[index] CentreCOM AR740 コマンドリファレンス 2.6
カテゴリー:IPX / 経路制御
ADD IPX RIP=filter-id NETWORK=ipxnet ACTION={INCLUDE|EXCLUDE} [ENTRY=entry-id]
filter-id: フィルター番号(0〜99)
ipxnet: IPXネットワーク番号(32ビット長。16進数最大8文字。先頭の0は省略可能)
entry-id: エントリー番号(0〜65535)
IPX RIPフィルターにエントリーを追加する。
RIPフィルターは、特定ネットワークへの経路情報を通知しないようにしたり、受信しないようにしたりするもの。
パラメーター |
RIP: RIPフィルター番号
NETWORK: IPXネットワーク番号。以下のワイルドカードを使用可能。「*」(アスタリスク。任意の文字列にマッチ。ただし、単独か文字列の末尾でのみ使用可)、「%」(パーセント。任意の一文字にマッチ)、「[]」(角かっこ。かっこで囲まれた文字のうちのどれかひとつにマッチ)。
ACTION: マッチした経路情報に対するアクション。INCLUDEなら、マッチした経路情報を受け入れる、または、送信する。EXCLUDEは、マッチした経路情報を破棄する。
ENTRY: フィルターエントリー番号。省略時はエントリーリストの末尾に追加される。
例 |
■ IPXネットワーク「00123456」に関する経路情報だけを破棄するRIPフィルターを作成する。
ADD IPX RIP=1 NETWORK=00123456 ACTION=EXCLUDE
ADD IPX RIP=1 NETWORK=* ACTION=INCLUDE
備考・注意事項 |
・RIPフィルターを作成しただけではフィルタリングが行われない。SET IPX CIRCUITコマンドのINRIP、OUTRIPパラメーターでインターフェースに適用するか、SET IPX GRIPコマンドでグローバルに適用する必要がある。
・RIPフィルターの末尾には、すべての経路情報を破棄する暗黙のエントリーが常に存在する。そのため、特定ネットワークの情報だけを破棄したい場合は、エントリーリストの末尾にすべての経路情報を許可するエントリーを明示的に追加する必要がある。
関連コマンド |
DELETE IPX RIP
SET IPX CIRCUIT
SET IPX GRIP
SET IPX RIP
SHOW IPX
SHOW IPX RIP
参考 |
“IPX Router Specification”, v1.2, Novell, Inc., Part Number 107-000029-001
(C) 1997 - 2008 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-000215 Rev.C