[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.0.0

運用・管理 / ファイル操作


  - フラッシュメモリー
   - ファイル操作
  - USBメモリー
   - ファイル操作

ファイルの操作方法について説明します。

フラッシュメモリー

本製品の内蔵フラッシュメモリー上にはファイルシステムが構築されており、ファームウェアや設定データを「ファイル」として扱うことができます。

フラッシュファイルシステムの基本仕様は次のとおりです。

ファイル操作

フラッシュメモリー上のファイルに対しては、下記の操作が可能です。


以下、それぞれの操作について具体例をあげて説明します。

■ フラッシュメモリー上のファイル一覧を表示するには、show flashコマンドを使います。

*Router# show flash
      Size                       Date                          File Name
      1228   Fri Mar 25 15:27:53 2011                          ipsec.cfg
      1807   Tue Mar  1 15:45:35 2011                        known_hosts
      2333   Tue Mar  1 16:19:31 2011                  Router-161931.zip
   6273124   Tue Mar  1 09:42:59 2011              arx640s_050000B01.rlz
       224   Tue Mar  1 16:19:00 2011               ssh_host_rsa_key.pub
       883   Tue Mar  1 16:19:00 2011                   ssh_host_rsa_key


■ ファイルの内容を表示するには、show flash fileコマンドを使います。ただし、表示できるのはテキスト形式のファイルだけです。表示できない文字が含まれている場合はバイナリーファイルと判断し、内容は表示しません。

*Router# show flash file known_hosts
172.16.10.63 ssh-dss AAAAB3NzaC1kc3MAAACBANZh8UAqOiuuJYU5mXne0zt2QCMg7Zow3GHYjq
v7VobGz9ZIbt7CH5zcYR5P3TLmuN5xoqzKH8IfCGRn7AexO+Ir35zyGhICgKHFZyOgbGy4WcZJVjNg9j
Sb075R+hZYr1U+2NjbcrP4t7h0j7IDk2C9dnn2RRuIR5UGS5vGhiv7AAAAFQCREDprwEhOcsBY7l+Ddc
zX8iwSdQAAAIEAkXvnDjViy+0LER+5eKzh46A2rJaf2XU1evtbacjfayN0Nu8rk3gxiRWQ4LRMspoAGZ
4beWmrZ/KQIN9wgY/WV0BNQ1/26sxE4mN3tjOuWPo5EPYkO8h32OQVqvOSlNEtX22Q13vNPp2VW175F7
Sd0jPYWvSrj72RQwT2Sm2HN4sAAACBAMBlz/3tFZmWG9IZ/ydJRzn+keq+g4Wfmq0NPvt0SQ2XygfDoX
+wjnfXOAjV1CNCfeOYWjoklQgw4HrsPfoUeIr+1UBQPhe/1wwomcfiuMZwLV0XphNdjVgfXaWRqlpHsz
KngusV8dk0Tga8e2jM/yvIwv1lS6cR7wHWs9RuQ7Rr
...


■ ファイルをコピーするにはcopyコマンドを使います。


■ フラッシュメモリー上のファイルを削除するには、erase flashコマンドを使います。

*Router# erase flash ipsec.cfg
Erasing flashrom: "ipsec.cfg"
.


■ フラッシュファイルシステムの利用状況を表示するには、show flash summaryコマンドを使います。

*Router# show flash summary
    Size     Used     Free
  31104K   12352K   16256K


USBメモリー

本製品は、FAT16/32でフォーマットされたUSBメモリー上のデータを「ファイル」として扱うことができます。

ファイル操作

USBメモリー上のファイルに対しては、下記の操作が可能です。


USBメモリーは、本体のUSBポート0または1に装着して使います。USBメモリー上のファイルを操作するコマンドでは、USBメモリーを装着したUSBポートの番号を指定する必要があります。

以下、それぞれの操作について具体例をあげながら説明します。

■ USBメモリー上のファイル一覧を表示するには、show flash usbコマンドを使います。

*Router# show flash usb 0
      Size                       Date                          File Name
      2333   Wed Mar  2 08:58:16 2011                  Router-085815.zip
      2333   Wed Mar  2 08:58:36 2011            backup20110302-0858.zip
      1888   Wed Mar  2 08:58:55 2011                            nat.cfg
      4096   Wed Mar  2 17:34:40 2011                         <firmware>
      4096   Wed Mar  2 17:34:46 2011                    <configuration>
      4096   Wed Mar  2 17:35:40 2011                      <bootmonitor>


■ ファイルをコピーするにはcopyコマンドを使います。


Note - フラッシュメモリー上のファイル名は大文字小文字を区別しますが、USBメモリー上のファイル名、ディレクトリー名は大文字小文字を区別しないので、フラッシュメモリーとUSBメモリーの間でファイルをコピーするときは、ファイル名の大文字小文字に注意してください。特にコピー元がフラッシュメモリーのときは、フラッシュメモリー上では異なるファイルとして扱われる複数のファイル(たとえば、test.cfgとTEST.cfg)が、コピー先では同じファイルとして扱われる可能性があるため、意図しないファイルをあやまって上書きしないよう注意してください。

■ USBメモリー上のファイルを削除するには、erase flash usbコマンドを使います。

*Router# erase flash usb 0 ipsec.cfg



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