[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

boot system

モード: 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム


# boot system PRIMARY [SECONDARY]

# no boot system


起動用ファームウェアのイメージファイルを指定する。
no形式で実行した場合は、イメージファイルの指定をなしにする。

システム起動時には、次の順序でイメージファイルのロードを試みる。
各段階でイメージファイルのロードに失敗した場合は、次の段階に進む。

  1. プライマリーファームウェアのイメージファイル
  2. セカンダリーファームウェアのイメージファイル
  3. フラッシュメモリー上にある拡張子「.rlz」のファイル(見つかった順に試行)
イメージファイルが指定されていない場合は、フラッシュメモリー上にある拡張子「.rlz」のファイルを検索し、見つかった順にロードを試みる。ただし、検索順は不定なので、通常運用時は本コマンドでイメージファイルを明示的に指定しておくこと。


パラメーター

PRIMARY プライマリーファームウェアのイメージファイル。フラッシュメモリー上にある拡張子は「.rlz」のファイルを指定すること
SECONDARY セカンダリーファームウェアのイメージファイル。フラッシュメモリー上にある拡張子は「.rlz」のファイルを指定すること


使用例

■ プライマリーファームウェアとして「arx640s_050000B06.rlz」を指定する。

*Router# boot system arx640s_050000B06.rlz


注意・補足事項

■ コマンド実行時には指定されたイメージファイルの整合性チェックが行われ、異常を検出したときはエラーになる。

■ イメージファイルの設定は、本コマンド実行時にシステムに保存されるため、copyコマンド(copy running-config startup-config)でコンフィグに保存する必要はない。


関連コマンド

reload(特権EXECモード)
show boot(特権EXECモード)
show flash(特権EXECモード)



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