[index] CentreCOM AR300/AR700 シリーズ コマンドリファレンス 2.3
対象機種:AR300 V2、AR300L V2、AR320、AR720、AR740
- 物理デバイス - NVS(Non-Volatile Storage) - フラッシュメモリー - ファイルシステム - ファイル名 - ワイルドカード - ファイルの操作
物理デバイス |
Note - フラッシュメモリーはすべての機種に搭載されていますが、NVSは搭載されていない機種もあります。詳細は製品付属の取扱説明書などでご確認ください。
NVS(Non-Volatile Storage) |
SHOW NVS ↓
SHOW NVS FREE ↓
フラッシュメモリー |
SHOW FLASH ↓
SHOW FLASH PHYSICAL ↓
ACTIVATE FLASH COMPACTION ↓
Note - コンパクション実行中は、絶対にシステムの再起動やフラッシュメモリーに対する操作(ファイル作成、編集、リネーム、削除など)を行わないでください。
ファイルシステム |
ファイル名 |
device:filename.ext
device | デバイス名。flash(フラッシュメモリー)かnvs(NVS)のどちらか。大文字・小文字の区別はありません。省略時はflashを指定したことになります |
filename | ファイル名(ベース名)。文字数は1〜8文字。半角英数字とハイフン(-)が使えます。大文字・小文字の区別はありませんが、表示には大文字・小文字の区別が反映されます |
ext | 拡張子。ファイル名には必ず拡張子をつける必要があります。文字数は1〜3文字。半角英数字とハイフン(-)が使えます。大文字・小文字の区別はありませんが、表示には大文字・小文字の区別が反映されます |
rez | 圧縮形式のファームウェア(リリース)ファイル |
paz | 圧縮形式のパッチファイル。システムが起動するときに、ファームウェアに対して動的に適用されます |
cfg | 設定スクリプトファイル。システムの設定情報を保存します。scpとの間に明確な区別はありませんが、慣例として設定内容を保存するスクリプトにはcfgを使います |
scp | 実行スクリプトファイル。cfgとの間に明確な区別はありませんが、慣例としてトリガースクリプトやバッチファイル的なスクリプトにはscpを使います |
mds | モデムスクリプトファイル。非同期シリアルポート経由での通信を制御するACCモジュールが使用するスクリプト。モデムや接続先とのチャットシーケンスを制御します |
hlp | オンラインヘルプファイル。SET HELPコマンドで設定し、HELPコマンドで閲覧します |
lic | ライセンスファイル。ファームウェア(リリース)や追加機能(フィーチャー)のライセンス情報を格納しているファイルです。絶対に削除しないでください |
ins | 起動時に読み込むファームウェアや設定ファイルの情報を格納しているファイルです |
dhc | DHCPサーバーの設定情報ファイルです。DHCPサーバーに関する設定を行うと自動的に作成されます |
txt | プレーンテキストファイル |
boot.cfg | デフォルトの起動スクリプトファイル。SET CONFIGコマンドで起動スクリプトが設定されていない(none)ときは、本ファイルが存在していれば起動時に自動実行されます。起動スクリプトが設定されている場合は、設定されているファイルが実行されます |
config.ins | 起動時に読み込む設定スクリプト(起動スクリプト)ファイルの情報を保存しているファイル。SET CONFIGコマンドを実行すると作成(上書き)されます |
prefer.ins | 起動時にロードするファームウェアファイルの情報を保存しています |
enabled.sec | セキュリティーモードへ移行したときに自動的に作成されるファイル。システムに対し、起動時にセキュリティーモードへ移行すべきことを示すファイルです |
random.rnd | IPsecなどの処理で使用されるファイルです。自動的に作成・更新されるため、ユーザーが意識する必要はありません |
release.lic | リリースライセンスファイル。ファームウェア(リリース)のライセンス情報を持つファイルです。削除しないようご注意ください |
feature.lic | フィーチャーライセンスファイル。追加機能(フィーチャー)のライセンス情報を持つファイルです。削除しないようご注意ください |
ワイルドカード |
SHOW FILE=*:*.rez ↓
SHOW FILE=*.txt ↓
DELETE FILE=nvs:*.scp ↓
DELETE FILE=gw*.scp ↓
Note - 後方一致(*base.cfg)や中間一致(*foo*.cfg)は使えません。
ファイルの操作 |
SHOW FILE ↓
SHOW FILE=*.scp ↓
SHOW FILE=mitai.cfg ↓
DELETE FILE=iranai.cfg ↓
DELETE FILE=*.txt ↓
Note - 削除したファイルを元に戻すことはできません。ファイル操作時は十分注意を払ってください。
Note - config.ins、prefer.ins、release.lic、feature.licは、システムの動作に必要なファイルです。誤って削除しないようご注意ください。
Note - ワイルドカードを使ってファイルを削除するときは、必要なファイルまで削除してしまわないよう十分にご注意ください。
RENAME old.scp new.scp ↓
EDIT myscript.scp ↓
LOAD FILE=long.scp SERVER=192.168.1.11 DEST=flash ↓
UPLOAD FILE=taisetsu.cfg SERVER=192.168.1.11 ↓
Note - TFTPサーバーの実装(UNIX系OSのtftpdなど)によっては、サーバー上にあらかじめファイルを作成しておかないとファイルのアップロードができないものがあります。これは、ファイルの新規作成に失敗するためです。このような場合は、サーバー上で空のファイルを作成し、すべてのユーザーに書き込み権限を与えてからアップロードしてみてください。
UNxXOS[1]# cd /tftpboot UNxXOS[2]# touch karappo.cfg UNxXOS[3]# chmod 666 karappo.cfg |
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