[index] CentreCOM AR740 コマンドリファレンス 2.6
カテゴリー:非同期コール / 非同期コール
SET ACC CALL=call-name [AUTHENTICATION={AUTO|NONE|PASSWORD}] [CSCRIPT=filename] [DIAL=phone-number] [DIRECTION={ANSWER|BOTH|ORIGINATE}] [DSCRIPT=filename] [ENCAPSULATION={ADAPTIVE|AUTO|CSLIP|ENQUIRE|NONE|OKPPP|PPP|SLIP}] [IPPOOL={pool-name|NONE}] [LINE={DIRECT|MODEM}] [PPPTEMPLATE=template] [REMOTE=call-name] [RSCRIPT=filename]
call-name: コール名(1〜15文字。大文字小文字を区別しない)
phone-number: 電話番号(1〜31文字)
pool-name: IPプール名(1〜15文字)
template: PPPテンプレート番号(0〜31)
filename: ファイル名(拡張子は.mds)
非同期コールの設定パラメーターを変更する。
パラメーター |
CALL: 非同期コール名
AUTHENTICATION: 着信時の認証方式。PASSWORD(デフォルト)を指定した場合はログイン認証を行う(login:プロンプトを提示し、ユーザー認証データベースまたは認証サーバーによる認証を行う)。AUTOを指定した場合は、PPPのフラグシーケンスの有無を判断し、検出時はPPPテンプレートで指定された認証を行い、非検出時はPASSWORD指定時同様の認証を行う。NONEの場合は、PPPテンプレートで指定された認証を行う。
CSCRIPT: 発呼時にリモートホストとの接続確立後に実行されるコネクトスクリプト(.mds)を指定する。スクリプトにはログイン手順等を記載するのが一般的。
DIAL: 接続先の電話番号を指定。この番号は、ダイヤルスクリプト(DSCRIPTで指定)起動時に引数%1として渡される。
DIRECTION: 呼の方向を指定。ANSWER(着呼のみ)、ORIGINATE(発呼のみ)、BOTH(発着両用)から選択。
DSCRIPT: ダイヤルスクリプト。発呼用のモデムスクリプト(.mds)を指定する。このスクリプトにはモデムコマンド等のチャットスクリプトを記述する。
ENCAPSULATION: 非同期コール上で使用する伝送プロトコルを指定する。選択肢は、ADAPTIVE(SLIPとCSLIPを自動判別)、AUTO(自動判別)、CSLIP(Compressed SLIP)、ENQUIRE(プロンプトを出してユーザーに選択させる)、NONE(無手順)、OKPPP(PPPフレームを検出したら非同期PPPに移行する)、PPP(非同期PPP)、SLIP(Serial Line IP)。デフォルトはENQUIRE。
IPPOOL: SLIPユーザーに割り当てるIPアドレスプールを指定する。NONEは割り当てを行わないことを示す。デフォルトはNONE。PPPユーザー用のアドレスプールは、PPPテンプレートのIPPOOLパラメーターで指定する。
LINE: 非同期ポートの信号制御方式。MODEMはモデム接続に適した設定。DIRECTはルーター2台をヌルモデムケーブルで直結する場合の設定。デフォルトはMODEM。
PPPTEMPLATE: 着信時に動的作成するPPPインターフェースのテンプレート。ダイナミックPPPを使用するには、ENCAPSULATIONパラメーターにAUTO、OKPPP、PPPのいずれかを指定しなくてはならない。
REMOTE: リモートコール名
RSCRIPT: リセットスクリプト。呼切断時(CD信号がオフになったとき)に実行するモデムスクリプト(.mds)を指定する。
関連コマンド |
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