[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

prefix-delegation pool

モード: DHCPv6モード
カテゴリー: IP付加機能 / DHCPv6サーバー


(dhcp6-config)# prefix-delegation pool X:X::X:X/M SUB_PLEN [VALID [PREFERRED]]

(dhcp6-config)# no prefix-delegation pool X:X::X:X/M SUB_PLEN


DHCPv6クライアントに対して動的に割り当てるアドレスブロックの範囲(動的割り当てプレフィックスプール)を設定する。
no形式で実行した場合は、動的割り当てプレフィックスプールを削除する。


パラメーター

X:X::X:X/M 割り当て可能なアドレスブロック全体をIPv6プレフィックスとプレフィックス長で指定する。実際の割り当て時には、この中からSUB_PLENで指定した大きさ(長さ)ずつプレフィックスを切り出す
SUB_PLEN := <1-128>
クライアントに割り当てるアドレスブロックの大きさをプレフィックス長で指定する
VALID := {<60-4294967295> | infinity}
プレフィックスの最終有効時間(秒)。少なくともPREFERREDパラメーターの値と同じか、それよりも大きい値でなくてはならない。省略時は2592000秒(30日)
PREFERRED := {<60-4294967295> | infinity}
プレフィックスの推奨有効時間(秒)。VALIDパラメーターの値と同じか、それよりも小さい値でなくてはならない。省略時は604800秒(7日)


使用例

■ アドレスブロック2001:1:2200::/40から、/48単位でプレフィクスを動的割り当てするよう設定する。実際に割り当てられるプレフィックスは、2001:1:2200::/48、2001:1:2201::/48、2001:1:2202::/48 ... 2001:1:22ff::/48 のようになる。

*Router(dhcp6-config)# prefix-delegation pool 2001:1:2200::/40 48


注意・補足事項

■ 動的割り当てプレフィックスプールはDHCPv6プール(インターフェース)あたり1個だけ設定可能。

■ DHCPv6サーバーは、Solicitメッセージに含まれるDHCPv6クライアントの識別子(DUID)をチェックし、該当クライアントに対する静的割り当ての設定(prefix-delegation hostコマンド)が存在する場合はそれを使い、存在しない場合は動的割り当てプレフィックスプールからの割り当てを試みる。route-manageコマンドが設定されている場合は、プレフィックス割り当て後に該当プレフィックスへのスタティック経路を自動登録する。


コマンドツリー

ipv6 dhcp pool (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- prefix-delegation pool(DHCPv6モード)


関連コマンド

prefix-delegation host(DHCPv6モード)
route-manage(DHCPv6モード)
show ipv6 dhcp pool(非特権EXECモード)



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