[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

neighbor update-source

モード: BGPモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(BGP)


(config-router)# neighbor A.B.C.D update-source IFNAME

(config-router)# no neighbor A.B.C.D update-source


指定したBGPピアとの通信に使用する始点IPアドレスを指定する。具体的には、始点IPアドレスとして使いたいアドレスが設定されているインターフェースを指定する。
no形式で実行した場合は始点IPアドレスの指定を削除する。
初期状態では始点IPアドレスは指定されておらず、BGPパケットを送出するインターフェースのIPアドレスが始点IPアドレスとして自動的に使われる。


パラメーター

A.B.C.D BGPピアのIPアドレス
IFNAME インターフェース名


使用例

■ iBGPピア「R1」、「R2」間で、それぞれループバックインターフェースloop 0のIPアドレスをBGPパケットの始点IPアドレスとして使うよう設定する。ここでは、実際の送出インターフェースはR1、R2ともにループバックでない通常のインターフェースで、設定されているIPアドレスはそれぞれ10.10.10.1/24、10.10.10.5/24と仮定する。対向ピアのループバックインターフェースに設定されたIPアドレスへの経路は、ここでは例としてスタティック設定しているが、RIP、OSPF等で通知してもよい。

R1(config)# interface loop 0
R1(config-if)# ip address 10.0.0.1/32
R1(config-if)# no shutdown
R1(config-if)# exit
R1(config)# ip route 10.0.0.5/32 10.10.10.5
R1(config)# router bgp 65010
R1(config-router)# neighbor 10.0.0.5 remote-as 65010
R1(config-router)# neighbor 10.0.0.5 update-source loop 0

R2(config)# interface loop 0
R2(config-if)# ip address 10.0.0.5/32
R1(config-if)#no shutdown
R2(config-if)# exit
R2(config)# ip route 10.0.0.1/32 10.10.10.1
R2(config)# router bgp 65010
R2(config-router)# neighbor 10.0.0.1 remote-as 65010
R2(config-router)# neighbor 10.0.0.1 update-source loop 0


コマンドツリー

router bgp (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- neighbor update-source(BGPモード)


関連コマンド

ip address(インターフェースモード)
neighbor remote-as(BGPモード)
show ip bgp(非特権EXECモード)
show ip bgp neighbors(非特権EXECモード)
show ip bgp summary(非特権EXECモード)
show ip interface(非特権EXECモード)



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