[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.0.0

access-list url(rule entry)

モード: URLアクセスリストモード
カテゴリー: ファイアウォール / URLフィルター


(config-acl-url)# [no] ACTION {all|TYPE WORD} [log]


対象URLアクセスリストにエントリーを追加する。
no形式で実行した場合は指定したエントリーを削除する。

URLアクセスリストは複数のエントリーから構成されるリストで、検索はエントリーの追加順に行われる。検索時には、最初にマッチしたエントリーで処理(permitかdeny)が行われ、マッチした時点で検索は終了する。どのエントリーにもマッチしなかった場合はdenyとなる。


パラメーター

ACTION 条件に合致した場合のアクション。以下から選択する
deny パケットを破棄する
permit パケットを許可(通常転送)する
all すべてのパケットを対象とする場合に指定する
TYPE := {include|exclude}
キーワードのチェック条件
include キーワードを含む場合にマッチ
exclude キーワードを含まない場合にマッチ
WORD キーワード。最大64文字。大文字小文字を区別しない
log 条件に合致したときログに記録を残したい場合に指定する(本オプションで記録されるログはnoticeレベルになる)


使用例

■ URL指定文字列に「ourcompany.example.com」、「veryuseful」を含むHTTPリクエストと、「timewasting」を含まないHTTPリクエストを許可し、その他を拒否するURLアクセスリスト「default_deny」を作成する。

*Router(config)# access-list url default_deny
*Router(config-acl-url)# permit include ourcompany.example.com
*Router(config-acl-url)# permit include veryuseful
*Router(config-acl-url)# permit exclude timewasting


■ URL指定文字列に「evil.example.com」か「cracking」を含むHTTPリクエストを拒否し、その他を許可するURLアクセスリスト「default_allow」を作成する。

*Router(config)# access-list url default_allow
*Router(config-acl-url)# deny include evil.example.com
*Router(config-acl-url)# deny include cracking
*Router(config-acl-url)# permit all


注意・補足事項

■ URLアクセスリストの末尾には「deny all」、すなわち、すべてをdenyする暗黙のエントリーが存在している。

■ キーワードに使用可能な文字は、「運用・管理」/「コマンドラインインターフェース(CLI)」の「使用できる文字」を参照。


コマンドツリー

access-list url(list) (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- access-list url(rule entry)(URLアクセスリストモード)


関連コマンド

ip url-filter(インターフェースモード)



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