[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

router-id

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御


(config)# router-id A.B.C.D

(config)# no router-id


ルーターIDを設定する。
no形式で実行した場合は、初期値(未設定)に戻す。

ルーターIDは次のようにして決定される。

  1. 本コマンドでルーターIDが明示的に設定されている場合は、それを使う。
  2. 有効な(no shutdownされている)ループバックインターフェース(loop 0、loop 1)に127.0.0.0/8以外の有効なIPアドレスが設定されている場合、その中でもっとも大きなものをルーターIDとして使う。
  3. ループバック以外の有効な(no shutdownされている)インターフェースに設定されたIPアドレスの中でもっとも大きなものをルーターIDとして使う。
  4. 1〜3に該当しない場合、ルーターIDは未設定となる。


パラメーター

A.B.C.D ルーターID。IPアドレスと同じ形式で指定する


注意・補足事項

■ ルーターIDはIPアドレスと同じ形式で表すが、IPアドレスと直接の関係はない。本コマンドで明示的に設定しなかった場合はインターフェースのアドレスのうちもっとも大きなものが使われるが、これも一意の識別子を得るための方法として使っているだけであり、実際には任意の数値を使うことができる。必要に応じて、管理上わかりやすい番号を付けるとよい。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- router-id(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

bgp router-id(BGPモード)
ospf router-id(OSPFモード)
show router-id(特権EXECモード)



(C) 2011 - 2014 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001491 Rev.E