[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5
モード: 特権EXECモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(BGP)
# clear [ip] bgp PEER [soft] [in|out]
指定したBGPピアとの間で交換している経路情報を更新する。
更新方法には大きく分けて次の2種類がある。
PEER := |
{*|A.B.C.D|<1-4294967295>|external} |
||||
更新対象のBGPピア。次のいずれかの形式で指定する | |||||
* |
すべてのピア | ||||
A.B.C.D |
指定したIPアドレスを持つピア | ||||
<1-4294967295> |
指定したASに所属するピア | ||||
external |
すべてのeBGPピア | ||||
soft |
BGPセッションを保持したまま経路情報を更新するときに指定する(ソフトリセット)。本オプションやin、outオプションをいずれも指定しなかった場合はBGPセッションを再確立することで経路情報を更新する(ハードリセット)。in、outはソフトリセットする経路情報の向きで、省略時はin、outの両方を更新する | ||||
in |
該当ピアから受信した経路だけをソフトリセットする(暗黙のうちにsoftオプションありとみなされる)。具体的にはピアにROUTE-REFRESHメッセージを送信して経路情報の再送信を要求し、受信した経路情報を再度処理(フィルタリング設定の適用など)する。なお、neighbor soft-reconfiguration inboundコマンドを実行して、ピアから受信したフィルタリング前の経路情報を保持するよう設定している場合は、経路情報の再送信を要求せずに、自身が保持しているフィルタリング前の経路情報に対して再度処理を行うことで経路情報を更新する | ||||
out |
該当ピアに送信した経路だけをソフトリセットする(暗黙のうちにsoftオプションありとみなされる)。具体的には該当ピアに経路情報を再送信する。このとき送信用のフィルタリング設定も再適用する |
■ 受信用フィルターの設定変更を反映するため、BGPピア10.10.10.5とのBGPセッションを保持したまま、該当ピアから受信した経路情報を更新する(受信経路のソフトリセット)。
*Router# clear ip bgp 10.10.10.5 soft in ↓ |
*Router# clear ip bgp 10.10.10.5 soft out ↓ |
*Router# clear ip bgp 10.10.10.5 soft ↓ |
*Router# clear ip bgp 10.10.10.8 ↓ |
*Router# clear ip bgp * ↓ |
■ softオプションを指定しなくても、inかoutのどちらかを指定した場合は暗黙のうちにソフトリセットの指定となる。
■ 受信経路のソフトリセット(soft in、in)には以下に述べるように満たすべき各種の条件があるが、送信経路のソフトリセット(soft out、out)は単にUPDATEメッセージを送信するだけなので、いつでも使用できる。
■ 該当ピアがルートリフレッシュ・ケイパビリティーをサポートしておらず、なおかつ、neighbor soft-reconfiguration inboundコマンドでピアから受信したフィルタリング前の経路情報を保持するよう設定していない場合、soft inおよびin(受信経路のソフトリセット)は機能しない。なお、本製品は初期設定でルートリフレッシュ・ケイパビリティーをサポートしている(neighbor capability route-refreshコマンド)。
neighbor distribute-list(BGPモード)
neighbor remote-as(BGPモード)
neighbor route-map(BGPモード)
neighbor soft-reconfiguration inbound(BGPモード)
show ip bgp neighbors advertised-routes(非特権EXECモード)
show ip bgp neighbors routes(非特権EXECモード)
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