサーバー鍵の2つの鍵を作成します。
   
   
   • ホスト鍵の作成
     
     CREATE ENCO KEY=1 TYPE=RSA LENGTH=1024 DESCRIPTION="Host Key" ↓
     
     
   • サーバー鍵の作成
     
     CREATE ENCO KEY=2 TYPE=RSA LENGTH=768 DESCRIPTION="Server Key" ↓

   
   
2. SSHサーバーの起動
   
   SSHサーバー側で、手順1で作成した鍵を使用してサーバーを有効にします。
   
   ENABLE SSH SERVER HOSTKEY=1 SERVERKEY=2 ↓
   
   
3. SSHユーザーの登録
   
   サーバー側でSSHユーザーを登録します。設定方法は使用するログイン認証方式によって異なります。
   
   
   • パスワード認証の場合
     
     
     • 一般ユーザーの登録
       
       ADD SSH USER=TEST1 PASSWORD=PASSTEST1 ↓
       
       
     • Manager権限を持つユーザーの登録
       
       ADD USER=SSHMAN PASSWORD=SSHMAN1 PRIVILEGE=MANAGER ↓
ADD SSH USER=SSHMAN PASSWORD=SSHMAN1 ↓


     
     
   • RSA認証の場合
     
     最初にSSHクライアント側で認証鍵を作成し、作成した鍵ファイルをTFTPサーバー（ここでは、192.168.1.101とします）に送ります。
     
     
     CREATE ENCO KEY=100 TYPE=RSA LENGTH=768 ↓
CREATE ENCO KEY=100 TYPE=RSA FILE=user1key.key FORMAT=SSH ↓
UPLOAD FILE=user1key.key SERVER=192.168.1.101 ↓

     
     次に、SSHサーバー側でTFTPサーバーから鍵ファイルをダウンロードし、鍵を登録します。
     
     
     LOAD FILE=user1key.key SERVER=192.168.1.101 DEST=FLASH ↓
CREATE ENCO KEY=100 TYPE=RSA FILE=user1key.key FORMAT=SSH ↓
ADD SSH USER=USER1 KEYID=100 ↓


   
   
4. SSHクライアントからの接続
   
   SSHサーバーに接続するには、クライアント側で以下のコマンドを実行します。
   
   
   • パスワード認証の場合
     
     SSH 192.168.1.5 USER=TEST1 PASS=PASSTEST1 ↓
     
     
   • RSA認証の場合
     
     SSH 192.168.1.5 USER=USER1 KEYID=100 ↓

   
   上記のコマンドを実行すると、最初の接続時に必ず以下のメッセージが表示され接続に失敗します。
   
   

   Host key not recognised - saved as ssh.key SSH. Session closed.

   
   これはエラーではなく、SSHサーバーからSSHクライアント宛にホスト鍵が送られたことを知らせるメッセージです。上記のメッセージが表示された場合は、SSHクライアント側で次のコマンドを実行し、SSHサーバーのホスト鍵を登録します。
   
   CREATE ENCO KEY=10 TYPE=RSA FILE=ssh.key DESCRIPTION="SSHServer Host Key" FORMAT=SSH ↓
   
   一度このコマンドを実行した後は、ただちに接続できるようになります。
   

(C) 2005-2014 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: J613-M0710-04 Rev.P

＜前頁 次頁＞ ＜＜ ＞＞ ↑ 目次 （番号順 (詳細)・ 回線別 (詳細)・ 機能別 (詳細)）