AT-NFV-APL / 運用


vFirewallアプリケーションインスタンスの管理
停止
起動
設定変更
バックアップとリストア
設定内容のバックアップとリストア
設定内容のバックアップ
設定内容のリストア
USBメモリーを使用したバックアップとリストア
USBメモリーについて
USBメモリーの接続
バックアップの確認
USBメモリーの取り外し
バックアップの取得
手動実行
自動実行(スケジュール実行)
バックアップからの復元
起動時の自動復元
アップデート
vFirewallアプリケーションだけを更新する手順
AT-NFV-APLファームウェアとvFirewallアプリケーションの両方を更新する手順


ここでは、AT-NFV-APLの運用中に行う各種操作の手順について説明します。
Note
機能的な変更がない場合は過去のバージョンの画面例を用いていることがあります。

vFirewallアプリケーションインスタンスの管理

vFirewallアプリケーションインスタンスの停止・起動や設定変更は、AT-NFV-APLのGUI設定画面から行います。
Note
vFirewallアプリケーション自体の設定(ルーター/ファイアウォール機能の設定)については、「運用・管理」/「システム」以降の各章をご参照ください。

各インスタンスの管理は以下の画面で行います。操作対象インスタンスにあわせて適切な画面を選んでください。

停止

実行中のvFirewallアプリケーションを停止するには、次の手順にしたがいます。
  1. 「AW+ vFirewall」 または 「コンテナサービス」画面を開きます。

  2. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「停止」ボタンをクリックします(以下は「AW+ vFirewall」画面の例です)。


  3. 「状態」欄の表示が「停止中」→「停止済み」と遷移し、「削除」ボタンと「起動」ボタンが表示されたら、vFirewallアプリケーションの停止は完了です。


  4. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの停止状態を保存します。

    Note
    vFirewallアプリケーションが停止した状態でAT-NFV-APLの設定を保存した場合は、次回AT-NFV-APLを起動(再起動を含む)したときにもvFirewallは自動起動せず停止状態のままとなります。AT-NFV-APLの起動時にvFirewallを自動起動させたい場合は、vFirewallが起動した状態でAT-NFV-APLの設定を保存してください。

起動

停止しているvFirewallアプリケーションを起動するには、次の手順にしたがいます。
  1. 「AW+ vFirewall」 または 「コンテナサービス」画面を開きます。

  2. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「起動」ボタンをクリックします(以下は「AW+ vFirewall」画面の例です)。


  3. 「状態」欄の表示が「実行中」に遷移し、「開く」ボタンと「停止」ボタンが表示されたら、vFirewallアプリケーションの起動は完了です。

    Note
    「開く」ボタンでは、「アプリケーション設定」の「ネットワーク」で最初に追加したインターフェース(vFirewall側のeth0)のIPアドレスを管理用IPアドレスと見なします。vFirewallのeth0インターフェースにIPアドレスが設定されていない場合、「開く」ボタンは表示されません。

  4. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの起動状態を保存します。

    Note
    vFirewallアプリケーションが実行中の状態でAT-NFV-APLの設定を保存した場合は、次回AT-NFV-APLを起動(再起動を含む)したときにvFirewallも自動的に起動します。AT-NFV-APLの起動時にvFirewallを自動起動させたくない場合は、vFirewallが停止した状態でAT-NFV-APLの設定を保存してください。

設定変更

vFirewallアプリケーションインスタンスの設定を変更するには、次の手順にしたがいます。
Note
vFirewallアプリケーションのアップデート手順については「アップデート」をご参照ください。
  1. 「AW+ vFirewall」 または 「コンテナサービス」画面を開きます。

  2. vFirewallアプリケーションを停止します。

  3. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「設定」ボタンをクリックします(以下は「AW+ vFirewall」画面の例です)。


  4. 「アプリケーション設定」 または 「デプロイ済みアプリケーション編集」ダイアログが表示されるので、必要な項目を変更して「適用」ボタンをクリックします(以下は「アプリケーション設定」ダイアログの例です)。


  5. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションの設定変更を保存します。

    Note
    vFirewallアプリケーションが停止した状態でAT-NFV-APLの設定を保存した場合は、次回AT-NFV-APLを起動(再起動を含む)したときにもvFirewallは自動起動せず停止状態のままとなります。AT-NFV-APLの起動時にvFirewallを自動起動させたい場合は、vFirewallが起動した状態でAT-NFV-APLの設定を保存してください。

バックアップとリストア

本製品には、バックアップ・リストア(復元)方法として次の2つが用意されています。
以下ではそれぞれのバックアップ・リストア手順を説明します。

設定内容のバックアップとリストア

ここでは、AT-NFV-APLのGUI設定画面から設定した内容のバックアップとリストアの手順について説明します。
Note
この方法でバックアップ・リストアの対象になるのは、AT-NFV-APLのGUI設定画面から設定した内容だけです。
vFirewallアプリケーション側で設定した内容(ルーター/ファイアウォール機能の設定)は、vFirewall側の管理インターフェースを通じて別途バックアップする必要があります。
なお、後述する「USBメモリーを使用したバックアップとリストア」を使用すればAT-NFV-APLの設定とアプリケーションを一括してバックアップ・リストアできます。
Note
バックアップ・リストアは同一機種の間(AT-NFV-APL-GTからAT-NFV-APL-GT または AT-NFV-APL-GTXからAT-NFV-APL-GTX)でのみ可能です。AT-NFV-APL-GTとAT-NFV-APL-GTXの間でバックアップ・リストアすることはできません。

設定内容のバックアップ

IPアドレス、ブリッジポート、スタティック経路、vFirewallアプリケーションインスタンスなど、AT-NFV-APLのGUI設定画面から設定した内容は、画面右上の「保存」をクリックしたタイミングで設定ファイル「default.cfg」に保存されます。
このファイルをコンピューターにダウンロードすることで、AT-NFV-APLの設定内容をバックアップすることができます。

設定内容のバックアップは、次の手順で行います。
  1. AT-NFV-APLにログインして、必要な設定を行います。

  2. 設定が完了したら、画面上部のナビゲーションバーにある「保存」ボタンをクリックします。


  3. メニュー欄から「システム」 > 「ファイル管理」の順に選択して、「ファイル管理」画面を開き、「default.cfg」ファイルの横にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。


  4. Webブラウザーの表示にしたがって、「default.cfg」ファイルを設定用コンピューターに保存します。

設定内容のバックアップは以上で完了です。

設定内容のリストア

前記手順でバックアップした「default.cfg」ファイルを使って、運用中のAT-NFV-APLをバックアップ時の状態に復元(リストア)することができます。
Note
バックアップ・リストアは同一機種の間(AT-NFV-APL-GTからAT-NFV-APL-GT または AT-NFV-APL-GTXからAT-NFV-APL-GTX)でのみ可能です。AT-NFV-APL-GTとAT-NFV-APL-GTXの間でバックアップ・リストアすることはできません。

設定内容のリストアは、次の手順で行います。
Note
リストア中には、AT-NFV-APLをいったん再起動する必要があります。
Note
リストア中は、AT-NFV-APLの再起動が完了するまで「保存」ボタンをクリックしないでください。「保存」ボタンをクリックすると、その時点の設定内容で「default.cfg」ファイルが上書きされるため、バックアップ時の状態に復元できません。
  1. AT-NFV-APLにログインします。

  2. メニュー欄から「システム」 > 「ファイル管理」の順に選択して、「ファイル管理」画面を開き、「default.cfg」ファイルの横にある「削除」ボタンをクリックします。


  3. 確認画面が表示されますので、「削除」ボタンをクリックします。

    Note
    「保存」ボタンがオレンジ色に変わりますが、クリックしないでください。「保存」ボタンをクリックすると、「default.cfg」ファイルが作成されます。

  4. 「アップロード」ボタンをクリックします。


  5. 以前に保存した「default.cfg」ファイルを選択して、「開く」ボタンをクリックします。


    「default.cfg」ファイルが削除されていない場合は確認画面が表示されますので、「適用」ボタンをクリックしてください。


  6. 「default.cfg」ファイルを確認します。

    Note
    「保存」ボタンがオレンジ色に変わりますが、クリックしないでください。上記手順でアップロードした「default.cfg」ファイルの設定内容が、「保存」ボタンをクリックした時点の設定内容に上書きされます。

  7. 「再起動」ボタンをクリックします。


  8. 確認画面が表示されますので、「再起動」ボタンをクリックします。

    Note
    再起動中は通信が途切れるため次の「通信エラー」ダイアログが表示されますが、再起動が完了すると自動的にログイン画面が表示されます。


設定内容のリストアは以上で完了です。

USBメモリーを使用したバックアップとリストア

AT-NFV-APLに接続したUSBメモリーを使用することで、AT-NFV-APLのGUI設定画面から設定した内容(default.cfg)とアプリケーション(イメージファイルとアプリケーションインスタンス内での設定など)を一括してバックアップ・リストアできます。

USBメモリーを使用したバックアップ・リストアの対象は以下のとおりです。

ここでは、USBメモリーを使用したバックアップとリストアの手順を説明します。
Note
バックアップ・リストアは同一機種の間(AT-NFV-APL-GTからAT-NFV-APL-GT または AT-NFV-APL-GTXからAT-NFV-APL-GTX)でのみ可能です。AT-NFV-APL-GTとAT-NFV-APL-GTXの間でバックアップ・リストアすることはできません。

USBメモリーについて

■ USBメモリーはバックアップ・リストア機能にのみ使用できます。他の目的での使用はサポート対象外です。

■ USBメモリーはお客様の使用環境で事前に検証を行った上で導入してください。

■ USBメモリーは下記の方式でフォーマットされている必要があります。

USBメモリーの接続
AT-NFV-APL前面のUSBポートにUSBメモリーを接続すると、「システム」 > 「ファイル管理」画面に「外部メディア使用量」の項目が追加表示されます。

AT-NFV-APLにはUSBポートが2ポートあり、USBメモリーを2つ接続することができます。先に接続したUSBメモリーが「/mnt/media0」、あとから接続したUSBメモリーが「/mnt/media1」と表示され、それぞれの使用量が表示されます。
Note
AT-NFV-APLを再起動すると、「media0」と「media1」が入れ替わる場合があります。USBメモリーを2つ同時に使用する場合にはご注意ください。

バックアップの確認
USBメモリーにバックアップファイルが保存されている場合、「システム」 > 「バックアップと復元」画面の「バックアップ」欄にバックアップの一覧が表示されます。
Note
サイズの大きいバックアップファイルがある場合や、バックアップファイルの数が多い場合は、すべて表示されるまでに数分程度の時間がかかることがあります。


USBメモリーの取り外し
USBポートからUSBメモリーを取り外す際に必要な操作はありません。
バックアップファイルの作成中など、USBメモリーにアクセスしていないことを確認してから取り外してください。

バックアップの取得

USBメモリーを使用したバックアップには、手動実行自動実行(スケジュール実行)の2つの方式があります。
以下、それぞれの方法について説明します。
Note
バックアップ対象のアプリケーションインスタンスは実行中でも停止済みでもかまいません。
インスタンスの実行状態はAT-NFV-APLの設定ファイル(default.cfg)に保存されますので、復元処理後のインスタンスの実行状態は、バックアップしたdefault.cfgがインスタンス実行中・停止済みのどちらの状態のときに保存されたかと、機器の設定(default.cfg)を復元したかどうかに依存します。
Note
現在使用している起動時ファームウェアファイル(ATNFVAPL-x.x.x.iso)およびその設定(どのファームウェアで起動するかの設定)はバックアップされません。別途ファームウェアファイルを作業用コンピューターにダウンロードするなどしてバックアップしてください。
手動実行
手動により、USBメモリーを使用してバックアップを取得するための手順は以下のとおりです。
  1. USBポートに十分な空き容量のあるUSBメモリーを接続します。

  2. 「システム」 > 「バックアップと復元」画面を開き、「バックアップ作成」ボタンをクリックします。


  3. 「バックアップ」ダイアログが表示されますので、下記のとおり設定します。

    表 1:設定データ
    バックアップ先を選択してください(必須項目) バックアップ先のUSBメモリーを選択します
    設定ファイルをバックアップしますか? AT-NFV-APLの設定ファイル(default.cfg)をバックアップする場合には「はい」を、バックアップしない場合には「いいえ」を選択します
    バックアップ対象ファイル バックアップするアプリケーションのイメージファイル(拡張子.app)を選択します
    バックアップ対象インスタンス バックアップするアプリケーションの設定(ライセンス、シリアル番号含む)を選択します
    バックアップ先の推定必要容量 USBメモリーに必要な容量の推定値です。実際に作成されるサイズとは異なります。
    バックアップ対象のアプリケーションが実行中の場合は、実際に使用されているストレージサイズをもとに算出されます。
    停止済みの場合は、作成時に割り当てたストレージサイズをもとに算出されるため、実際に必要な容量とは大きく異なることがあります
    Note
    AT-NFV-APLの設定ファイルが存在しない場合や、未保存の設定がある場合はメッセージが表示されます。その場合は画面右上の「保存」ボタンをクリックして、AT-NFV-APLの設定を保存してください。

  4. 「バックアップ」ダイアログの「今すぐバックアップ」ボタンをクリックして、バックアップを開始します。
    推定必要容量とバックアップ先の空き容量がほぼ同じ容量の場合と、推定必要容量よりバックアップ先の空き容量が少ない場合には、下記のメッセージが表示されますが、「OK」ボタンをクリックすることでバックアップを続行できます。

    Note
    推定必要容量によっては、バックアップ完了までに30分以上の時間がかかります。

  5. 「バックアップと復元」画面でバックアップを確認します。
    バックアップが成功した場合は、「バックアップ」欄に取得したバックアップの情報が表示されます。
    バックアップに失敗した場合は、「実行中ジョブ」の「状態」にメッセージが表示され、「再試行」ボタンと「削除」ボタンが表示されます。

    バックアップ先のUSBメモリーには、各バックアップにつき、バックアップファイルとチェックサムファイルが1つずつ保存されます。

自動実行(スケジュール実行)
あらかじめ作成したスケジュールにもとづいてバックアップを自動的に取得するには以下の手順でバックアップスケジュールを作成します。
  1. USBポートに十分な空き容量のあるUSBメモリーを接続します。

  2. 「システム」 > 「バックアップと復元」画面を開き、「スケジュール作成」ボタンをクリックします。


  3. 「スケジュール」ダイアログが表示されますので、下記のとおり設定します。

    表 2:スケジュール
    名前 任意のスケジュール名を指定してください
    バックアップ先を選択してください(必須項目) バックアップ先のUSBメモリーを選択します
    設定ファイルをバックアップしますか? AT-NFV-APLの設定ファイル(default.cfg)をバックアップするかどうかを選択します
    バックアップ対象ファイル バックアップするアプリケーションのファームウェア(拡張子.app)を選択します
    バックアップ対象インスタンス バックアップするアプリケーションの設定(ライセンス、シリアル番号含む)を選択します
    開始日時 バックアップの開始日時を指定します
    バックアップ頻度 バックアップの実行頻度を毎日、毎週、毎月、毎年から選択します。
    バックアップ保持数 本スケジュールによって作成されたバックアップファイルを最新の何個まで保持するかを指定します
    バックアップ先の推定必要容量 バックアップ保持数を加味して計算されたUSBメモリーに必要な容量の推定値です。実際に作成されるサイズとは異なります。
    バックアップ対象のアプリケーションが実行中の場合は、実際に使用されているストレージサイズをもとに算出されます。
    停止済みの場合は、作成時に割り当てたストレージサイズをもとに算出されるため、実際に必要な容量とは大きく異なることがあります
    Note
    AT-NFV-APLの設定ファイルが存在しない場合や、未保存の設定がある場合はメッセージが表示されます。その場合は画面右上の「保存」ボタンをクリックして、AT-NFV-APLの設定を保存してください。

  4. 「スケジュール」ダイアログの「スケジュール」ボタンをクリックして、スケジュールを作成します。

  5. 「バックアップと復元」画面の「スケジュール」でバックアップスケジュールを確認します。


    これ以降、設定した開始日時、頻度、バックアップ保持数にしたがってバックアップが自動的に取得されます。
    実行方式が異なるだけで、バックアップファイル自体はその取り扱い方法を含め、手動で取得したものと同様です。

バックアップからの復元

USBメモリーに保存されているバックアップを復元するための手順は以下のとおりです。
ここでは、運用中のAT-NFV-APLから、同じ筐体または別の筐体のAT-NFV-APLにリストアする方法を説明します。

本説明では、以下のように区別して記載します。
Note
バックアップ・リストアは同一機種の間(AT-NFV-APL-GTからAT-NFV-APL-GT または AT-NFV-APL-GTXからAT-NFV-APL-GTX)でのみ可能です。AT-NFV-APL-GTとAT-NFV-APL-GTXの間でバックアップ・リストアすることはできません。

  1. バックアップを取得したAT-NFV-APL(筐体A)とリストアするAT-NFV-APL(筐体B)は同じファームウェアバージョンで動作している必要があります。
    筐体Bにおいて、「システム」 > 「ファイル管理」画面の「起動時ファームウェアファイル設定」欄を確認し、バージョンが異なっていた場合は筐体Aと同じバージョンに変更してください。
    ファームウェアのバージョン変更については本解説編の「アップデート」をご参照ください。

  2. リストア対象のアプリケーションインスタンスが「停止済み」または未設定(存在しない)の状態であることを確認します。
    リストア対象のアプリケーションインスタンスが実行中の場合は停止してください。
    また、アプリケーションがオフライン状態で「復元」ボタンが表示されている場合は、「復元」ボタンをクリックして「起動」ボタンが表示されている状態にするか、「削除」ボタンをクリックして該当アプリケーションを削除してください。

  3. 筐体BのUSBポートに復元対象のバックアップが保存されているUSBメモリーを接続します。

  4. 筐体Bの「システム」 > 「バックアップと復元」画面を開き、「バックアップ」欄に表示されているバックアップ一覧の中から復元対象のバックアップを探し出して、その横に表示されている「復元」ボタンをクリックします。
    各バックアップの詳細情報は、バックアップ名の横にある (i) アイコンにマウスオーバーすることで確認できます(「場所」欄で、「media0」または「media1」のどちらに保存されているかを確認できます)。


  5. 「復元」ダイアログが表示されますので、下記のとおり設定します。

    表 3:設定データ
    機器の設定を復元しますか? AT-NFV-APLの設定ファイル(default.cfg)をリストアする場合には「はい」を、リストアしない場合には「いいえ」を選択します。
    リストアする場合はAT-NFV-APLの再起動が必要ですが、リストアしない場合は再起動は不要です
    復元対象ファイル リストアするアプリケーションのイメージファイル(拡張子.app)を選択します
    復元対象インスタンス リストアするアプリケーションの設定(ライセンス、シリアル番号含む)を選択します
    フラッシュメモリーの推定必要容量 復元する際に必要な、「システム」 > 「ファイル管理」画面の「フラッシュメモリー使用量」の空き容量です
    ストレージの推定必要容量 復元する際に必要な、「システム」 > 「コンテナサービス」画面における「コンピュートノード」の「ストレージ」の空き容量です
    Note
    リストア対象のアプリケーションインスタンスの設定は上書きされます。
    Note
    リストア対象のアプリケーションインスタンスが実行中の場合はメッセージが表示されリストアできません。その場合はアプリケーションを停止または削除してください。
    また、オフライン状態のアプリケーションがあり、「復元」ボタンが表示されている場合にもリストアできません。「復元」ボタンをクリックして「起動」ボタンが表示されている状態にするか、「削除」ボタンをクリックして該当アプリケーションを削除したあとでリストアを実行してください。

  6. 「復元」ダイアログの「復元」ボタンをクリックして、リストアを開始します。
    AT-NFV-APLの設定ファイルをリストアする場合には下記のメッセージが表示されますので、「OK」ボタンをクリックしてリストアを続行します。


  7. リストア中は「状態」欄にメッセージが表示されます。
    Note
    リストア中にAT-NFV-APLを再起動したり、電源をオフにしたりしないでください。

    リストアの完了まで、5分~15分程度かかります。
    このあとは、AT-NFV-APLの設定ファイルをリストアした場合は手順8に、リストアしなかった場合は手順9に進みます。

  8. 【AT-NFV-APLの設定ファイルをリストアした場合】
    リストアが完了すると「状態」欄に「復元成功」と表示されます。
    リストアが成功した場合は、画面右上の「保存」ボタンをクリックせずに、AT-NFV-APLを再起動してください。
    再起動後はバックアップからリストアしたAT-NFV-APLの設定ファイル(default.cfg)が読み込まれます。インターフェースの設定などもバックアップ取得時の状態が復元されます。
    また、アプリケーションもバックアップ取得時の状態でAT-NFV-APLが起動します(実行中の状態でバックアップした場合は、アプリケーションが自動で起動されて実行中になります)。

    Note
    AT-NFV-APLの設定ファイル(default.cfg)をリストアしたのち、間違って「保存」ボタンをクリックしてしまったときも、いったんAT-NFV-APLを再起動してください。
    この場合、AT-NFV-APLの設定ファイルだけが復元できていないため、再度AT-NFV-APLの設定ファイルだけをリストアするか、手動で再設定してください。

  9. 【AT-NFV-APLの設定ファイルをリストアしなかった場合】
    リストアが成功すると「OK」ボタンが表示されますので、クリックします。
    アプリケーションは停止済みの状態でリストアされていますので、手動で起動してください。

    リストアが失敗した場合は、「状態」欄にエラーメッセージが表示され、「再試行」ボタンと「削除」ボタンが表示されます。


起動時の自動復元

AT-NFV-APLの起動時には、以下の条件を満たした場合にバックアップの自動復元が行われます。
前記の条件をすべて満たした場合は、同一機種のバックアップファイルの中でもっとも新しいものが復元され、システムが自動的に再起動します。
Note
アニュアルライセンスは製品固有のシリアル番号に関連付けられていますが、機器交換時のようにバックアップ時と異なる機器に復元した場合、バックアップ時点から28日間(猶予期間)は異なる機器でもアニュアルライセンスが有効となります。
なお、機器交換後は上記猶予期間内にあらためてアニュアルライセンスファイルを入手し、有効化する必要があります。

アップデート

ここでは、AT-NFV-APLファームウェアとvFirewallアプリケーションのアップデート手順について説明します。

アップデートに必要なファイルは、弊社ホームページ内の保守契約者向けページからダウンロードできます。
弊社ホームページでは、AT-NFV-APLのファームウェア(拡張子 .iso)と vFirewallアプリケーション(拡張子 .app)のイメージファイルを1つのパッケージ(ZIPファイル)にまとめた形で提供しています。
設定用コンピューターなどにパッケージ(ZIPファイル)をダウンロードしたら、任意のフォルダーに内容を展開してから以下の手順を実行してください。
Note
AT-NFV-APLファームウェアとvFirewallアプリケーションのバージョンは、パッケージとして提供されている組み合わせのみをサポートしています。アップデート時には、AT-NFV-APLファームウェアとvFirewallアプリケーションの両方をパッケージに含まれていたバージョンに更新してください。ただし、一方のバージョンに変更がないときはもう一方のみ更新すれば結構です。

vFirewallアプリケーションだけを更新する手順

Note
以下の図中では vFirewallアプリケーションバージョン 5.5.1-0.3(vfw-x86_64-5.5.1-0.3.app)が登場しますが、適宜実際に使用するバージョンに読み替えてください。
  1. メニュー欄から「システム」 > 「ファイル管理」の順に選択して、「ファイル管理」画面を開き、「アップロード」ボタンをクリックしてアプリケーションイメージファイル vfw-x86_64-x.x.x-x.x.app をアップロードします。


  2. メニュー欄から「AW+ vFirewall」を選択して、「AW+ vFirewall」画面を開き、「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「停止」ボタンをクリックして vFirewallアプリケーションを停止します。


  3. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「バージョン更新」ボタンをクリックし、表示された「アプリケーション設定」画面の「イメージバージョン」からアップロードしたバージョンを選択して「適用」ボタンをクリックします。


  4. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「起動」ボタンをクリックして、vFirewallアプリケーションを起動します。


  5. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、アプリケーションイメージバージョンの変更を保存します。


AT-NFV-APLファームウェアとvFirewallアプリケーションの両方を更新する手順

Note
以下の図中では AT-NFV-APLファームウェアバージョン 1.3.3(ATNFVAPL-1.3.3.iso)と vFirewallアプリケーションバージョン 5.5.1-0.3(vfw-x86_64-5.5.1-0.3.app)が登場しますが、適宜実際に使用するバージョンに読み替えてください。
  1. メニュー欄から「システム」 > 「ファイル管理」の順に選択して、「ファイル管理」画面を開き、「アップロード」ボタンをクリックしてAT-NFV-APLのファームウェアイメージファイル ATNFVAPL-x.x.x.iso と、vFirewallのアプリケーションイメージファイル vfw-x86_64-x.x.x-x.x.app をアップロードします。


  2. 「起動時ファームウェアファイル設定」の「参照」ボタンをクリックし、アップロードしたファームウェアイメージファイルを指定します。


  3. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、起動時ファームウェアファイルの変更を保存します。


  4. 「再起動」ボタンをクリックして AT-NFV-APL を再起動します。


  5. 再起動後に再ログインしたら、メニュー欄から「AW+ vFirewall」を選択して、「AW+ vFirewall」画面を開き、「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「停止」ボタンをクリックして vFirewallアプリケーションを停止します。


  6. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「バージョン更新」ボタンをクリックし、表示された「アプリケーション設定」画面の「イメージバージョン」からアップロードしたアプリケーションバージョンを選択して「適用」ボタンをクリックします。


  7. 「デプロイ済みアプリケーション一覧」の「起動」ボタンをクリックして vFirewallアプリケーションを起動します。


  8. 画面右上の「保存」ボタンをクリックして、vFirewallアプリケーションの起動状態を保存します。


以上でアップデートは完了です。


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PN: 613-002993 Rev.H